Just a Little Bit of… の日記
バックナンバ 2004年3月


『イノセンス』ネタバレ感想 第1回 3月6日 第2回 3月9日 第3回 3月23日

2004年3月31日(水) 4月2日(金) 7:30 +0900

◇ 飲みました。

 31日は、夜から友達と蔵倉で飲みました。日本酒ばかりでペースが速くてどうやって帰ってきたのかあんまり覚えてません。相手にあんまり失礼なことをしてなければ良いのですが‥‥。

 昼間はTSUTAYAにDVD返しに行ったり、ラーメン屋さんに行ったり、業務スーパーという看板のある、たしかにいろいろ激烈に安いお店に行ってアイスクリームその他を買ってきたり、そしてアイスクリームを食べ忘れていたり、髪を切ってもらいに行って、でもあんまり思ったようには切ってもらえなくて、髪を切った直後のようには見えない髪型になりました。ともかくあんまり生産的なことはしてない一日だった気がします。

 翌日が4月1日なので日記いろいろ考えたり、1日から八尾なので荷物整えたりしなきゃならないのに、お酒が全然ぬけなくて何もできず、眠ることも出来ずに1日の、もう部屋を出る時間になりました。

2004年3月30日(火) 3月30日(火) 21:30 +0900

◇ ふと思った。

 そういえばイノセンスは3回見たがメトロポリスは1回で全然良いと思った。あれも絶対ヲタク系のアニメだと思うのに、この対応の違いは一体なんなんだろう? そんな感じで大事なことと大事でないことの境界が限りなく曖昧になった昨今、お元気ですか。いしだはいつのまにか「軽軽」「重重」の両方の掲示板で「ちしゅー」と名乗るようになっています。


◇ タイトル。

 明後日、4月1日から5日まで、八尾南のお寺でお説教があります。許可はもらってませんが多分なんの問題もないと思うので詳細を書いてみよう。

平成十六年 第五十一回
仏教文化講座
と き 四月一日(木)〜五日(月)
(場所の詳細と電話番号は個人情報めくので石田に聞いてね。)

 講師並びに講題
四月一日(木)午後二時
「浄土真宗とは」
本願寺勧学深川倫雄 和上
四月二日(金)午後二時
「キリスト教の信と
 浄土真宗の信の相違」
大阪大学名誉教授
文学博士
大峯 顕 先生
四月三日(土)午後二時
「三業惑乱について」
元龍谷大学学長
文学博士
千葉乗隆 先生
四月四日(日)午後二時
「専修念仏と正信念仏」
本願寺勧学梯 実圓 和上
四月五日(月)午後二時
「自力の念仏と他力の念仏」
当院住職稲城選恵

◎尚、連日午前十時から当院住職の「他力の信の特色」の講義があります。
◎一日〜四日まで午後七時〜八時三十分まで座談会があります。
◎どなたも受講できますので、お誘い合わせの上、お参り下さい。

 そんな感じなので、一日から五日までわたしはココに行く予定でおります。日記の更新はたぶん出来ると思いますがどうなるかわかりません。とりあえず明日の日記は書く予定です。

 今日すんごい強烈そうなウイルスメールが相次いで2通も来ました。お気をつけ下さい。変な添付ファイルつきの怪しげなメールは興味本位で開かず即捨てです。

 なお「当院」というのはわたしのお寺ではありません。このお寺の発行しているビラをそのまま書いたので、「当院」になってます。

 今日すんごい強烈そうなウイルスメールが相次いで2通も来ました。お気をつけ下さい。変な添付ファイルつきの怪しげなメールは興味本位で開かず即捨てです。

 2004年3月31日8:50付記
 200通近く来てます。強烈を通りこしてます。

 ではでは。

2004年3月29日(月) 3月30日(火) 0:45 +0900

◇ センサ。

 回転扉に子どもが頭をはさまれて亡くなってしまった事件を自分なりに想像すると、単純すぎるかも知れませんが、目の前で肉親がそういうふうになるのは辛いだろうなと思います。

 直前まで手をつないで一緒に歩いていた子どもがドアを見て急に走り出して、きっとお母さんは「こらこら! 危ないから走らないの! ^▽^」くらい言ったんじゃないかと思う。でもそれほど危険だとは夢にも思ってなかっただろうし(そんなに危険なものがそんなところにあるとはあんまり考えられないと思います)、子どもは子どもで閉まりかけの回転扉などという面白そうなものを見たら、制止されても、そら飛び込んで行きたくなるかもなあ、とも思う。

 デパートやスーパのドアは総じて割れにくいガラスを使ってるのでそもそも重い。ましてや回転扉の重さはフツウのドアの、ざっと見積もっても3倍くらいはあるんじゃなかろうか。それが自動でぐるんぐるん回っていたら危険に決まってると思う。ということは、そもそも回転扉はフツウのドアより危険なのだろうと思う。入るときは気をつけなくてはならないのかもしれない。 ‥‥ でも逆に、ぐるんぐるん廻っていたらそんなに重たく見えないかもしれない。

 しかしそれは自動扉をフツウのドアと思いこんだりフツウのドアを自動扉と思いこんだりして近づくことが危険であったり、ゼリーだと思いこんでこんにゃくを食べるのが危険であったりするのとそう変わらない危険だと思う。そもそも危険だと思って利用するべきモノはあると思う。また、以前から子どもだけでなく大人もけがをしてたということだから、いま焦点になっている「反応する高さ」はそう大きな問題ではないのかも知れない、とも思う。 ‥‥ 見守っていて、すぐ止めることの出来るヒトを配置すべきなんだろうな。

 いまさら言っても始まらないけど、やっぱり、子どもは急に走り出したり曲がったり止まったりするものだから、出入り口や人混み、道路など危険な場所ではしっかり手をつないでいたいと思う。しかしほんとーに始まらない。

 関係ありませんが、うちのアパートの自動ドアはネコが近づいただけでも反応して夜中ガーガー言ってます。多少うるさいけれど誰も困ってなさそうなので、あれはあれできっと良いのだろうと思う。でもときどき挟まれるのはいただけない。ネコじゃないよわたしが挟まれるんです。びっくりびっくり。


◇ 言葉のみだれ。

 「つきつめる」

 ‥‥という言葉を使っている女性がTVの中にいました。NHKの『ニュース10』、今日の特集は「携帯メールの落とし穴」と題し、携帯メールに依存しすぎて精神科に通う人が増加してることや、ケータイのメールが感情の垂れ流しに便利に使われてることや、単純な言葉・単純な文章ばっかりで携帯メールを打ってると脳に悪影響があることがわかったことや、‥‥そういうのを羅列して今日以降来週未満の話題を提供してくれました。

 その冒頭に、携帯メールをやってないと不安でしょうがないという女性が出てきました。「メールが来ないと自分は必要とされてないんじゃないか、自分がいなくてもみんな元気に仲良くやってるってことなんじゃないか、っていうふうにまでつきつめて考えてしまいますね」とのことです。

 それはつきつめていません。つきつめるというのは究極的な結論が出るまで頑張るってことであって、「こうかもしれない!!」という無根拠で殺伐としたしかも無意味な妄想を確信することを指示する言葉ではありません。それは正しくは「思い詰める」と言います。

 ニュース10を見ていて他に気付いた言葉のみだれは、お医者さんが「〜したり〜したり〜したりする‥‥」と語っているのに、テロップが「〜したり〜したり〜する‥‥」となっていて、本来は並列の回数だけ必要な「たり」がわざわざ1コ消されていたことです。 ‥‥ TV画面の下2行って文字制限あるから仕方ないと思います。でもそのとき2行目にはかなり余裕があったので、あんまり、日本語を大事にしてそうなNHKっぽくないなと思いました。


◇ ゲーム。

 ひっっさしぶりにゲーム買います。公式サイトの予約販売は定価で、アマゾンその他の予約は20%以上安い。何故なのだろう。世の中そういうモノなのでしょうか。少し不思議です。何のゲームなのかって? 3年待ったと言えばわかる方はわかるかもしれません。

 ではでは。

2004年3月28日(日) 3月29日(月) 5:15 +0900

◇ 段ボール箱。

 遠い遠い七条ニックへ行き、段ボール箱を買ってきました。以前買いに行ったとき段ボール箱がいっぱい置いてあった場所がカラになっていたので、引っ越しシーズンで売り切れたか! ( ̄□ ̄;) と思って少しうろうろしたけれど、逆でした。引っ越しシーズンなので段ボールその他を別スペース組んで大々的に売ってました。

 今回はちゃんと小さめのを買ってきました。2003年12月23日、【前回】 の段ボール箱的状況は、さしあたってあんまり要るように思えない本の群れを実家に送り届けてから掃除をしようと思った身にはシビアでありました。前回もしんどかったけど、今回も自転車だったので持って帰ってくるのしんどかったです。

 掃除の方、月曜日から本格的にやれたら良いなと思っております。しかし「掃除するさ!」と言い始めて慥か3年以上経ってるので自分でもまったく本気にしてません。正確には「掃除できたら良いなと思ってはいるのさ!」であることを自覚しております。でもレンタルしてきたDVDが失せるというのはよくないので、うん。


◇ 消失。

 今日まで旧作が半額だったこともあり TSUTAYA から DVD を7枚借りて来ました。人気商品は最大3泊4日なんだそうです。それが3枚、通常の一週間レンタルが4枚。別々の袋に入れてくれました。

 家に帰って袋を開けたら、3泊と7泊とで分類整理して入れて貰ったはずなのに完全に袋が逆になってました。おいおいしっかりしろよと思いつつ『二つの塔』を開けて無造作にその辺に置き、袋をきちんとしようと思って入れ替え作業を実施、袋の中身とレシートを照らし合わせてみたら、 ‥‥ 『さらば我が愛 覇王別姫』【淀川長治の映画評】 がない。このような部屋なので(と言いながら部屋の惨状をあごで指し示す)わたし大事なモノを一瞬で失せさせるという特技を持っております。必死に探したけれど見つからない。

 じゃあ店の入れ忘れか?

 ドキドキしながらTSUTAYAに電話したら、果たして入れ忘れでした。今思えばこっちはまったく悪くないので「しっかしりなさい!」と言って怒って発散しても問題なかったのかも知れないけれど、ただただ「良かった!」と思ったわたしには、やはり問題があったと思います。

 「おとどけ」と「次回返金」の二選択肢しかないそうなので後者を選びました。パッと「おとどけ」と言っていたのでマニュアル化されてるっぽい、ということはわたしは初めてだったけどよくあることなのかもしれません。

 ではでは。

2004年3月27日(土) 3月28日(日) 5:40 +0900

◇ 嵐山。

 札幌味噌ラーメンを食べに嵐山へ行きました。嵐山は京都を代表する観光地だけどがまだまだなのでそんなには混んでないだろうと思って行ったら、 ‥‥ 甘かったです。今日は暖かかったのでピクニックに出てきた家族連れや、二人連れや、京都にはオフシーズンというものが存在しないので全世界から集まってきた観光客やなんやで、やっぱりクロヤマのひとだかりなのでした。

 しかし、わたしが行った「味の蓬莱」(551とは関係なさそうです)というラーメン屋さんはすいてて、客は最初から最後までわたしだけでした。きっと平日の方が混んでる種類の店なのかも知れません。観光客を相手にするには多少不利な立地に思えました。【元祖京都ラーメン軍団】さんでの扱いが小さいので、そして北海道じゃなく「札幌」と書いてあるので少々不安を感じながら行きましたが、すごく正統な北海道味噌ラーメンでした。北海道から取り寄せているという麺は本当に北海道の麺で、京都で食べた「北海道」あるいは「札幌」という名を冠したラーメンの中では抜群でした。すばらしかった。18年も食べ続けた麺の記憶は容易に上書きされません。願わくはもう少し固ゆでの方が好みですけど初めてなのでそれはまあ。

 味は妙に懐かしい感じがしました。わたしが帯広で日常的に食べていたスープの味ではなかったけど、つまりそのへんが「帯広」ではなく「札幌」なのかもしれないなと思いました。あの麺なら塩も醤油も食べてみたいです。

 帰りに通った道に、一本だけ満開のがありました。そろそろです。

 ではでは。

2004年3月26日(金) 3月28日(日) 4:15 +0900

◇ 自転車。

 深草まで自転車で行きました。最近こぎ方がやっとわかって来てそんなに汗をかかなくなったと思っていたのに、金曜日の昼間は暖かくて、夜中に帰るとき寒くないようにと思って厚着していたわたしは順調に汗だくになりました。しかもそういうときに限ってタオルもハンカチも忘れてティッシュしかなくて、事務のお姉さんにタオルを貸して貰って拭いて拭いて、‥‥そのまま返してしまいました。今思い出しましたがコレってエチケット違反だと思いつつわたしが洗って返すのもそもそもエチケット違反な気が少しする。そういう昼間でした。


◇ バトー。

 STAND ALONE COMPLEX のフィギュア(ヨーグルト味キャンディー1個入り)を買いました。初めてダブりが出ました。もうほとんど欲しいモノは集まっているからこれ以降ダブりまくってもおかしくないので、そろそろ買うのをやめます。しかしバトー(「生きた人形」と書いて「サイボーグ」と読む)は振っても振っても本当にまったく音がしません。このシリーズはタチコマが素晴らしいと思う。


◇ トリ。

 法華経の勉強会がありました。漢文、特に仏教漢文から遠ざかって久しいわたしはお経が全然読めなくなっております。辛かった。こんなことで良いのかなぁー。

 その後いただいた焼鳥は美味しかったです。久しぶりに自覚的に酩酊した気がします。二階堂ロックはもっとちびちび飲るべきだったと思う。帰ってきて寝てしばらくたってから、そういえば帰りに鶏の唐揚げ弁当を買ってきたのを思い出し、でももう冷え切ってるよなぁ惜しいことしたなぁ(焼鳥屋さんの唐揚げ美味しかったよなぁ)と思って開けたらお弁当まだ全然冷えてなくて湯気がホコホコ出てきてすごく嬉しくなった、という変な夢を見ました。きっと「唐揚げ弁当を食べると良いことがあるYO!」というお告げか、「キミがもう諦めてるかもしれないその分野は実はまだまだ熱いんだYO!」というお告げなのだろうと思う。六角堂に100日通わなくても大丈夫、夢のお告げは得られるもんなのですね。(謎)きっとこれも法華経を読誦したおかげなのだろうと思います。(虚)今日の日記の何が虚偽で何がウソか後日読み返したら自分でもきっとわからなくなってると思う。(つまりウソばかりとも)

 ‥‥思い出すに、お弁当のハコが稲屋・中身がカマドヤだったというアンバランスが何を意味しているのかはわかりません。念のために書き添えておきますと焼鳥屋さんの唐揚げが美味しかったとこまでは夢じゃないです。剣先するめも非常に美味しかったです。おすすめです。

 ではでは。

2004年3月25日(木) 3月25日(木) 15:00 +0900

◇ そうかあ‥‥。

 おやつの時間の更新です。

 so-net
 http://www.so-net.ne.jp/notice/n040325.html
 アッカ・ネットワークス
 http://www.acca.ne.jp/release/040325.html

 YAHOO!は大変だなあと思っていたら全然他人事じゃなかったみたいです。

 YAHOO!の時も思ったけど、年度末から年度初めにかけてのこの時期って新規契約や契約更新を考える人が多いはずなので、こういう時期にわざわざ「発覚」するというのは、裏に何かあるのかも知れません。ジャパネットもきっと贈答品の多い時期だと思うし。(あるいは年度末で異動があるから発覚するのでしょうか? ということは人事異動ってすごく大事なんですね‥‥。)

 ヤフーもたかたもアッカも今のところ全部内部犯行説が有力ですね。合法的に何の問題もなくアクセス出来る人がやろうと思ったらそんなんすごい簡単にやれそうな気がします。顧客管理は機械任せだと心配だし失礼な気分にもなるから入力や確認などはヒトがやらなきゃならんわけだし、一人で何百万人もの情報を管理できるわけもないから「ひみつ」にアクセス可能な人はどんどん多くなるわけだし、そうすると、やっぱり永遠に終わらない問題なんだろうなあ、顧客情報の流出って。

 両方ともお詫びと説明をしてる同じページから「個人情報保護の取り組み」「個人情報保護ポリシー」のページに行けますね。そしてアッカの方は真面目なのか不真面目なのか「今すぐお申込み」までできるようになってます。なんかこう、楽しい。きっと流出は 事件じゃなく事故 という感覚なんだろうな。限りなく天災に近い人災、みたいな。なんとなくわかる気がしてしまうけど、本当は完膚無きまでに 犯罪 なんだよなあ。フツウの犯罪と違うのは、管理責任があったとは言え、お詫びしてる方も被害者であるということか。

 使わせてもらってる側でせいぜい自覚・自衛するしかないと思う。あと自分が流出できる立場になった暁には、肉体的にだけじゃなく精神的にまで近視眼になってはいけない。コ金のからんだひどく短絡的な誘惑に負けて他者の大事な情報を流出しないように気をしっかり持つというのも大事だと思う。

 頑張りましょう。いや頑張ります。

2004年3月24日(水) 3月25日(木) 6:45 +0900

◇ 寒かです。

 今日はそんなに暖かくなりませんでした。甲子園では雨が降ってましたね。京都は ‥‥ わたしが洗濯してた頃は少し晴れていました。その後昼間全然外出しなかったのでどんなだったのかよくわかりません。けど、ひどく雨が降る音はしなかったです。

 起き続けて少し眠り、また起き続けて少し眠り、という生活を続けていたせいか、今日は昼間すこし眠るつもりでどんどん眠ってしまい、良い感じで脱出できたと思ってた昼夜逆転が逆に筋金入りと化し、どこに出しても恥ずかしくない良い昼夜逆転になってます。今んとこ本人含めて誰も困らないから良いんだけど、なんか体だるいのはいただけないっス。


◇ ファイル更新。

 お世話になってる先生のサイトやバイト先のサイトの更新ファイルを作ってます。半年ぶりに更新するものもあって妙に新鮮な気分にも少しなります。細かいミス、大きなミス、どっちもあんまりせずに済むように頑張っております。

 先生が英語で講演なさってるファイル(別サイト)へのリンクと、持ってない方のためにリアルプレーヤのダウンロード先の両方にリンクを張ります。その作業中に思ったのですが、リアルプレーヤの無料版って何故こんなに目立たないんでしょうねえ。【☆】 右上にきちんと表示されてるけど小さくて、しかも邪魔にならない灰色なもんだから逆ビジュアル系に背景と同化しちゃってるように思う。「あいつら同化してるよ!」 みたいな。


◇ にんにくつぶし。

 一風堂にあったニンニクをつぶす器具は、こう、理想的な感じでした。「ぎゅっ」って感じでそんなに力も要らなかったしきちんと最後までつぶれました。それが欲しくて100円ショップで見つけた同じような器具は、その、あんまりよくない感じです。「ふんっっ!」って感じで力要るし、うまく細かくつぶれてくれない。いや器具のせいではなくひょっとするとニンニクが違うのかもしれないと思いつつ、いや、切って小さくすればうまくつぶれるのかもしれないと思いつつ、いやいやそもそもわたしの技量不足なだけなのさと思いつつ、今日も何か理由を見つけてニンニクをつぶしてみます。

 ではでは。

2004年3月23日(火) 3月24日(水) 0:35 +0900

◇ 暖かです。

 今日の京都は日中暖かだった気がします。マフラも手袋も持ってるだけで、自転車をこいでるときは着けずにいて全然問題なかったです。でも映画館の中は予告なしに寒くなることがあるので、一応首にマフラだけ巻いて見ました。ということで‥‥。


◇ イノセンス三回目。

 映画館に着いたら長蛇の列でびっくりしました。館内に劇場が三つあるからだったにしても、わたしの前後は皆さん『イノセンス』でした。やっぱりびっくり。以下に例の如くネタバレ感想を書きました。読みたい方は反転表示させてご覧ください。

TYPE 2502 "HADALY" ネタバレ感想

ネタバレなので、ご覧になる方はそれなりに覚悟してご覧になってくださいね。

よく見えなかったぞ!

 初日舞台挨拶で押井氏が「オープニングのロボットが瞬きをした瞬間、目に何かが映ります。DVDではきっと見えないと思います。次見るときはそれを気にして見てください」みたく言ってたやつをうっかり見逃しました。2回目見たときもうまく焦点が合わせられなくて、わたし3回見てるわりにアレが何なのか、見ることが出来てません。 ‥‥ ええ、おかげさまで、何が映り込んでるのかは存じ上げております。

 先週の土曜日から劇場が一回り小さいところに移りました。だから、そんな激空きってほどではなかったです。よかったよかった。中学生や高校生の集団、若いお姉ちゃんの二人組、シニア料金の方、たくさんの方が見てました。たくさんの人が見るというのは興行的にきっと大成功なんですけれど、大丈夫だったのかなあ。少し心配しております。何が何だったのかわからない時って怒ってしまうことがあります。わたしも映画館で見ていて最後まで見なかったことや最後に酷く怒ったことが二度や三度じゃない。 ‥‥ なんか、今回はそういうのを感覚的にパッと思い出しました。わたしにとってはすごく面白いんだけど、きっと激烈につまらんと思う人もいるだろうし、最初で「おいてかれたー」と思ったらもう最後までつまらんのではないか、と思いました。なんでこんなことを思ったのかと言うと、わたしが途中で席を蹴って出てしまったり、出なくとも、出たくてたまらなくなってしまった映画でも、フツウに「すごく面白かったよね」という感想を聞いたことが、これまた二度や三度じゃないからです。今回は ‥‥ ヲタクばっかり、そのヲタクの中でも『攻殻機動隊』の原作や映画、『STAND ALONE COMPLEX』を見たことのある人ばっかりが見てるのなら問題は少ないんだけど(それでも皆無じゃないと思うんだけど)、ジブリが手伝ったり、鈴木Pという方がものすごく上手に宣伝したりで、きっと従来のジブリ系を期待して劇場に座ってしまう人もかなりいるような気がして、 ‥‥ そうすると、まずいかもなあ、って思いました。

 たぶん、わたしどうしようもなく好きなんです、この映画が。でも、だから、そして、何とか少しでも客観的(今回は「多数決」程度の意味)に見ようと思って、それで突き放そうとして、、過去に見た別の非常につまらなかったやつのことを無理矢理思い出そうとしたりしてるんだろうと思います。

 どのへんが好きなのかって言うとねえ‥‥

 前回の感想でも少し「『頭文字D』みたいな違和感があった」って書きましたが、今回もありました、その違和感。でも今回は逆に、なんのかの良いながら『頭文字D』を楽しく見ているわたしがいるわけで、きっとあれに無意識のうちにならされているからそれほど強烈な違和感を感じずに済んだのかな、って思いました。やっぱり慣れって大事だと思うし、怖いと思います。今回も本編の直前に『アップルシード』と『スチームボーイ』の予告編が流れました。それらを思い起こすと、アップルシードは全編がCGだから『頭文字D』な違和感はゼロ。スチームボーイの方も、恐らくCG使ってるはずなんだけど何らかの操作を行ってセルに起こしたか『アニマトリクス』に出てきたあの方法で3DCGを二次元的にしたか、ともかく優しいセルアニメっぽい、精密な塗り絵の雰囲気が残っている。どうして『イノセンス』は『頭文字D』の手法を用いたのだろう? 理由があるとすればそれはもう電脳と現実との境界がかなり無茶なことになってる世界の話だから、そういうことを踏まえてわざと残したのだろうと思う。 ‥‥ もし違うとすれば時間がなかったから。でも20億かけたかけたと言ってるんだから、 ‥‥ この事実を宣伝にはあまり使ってないな。そしてスチームボーイは24億だ ‥‥ ともかく予算があったわけだし時間もかけたわけだから、わざとやったのだと思う。違和感は、わたしには良い方に働いた。

 今日はコーヒーをたくさん飲んでます。映画館に行く前に三条烏丸のスタバでトールラテを一杯、見終わってまた同じところに行ってやっぱりトールラテを一杯、そしていま近所のスーパの3階の喫茶店でブレンドコーヒーを一杯。 ‥‥ まあ、日常のペースか。

 ストーリーの骨格は刑事物とコテコテの恋愛物。そこに現実と異なる要素として「電脳化」「義体化」があり、そして「ヒト型ロボット」の存在が入り込んでいる。

 現実と異なる、ファンタジーみたいなSFみたいな要素の方は非常にうまく作り込んであったと思う。電算機の発達、通信技術の発達、生命倫理はどうなったのかわからんくらいの生命科学・再生科学の発達、A.I.技術の発達。 ‥‥ そしてそれらがすべて「ヒト型」というプラットホームに凝縮して相乗的に発達した揚げ句の、よくわからんくらいSFみっちりな世界。

 刑事物の要素も一応しっかりしていたと思う。バトーが追った事件は ‥‥「ヤクザ」が子どもをさらってロクスソルス社に送り、ロクスソルス社は子どもの脳をゴーストダビングして疑似タマシイを宿らせたヒト型ロボット製品で利益を上げていた、なぜ最新式のハダリが暴走したのかと言うと、そういうやり方がイヤだなあと思った内部のヒトが、フツウのやり方で告発しても駄目なので、ハダリの「倫理コード」を書き換えて暴走させるようにしたからだった、という陳腐だけれどそこそこ納得の行く、ちょっとややこしめの事件だったと思う。最後にハダリの群れがわらわら襲いかかって来たのは、外部からの侵入者=調査に来た存在≒敵!というプログラムが工場に最初から組んであったからなのだろう。

 恋愛物の要素は、 ‥‥ 私見ではこれがいちばん完璧だったと思います。どっちかっていうと少佐がバトーに合わせてやってた気がするなあ。おそらく彼女(?)にとっては感情の起伏さえも、感情の起伏による声の変化さえも、何もかもが人間を超えた、たぶん良い意味で制御可能なプログラムになってしまってると思う。そーんな奴に、おりんさん(豆腐の間借り:リンクのページからリンクしてます)も言ってるように「おまえ幸せか?」って聞くなんて、ばとーくん阿弥陀さんに「おまえ幸せか?」って聞いても詮無いでしょう。少佐が「少佐」でいてくれるだけでもう、ねえ。ばとーくんは幸せだよな、うん。

 わたしこの映画の何がいちばん好きなのかと言うと、 ‥‥ 雰囲気と展開ということになるのかなあ。妙に重たい雰囲気と、説明を極力廃して進んでいく展開と。「ここで読者のために説明しよう!」という余計なものが一切ない。いま読んでる『吾輩は猫である』でも漱石は洒落その他について余計な説明を一切しない。するのは野暮だ。 ‥‥ という、純文学な雰囲気が好きなのだろうと思う。

 あと大事な要素として、『S.A.C.』がすごく軽めで楽しかった。しかし映画の『攻殻』はまったく軽くなかった。『S.A.C.』は非常に良いのだけど、心のどこかで無意識のうちに無駄に重たくて暗いものを求めていたのだと思う。『イノセンス』はそういうところにピッタリはまっていったのだろう。きっとそういうことなんだろう。だから自分に対して「この映画どこがよかったと思いますか?」という質問をするたびに「うーん、飛行機が格好良かったよ」とか「ガラスの割れ方カッコ良かったよ」とか「キムさんちが何もかも素晴らしかったんだよ」とか、個別の要素に対してしか目が向かない。

 うーん、譬喩。

 わたしはゾウが好きなんだけど、それを聞いたヒトが「じゃあちしゅーはゾウのどこが好きなの?」と聞くとする。わたしはその質問を「ちしゅーの好きなゾウっていうやつはどういうもんなの?」と聞かれてるように誤解してしまう。そして「その人はゾウがどういうものか知っている」ということを知っていながら一生懸命ゾウについて説明してしまう。

 たぶん、何事もそうだと思うんだけど、「○○が好き!」って言ってるヒトは○○が好きなんであって、○○の個別の要素が好きなわけじゃないんだと思う。ステロタイプで言い古された話だけど、Q.どうして山に登るのか。 A.山があるから。 ‥‥ということがいろんな局面で起こってると考えるべきなのだろうと思う。

 わたしはイノセンスがすごく好きです。

 今はまだわたし、たぶん自分がどのへんとどのへんを都合良く組み合わせて好きと思ってるのか(幻想を抱いてるのか)を分析したくないんだと思います。だからこういう部分的なところばっかり見て、まるで中途半端なフェチみたいに変な感想しか書けないんだろうと思います。むちゃくちゃ好きな時って「ねえそんなに言うならわたしのどこが好きなの?」と聞かれても困ってしまう、そういう感じです。分析して解釈すると言うことは、ばらばらにほぐしてまた作るという、かなりストイックな作業を必要とすると思います。わたしはまだ今は幻想の中でたゆたって、ゆらゆらして 〜( ̄▽ ̄〜)(〜 ̄▽ ̄)〜 いたいのだと思います。禁欲的になんて、まだまだなれません。

 ということで三回目の感想はおしまい。

 わたしの性質として、一度好きになってしまうと冷めません・醒めません。良いことか悪いことかよくわからん。そして、わかかれた後も元の恋人とそこそこ友達づきあいができます。ってそんなことはどうでも良いわけであります。

 あのヘリコプタのプラモデルは出ないのかなあ。「ばさっ、ばさっ」って飛ぶ飛行機なんてあり得ない。ひとつわかんないのが、 ‥‥ なんでパイロットはあんなに怒り声なの?

 同作品内の別作品ですが、タチコマのプラモは出ないのかなあ。\350フィギュアがむっちゃ良い出来なので、こんなのバンダイが本気出したらPGで出かねなくて非常に楽しみです。すこし怖い。

 今回も面白かったです。しかし3回も見てると途中で「おれ何してんの?」とか「他にすることあるでしょ?」とか、さすがに気付いてしまいます。もう映画館では見ないかもしれません。

 見終わった後で『スチームボーイ』の前売り券を買いました。7月まで買えます。今ならポストカード付き。お昼ごはんを食べに一風堂へ行って並び、マフラを落としてきたことに気付きました。自転車こぎながら落とした気はしないので映画観まで戻ったら、前売りを買ったところにそのまま落ちてました。お財布ならどうなるかわからない感じもしますが、マフラは着古した服と一緒なんですね、きっと。その後で郵便局のATMに手袋を忘れました。こちらもそのまま残ってました。良かったです。しかしちょっとぼーっとしてるみたいなので、気をつけないといけません。原因はきっと寝不足だと思います。ふと気付くと24時間以上起き続けてます。


◇ 一風堂。

 美味しかったです。東京で食べた昔の桂花の味を少し思い出しました(麺はちょっと違ってたけど)。こないだ大阪で見た一風堂はすんごい長い行列が出来てました。今日わたしが行った京都の一風堂は平日だからかそんなに待たずに入れました。場所は、四条烏丸を上り(北上)一本目を東へ進むとあります。九州出身の友達は大阪で見たとき「ココ美味しいらしいです!」と言ってました。本当に美味しかったです。替玉もできるみたい。高菜・紅生姜・ごま・にんにく入れ放題。今なら11時から17時までランチタイムで餃子とごはんがついて800円?くらいだったかな。。

 ともかく、しっかり美味しくて嬉しかったです。

 ではでは。

2004年3月22日(月) 3月23日(火) 5:15 +0900

◇ うん。

 今日は本当に寒い日でした。

 今日は本当に何もしない日でした。

 タマネギは、スライスして単体でポン酢・酢・ごま油でいただくより、それにシーチキンを入れた方が美味しいということがわかりました。コショウも欠かせません。なんとなくオムレツにしても良さそうなんだけどやっぱり水気が多いので焼くよりそのままの方が良さげです。

 最近、寝違えて首が痛くなることが多いです。右後ろが特に鈍痛いです。


◇ 武ウララ。 ハル豊。

 ハルウララはきっと「先頭になる!」ということに価値を見いだせないままココまで走って来てるように思えます。競馬場に引っ張り出されてもきっと彼女としては「たくさんの馬と一緒に誰か先頭の馬の後をみんなで追っかける!」ということをしてるつもりなんじゃないかなあ。あり得ない?

 ともかく、きっと、もはや「勝−敗」という二項対立を超越しているのだと思う。競走馬にしては上出来な達観だと思うけど、競走馬としての適正にはいまいち欠けていると思う。ということで、勝ちも負けも超えてしまってるわけだから「負け組」という言葉を用いて彼女を語ったり「勝ちたいのに勝てない自分を見てるようだ」的に語ることには、なにかちょっとした悲しさを覚えます。

 ‥‥太宰の小説の何だったかに「高等遊民」みたいなおじさんが出てきて、主人公(子ども)はフツウの大人よりそのおじさんがすっごく子どもの気持ちがわかると言って慕うんだけど、でもそれってそのおじさんが生産的なことをまったくできず、遊んで暮らしてるから、つまりずっと子どもと同んなじ扱いを受けて暮らしてるから子どもの気持ちがよくわかるということに過ぎなかった、「子どもの気持ちがわかる大人」ではなく「正真正銘の子ども、ただし32才」だった、みたいな。それに少し似てると思います。

 TVニュースでハルウララ号のアップを見て、神田日勝の馬の絵(*)みたいにすごく優しい目をしてるなーと思いました。というか馬の目ってどれもひどく優しく思えます。デフォルトで涙目って、ずるいかも。

 【神田日勝記念館】 実家から自転車で行けます。
 【高知競馬】 いきなりFlashオープン。

 せっかくだから108連敗してほしいなあ。

 ではでは。

2004年3月21日(日) 3月22日(月) 5:50 +0900

◇ ラーメン。

 少し体調が悪かったんですが、ラーメン食べに行きました。杉千代の店主だった人が別のところで始めたという、てんぐという店です。紹介してあったサイト 【こちら】 では絶賛に近いモノを感じたんですが、杉千代にすこし慣れてるせいでしょうか、そんなに衝撃は感じませんでした。‥‥衝撃的なラーメンが常にうまいってわけでもないですもんね。ともかく非常に美味しかったです。

 杉千代は開店当時と今とで味が少し違うという話を以前から聞いたり読んだりしてました。大将が別の所に行ったのならそら変わるかもですね。しかしわたしが今日食べた感じてんぐと杉千代は味が非常に似てると思う。わたしが行き始めたとき杉千代は味が変わったと言われてすでに久しかったような気がする。ということで、「おいしいラーメン」と「すごくおいしいラーメン」の境界線がちょっとわからなくなってしまいました。

 ごはんがおかわり自由でした。店内におっきな電気釜が置いてあって、そこからよそい放題。漬物とあったかいお茶があったらなあ、そしてそれも食べ放題だったら嬉しいなあ(とんでもないことになる)と少し思いました。ねぎが横綱っぽい出し方で、言ったらきっともっとくれるのかもしれない。

 ‥‥よし、体調良いときにもう一回行こう。

 同じサイトの情報によると、嵐山の方に麺が北海道から直送で関西では見慣れない作り方をしてる「味の蓬莱」というラーメン屋さんがあるそうです。今度はそこに行きたいなと思ってます。でもどうも麺が札幌とそれ以外とでは違うのかも知れなくてちょっと怖いです。いっそ うちからいちばん近い蕎麦屋さんで出してるラーメンを試してみようか。

 そういえば、食べることが本当に楽しい! という状態になったり、食べることが唯一の楽しみ! という状態になったりしたときは、日々の生活に燃えたり萌えたりするモノがないということなんじゃないか、みたいなことを母親が言っていたのが思い出されます。いや、「萌」の方はもちろん言ってません、念のため。なんとなくそんな生活をしてる気がする今日この頃です。


◇ お茶。

 アンケートの集計結果をもとに、見やすくポイントのわかりやすいファイルを作ることになりました。記述回答を分類して傾向別に数値化したり、にこにこしたくなるようなコメントを紹介したり、そういう感じです。テーブルで表を作るのは少し激得意だけど、一つ一つの中身をよーく考えるのはここ最近すこし苦手なので、ちょっと不安。でも頑張ります。お仕事お仕事。たぶん。

 やっとお茶を買ってきました。伊藤園ってお茶っ葉も売ってたんですね。知らなかったです。おいしいです。

 京都は雨が降ってます。ちょっと寒いです。

 ではでは。

2004年3月20日(土) 3月21日(日) 11:00 +0900

◇ 土曜日は。

 土曜日は朝風呂に入り10:00頃に眠りました。で、16:30頃に起き、18:30頃から24:00頃まで、友達と焼鳥屋さんで飲みました。‥‥その前にTSUTAYAにDVDを返却に行きましたが、19日から半額になってる割にそんなには混んでませんでした。100円になるとすごいことになるけれど、半額くらいじゃ皆さん驚かなくなってるってことなのかもしれません。

 焼鳥屋さん、トリのいろんなものの影響で、しかも京都だし空いてるかと思ったら、うちらがいる間にどんどん埋まって満員になり、お得意さんらしき人が「入れないかあー」って残念そうに帰っていってました。トリうまいです。わたしは焼酎を少し飲み過ぎまして、日曜の朝9:00頃まで伏せってました。

 最近何してましたか? と聞かれ、うーん、うーん、と考えていたら、そういえば日記には何にもしてないみたく書いてますよね、そういえばこないだ紹介した本読みましたか? と聞かれ、そうそう本当に何にもしてないんですよ! と答え、いや、それでも映画を見ました二回も行って見ました! と訂正しているうちに、アニメの話からマンガの話になり、ナウシカの話になり、 ‥‥彼はナウシカのマンガを誰かに貸したら返ってこなくて仕方なく2セットナウシカを買ったんだそうです。そういう事実を踏まえ、彼は先輩に言ったそうです、「本は貸すもんじゃないですね。」それを受けて彼の先輩(わたしの先輩でもある)は、こう返したそうです。

「うちのじいさんが言っとったで。
『本を貸すばか、返すばか』って。」

 ふ、ふかい‥‥。でも何か違う気がする‥‥。


◇ 訃報。

 帰ってきてメッセンジャーを開いたら、友達の名前の@以降が「追悼:いかりや長介」になっててびっくりしました。癌だったんですね。さみしいや。ワクさんのアドバイスはもう聞けないのか‥‥。お葬式、誰がどんなふうに仕切るのかな。さみしいけど・さみしいから、盛大になるんだろうなあ。

 と、少ししんみりした気持ちになって 【たつみさん】 のサイトに行ったら、トップに、「西光義敞先生がお亡くなりになりました。」というお知らせがありました。わたし直接の面識はありませんが論文を読ませて貰ってます。びっくりしました。たしか父の友人?という言い方で良いのかな?だったはずなので21日になって実家に電話したら、さすがにもう情報回ってました。

 。。。

 ではです。

 昨日の日記、長くて文字の色も頑張って変えてるわりにまとまってなく、語尾も変で、誤字も少なくないですね。きっと近いうちに改訂致します。

 では。

2004年3月19日(金) 3月20日(土) 6:00 +0900

◇ 今日も寒い。

 今の時間、予想気温ではプラスになってるんだけど、一ケタはやっぱりちょっと寒いです。最近昼間少し暖かいので尚更です。寒の戻りというやつか。少しずつ少しずつ春っぽくなって行って、気付くと通り越して梅雨、そして夏になり、うだるのだろう。京都はそういうところだ。(悲観)

 『イノセンス』の主題歌『Follow Me』、映画で流れるのは今回新たに歌入れと編曲が行われた映画バージョンで、予告編で流れているのは1994年発表のオリジナルバージョンです。ローソンで映画のチケットを予約した特典はオリジナルバージョン。もらって来ました。こっちも非常に好良い。ご機嫌でございます。


◇ 報道の自由と言うより。

 雑誌が「検閲(*)だ!不当だ!」と言ってるやつ、わたしとしては、「検閲」vs「報道の自由」の問題と言うより、「売る権利」vs「プライバシ」の問題だと思う。また、出版社の戦い方は、上記二つの異なる問題を「発売差し止め」というひとつの単純な事実、しかし一つの単純な事実であるがゆえにより完璧なブラックボックス(*)として機能し得る問題に放り込んで、中身を分析せず外側からぺたぺた値札や想像上の使用説明書を貼り、それが「真実」だと主張してるだけ、みたく思えてなりません。

 「ココからココまではこの話で、ソコからソコまではその話で、あっちはアレの話です。」というふうに整理して語ればもう少しスッキリしそうな気がします。でも紙に書いたものを棒読みして何かを訴えようとしていた人の語っていた内容は、そういう整理を放棄して、自分の「言いたいこと」に重点を置いて、「やりたいんだからやっちゃえ!」を正当化しようとしてるように聞こえてしょうがなかったです。

 私見では、この「事件」のポイントは、1.記事の内容がプライバシの侵害に当たるのかどうか。 2.発売前の差し止めは不当かどうか。 この二つだと思います。プライバシの重要性とその保護と、公権力からの検閲・雑誌発売差し止めの不当性。

 プライバシは守られるべきだと思います。一政治家の、政治活動を行っていない家族の私生活における逐一の行動は、国会図書館に末永く保存されてまで晒し上げられるべきなのかどうか。中谷美紀の『私生活』はよくわからないアルバムですが名盤だと思います。

 下の引用にもありますように、検閲は憲法違反なのだそうです。そか、憲法違反ならばまずいだろうと思う。でも果たして本当に「強制的に調べ」たのかどうか。「検閲」は強制的に閲覧することであり、差し止めることではない。ならば、そういう話(公権力からの強制的な閲覧)はまったく聞いていないので、恐らく「任意」で調べたのではなかろうか。それなら「検閲」にはならないわけで、全然問題はないんじゃなかろうか。そのへんどうなんだろう? わたしは最初に強制的だったのかどうかを知りたいので、次に出る『週刊文春』にはそこのところの事実関係が書かれていそうな気がするので、期待しておきます。今は公式サイトに 【声明】 しかないのでわからんです。

 誰かと誰かが喧嘩をしているときには誰かが仲裁に入らないといけないと思うし、誰かが弱い者いじめをしているなら誰かがやめさせるべきだと思う。その「誰か」の代表例として我々は「警察」「司法」などを国家の機関として税金で飼育している。

 問題は、そういうのは事前にはわからんことが多いということだと思います。喧嘩になる前に仲裁することは不可能だし、いじめが起こる前にやめさせることは不可能。でも今回のは事前にそれがわかったから公権力が(恐らく強制的に出はなく任意で)閲覧し、大出版社という強者が一市民という弱者を思いっきりいじめようとしているのがわかってしまったから、発売差し止めの命令になったのではなかろうか。検閲でないなら飼育の成果が出たと考えることが出来るんじゃないかと思う。

 興味本位で売れる記事だと思います。わたしだって読みたい。でも「知りたい」「読みたい」をそれだけで正当化できるもんではないと思う。きっと文春サイドは知る権利とか、知りたい読みたい読者がいるから我々は! とか言うのかも知れない、いや言わないかも知れない。

 ‥‥とにかく出版社なんて瓦版。売ってなんぼのもんなんだから、そして事件によって別の出版社その他によって報道されることは多機能・高機能のCMなんだと思えてしまいます。お金と他者のプライバシ、大事なのはどちらか。「やりたいんだからやっちゃえ!」や「売りたいんだから売っちゃえ!」では寒すぎると思うのであります。

 文春は嫌いじゃないですYO。朝ジャ(*)を毎号欠かさず買って読んでいた高校生の頃は大嫌いでしたが、今はわたしもすこしだけ大人になって ‥‥ いたら良いな。 (^▽^;)

 今日の日記は長いな、バランスは悪いけど。反動かな。ではでは。


◇ 註。

【検閲】
(三省堂提供「大辞林 第二版」より 【goo辞書】 検索)
(1)基準や規程にあっているかどうかを調べあらためること。
(2)書籍・新聞・映画・放送あるいは信書などにより表現される内容を、公権力が事前に強制的に調べること。憲法により禁止されている。


【ブラックボックス】
 ここでは、飛行機などに積まれている記録装置の入った箱のことではなく、複数の要素が絡み合う一筋縄ではいかない問題の諸要素と周辺の要素のすべてを意図的に錯綜させるために必要な装置の譬喩。ああ、もう少し簡単に書きたい‥‥。

【朝ジャ】
 現在は休刊中の『朝日ジャーナル』という雑誌のこと。『平凡パンチ』と並んで売れに売れていたというのだがどっちももうない。執筆者が高校生の1980年代後半は文春より高価で文春より薄かった。消費税導入当時は税率が3%だったので300円プラス税金9円という定価になると思われていたのに310円で店頭に並んでしまい、もともとそう多くはなかった読者がますます減った。高橋源一郎が江川達也のデビュー作『BE-FREE!』の紹介書評に「次回作がこんなに楽しみなマンガ家もそういない」と書いていたように思う。わたしもああいう書評が書きたいと常々思っている。

2004年3月18日(木) 3月19日(金) 3:33 +0900

◇ 寒い。

 京都、今日は昨日とうってかわって寒かったです。午前中は雨でした。でも昼間は外に出なかったのでぬれず、そっちは問題なかったです。サッカーが終わってから白い巨塔が始まるまでの時間に外出したら、ブルブル寒かったです。

 お茶とコーヒーを買って来るつもりが、お茶を忘れてしまい、コーヒーばっかり飲んでます。もう少し薄くすればよかった。うっかりしてたぜ。

 リンクが一つ増えました。まだ表紙しかないのであんまり宣伝は致しませんが、一応ご報告です。


◇ すごいな。

 ひさびさに『AKIRA』 【Amazon DTS】 を見てます。こりゃやっぱりクオリティすさまじいと思う。大風呂敷をひろげてひろげて最後にギュッとまとめる力が並大抵じゃないなあ。夏が楽しみだー。

 という感じで今日はなんにもない一日でした。

 ではでは。日記倦怠期です。

2004年3月17日(水) 3月18日(木) 5:00 +0900

◇ 暑い。

 火曜日の夜から水曜日の朝にかけて眠ったとき‥‥ではないですね。最近昼間に起きてどこかへ行かなければならない理由がないので、ほとんど夜起きて昼間に眠っています。なので今日の朝から昼にかけて眠ろうと思ったんですが、暑すぎて 、全然寝付けませんでした。

 京都って、梅雨の直前のほんの一週間か二週間が快適で、ああ京都って良いところだなと思い直して気を許した瞬間に怒濤の湿気と日照不足がやってくる、そういう土地柄なのでまあ、こういうのもアリです。しかし本当に今日は暑かった。しかし窓を開けると最近ひどく煙草くさいので(以前は絶対に気づけなかった種類のニオイだ)なかなか窓が開けられません。

 以前みたく、消防車のサイレンに叩き起こされて「今日はまたやけに焦げ臭いな?近所か?」と思って屋上から火事場を探したら、あまりに近所のゴミ置き場がぼんぼん燃えていた! とかそういうんじゃないからまあ良いんですけれど。

 【参考:2003年12月5日の日記】

 その後、ドラム缶が焼却炉に代わって、相変わらずゴミは燃やしているようです。それがいちばん予想外でびっくりしたなあ。京都はそういう規制がきっと緩いのかも知れません。

 ともかく、煙草のにおいに対抗するためにもう少しよいお線香を買ってこよう。「煙草くさいところにはファブリーズよりも伽羅が効きます」という話を去年聞きましたが、まったくその通りです。伽羅は高価すぎるしそういう理由で焚くべきお香ではないので無理だけど、沈香は悪臭にすばらしく効くようです。


◇ かりんとう。

 昨日とは別のコンビニに行ったら、昨日198円してたのと同じようなかりんとうが100円で販売されていました。一日我慢してよかったです。ばくばく食べると絶対肉になるので少しずつ食べるように努力します。30越えると本当に体が何かにつけて少しでも理由があれば重くなろう重くなろうとして、想像していた以上に大変です。ビールは飲んだら飲んだだけ走れば良いんだよ、という村上春樹のエッセイ、半分ウソだと思って楽しく読んでいたのに、走らなければほんとにおなかが出っ張ってきて出っ張ってきて、困る。本当に困る。困っている。髪がどんどん白くなるのは遺伝だから諦めるとして、おなかは ‥‥ (と言いながら父の腹部を思い浮かべる) ‥‥ ハイ、諦めます。 (^▽^;)いや、無駄でも努力します。

 という感じです。ではでは。

2004年3月16日(火) 3月17日(水) 2:34 +0900

◇ 洗濯。天日干し。

 すごく晴れる、すごく暖かくなる、という予報だったので、朝早く起きて洗濯しました。ひさびさ屋上に行って干しました。シャツやトレーナなど日常のモノを洗った後、タオルケットや綿毛布も洗って干しました。そしてシーツのなくなった布団にくるまって眠りました。

 お昼に布団を持って屋上に行き、今度は布団を干しました。乾燥機は何度も何度もかけているけど天日干しされるのはこの布団たち初めてだな、という感じで、敷き布団はカチカチなので望むべくもありませんでしたが、掛け布団はむくむく大きくなりました。

 自分を天日干ししてリニューアルしようという気には、不思議と、ならんのですね。


◇ かりんとうが高い。

 コンビニで、100円のお菓子がいっぱい並んだ棚の真ん中にあったかりんとう、なぜかそれだけ値段が表示されてませんでした。不思議だな、高いのかな、と思って買うときに値段を確認したら198円でした。え?カムフラージュですか?それはまずいんじゃない? という気がします。同じモノがスーパでは100円だし、なんとなくソレを買うと騙された気分が味わえそうだったので買わずに帰って来ました。 ‥‥でも少し食べたかったな、かりんとう。

 書き忘れていた昨日の日記は下にあります。

 たった今、『イノセンス』のスクリーンセーバが手に入りました。むっちゃ嬉しいです。変な感じの特典なので何処にあるのかはお伝えできません。 ( ̄ー+ ̄) はははははは。

 ではでは。問われればヒントくらいはお伝えします。

2004年3月15日(月) 3月17日(水) 0:45 +0900

◇ 日記忘れてました。

 月曜日、日記書き忘れました。

 最近ネットで本をいっぱい買ってて、いくらくらいになってるかよくわからなくなってるので、キケンだなと思い、本屋さんに買いに行きました。買ったのは、

 稲葉振一郎 『経済学という教養』東洋経済新報社 【bk1】
 大塚英志 『「おたく」の精神史 一九八〇年代論』講談社現代新書 【bk1】

 です。じっくり読みます。稲葉振一郎さんは『ナウシカ解読』という素晴らしい研究書を出してもいらっしゃいます。作品論からユートピア論になっていって、途中さっぱりわからない。でも全部読んで全部納得いかなくてもいいや、みたいな感じでした。今回買ったコレは、第一章によると「素人の、素人による、素人のための」経済入門書だそうです。

 高橋尚子ちょっとびっくりしました。

 もごもごして眠りました。

2004年3月14日(日) 3月15日(月) 7:30 +0900

◇ Let' note は良いよ。

 友達や知り合いが相次いで「どうせノートPC買うなら Let' note かな」という日記を書いてました。【ここ】【ココ】 。本当に買うかどうかは両方ともよくわからんのですけど。うん、同感です。良いですよ Let' note 、特にW2。軽いし(1.3キロを切る)、電池すごいし(7時間余裕)、 HDD は Panasonic の直営店 【My Let's 倶楽部】 で注文すれば+1万円で60ギガになるし(標準40ギガ)、ホイールパッドでスクロールも快適だし(くるくる)、なんせ DVD-ROM & CD-R/RW ドライブの開閉が近未来SF(死語)っぽくて気持ちいいです。省電力ポータブルDVDプレーヤとしても優れてます。修理も超絶的に迅速です。多分なにかにぶっつけたんだと思うんだけど、物理的に少し壊れて担当者にメールで相談して修理に出し、完治して帰って来るまで3日(実質48時間)でした。

 難点は、‥‥一度だけ、ドライブ開閉スイッチをさわるつもりが90度間違って電源を切ってしまったことがあります。でも慣れれば何の問題もないない。

 ソニーのPCG-X505も綺麗ですねえ。でもパソコンはたぶん見た目より中身です。W2の近未来SFなドライブカバーも、格好良さげだからこういう開き方にしたんじゃなく、軽さとボディの堅牢さ(筐体強度)とを追求した結果のものだそうです。【参考】

 はい。こないだ友達から不思議そうに「おまえ、どうせ仕事してるわけじゃないんだからデスクトップだけで良いんじゃないの?」と言われました。(>_<。) そ、そうでもないぞ。そうでもないことにしておいてくれ。

 2004年3月17日追記:
 NTT西日本? のワイヤレス系の何かのサービスでCMをやってます。使ってるパソコンをよく見ると、W2か、あるいは大きめにも見えたので最新のY2か、そのへんを使ってました。そのノートには、あるべき場所に「Panasonic」のロゴがありませんでした。なのになぜそれが Let's note と断言できるかというと、天板が乗用車のボンネットみたいで、しかもタッチパッドが丸かったからです。どうでも良いことですが少し嬉しかったので。。


◇ ふとるふとるー。

 運動せずにごはん食べて寝てパソコン向かって、たまには本を読んで、スーパに食料を買いに行ってネギを切り(禰宜を斬り、ではないよ)、という生活が続いております。危険だ。これで毎日コーラを飲み出したら確実にいってしまう。

 昨日「明日はもっと食物繊維を摂ろう」と思っていたのに、今日は豆腐を食べて納得してました。ふと気が付けば、豆腐に含まれていても良いはずの食物繊維は「おから」としてどっかにやられていたんです。まいったなぁと思って納豆を食べました。おみそ汁には油揚げが入ってました。ということで大豆タンパクな一日で終われば良かったのに、オーザックを食べながらビール飲んだり、白米をいっぱい食べたり、しております。

 ‥‥動こう。うん。

 おからの出ない大豆まるごと豆腐は、【こちら】


◇ 負けるとは‥‥。

 U-23のサッカー、日本vsバーレーンの前のレバノンvsUAEを見て、最後ちょっと残念だったけど、UAEが敵じゃなくなった気がして、少し気分が良くなりました。そして日本戦を見ていたら、あんなことになりました。 (>_<。)

 個人的に、「本当に見たい試合の前に同一の会場で行われる別の試合を少しでも気持ち込めて見ると、本当に見たい試合で応援すべきチームが負ける」という傾向がずっと以前からあります。合理的な理由はないけれど、何んか気になってしまう。たとえば明治神宮の六大学野球ではそれが顕著だったので、前の試合を面白がって応援しないようにしてました。

 試合が終わった後で自分のそういう傾向を思い出してハッとしました。因果関係は皆無にしても、やっぱり気分があんまりすぐれないので、明後日はちゃんと19:00にテレビつけることにしようと思う。そういえば前々回のW杯予選の最終戦って何もかも総動員で、たしか中継中に日本代表が一度も負けたことがないというアナウンサが担当してた気がする。

 ではです。

2004年3月13日(土) 3月14日(日) 4:50 +0900

◇ いっぱい。

 吉野家、混んでるみたいです。安いからでしょうか。とりあえずよかったですね。電車の中にも「豚丼(ぶたどん)並盛250円」と書いたビラが提がってます。わざわざ読み仮名を振るなら別の仮名にしてほしかったです。もしくは読み仮名をふらない。そして「お客さんがそう呼ぶから‥‥」という理由で泣く泣くぶたどんと呼ぶようになったとか、そういうのでも良かった。なにもわざわざ読み仮名ふるこたぁねえじゃねえか、と思う。

 ‥‥わたし執念深いですか? うーん、そうかもねえ‥‥。でもウーロン茶のことを紅茶とは呼ばないし、ラーメンのことをうどんとは呼ばないし、ワープロのことをラップトップパソコンとは呼ばないし、みっちり書き込んだ大学ノートを本とは呼ばないでしょう?

 ‥‥そのへんの呼び方が変われば、豚のすき焼きを載っけたごはんを「ぶたどん」と呼称することにも違和を感じなくなれるのかも知れません。

 確定。>執念深い

 うん、豚すき丼 って言いましょうよ。>all(って誰だ)

 まあ、自分の違和感を他者に押しつけようとするのも偏ですね。問題があると思う。偏屈だし、変だし、他にすることないのか、みたいな気もしてきます。だから、やめやめ。

 やっぱり吉野家にはしばらく寄りつかないでおこう。


◇ 二食。

 食い倒れの町で、かき揚げ丼を食べた直後にラーメンを食べるという、なんか自分で考えてもあんまりよろしくなさそうなことをしました。さすが食の町らしくどっちもとても美味しかったので、まあ良いか。ラーメン屋さんはチェーン店のようなモノが京都駅にもあるんだそうですが、一緒に行った友達によると、今日食べたお店の方が問題にならないくらい良い味に思えたそうです。ふむふむ。

 明日はもう少し食物繊維を取ろう‥‥。

 ではでは。

2004年3月12日(金) 3月13日(土) 5:30 +0900

◇ おいおい。

 地元の新聞サイトを見ていたら、「豚丼(ぶたどん)」に関する吉野家広報部のコメントが紹介されてました。

 【十勝毎日新聞 2004年3月12日】

 法的には何の問題もないと思います。商標登録は誰もしてないんだと思いますから。

 しかしこれで良いのでしょうか、「知ってい」て「念頭にはな」くて「単純に」やっちゃった、で。わたしはちょっと、いや、かなり問題だと思います。‥‥なので吉野家にメールしてしまいました。

 十勝何十店舗 【参考】 が脈々と連綿と続けてきた70年の努力は(「伝統」とは言いません)、全国に通販しているソラチ 【参考】 の努力は(肉は通販しなくても良さそうな気が少しだけする)、豚丼は、牛丼で世界的にメジャとなった企業の「知ってい」て「念頭にな」くて「単純に」やっちゃったという無思慮な大波の前に、砂の器、いや砂の女、いや砂の城と化してしまうことでしょう。砂の器も素晴らしい。砂の女も素晴らしい。わたしは小説でうまく納得いかなかったことが、映画を見て「すとん」と胸に落ちて、とても良かったです。

 いま安くなってるらしいので楽しみにしてたんですが(11日から15日まで値下げです)、行くのが一日遅れました。わたしが吉野家の言う「豚丼」を食べることは一生ありません。わたしのおなかがすくだけで、吉野家は痛くもかゆくもないと思いますけれど、一応無駄に宣言しておきます。‥‥他店の豚めしや豚どんぶり、トンどんなら食べることもあろうかと思います。

 というか、吉野家でもどこでも良いから400円以下くらいで牛丼が食べたいです。禁断症状が本格的に出始めたら 競馬場 (いちばん下を参照)に行くべきなんだろうなあ。こういうとき、味覚が出来る小さい頃に食べてなくて良かったと心の底から思う。


◇ おぃおぃ。

 『イノセンス』公式サイト 【こちら】 に行ったら、『攻殻機動隊』のあらすじ【☆】が紹介されてました。親切と言えば言えなくもないんですけど、なんか、良いのかなあ。

 ‥‥‥。

 何が面白いのかわからん書き方になってるから、良いのかな。
 いやいや。ではでは。

2004年3月11日(木) 3月12日(金) 5:35 +0900

◇ 美味しかった。

 おとといの日記に書いた巨大ショッピングモール・ダイアモンドシティハナ、夜の8時半頃に行ったらそれほどは混んでませんでした。ホッとして3階のラーメン屋さんに向かったら、その手前のお店には長蛇の列が出来ていて焦りました。でもラーメン屋さんはそんなでもなくて、食べて来ました。

 美味しかったです。

 札幌味噌ラーメンと、旭川醤油ラーメンがありました。やっぱり味噌から食べます。麺は、どうも札幌のラーメン屋さんの多くがこういう麺なのでしょうか? アルデンテのスパゲティみたいで、「麺」としてはきっと素晴らしい部類だと思います、延びてないし、均一だし、ちじれているからスープもよくくっつく。でもわたしはもう少し小麦粉の味のする麺の方が好みです。

 スープは美味しかった。

 どこぞのラーメン屋さんと違って、ちゃんと一味唐辛子も置いてありました。味噌ラーメンにコショウはちょっと合わないと個人的には思うのでホッとしました。メニューの写真で見た感じ、「旭川醤油ラーメン」は小麦粉の味のする麺かもしれない。ので、また行って食べてみます。にんにく入れ放題だったので、今すごく元気です。


◇ のぽぽん。

 「のぽぽん」というクッションがあります。友達が電話で「のぽぽんが欲しい」と言ったのを、わたしには当時「のぽぽん」という語彙がなかったので、そしてわたし相当に耳がアレなので、奇跡的に正確に聞き取ったにも拘わらず、「な、なんだって?」と聞き返した、そういうのぽぽん。 【サイトのぽぽん】

 so-netから「3月中に消費しないと今までたまってるポイントの一部が無効になります」というメールが来て、それはもったいない! と思ったので、ちょうどポイントとかみ合っていた背あてクッションを買いました。それが今日送られて来ました。説明書には「背あてクッションのぽぽん」(「のぽぽん」は小さめの字)と書いてあって、殊更に曲解しようと思って読めば「クッションの、ぽぽん」とも読めます。いえ、なんでもない。

 さて背中に当てようと思ったら、わたしの使ってるOAチェアは 【こういうカタチ】 なので、背当てが使用不可でした。(>_<。)

 寝るときに腰の下にしたり、タオル巻いて枕にしたり、いろいろやってみます。わたし重いのですぐぺったんこになることでしょう。そういうのは「ぺったんこの、ぽぽん」と言います。違う。

 いわゆる「垂れ流し」文章を読んでいて、自分の傾向を世界中の多くの人の傾向だと考えてしまうことって、誰にでも・どこにでもあることだけど、ときどき圧倒的な害悪だったりするんだなと思いました。わたしが「わたしはこう思うので、あなたの書いていることはちょっと一面的すぎて、もう少しフォロウが必要かなと思いました」と言えば、書いてる人は「それはわかってる! だから垂れ流しなんだ!」と言うであろうことが想像できて、かつ、その人のその発言自体がその人のその文章を台無しにするものであることがその人にはきっとわからないのかもしれないと思って、すごく不健康に、二次的な自己完結の穴に落ちました。なんか、他人事じゃないなあ。

 たぶん、真宗のお説教でもよく言われるように、自分の考える「良い」とか「悪い」とかには、多くの場合、先に「自分にとっては都合が」という価値判断がくっついてしまっているもんだ、ということなんだろうと思います。

 そんな感じです。ではでは。

2004年3月10日(水) 3月11日(木) 4:25 +0900

◇ ひどい(>_<。)。

 朝起きてりんごを食べ、ごはんを食べ、コーヒーを飲み、家を出ようとしたところで、昨日の今頃が、先生の研究室の引っ越しだったということを思い出しました。

 おとといまでははっきり覚えていたのに、なぜ昨日になって忘れるのだろう。それがわからない。とにかく、ひどい。


◇ やっと講録。

 講録の担当範囲その他の連絡メールをやっと打ってやっと出しました。返信が帰ってくるまでにどのくらいかかるかな。その前にわたしはわたしの担当範囲をしっかりやっとこうと思います。


◇ タチコマ。

 笑い男のスクリーンセーバを探していたら、タチコマのスクリーンセーバを見つけました。よろこんでインストールしてます。[Esc]を押さないと出てこられないタイプのセーバです。

 タチコマのスクリーンセーバはこちらから

 タチコマというのは、【参照・Production I.G】 『攻殻機動隊』(STAND ALONE COMPLEX) という(これはTV)アニメに出てくる、AI搭載の ‥‥ 兵器です(>_<。)。士郎正宗の原作マンガに出てきた「フチコマ」とは名前も形態も違いますけど、カワイイという特徴はそのまま引き継いでます。‥‥パッと見あんまりかわいく思えないかもしれません。でも、今のわたしには、あの映画のオスメントくんと同じかそれ以上のかわいらしさに思えてます。

 ‥‥このセーバ、昨日見つけてうはうは喜んで自分一人だけのものにしようと思っていたら、今日【弥絵ちゃんち】からリンクしてるのを知りました。単純に『機動隊』つながりなのか、それともやっぱりコレも見てはるのか。ともかく、こういう良いモノはみんなに知らせるという、そういう精神が欠けてるんだなァわたしには。

 興味のない方にはあんまりおすすめできないシロモノです。しかし STAND ALONE COMPLEX を最後まで見た人のうちの一部には熱烈に勧めます。

 コンビニで、飴一個とフィギュアの入った小さなハコも売ってます。二つ買ったら二つともタチコマでした。とても驚いた。善因善果、悪因悪果ではありえない。つまりこの世はそういう変にわかりやすいやりかたで形成されてるもんではない、ということなのだろうと思います。

 TSUTAYAでは、『イノセンス』の公開に合わせて今までひどく手に入りにくかった川井憲次のCDを、押井関係だけみたいだったけど、のきなみ並べて売ってました。映画という一箇所で宣伝にお金をかけただけでもこういうふうになっていくんですね。少し世の中の仕組みがわかったような気がしました。気が。

 ではでは。今日はいつもにもまして文章が流れてない気がします。

2004年3月9日(火) 3月10日(水) 2:50 +0900

◇ おっと講録(^0^;)。

 メール出すのすっかり忘れていた。どんまい。今日はもう夜遅くで迷惑だから明日考えよう。などと言ってみる。出す対象の方々はぜったいにココを昼も夜も見てないと思う。


◇ 二回目。

 『イノセンス』、また見てきました。二回目です。後輩から「いしださんお金ないでしょ無理しちゃだめですよ」って言われましたけど、まあ、行きたくなったら行った方が精神安定上、じゃない精神衛生上、良いと思うのです。

 例によってネタバレ感想。見たい方は反転表示させてご覧下さい。以下。
 (第1回感想は、 3月6日

バセットハウンド ネタバレ感想

ネタバレなので、ご覧になる方はそれなりに覚悟してご覧になってくださいね。

眠らなかったぞ!

 ものすごく眠い状態で行ったのに眠らなかった自分に少し拍手を送りたい。送らないけれど送ってみたい。

 前回は途中で手洗いに行きたくなって心底困った瞬間が少しあったので(我慢してるうちに内容に集中してどうでもよくなった。退屈してると肉体的な衝動に対して必要以上に正直になる。)今回はそんなにコーヒーを飲まずに見ました。正解でした。

 映画見る人で「さあ眠るぞ!」と思って来る人なんてそういないと思う。なのになぜ眠ってしまうのか?(今回は寝息が聞こえてきた)‥‥たぶんすごく集中して見ようとして頑張って気を張ってるから、少し退屈だと眠ってしまう、のではないかな。大学の講義でいちばん最初に眠った瞬間って覚えていますか? ‥‥いや、違うか、いま譬喩で使おうと思ったんだけど俺いちばん最初に講義聞きながら眠ったときって、自覚して、眠るつもりで、ああこの先生はあかんわ、と思って眠った、ような気がする。

 いやまあじゃあ映画見ながら眠るのと講義中に眠るのとは違うということですね。うん。

 ‥‥一応わたしとしては、集中しすぎて「落ちる」という説を採りたいです。根拠は、自分の部屋で本を読んでいたりテレビを見ていたりすると、極端に眠たいときだけだけど、そういうことがあるからです。

 映画館の場合は、ものすごく真っ暗だ、というのもあると思う。このごろは椅子も良いし。

 感想。

 ディティールと人とのバランスが『頭文字D』チックに悪いかも知れない、と思った。まあしかし良いのですけれど。

 前回もあったけど、途中でなぜ民謡歌手の大合唱と中華街のお祭りが入るのだろう? 好きだから、というのはあると思うし、ブレードランナーへのオマージュ?みたいなものもあるんだろうとは思うんだけど、なんか、かったるい。しかし数回見てるとアレがないと機動隊じゃないような気がするからすごく不思議だ。なんていうの。文楽や歌舞伎の道行で、もう死にに行くのがわかっていてそんなにもったいつけなくてもええやん、って思いながら、でもあのたんたんたん、とか、とんとんとん、とか、よよよよよ、とか、拍手とか、なりこまや! とか、そういうのがないと歌舞伎じゃない、という感じに近いのかもしれない。だとしたら、良いことか悪いことか解らないけれど、押井って少しすごいかも知れない、と思う。

 やっぱり少佐が出てきたときは嬉しかった。

 ヤフーのレビューじゃなく感想で「なんで3回繰り返す必要があるんだぼけえ」的なのがあったけれど、なんで必然的なものであるということがわからないんだろう? どうしてストーリィに拘泥してしまうんだろう? 人間は中身だ! と言って身なりに無頓着になることが許されるのと同様、映画はストーリィだ! と言って音楽その他のストーリィ以外の効果に無頓着になることも許されるだろう。だが、他者の身なりをこちらが気に入らないからといって強制的に変えようとしたり、強制的に変えるべきだと大声で言うのは、あまり良いことだとは思えない。

 なんかすごく陳腐な譬喩をしてしまった。俺らしい。

 バトーもトグサもアラマキもハラウェイも、みんなみんな怒りっぽかったと思う。怒りの衝動が随所にちりばめられていて、それがなんでなのかわからなかった。フツウに答えれば良いのに、フツウじゃない。なんなんだろうな。

 ま今日はこのくらいで。20日以降に3回目行くと思います。それ以前にも行くかもしれません。ちょっと観客が少なくて、寂しかったです。でも人が少なかったのに前回より寒くなかった。今日は暖かかったっていうことなのかな。

 今回も少し長い感想になっています。失礼しています。


◇ ダイアモンドシティハナ。

 まったくまったく知らないうちに巨大なショッピングモールが出来ていました。3月3日からグランドオープンしてます。変なところにあるからなのか、いろんなところに「58」とか書かれたシャツを着た案内の人が立って道案内をしてます。全然離れたところに立って看板だけ持ってぼーっとしてるのは、たぶんクルマで行く人を相手にしてるからなのかもしれません。

 今日行ってみました。

 3階に「素材にこだわっています」的な北海道(ふう?)ラーメン屋さんができてるっぽいのでそれを目当てにいったんですが、人がお祭りみたいにいっぱいいて、3階建ての全館が歩行者青信号のスクランブル交差点だったので、ちょっと笑いながらすぐ帰ってきました。エスカレータが3つ以上あって、自分がどこから入ってきたのかエスカレータで覚えていたわたしは二回混乱しました。

 ともかく、でかいです。人が多いです。そういうところが好きな方にはおすすめです。わたしは近所のスーパが、最近すこし人が減っていて、好きです。今度あんまり眠くなくて元気なときにゆっくり探検したいな、と思ってます。

 ではでは。水曜は早起きです。

2004年3月8日(月) 3月9日(火) 4:55 +0900

◇ 講録(^0^;)。

 ふと、そういえば、4月からまた講録が始まるのに班で何んにも準備してないってことに今気付きました。続いて2003年度分の担当箇所の完全な整理が実は終わってないということにも気付きました。

 まずいまずい。気付いてよかった。明日あたりメールすることにしましょう。


◇ 牛丼食べたい。

 言っても詮無いことですが、牛丼食べたくなってきました。(ないのがわかっていて吉野家で暴れた人の気持ち、今ならわかります。)早いとこ全頭検査してもらえたら良いなと思ってます。検査しなくても安全だなんて、そんな、一時期の原発推進派のようなウソはいかんと思います。安全は高いのであります。銃で撃たれなくても人間は殺されることがあるんであります。

 ともかく、タマネギと豚肉を牛丼ふうに調理したものをごはんにのせて「ぶたどん!」と呼称するのはやめてほしいものです。近所のスーパもひどいです。「牛肉ピンチ!今日は豚丼!」みたいな張り紙をして豚肉を売ってるのは良いとして、なぜ豚丼のたれ(by 【ソラチ】 )を置いてないんじゃあああ! ゜・(ノД`)・゜・。


◇ トリ。

 京都では焼鳥屋さんがすっからかんに空いてる、と聞きました。(本当だろうか。たしかめねばなるまいな。)インフルエンザのカラスの死体が発見されるはるか前に食べに行ったときは、そのお店は混んでました。ミノが特にうまかったです。

 東京ではカラスの害に困ってるらしいから少し感染したら良いんじゃないか? とか、ハトの糞害も深刻だからやっぱりこの際すこし感染したらうまい感じになるかな? などと思ったりしないわけでもありませんが、ウイルスとか風邪とか、台風とか寒波とか、その他一般に自然現象が一部の人間の思惑通り都合良く広まったり収束したりするわけがないので、カラスが死んでたってのはかなり心配です。だって、せっかく大金かけて時間かけて繁殖させてるニッポニアニッポンに間違って感染ったらどうします。強制的に殺処分だなんて、ちょっとせつないじゃないですか。

 同じトリなのに。同じイノチなのに。

 経営者夫婦が自殺しちゃったのは意外でした。記者会見その他の映像があまりにふてぶてしく見えていたので、そういうことはせんものと決めてました。たぶん警察やマスコミも同じように考えて油断してたのかな。攻撃的な質問をしていた記者さん少し寝覚め悪そうな気がする。もう少し早めにタイホして(自殺から)保護しておくべきだったのかもしれません。わたしが感じているこの喪失感は「残念だったなあ」「可哀想だなあ」という同情よりも「スケープゴートがなくなってしまったなあ」という、ストレス発散のはけ口がなくなった戸惑いの方が大きいような感じがして、なんか自分が嫌です。


◇ たまごが。

 近所のスーパで買い物をしました。お客さんがあまりいない時間帯で、買い物の量も少なかったので、レジの女の子が気を利かせて(だと思うんだ)袋に詰めてくれて、おうおう、そんなそこまでせんでも良いのに、ありがとうねえと思って見てたら、タマゴのパックが「どちゃっ」と落ちて、幾つか割れました。

 うん。ではでは。

2004年3月7日(日) 3月8日(月) 5:51 +0900

◇ 日曜日である。

 日曜日なのに、サンデースポーツの最後で堀尾アナが「では明日、またお会いしましょう」って言ったように聞こえました。たぶん何かの聞き間違いかもしれない。大事なのはその言い間違いor聞き間違いでわたしは今日が土曜で明日が日曜日かも知れないと思ってちょっと嬉しがったということだと思います。昨日の深夜に頭文字Dを見た以上そんなことあり得ないのに。というか、『最後の一人』なみに日曜日に何の意味もないような生活をしてるくせに、どうして日曜日が嬉しいと思ったのかな。お金下ろすのに105円かかったり、図書館に行けなかったり、スーパ3階の喫茶店が混んでて行きにくかったり、映画だって混んでるだろうし、いいことなんて何もないはずなのに‥‥。

 何かのスリコミなのかなあ。たとえば二昔以上前はドラえもんが日曜日の朝8:30からで、それがすごく楽しみだったからとか、ちょうど二昔前はマクロスが日曜日の14:00からで、それが楽しみだったからとか。‥‥ってどっちもアニメかよ。


◇ 民謡である。

 ヤフーで『イノセンス』の感想を見ていたら、「音楽が中国っぽくてとても良かった!」っていうのがありました。‥‥あれはニホンの民謡っぽいって言うんだなあ。まあ良かったのなら良かったということですね。アヴァロンの曲が生シンフォニーまんまだと思って感動して聴いてたら実はデジタル加工しまくりだったということもあるもん。事実関係が置き去りにされても良いものは良いのだ。

 サントラを『攻殻機動隊』から『イノセンス』、『人狼』、『Avalon』って続けて聴くとかなり濃いぃですね(機動隊のいちばん最後とAvalonの最後から二曲目はカット)。ナウシカを一日で7冊読むみたいな。待て待てそれだと聴く方がかなりラクか。


◇ ニャーニャー。

 『吾輩は猫である』の猫って、読んでてどうも茶系やよもぎ系のトラだったり、おなかだけ白い黒系だったり、そういうのを想像してしまうんだけど、違うんですよね。なんか違和感だなあ。なんでよもぎって言うんだろう。

 しかし漱石むちゃくちゃやってますね。こりゃ刺激が強すぎるしアクも半端じゃない。子どもの頃に全部読まなくて本当によかったと思う。

 昨日長過ぎたし今日はこのくらいで終了します。

 では。

2004年3月6日(土) 3月7日(日) 4:35 +0900

◇ 今日は初日。

 今日は映画『イノセンス』の初日です。11時から公式サイト 【こちら】 の方で配信開始! の予定で、実際には11:40から開始された初日舞台挨拶を何日も前から楽しみにしていたのに案の定寝過ごしますた。

 ‥‥なんか、なにもかもいやになってしまいました。

 外では猛烈に雪が降っていました。こんな日には陽水さんの『氷の世界』がよく似合う。窓の外で誰かが林檎売りの真似をしてくれたら完璧だ。しかし見たかったなあ、押井監督の「一回見たくらいでわかってもらってたまるか!です」発言。

 このままではダメ人間になりそうな気がしたので、 ‥‥失礼しました、いままでがダメ人間なので、まっとうな人間にならなければと思い、映画本編を見てきました。初日は混んで混んで酷いんじゃないかと思っていたんだけど、前の回が始まった直後に着いたら誰も並んでませんでした。なーんだと思って一応モギリのおねえちゃんに聞いたら、指定席券を発行している! とのことでした。良かった、聞いて。

 立ち見が出るほどは混んでませんでした。

 何がすごかったかって、スチームボーイ【公式サイト】とハウルの動く城【準備中サイト】 の予告編がかなり長く、しかも続けて見られたことです。なんだなんだこの贅沢なサービスは! アップルシード【公式サイト】 の予告編も見ました。なんかすごいことになっとる。予告編でおなかいっぱい胸いっぱい。

 Kill Billを見たときは誰かのケータイがぴろりろ鳴ってましたが、今日はそういうこともなく映画に集中できました。何がすごかったかって、隣の隣にいたおにいちゃんが靴を脱いで真っ白な靴下を露出させていて、それがとんでもなくくさかったり、音楽に合ってるような合ってないようなリズムで振ったりしてて、それが参りました。

 映画本編についての感想はネタバレになりますので、見たい方は反転表示させてご覧下さい。以下。

イノセンス ネタバレ感想

ネタバレなので、ご覧になる方はそれなりに覚悟してご覧になってくださいね。

最高です。(T▽T)

 見る直前、喫茶店から友だちに「俺って踊らされてるのかな」(日記にも書きまくってるし、音楽集も買ってるし、STAND ALONE COMPLEX も見てるし、そして初日に行ってるし)って携帯メールしたら「まちがいない」って返信されました。悔しかったので見終わってから「Sub:踊らされました」「本文:踊らされて大当たり。なめてた。やられたわ」ってメールしました。返信はありません。忙しいのだろうと思います。

 予告映像でよく見ていた、バトーが白い女の子に蹴られ蹴られてその子を壊すシーンは、タイトルの前でした。あの子がサントラ3曲目の「ハダリ」です。いま"はだり"で変換キィを押したら「肌理《「きめ」》の誤読」って出ました。知らなかった、「きめ」ってこういう字なんだ。‥‥ともかくあんな完成度高いところがいきなりオープニング前の、ほんの5分くらいだったのですごくびっくりしました。‥‥同様に、予告で思わせぶりだったのになんじゃい、っていうのを羅列すると、まあ死ぬわけないからどうもないのはわかっていたけど気になってはいたバトーが停止するシーンは、死ぬシーンじゃなくてホッとしました。トグサがぽーんと倒れるところもそうですね。軍艦みたいなのがドンドンって撃ってくるシーンは甚だしくて、あんなに綺麗なのに頭の中の幻想に過ぎなくて、しかも数秒。最クライマックスでは全然ない。びっくりした。予告編の仕掛けた謎も解けたので良かったです。

 ドアを開けて入ってきたのはバトーを撃つ人(熱光学迷彩)なんじゃろと思ってたら、少佐だったんですねえ‥‥。怖かったけど嬉しかった。って俺はバトーか。いやバトーくんは怖がりません。

 民謡歌手75人が大合唱するオープニング、弥絵さんが「情報量がものすごい」って書いてたのを読んで期待してました。たしかに「映像」としての情報量は、髪の毛もしっかりCGで描いてあったっぽかったのですごかったけど、‥‥石田は押井とかの名前の出て来方が攻殻機動隊やアヴァロンみたいな感じでそれでいてすごい情報量なのかな?って思ってて、でもそういう意味での「情報量」ではなかったのでちょっと拍子抜けしました。でも、でも、1995年のオープニングを彷彿とさせてくれて、いろいろ考えさせてくれました。今回はハダリで Making cyborg だったんだろうか? そうだとするとやっぱりこないだと同様に素子を作っていたことになるわけだ。

 『ER』のエリザベス・コーディの声のおばちゃんとお話ししてたあたり、すごく眠かったです。ハダリの「自壊」を考えるときにロボット三原則を当たり前の前提として話してるあたりは純文学チックでとても良かった。「人間はなぜ自分の似姿を作るのか」という、死や生と同様、結論は決して出ず仮説の披瀝をし合っていく中で相手に何回「なるほど」と思わせることができるか、こちらが何回そう思うことができるか、という話をあんなふうにされてもちょっと萎えました。わたし前作は何度か見てるし、個人的には哲学チックな独り言を吐くのにも吐かれるのにも慣れてるし、他者が「これから難しいこと言うよ」って前置きせずいきなり吐く術語を漢字に直して理解するっていう不親切にも慣れているので問題はなかったけど、逆に内容が気になりました。あの話題はあの場面であのおばちゃんがあの事件を題材にして話すべき話題だったのかどうか。その後で「使い捨てをやめて欲しいだけなのよ」って言われても、それがたとえ真実であるとしても浮いてる気がしてしまいました。また、トグサがたしかキムのところでも、つまり二回「何の話をしているんだ」的な言葉を吐いていて、それが全然「繰り返し」のクラクラではない場面だったので少し興ざめでした。どこで見た文章か忘れましたけど、「理解したくない」と「理解できない」とは、話し言葉の場合はきわめて近い意味であることを再確認です。 ‥‥とは言え、トグサとバトーは、キムの家であの言葉のあたりからループに入っていってしまったから、そういうフラグだったのかもしれません、と言いながらコレはきっと深読みしすぎだと思ってます。

 エトロフ特区という設定も面白かった。意外だった。なぜサントラに「エトロフ」という曲があるのか不明だったんだ。わかってよかった。あのキラキラな都市がエトロフだなんて。あり得ない。いやいや。というか寒いんじゃないかなあそこ。鳥が変だったけどすごく綺麗だった。あのヘリ良いな。イトイ氏が「地面を行くんではなくヘリで飛んで行かないとだめなんですよねきっと」的なことを言ってましたが、まさに、飛んで行かないとお話にならない場面だと思いました。

 キムんちは良かったなあ。特にオルゴール、一回目はメーカの人が見たらすごく喜びそうだなあと、それだけ思って見てました。あんなどろどろした感じになるなんて。二回目三回目もとてもよかった。サントラの「II」のキモチワルイところが期待通り、いやそれ以上の使われ方でございました。あの曲を完璧に再現してくれるオルゴールなら欲しいです。映画館でも3500円で売ってたけど、どうも、違う曲みたく聞こえたました。どうだったのかな。ともかく「気付かぬうちにループしてて抜けられない」系にはめっぽう弱いわたしです。大好きです、『おーい、出てこい』とか『火の鳥』に出てきたおばちゃんの殺し殺されの話とか。だから「うぉぉぉぉぉ」って変な喜び方をしました。周囲の客は冷静なのかついてってないのか醒めてるのか、あんまり反応がなかったなあ。

 いや待てよ。階段下でカードで遊んでたのはずっと「守護天使」だったのに、しかも犬ころまいて、それなのになぜ一回目からちゃんと言ってくれなかったんだろう? ‥‥あ、ダマされたふりか。わかりました。

 押井監督きっと竹中直人好きなんだろうと思う。きっと、全然「竹中です!」ってでしゃばって来ないで作品の中にすっぽり定着してくれるから、それで好きなんじゃないかと思う。あ、竹中直人だ!って思ったのは一瞬で、その後すぐキムになったし。

 少佐と話せたシーンがとっても良かったです。初代『ゴジラ』のゴジラ初登場シーンを思い出しました。なんか変なんだけど、やっぱり「やっと会えたよ!」という感動が押し寄せて来て泣きそうになりました。「うわっ」って声出た。人間は見た目も大事だけど、だけじゃなく中身や声もやっぱり大事ですね。

 ‥‥ジェーンですよね、人形遣い、いや素子は。AIが生命かどうかを真剣に考えなきゃいけない時代は来そうでまだ全然来てないんだが、ジェーンを云々せんならん時代はいつごろ来るのかな。これもタイムマシンやアンシブルみたく概念だけのモノになってしまうのかな。そういえば、ああいう生命体をいちばん最初に考え出したのは誰なんでしょう? ガイアとか、宇宙は大きな生命体だとか、弥陀に抱かれてとか、そういうのと根は一緒な気はするけれど、ネットがないとあり得ない架空生命体でわたしがいちばん先に知ったのはオースン・スコット・カード『エンダーのゲーム』に出てきたジェーンです。そういう、SF的な架空の概念の発達史ってどこにあるのかな。作るしかないのかな。壮大なモノになりそうな気がする。

 そういえば熱光学迷彩が出てこなかったなあ。素子がもっとえげつない出方をしたから良いか。あれはずるいや。熱光学迷彩って Therm-optic camouflage って言うんですね。『機動隊』を英語字幕で見てて知りました。人形遣いは普通にパペットマスタ。ってこれはネタバレでもなんでもないなじゃなく前作ネタじゃないか。

 初日は濃いぃファンしか来ないもんなのかな。エンドクレジットが流れ終わるまで、見える範囲では誰一人席を立ちませんでした。結構後ろの方に座ってたんだけどね。最後は西田和枝社中の長めの曲なんだろうと思っていたら、途中で何度もかかったからやめたのか、主題歌だからなのか、『Follow me』でした。歌詞がしっかり右上に出てました。すごく良かったです。 ‥‥あ、だからか。 (^_^)

 犬もよかったです。バトーとアッシュと監督がダブりました。

 じゃあ、行くわ。って寂しかったです。「遠神恵賜」、むちゃくちゃ効きました。

 見る前に前売券を二枚買ったのなんて初めてだ。しかも両方とも自分で行くつもりなんだから、ほんとに踊らされている。しかし今回はほんと踊らされて良かったと思う。続編がこんなに面白いなんて。続編がこんなに STAND ALONE だなんて。マトリックスがどうのこうのっていう台詞も効いてたし、目を盗んだ云々という台詞もあったし、押井守ってすごく優しい人なんだね。犬好きに悪い人ってあんまりいないってことなのかもしれないな。

 見て本当に良かったです。たぶん今後は混むのではなかろうか。20日過ぎにまた行くから(『Follow me』のオリジナルVer.付き前売り券の引き渡しが20日)、そのときどんなふうになってるのか、楽しみです。

 でも、とりあえずいろんな人に勧めようと思うんだけど、わたしは周囲からアニメとSFに半端じゃなく造詣の深い人として認識されてると思うので‥‥というかそれ以外にさしたる特徴のない人間だと思われてそうなので、どういうふうに勧めたら良いんだろう? 正直なところを言うと、ストーリィ的には前作、『攻殻機動隊』を見ていないと厳しい。言葉もちんぷんかんぷんだろう。エヴァのテレビシリーズを見ずにDNAみたいなエンドクレジット(しかし途中)が出た映画版を見るくらい厳しいと思う。でも、だからってそれをあまり正直に「前作見ないとお話にならないYO!」なんて言うと誰も見てくれないような気がする。でも、でも、‥‥。見て欲しいな、たくさんの人に。

 だってこんなすごいのひさしぶりだもん。

 映像:衝撃。 再会の感動:激甚。 別れ:(>_<。)。 犬:(≧▽≦)。 音楽:民謡歌手75人とオルゴールと『Follow me』!参りました! 音響:「映画の半分は音で出来ている」(by押井監督)まったくそのとおり。スカイウォーカサウンド使って大正解。 蘊蓄:へろへろへろ(褒めている)。 余韻:多大。

 劇場で見て本当に良かった。今年は春からすごいな。

 少佐の2501の出し方も完璧だったなあ。‥‥駐車場じゃないよ、キムんちだよ。っていうか、ループの二回目で出さなかったのはなぜなのかなと思ったら、なんかカードの文字でうにゃうにゃ言ってて、あぁはいはい、って思いました。10年前に人形遣いが「生命というのは結節点のようなものだ」って言ってましたよね。今回はあそこがアレと同じ、何回か見たあとで「なんだまるで縁起の法だな、そんだけだったんだ」ってわかる、そういう感じのところだったのかな。

 なんでこんなに長いのかというと、うまく整理できてないからです。わたしの感動の反応は両極端で、絶句するか饒舌になるかです。今回は後者のようです。

 劇場で見て本当に良かった。AKIRAとオネアミスを劇場で見たこと、ガンダムの第一話(not再放送)をリアルタイムで見たことを話すと一部の人たちからすごく羨ましがられますが、まあその事実だけがすごいんであって見たわたしがすごいんじゃないんだけど時々俺どういうわけか誤解するから気をつけないといけないんだけどともかくそれと同じくらいの大きさの映画だと思います。


◇ うん。

 今日はこれだけにします。良い日でした。

 そうそう、今日は姉の誕生日です。本当に良い日です。

 そうそう、先日友だちが結婚しました。おめでとうです。ふと気付いたことには、うちの親の結婚記念日と一緒でした。縁は異なもの味なものって言うんでしょうか。 おめでとう。

 ではでは。今日もさむいです。

2004年3月5日(金) 3月6日(土) 7:00 +0900

◇ 今日はコンサート。

 こないだ書いたように、今日は大宮本館で北條不可思さんのコンサートがありました。寄せてもらいました。

 すごかったです。

 やっぱライブって良いですね。

 満堂(+α)でした。

 「一こえ、二ふし、三おとこ」って言いますよね、布教使さんの‥‥評価の基準?について。なるほどなと思いました。まあまあ、わたしヒト褒めるの苦手だしウソっぽく聞こえそうなのでやめときます。

 『しゃぼん玉』は白骨の御文章を思いながら聞くと、すごく深いところへ行けるんですね。びっくりしました。

 コンサートってたいてい撮影厳禁なのでカメラ持って行かなかったんですが、今回は全然オッケーだったみたいです。ココにアップするのはさすがにまずいだろうけど持ってって個人的に撮ってこれば良かったと思う。


◇ 前売券。

 映画の前売券を買いました。ローソンで、プリンタから「めーっ」て出てくるタイプの券だったので文字ばっかりなんだろうと思っていたら、不鮮明ながらも映画の絵も印刷されていてちょっと驚きました。ポスタみたいな感じで、ちゃんとバトーが犬抱えてます。【この映画です】

 なんとなく初日に行くのも良いかなあーって思ってたんだけど(ほぼ日の影響?)、11時から舞台挨拶を配信してくれるそうなので、今日はおとなしくそれを見て、平日に行くことに‥‥なるのだろうかならないのだろうか。自分の衝動が自分でもよくわからんのでひょっとすると土曜か日曜に突発的に自転車をこいでたりするのかもしれない。

 まあ、お金と体調と時間と相談してから。

 音楽の予習はバッチリです。

 オルゴールってこんなに繊細に鳴るものなのね。

 ‥‥。

 今日のU-23のサッカー良かったです。あの時間帯に点を獲ってくれるとすごく幸せな気分になれる。2点目もむちゃくちゃ嬉しかった。あれは効いたろうなあ。怖いなあサッカー。でも、気持ちはわからんでもないんだけど、UAEのサポータがぞろぞろ帰って行ってしまってるのがちょっと意外でした。ドーハでも青い服着たサポータたちは泣きながら手叩いてたと思う。‥‥うちらは執念深いタイプで、彼らはあんまり後に引かないタイプなのかな。

 ではでは。さむいですね。

 3月6日14時14分付記 (>_<。)よくあることながら、それはそれは素晴らしい勢いで寝過ごしました。2回目の配信はあるのだろうかないのだろうか。

2004年3月4日(木) 3月5日(金) 4:30 +0900

◇ 今日は飲み会。

 今日は修士課程を卒業する人と博士後期に受かった人と専任講師になった人を招待して、お祝いの会でした。つまり飲み会でした。わたしは体調が良くなかったのか頭の中がうまいこと行ってないのか、「石田さん機嫌悪そうですね!^^」って言われるような顔をしてたようです。気をつけないといけない。どういうことなんだろう。わからん。いや、昔から「楽しそうですね!」と言われたことは一度もない気がする。

 先輩にはお祝いなにも持っていかなかったんだけど、後輩二人には使えないモノをあげました。一人は『攻殻機動隊』には萌えないけれどゲーム系のおたくかもしれない人なので、その方向から『萌え単』を。もう一人は『Kill Bill』をちゃんと楽しめる人なので、『恨み節』のCDを。

 うん。わたしとしては頑張ったと思う。

 飲んでるうちに時間になったので全員で『白い巨塔』を見ました。唐沢くん頑張ってますね。石坂浩二も西田敏行も良いなあ。『大地の子』も存在感あるなあ。 ‥‥ 初めて見ました。途中からでも見たくなるようなうまい作りだと思いました。カットのつなぎ方もちょっと笑えるほどうまい気がした。話によると第1話だけはみんな関西弁だったんだそうですね?「手術はココロや!」とか、「コッヘル持ってきぃ、はよ!」とか、裏返った声で「切ります切ります!」とか、そういうお話だったということですが、今は全然シリアスで、そらバランスとしてゴールドブレンドのCMで「イヤですよ」とか言ってないとあかんと思いました。

 完結したらゆっくりじっくり見てみます。とりあえず古本屋さんかどこかで買って原作を読んでみます。 ‥‥ 濡れ場がないのにこんだけ集中させる話ってすごいよね、という話にもなりました。そういえば山崎豊子ってそんなイメージです。

 うん、この話題はオチもなく終了です。


◇ 『共鳴鳥』。

 三業惑乱(江戸時代に真宗から始まって真宗に終わったすごい事件)を題材にした戯曲、『共鳴鳥』をもらいました。どういう話なんでしょう? って聞いたら、読んだ人が二人で半ばオタッキーな会話を開始してついていけなくなるというくらい面白い話なんだそうです。倉田百三の名作『出家とその弟子』が史実をもとにしていない(だからこそあれだけ感動的になれた)のに対し、こちらは史実をちゃんと入れて、それなのに面白い! のだそうです。楽しみです。もし著作権の方が無問題だったら起こして公開します。いつ頃になるかは智洞さんに聞いてください。


◇ ねこ。

にゃー  夏目漱石の『吾輩は猫である』新潮文庫を読んでいます。初読です。言い訳に聞こえるでしょうが、もう亡くなっている作家は新作を絶対に出してくれないので意図的に全部は読まずにいます。今回なぜ『猫』を読み出したかと言いますと、奥泉光の最新長編『新・地底旅行』の後書きで作者本人がコレと『吾輩は猫である殺人事件』との関係について多少言及していて、読みたくなったからです。そのためにはやっぱり文体模写がどのくらい成功しているのかとか気になるので、『猫』本編を読まないとお話にならない、と思ったからです。

 来年、2005年は漱石デビュー100周年、猫発表からちょうど100年、みたいです。100万回も生きたり死んだりを繰り返した猫ってのもすごいけど、こんなに愛されて100年も生き続けて来た猫ってのもすごいなあ。

 関係ないけど、苦沙弥先生さっき「うんにゃ」って言ってました。びっくりしました。あと、鼻毛の白髪、わたしも見たことがあります。わたし最近どんどん目に見えて白髪が増えだしてるそうなので(本人には確認がうまくできない)別段驚くにはあたらないかもしれませんけど、うん、びっくりしました。

 上の猫は昔描いたもので、2001年の10月 【here】 13日に出てます。猫年があればこれを使う予定。 ‥‥ いや、寅年がコレか。

 今日の京都は寒いです。気をつけてください。気をつけます。

 ではでは。

2004年3月3日(水) 3月3日(水) 20:30 +0900

◇ 昨日は卒業式。

 昨日は11:00から大宮の本館で宗学院の卒業式、その後は場所を変えて謝恩会でした。今日はトピックが何もないので昨日のことを少し書いて今日の日記にします。

 おなか引っ込めながらあくびしたら腹筋がつりました。びっくりした。

 最初に勤行(お経)があるのは他の本願寺関係の式と一緒です。そりゃ、なきゃ始まらない。そして本科・別科の卒業・修了生に院長先生から証書が手渡され、式辞があり、答辞があり、祝辞があり、最後は恩徳讃で終わりました。式次第のどこにも「送辞」がなかったのでホッとしました。やっぱりわたしの出番は謝恩会だ。

 式辞の中に「いろいろ山積している現代的な課題っていうのも見逃せないよね」的なお話があり、わたしが予定している「送辞」(仮)と内容が少しだぶってました。否定されなかったので良かった。答辞は、声が朗々としてました。なるほど、こういうふうに読めばいいのか、いや俺の声は響かないから無理だ、っていうかこの後で練習もせずに真似しても失敗するから格好悪いよね、などと思いました。今まで3年間どういう先生からどういう内容の講義や指導を受けてきたのかを紹介していて、‥‥並べて聞くとやっぱりすごい気がしました。また、いろいろなところへの感謝の言葉もたくさんあって、‥‥これも並べて聞くとやっぱりたくさんの人の協力や支援があったからこうしていられるんだなっていうのが実感できた気がします。ご門徒さん方の理解と支援があったればこその宗学の勉強だ、とおっしゃったのが特に印象的でした。祝辞は、‥‥「これで終わりじゃないからな!お前らこれからも本気でがんばれよ!」的な、殿試通暢の直後のお話みたいな感じのがありました。うん、それはみんなわかってると思う。でもこういう機会にそれを確認するのも良いことだと思う。別の方の祝辞は、自分は全然こういうふうに宗学院で勉強できなかったから、きみたちが羨ましい、また、別科の中にはわたしからみて大先輩のお年の方々がたくさんいらっしゃって、そういうのを拝見していると頭が下がる、わたしも何年か後には別科で学べるかな、みたいな感じでした。‥‥どれもそんなに長くなくて、わたしの用意している「送辞」(仮)が4分もかかるのはやっぱりまずいんじゃなかろうかと思えて来ました。


◇ 謝恩会。

 その後ホテルに移って謝恩会でした。去年も同じような体裁でやったんですが、その時と比較すると明らかに会場と人とのバランスがちょっと良くなく、人が多め・会場が狭めだったんだと思います。間違って隣の人の料理を食べてしまいかねない席次の所もありました。隣の会場にもパーティが入ってるようだったので、その兼ね合いだったのかな。

 5日に大宮本館でコンサートをされる北條不可思さんと同じテーブルでした。うわあ‥‥。ちょっとびびりました。何も話せませんでした。(有名人に弱いわたし。)法要や儀式、結婚式以外で本館の使用許可が出たのは、初、なんだそうです。すごい。詳しくは、asahi.comのMYTOWN:京都 をどうぞ。【こちら】

 こういうパーティ系のところでお話をまかされる人にただものはいらっしゃいませんね。いろいろ勉強になりました。時間的に話の長い人もいらっしゃいますが、それは聞いてる人がみんなごはん食べながらだからオッケーなんだろうなと思いました。(食べ始める前のスピーチの短いこと短いこと。やはりわかっている。)内容も確実に面白いので、ふと「そういえば長いかな?」と気づいて「たしかに長いかな」と確認し、「でも全然興味深いから良いなあ」と納得できました。棒読みじゃなく、ちゃんと場の雰囲気を見ながら、でも自分の語りたい内容を語りかける、そういうスピーチをすることに慣れている方ばかりでした。

 なのでわたしの「送辞」(仮)のように堅い文章は、はっきり言って、いやはっきり言う必要もないほど、そういう場に似合わない気がしました。ので、謝恩会ではなく卒業式本番で読むのだと思って勘違いして書いて来ました、と前置きして始めました。そこだけは(やや)受けました。いや受ける必要などないのです。

 内容的には、前述のごとく、卒業式の式辞の一部の内容と一緒の部分がありました。でも謝恩会の中の式辞の一部とはかみ合わないかもしれない、かみつき合うかも知れない内容もあり、そこを読んでるときに(わたしはスピーチじゃなく棒読みでありました)場に一瞬ピシッと亀裂の走る無音の緊張を感じました。他にも時事的なことをわたしの勝手な修辞で表現しているところがあって、そこも少し「やれやれ」系で静かになった気がしました。楽しいスピーチがたくさん並んだいちばん最後にこういうのが来るというのは、良いのか悪いのか。 ‥‥ まあ良いことにしておきます。なんと言ってももう終わったのだから。頑張った頑張った。


◇ その後。

 すごく寝不足だったのに謝恩会で結構飲み、そして緊張したので、少し疲れました。なので龍大の、いびきをかいてもあんまり迷惑にならないだろうと思われる場所で、眠ろうと思い、でも眠れないんだろうなと思いながらMP3でAvalonを聴いていたら、1時間くらいぐっすり眠れました。その後は場所を変えて二次会があり、三次会があり、印仏研の発表エントリの封書を3月3日の消印で速達で出して、帰ってきました。

 わたしとしてはとても楽しかったです。宗学の話もフツウの馬鹿話も同じテーブルで出来る環境って好きです。すごく久しぶりに飲んだウイスキー(バーボン?)も美味しかったし、料理も美味しかった。 ‥‥ でも、どうも少し失礼な物言いをしていたような気がします。うーん、本格的にいかんな。何度目だろう。

 スパゲティに添えられていた粉チーズは、なめらかで、柔らかくて、スパゲティにうまい具合に絡みました。どうも市販のものではなくそのお店で直前にすり下ろして粉にしたもののようでした。うん、あれはすごく良かった。


INNOCENCE サントラ。

 Amazon.co.jpで『イノセンス』のCDを買いました。こないだ買ったDVDは発売当日の発送だったのでアレでしたが、今回はフツウのお店と同様、発売日の前日の発送なので今もう聴けてます。感想は ‥‥ 川井憲次っぽくて押井守っぽいです。川井氏のサイトで掲示板を覗いたら、『イノセンス』の本編をもうごらんになったらしき方が「どういうシーンなのか、見る前にわかってしまう曲があった気がする‥‥」的な書き込みをされていて、ちょっとドキドキしながら聴きました。でも全然、見た人から見て見る前にわかる、ということのようでした。サントラを2回聴いたくらいでは映画の内容まったくうまく想像つきません。

 試聴は 【こちら】

 「内容が想像つかない」で思い出した。そういえば公式サイト 【こちら】 に『風の谷のナウシカ』特典ディスクや『GHOST IN THE SHELL』に収録されてるのとは別バージョンのPV?がアップされてます。鳥肌率200%くらいアップ。でも、これを見てもやっぱり内容が想像つかない。弥絵ちゃんち 【こちら】 経由で「ほぼ日」の連載 【こちら】 を見てもやっぱり想像つかない。というか期待しすぎるのも好い加減どうかと思うぞ俺。

 ‥‥だって「すごい映画だぞ」って俺のゴーストがささやくのよ。

 はい、もうだめぽ(>_<。) ではでは。

2004年3月2日(火) 3月3日(水) 1:25 +0900

◇ うん、無理しない。

 グミョウシチョウと火山灰地を混同するなんてわたしらしくない。

 今日はお昼頃から美味しく飲んでました。さっき帰ってきて牛乳でシーフードヌードルを作って美味しくいただいて、今はすごく眠いので眠ることにします。

 おやすみなさい。失礼します。

 (その後、2日の日記は3日の日記と同化しています。)

2004年3月1日(月) 3月2日(火) 3:45 +0900

◇ ゆめ。

 大きな建物がある。廃屋である。中へ入ろうとすると後ろから知らないヒトの集団が来て、その廃屋についてわたしにいろいろ聞く。わたしは管理人じゃないからわからないしココは廃屋だ、と少し嫌味っぽく答える。そもそも廃屋になど来てはいけないのだ。

 中はまるで乱雑である。体育館なみに広く明るいが、布団や衣類その他がゴチャゴチャで足の踏み場もないようである。さっきのヒトが話すところによると彼は廃屋の隣にホテルをとってわざわざ廃屋を見に来たのだそうだ。わたしは愛想良くあのホテル良いですよね、と答える。

 廃屋の二階も一階と同じような感じである。だが一階が無人だったのに対し、こちらはヒトがそこそこいる。わたしの友だちもいて、布団や衣類が散乱した中にテーブルを置きトランプをやっている。それにわたしはまぜてもらう。小さなワンカップの日本酒が置いてある。なぜか人肌である。そこでわたしは自分がお酒を買って来た方が良いだろうと言われていたのに忘れて来たことを思い出して後悔する。が、友だちは、昼になったら焼酎でも買って来たら良いよと言う。それしか言ってないがわたしはその日本酒を飲むのは自分なんだと決めてかかっている。悪いなあ、悪いなあ、と言いながら、彼がそう言ってくれるのを待っている。

 トランプは大富豪のようだ。いまは革命が起こった直後らしく、234、というカードが見える。その上にあるカードが356とか478とかに見えたのでそれって変だなと思ったが、どうも出した後で重なりが崩れただけのようにも思える。わたしはそれを確認しようとせず、自分の手を見て、いちばん大事なものがないと言ってパスする。

 以上、今日起きたときに記憶していた夢。


◇ はずれた。

 昨日の日記で、2日に読む送辞の内容を少しだけ紹介して、

送辞の冒頭は、渡辺謙のアカデミー助演男優賞と、平山が活躍してバーレーン戦に見事勝利するサッカー日本代表U-23への讃辞で、そのあとに「このような今日の良き日に」って続きます。

 と書きましたが、ご存じのとおり謙さんは「正直獲りたかったです」というコメントがすごく格好良かったけど逃し、U-23は試合の終盤に友だちとチャットで「こないだのフル代表戦みたいなことにはきっと‥‥ならないんだろうなあ」と嘆き合うような、勝ち点は獲ったけどどうもスッキリしない試合結果で引き分けてしまいました。汗腺は開いていたけれど思っていたほど暑くならなかった、のかも。なので送辞の冒頭を差し替えました。二つの残念を書き、そのあとは

  生きるということは、嬉しいこと半分、辛いこと半分のものなのですよ。

 小野不由美『十二国記』にある台詞です。この世は思い通りにならない、生きることは苦である、それをまたあらためて知る機会を得たこのような喜ばしい今日の日に、

 ってふうにしました。強引ですけどなかなか良い感じになったと思います。A4の紙に印刷してぱたぱた畳み、切って貼って、整えました。本番に強いときより弱いときの方が多い人なので、読むときに自分が極度に緊張していることを予測し、間違いを最小限に食い止めるため、難しい漢字にはルビを振りました。

 ‥‥‥。

 うーん。(>_<。)もう少し練習します。


◇ アドレス削除。

 以前にも多い時期がありましたが、最近またウイルス搭載メールがいっぱいいっぱい届くようになってます。理由の一つはサイトのあちこちにメールアドレスを掲載してるからだと思う。それはわかっていたけれど、ひとつひとつ削除するのがすごーく面倒なので放っておいてました。でも、今日すこしやる気になったので、サイトのHTMLファイルからわたしのメールアドレスを一部を除きほとんどすべて削除しました。

 まあ、もう業者さんの名簿とかに載ってしまってるんだろうから無駄なことをしたのかも知れません。

 もともとなぜあちこちにメールアドレスを書いていたのかと言いますと、記事を読んでメールをくれる人が多少はいらっしゃるだろうと思っていたからです。でも実際には「多少」ではなく「少々」、いえ、「僅少」でした。ここんところはゼロでござる。なので、実情に合わせて更新したのであります。

 ときどき無性に「〜でござる」とか「〜であります」とか書きたくなるんだけど、これってなぜなのかなあ。「〜です」で用は足りるのに。 ‥‥ 「ですます」ばっかりだと書いて読んでて自分が飽きるからか。なるほど。

 目覚ましも万全です。大丈夫、今日は寝坊せずに行けると思います。布袍輪袈裟も念珠も経本も、送辞も、速達で出すべき封筒二つも、ともに荷物に入れました。

 ではではナリ。


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