Just a Little Bit of… の日記
バックナンバ 2003年12月

2003年12月31日(水) 12月31日(水) 22:10 +0900

◇ 31日です。

 いやぁ、2003年も今日で終わりですね。今年もいろいろありました。思い出せるモノのなかで公表できるモノを挙げ、更にその中から重大だったかもしれないものをリストタグで羅列してみますと、以下のようになります。

  1. サンガが天皇杯を制した。
  2. 早稲田、ラグビー大学選手権ひさびさ制覇。
  3. 20000hit。
  4. クルマにぶつけられた。
  5. 母方の祖父が亡くなった。
  6. 妙法寺の公式?サイトを開設。
  7. 32歳になっている。
  8. StudioMX購入。直後に new ver. 発売。(>_<。)
  9. 宗教学会の発表で質問が出なかった。
  10. 「輔教」になってしまった。
  11. サンガがJ2降格を決めた。
  12. 喫煙しなくなっている。
  13. 30000Hit。
  14. KillBillとMatrixRevolutionsを同日に見た。
  15. アパートのヨコで火事というかボヤ。撮影成功。
  16. ナウシカのDVDコレクターズBOXを購入。
  17. bk1 で「書評の鉄人」に選出される。
  18. Let's note 購入。2年越し。
  19. 『十二国記』おもしろい。

 折り折りした紙を並べておいて一枚ずつとってステイプルで留めたり製本したりする作業がありますよね。アレをやる時、手指から以前ほど油がしみ出してこなくなっていて、作業があんまり早くない人になってしまっていて、すごくびっくりしました。これだけが取り柄だったのに ‥‥ 。にんげんは年を重ねてだんだん枯れていくのだ、という事実を事実として実感した瞬間でした。コレも重大事といえば重大事です。

 今日はこれから、お寺ならではの越年行事があります。鐘楼の鐘を撞くんじゃなく喚鐘を叩く除夜の鐘とか。半端じゃなく寒いので防寒だけはしっかりして臨もうと思っております。

 ではでは。よいお年を。

2003年12月30日(火) 12月30日(火) 23:00 +0900

◇ 子供が入ってたら、喰えないじゃないか

 『十二国記』の、『風の海 迷宮の岸』 を読了しました。講談社文庫ではあと6冊、X文庫まで勘定に入れると更にもう2冊くらい、そしておそらく未だ完結せざる物語であることを考えるともっともっと楽しめる、らしいので、わたしは嬉しいです。そうですねぇ。たぶん、いままさに森博嗣の 『すべてがFになる』 を読了したばかりの人になら、こういう感覚がわかってもらえるかも知れません。

 ふふふふ。


◇ 海がなかったら雲海とは言わねえだろ?

 今日は、昨日の夜からクチナシの実を割った酢水の中に漬けておいたサツマイモを引き上げ、さらにクチナシの実をつけておいた水でゆで、裏ごししたり火にかけたりして、栗きんとんを作りました。毎年のことですが右腕がすごいばかになります。わたし以上です。かわいそうに。

 今年のもカッチカチに仕上がりました。良いことです。ゆるゆるの栗きんとんなんて想像できません。

 その後、「錦卵」を作るのも手伝いました。これは、卵をゆでて白身と黄身にわけて裏ごしし、それぞれグラニュー糖で味を調えて二段に重ねて蒸すモノです。

 スルメと昆布を細〜く切って酒・醤油・みりんなど一緒に混ぜ、数の子をちぎって放り込む「松前漬」を作るのも手伝いました。伊達巻きも少々手伝いました。

 黒豆は、親が3日くらいかけてるのを見てました。

 上の4品の中でいちばん好きなのは栗きんとんです。ただひたすらに甘く、重たく、かたい。いちばん酒に合うのは松前漬だと思います。スルメと昆布が日本酒に合わないわけがあろうか、いや、ない。みたいな感じです。なんで「松前」なのかはわかりませんが、きっと松前藩と何らかの関係があるのかも知れません。

 いろいろな食べ物を、お店で食べたりうちで食べたりしています。ラーメンやカレー、ピザなど、専門店で食べた方がおいしいものもあるし、おでんや鍋など、家や友達んちで適当に作って食べた方がおいしかったり安らげたりするものもある。

 しかし、おせち料理は「専門店」がないせいもあるんでしょうが、作って売ってるところに負ける気があんまりしません。今まで食べたどの出来合のモノよりも、うちでひぃひぃ言いながら作ったモノのほうが圧倒的にうまい気がする。まあ主観的な評価です。しかし出来合のものは、どの工程をどの程度はしょったのか(換言すれば手を抜いたか)がある程度はわかるような気がします。

 6ケタくらい出せば美味しいところもあるのかも知れないけど、それだけ出せるのなら時給を考えて自分で作るし。

 おせち料理って、作る・食べる理由がいまいちわからないです。でも10年続けばなんでも「伝統」になってしまうからやってるんだと思う。作るのは正直しんどかったり面倒くさかったりするんだけど、作る・食べる理由が不明なだけに、割り切って外部に委託することができないんでしょう。その辺、年賀状に少し似てる気がします。

 そんな感じです。

 私信。北海道では、犬ぞりを走らせる時にはクマガワの白い襟巻きをするのが正式な作法です。そのほかの装束はあまり厳密に定められていません。でも寒い格好で長い間走っていると冗談じゃなく凍ってしまうので、不文律的に決まって来た着衣もあるにはあります。そのへんのこと今度飲んだときにでもお話します、少しヤヤコシイ話になりますので。ただ、最近では幹線道路も完備され、除雪もほぼ完璧なので、「夜のうちに父さんが帰ってくるはずだったのに帰ってこなくて、朝になって玄関を開けたら凍っていた。そういえば昨夜はやけに風が戸を激しく叩くと思ったよ」(『火山灰地』)という悲劇も少なくなってきていまして、犬ぞりでの移動はお金持ちの道楽、もとい、かなりなステイタスとなっています。

 ではでは。私信は掲示板への返信です。

2003年12月29日(月) 12月30日(火) 21:30 +0900

◇ まったり。

 月曜日は、日曜日の日記に書いたように掃除機を探し、その後はその掃除機で階段の残り半分や会館の座敷、庫裡(くり:寺院の住職宅をこう呼ぶことがある)の座敷を掃除しました。

 あとは、チャーハンを調理したりいただいたり、風呂のフタが心もちあかかったので磨いて白くしたり、断続的にスマスマを見たり、『十二国記』の 『風の海 迷宮の岸』 を読んだりしました。


◇ ジチンネンエンカ。

 よくわかんないユメを見ました。(−_−;) というか月曜日の朝に起きたらユメを見た記憶を携えていました。起きた直後に書いたメモを、個人名だけ頭文字の表記にあらためて、そのまま引用します。

 何か理由があって東京に行く。Sが迎えてくれる。大学の中に、今なら入れる時期だから忍び込んで眠っても良いかなと思う。8号館はあるのだろうか。
 大学周辺では先輩や後輩が集まっていた。中心にはSさんがいる。イチローのようなマトリックスのようなサングラスをかけている。いつものように?誰か後輩が野球のような感じの団結を示す号令をかける。Nのように思えた。
 N先輩が語り出す。詩を書き続けて出版している、その流れらしい。その中にジチンネンエンカというコトバが出てきた。自沈、のような字だと思う。
 売れもせずにただ出せば実績になるのかと疑問に思う。だが詩は小説と違っているからそういうことになるのかもしれない。なんせとにかく先輩の出しているものすごい量の本の目録のようなものを見た。

 ほかにも何か変な感じの逸話を見たが、忘れた。思い出せば思い出したで。

 そのほかのユメ。大学構内で、クルマが次々と建物の中にかなりのスピードで入っていく。事務の人がそれを見て、たぶん怒りながら建物の中に入っていく。現行犯のところをおさえようとしているのだろうか。わたしも中に入ってみる。またクルマが一台入ってきて、中に停まっていたクルマにぶつかってそのクルマを脇へどけて、さらに中に入っていく。そのクルマをとがめ立てする人はいない。「学生ってバカ」みたいなことをわたしは思う。

 ‥‥来年の如月、S先輩とその奥さんが中心となる会合に参加するためにひさびさ東京に行くのは事実です。また、その前日にSが迎えてくれる(S先輩とは別人であるS宅にお世話になる)のも事実です。だからなんでしょうか、曲がりなりにもSが迎えてくれて、曲がりなりにもS先輩が中心にいる会合に出席しているユメを見たのは?

 ユメの中でN先輩が「語り出す」って書いてありますが、その語りは、ユメの中では、大半が自作の詩の朗読だったと記憶しています。サークルは文学研究系でしたし、詩を作ったり物語を作ったり脚本を作ったり芝居を打ったりする人は決して少なくなかった。しかしわたしの直属の先輩にあたり、わたしが1年生のときに4年生だった、九州出身のN先輩は、詩も物語もあんまり作りたがるタイプの人ではなかったと思う。なのになんでユメの中では自作の詩なんてものを‥‥。というか詩人たちはわたしたちの前で詩を朗読するほど厚顔無恥ではあり得ない、そういうサークルだったと思うのであります。S先輩とそんなに親しかったようにも思えないし。6つくらいフシギが重なったユメでした。

 大学が出てくるユメは多くもないけど少なくもない、かなあ。今まで何回か見てるのは、大学界隈 ‥‥ なんだけど大学界隈っぽく思えない「路地裏」を歩いてるユメです。図書館や澤田家のあたりから旧15号館の方へは行かず、道を下って飲食店街を抜けて大隈講堂へ抜けていく、その界隈が、2年だけ住んだ新井薬師のSEIYUあたりと混じり合った感じの「路地裏」を歩いているユメ。圧倒的に夜が多いなあ。

 もそもそ。

 しかし、なんだろう? 「ジチンネンエンカ」って。

 ほたほた。

2003年12月28日(日) 12月29日(月) 13:30 +0900

◇ 掃除。

 本堂の方の打敷かけは土曜日に終わって、日曜日は会館二階、納骨堂の赤カーペットに掃除機をかけました。で、階段にもかけていたら、甥と姪と、彼らの祖母が呼びに来たので昼ご飯をいただきました。

 ‥‥ということなら、掃除はそんなにしてなかったようです。月曜日の朝になって物置に掃除機を探しに行ったらいつも使ってるやつがなくて、「あれえ、父さんどっかで使ってるのかな?」と思ってうろうろ探し、階段の踊り場を見ると、日曜日の昼からそこにずっと放置されていた掃除機が見つかったので。日曜日は午前中だけ掃除をしました。


◇ ヘプバーン。

 甥にあげる方の、きっと今は型遅れしすぎてるのでどこの中古屋さんも買ってくれないから5000円くらいで引き取ってもらうしかなさそうなノートを広げて「これをあげます」と言いながら甥に見せました。学校でもパソコンは多少さわったことがあるそうです。だから喜んでくれるんじゃなかろうかと思ったのに、あんまり喜んでくれません。嬉しいけど嬉しいと言えない瞬間ってよくあるから、アレかなと思ったんですが、どうもそうではないらしい。嬉しい嬉しくないではなく、パソコンにそれほど興味を示さない。

 学校のパソコンで何をしたことがあるか聞いたら、インターネットで調べモノをした程度なんだそうです。かつ、ほとんど全ての操作をマウスでやっていたそうです。そのせいかキィボードをまったく打ちたがらない、というか文字を打つ方法がどうもわかってないように思える。

 ‥‥甥は小学3年生。ローマ字の習得は、わたしが小学生だったときは5年生くらいからだった気がします、しかし5年生の時は6年生と複式学級だったので6年生からだったかもしれない。

 とにかく3年生がローマ字をやってるはずがないので、ローマ字を習得することから始めないとあかんっぽい。ので、ひらがなを大文字と小文字のローマ字で表した対照表を作って持たせました。一応ヘボン式をメインにしましたが、キィボードでは「shi」も「si」も「し」になるし「chi」も「ti」も「ち」になる、かつそっちの方が圧倒的に覚えやすいしわかりやすいので、そっちも書きました。可能ならおいおい指導していきます。(甥だけに。)目標地点として設定しているのは「なんだおじさんくれたのWindows xpじゃなくて98かー。こりゃ使えないわけだよー。それにスペック低すぎだしー」と甥がひとりごちる瞬間です。

 中学生・高校生なら、ほぼ間違いなくネットをやりたがるはずなんでしょうけど。今の彼はパソコンでいったい何ができるかを知らないし、ネットがどういうものかもあんまりわかってないと思う。「これがワープロソフトだよ」って言われたって、作文好きな小学生って珍しいはずだから使おうとしないのはアタリマエだと思う。

 当時の自分と比べるのは失礼かもしれないけど、小学3年生の頃って、「個性」というコトバで保護しなければならない特質を錬成するずっと前の状態にあるわけだから、ゲームボーイやプレステとは違い、自分でやりたいようにどうにでも扱える道具(おもちゃ)は、早いのかもしれません。

 まあ、おいおい。

 へぷばーん。ヘボン式ローマ字の「ヘボン」はスペルが「ヘプバーン」と一緒です。Atokが入ってるWindows機の方でお時間のある方は、「へぼん」・「へぷばーん」・「へっぷばーん」で「F4」を押して確かめてみてください。


◇ フラッシュメモリ。

 MuVoのヘッドフォンステレオ兼USBフラッシュメモリを使って、わたしのノートと父のノートの間でデータをやりとりし、それでココの更新をしてます。データ作成はわたしのノート、更新は父のノートからです。また、甥に見せようと思って作った(もちろん彼は全然喜ばないが。)ひらがな・ローマ字対照表も、わたしのノートで作成し、フラッシュメモリで父のノートに移して印刷したり、甥のノートのデスクトップ上に保存したりしてます。

 父や姉がそれを見て便利さを非常にうらやましがり、すぐにフラッシュメモリを購入しました。SDカード系の、互換性が良いのか悪いのかよくわからないメモリのことはわかっているようで、すぐにイメージできたようです。京都の安価なところで買うより、十勝の電気屋さんは割高でした。たぶん運び賃なんだと思います。海を越え山を越え、フブキを越えクマを越え、なのですから。

 そんなこんなでございます。『風の海 迷宮の岸』・『風の海神 西の滄』・『風の万里 黎明の空』を買ってきたので『風の影 影の海』を読了しました。かさねがさね、楽俊はほんとに良いやつですね。本願寺のいちばん南側にある雨ざらしの国宝・唐門には麒麟がいっぱい描かれています。いろいろ広がるもんですね。

 ではでは。不定期・不定時更新、あいすみません。

2003年12月27日(土) 12月28日(日) 0:30 +0900

◇ そういえば。

 いま気づきましたが、今日はイエから一歩も出ておりません。うーん、こりゃやっぱり実家でも太ってしまうのかわたしは。京都なら自転車をこがないと大学その他になかなか行けないから半強制的にものすごく運動させてもらえてたんだな。ビールもごはんも意識して量を減らさないと大変なことになりそうです。がんばります。


◇ ほたほた。

 そんなわけで、ネタのあろうはずもない今日です。

 『十二国記』は『月の影 影の海』の下巻、そのだいぶ後ろを読んでます。続巻を何も買ってないので注意して読まないと、すぐに読み切ってしまいそうで怖い怖い。明日姉が来るから、そのときに「何かほしいもんある?」と聞いてくれたら(たいてい「ヱビス」とか「チーズ鱈」とか食べ物を聞いている)迷わず『風の海 迷宮の岸』と答えるつもりをしてます。というか、彼女がマチにいる頃に電話して頼みたいくらいです。

 楽俊はホントに良いやつだなあ。

 いま読んでる講談社文庫が2000年に初版です。でもどうもその前に何らかのカタチで発刊されていたはずなんです。なので、いつ出たのか、上巻をすみずみまで見て探しました。でもどこにも書いてなかった。で、今日、下巻のいちばん最後を見て、1992年に講談社X文庫ホワイトハートから刊行されたのがいちばん最初であることがわかりました。

 X文庫って、わたしの中ではスニーカとかソノラマとかと同じトコロに位置づけられているので、非常に意外でした。でもまあ、『ゴジラ』(第一作)や『ショート・サーキット』のノベライズが出ていたのはたしかX文庫だったような気がします。どちらもなかなかおもしろかったです。そしてその後映画のノベライズには何かが足りない気がし始めたのであんまり読まなくなりました。でも奇跡的に『プラトーン』と『ランボー2』はおもしろかったです、困ったことに映画の3倍くらい。両方ともハヤカワ文庫だったような気がします。

 『ランボー2』のノベライズは特にすごかったです。映画の脚本を渡された原作者がノベライズをしたもんだから、映画には皆無だった作品的な深みがすんごい勢いでありまくり。何よりすごかったのは、映画第一作の原作小説(『一人だけの軍隊』)では主人公が最後の最後で死んでしまうのに、それを作者があまり意に介さず『2』を書いた、らしい、ということだと思います。

 ‥‥そのあたりから、本は大まかに2つに分類できるってことに気づきだした、気がします、何かが足りないのと、足りてるのと。まあ思いこみなのかもしれませんが。

 ランボー2とプラトーンは原作じゃないノベライズにすぎないのに、映画より小説の方が遙かによかったです。小説を読んだあとで見た映画は、随所で首をかしげてしまった。なので、映像化されたものに活字の原作がある場合には、極力、映像化されたものを見た後で原作を読むようにしました。しかし最近はどっちが先でもそこそこ楽しめるようになっております。期待しなければ、思いこみから無根拠に信頼しなければ、裏切られることはありません。

 とは言っても活字媒体がいちばん良いってわけでもないですね。『イングリッシュ・ペイシェント』の原作はすごかったです。でもすごすぎて、感動の質が求めていたものとあまりに違っていて、よくわからなかった。映画はだーだー泣けるのに。ナウシカはどっちもすごいし。『熱海殺人事件』は原作よりも映画よりも友達のやった芝居がいちばん感動したし。

 ふっ。繰り言繰り言。

 ではでは。

2003年12月26日(金) 12月27日(土) 2:00 +0900

◇ 陽子は良い子だ。

南を向いて撮影 昨日の日記に書いた『十二国記』の「小説」を読み始めました。なかなかです。陽子は良い子だ。例によって例のごとく、わたしのことなので「読了した感想は○○です」という報告はないと思いますが、ともかく、今はおもしろく読ませていただいております。

 初めて聞いた言葉はカタカナで認識されることが多いんだよな、実際。とか、えらい迷惑だよな、とか、アニメではこのへんどういうふうに描かれていたんだろう、とか、そういうことを考えながら読んでます。

 困ったなあ、と思ってるのは、陽子もケイキもアニメで見た顔しか思い浮かばないということです。ナウシカくらい原作と動画が重なっていれば問題ないんですけど、原作が活字の場合は、どうしても勝手な映像にイメージを限定させてしまうのが少し惜しいです。


◇ 毎日吹雪。

妙法寺_冬 むかし、ネコを主人公にした『子猫物語』という、それはそれはしょうもない、でもカワイイから許すか、という映画がありました。その公開前か後か、『北海道新聞』にムツゴロウさんが連載エッセイを書いていました。その中に、「フブキ」という雌猫が出てきました。

 ネコって子どもをいーっぱい産みますよね。フブキが子どもを産むのを見ていたら、トラ猫が次々に生まれてきて、最後に一匹だけ黒猫が出てきたんだそうです。ネコはそういうことがよくあるんだそうです。見てた女の子はショックを受けつつ「なるほど、フブキのようにあっちを向いたりこっちを向いたりするのね」みたいなことを言ったと。

夏 何を書きたかったのかもはやよくわからなくなってきてますが、ともかく今日はすんごいフブキになりました。しなければならないので一応外に出て雪をはねていたんだけど、もう顔が痛くてたまらんくなったので引き上げなければならなくなった、そういう感じでした。

 写真はスカッと晴れてます。でも、この少し前は、それはそれは吹雪いておりました。写真が撮れないくらいすごかったです。

 夏も冬もなんもないな。

 なお、昨日も今日も日記の更新は父のパソコンを借りてやっております。

 ではでは。

2003年12月25日(木) 12月26日(金) 0:00 +0900

◇ 結局眠らず。

 いま飛行機の中です。うん。ひまです。

 2時頃に布団に入ったんですが、眠れなかったのでそのまま起き続けました。で、5時に部屋を出て、地下鉄で駅まで行き、駅から、ふだんは30番ホームから、ごくごくまれに7番ホームから出るはるかに乗り、関空へ行き、関空から飛行機です。

 京都駅で、どう見ても下りのエスカレータに見えるモノを上ろうとする確固たる意志を持った女性を見ました。勘違いにしてはやけに確信に満ちた動きだったので、どうしたんだろう? と思って見ていたら、 ‥‥ 躓きそうになって戻ってました。

 飛行機、チケットも何もかも、客室乗務員さんもパイロットも「JAS」って言ってるのに、機体だけはJALでした。機内誌もJALでした。違和感というかなんというか。

 で、飛行機の中です。眠れるはずなんですが、なんかうまく眠れません。隣とその前に1歳か2歳くらいの子どもがころころいてにぎやかだというのもあります。

 先日、ノートの電源が予想外に早く切れてしまったのは、閉じると「休止状態」になるように設定したら何ともなくなりました。昨日から起動しっぱなし、ときどき閉じて休止させているという状態にしてます。。


◇ イエです。

 その後、飛行機は11時に着陸しました。少し買い物をしたりクリーニングを頼んだりしてうちへ帰ってきました。その後数時間眠って、ごはんいただいたりして、今に至ります。帰省してきております。

 父の新しいパソコンは、前のと同じ機種・よく似た形のノートでした。機嫌良く使ってるみたいです。で、父のパソコンにつながってるUSBをはずしてこのパソコンにつないだらそのままネットができるかな、と思ってためしてみましたが、どうも無理なようでした。ドライバがよくわかりません。京都の部屋ではモデムの設定を一回だけやって、その後、OSから再インストールしても、違うパソコンをつないでも、まったく問題なくつながってるんですが、それとはやり方が違うってことなのでしょう。パスワードの設定とかなのかな。なので更新はダイアルアップでやってます。速度に関しては、父のでやるのもダイアルアップでやるのもあんまり変わらないみたいです。

 ローカル色豊かに、【柳月】 のCMを見ました。わたしは見たの初めてでしたが、父はもう何度も見てるそうです。その後でロイズのCMも流れたということは、きっと北海道じゅうで流れているのでしょう。「三方六」を作っている途中の、外側にチョコレートをとろーってかけてる様子が少し流れて、なんとも美味しそうでした。甘いニオイが感じられました。

 このノート、タッチパッドが丸くて、ふちに沿って「くるくる」ってやると画面がスクロールできます。まだ慣れてないのでたまに変なことになりますけど、なかなか便利です。

 いま、外ではすごい勢いで雪が降ってます。北海道の大部分で明日も降り続くそうです。しかし十勝の明日はずーっと晴れるんだそうです。昔から、天気予報で「明日は全道的に○○な天気でしょう」と言ったら、次の日は「○○」ではなく決まって「××」になることが多かったし、今も多いです。雪はあんまり降りすぎると途方に暮れてしまう。ほどほどが良いな。ともかく冬の北海道っぽい写真が撮れたらいいなと思っております。

 ではでは。そんな感じで、また明日以降。

2003年12月24日(水) 12月25日(木) 1:11 +0900

◇ 帰省します。

 明日25日から来月5日まで北の方に帰省します。6日には帰京の予定です。ピンポイントで6日に大雪が降ったら7日以降になります。まあユキはよくわからんち気をもんでも仕方ないです。何年も前、大雪で飛行機飛ばなかったことが縁となってある教授と親しくなれたので、それもまあ良いかなと。

 いや、きっと大丈夫でしょう。


◇ ケーキ。

 こないだもケーキをいただきました。今日もケーキをいただきました。

 今日のはすごかったですよ。上にファーザルクリスマス(北野武のように発音します)なんて乗ってはいませんで、下がり藤のマークが描いてありました。下がり藤ってなんだ? ですって? こういうものです。

さがりふじ 見たことあるでしょ、たぶん。藤原の「藤」となんらかのつながりがあるはずです。よくは知りません。以前通っていた専門学校のマークもコレに近かったし、いま通わせてもらっている宗学院のマークもコレを翻案したようなモノだった、はず。

 とにかく今日いただいたケーキの上にはこのマークが描いてありました。すばらしい。チーズケーキをヨコに切って、間にクリームとみかん缶をはさんで、 ‥‥ という途方に暮れるような作業によって生まれたケーキだそうです。そういえば、こないだは突発的に御文章の朗読があったんですが、今日はなかったなあ。

 その後は焼肉でした。美味しかったなあ、牛肉。昨日ジーパンと一緒に買ったシャツの袋には牛の絵が描いてあります。そういえば「BEEFY」って、牛 + Y ですね。なんか変だね、なんで BEEF なんだろう?


◇ しょうけい。

 今までとんでもねえ奴にしか思えなかったんですが、ショウケイもそこそこ良い子なんですね。やっぱり、人は相手によって内面の良い方を出せたり悪い方しか出せなかったり、するもんなのかな。回想でもヨウコは良いですね。

 まあ声は良いんです、久遠ですから。でもフレイは好きじゃないなあ。

 何年か前、複数の高校生が「『十二国記』というすごい小説がある!」と言ってました。立ち読みした冒頭の印象は芳しくなかったんだが、アニメは素晴らしい。途中を見て先と後が無性に気になるってことはやっぱりすごいってことなのだろう。

 ヨウコの声が遙なのは違和感かなあ。

 似たような発音ながら、ショウコウは酷い奴ですね。漢字はわかりません。いやそう思っていたら出た。「昇紘」だそうです。わかんねえなあ。

 まあまあ、ともあれ、眠って起きたら(起きられたら?)帰省いたします。メールの受信は早くとも25日の午後以降になるでしょう。ではー。(^▽^)/~

2003年12月23日(火) 12月24日(水) 2:22 +0900

◇ 洗濯・買い物・悲。

 今日の日中は、最近には珍しく、すごく暖かでした。洗濯は昼頃にしかできなかったので「少し遅いかな?」と思ったけど、少し躊躇しつつそのまま屋上に干せてしまったという、そういう暖かさでした。京都は13度あったそうです。小春日和ではなく初夏っぽかったです

 ずぅーっと前からズボンのレパートリーがかなり貧弱になってました。昨日出先で「そうだ、ひさびさジーパン買おう」と思い、でも太りつつある今なので、前のサイズをふまえずに買うのがひどく危険に思えたので、そして今日は暖かかったから、買いに行きました。

 サイズ、2つアップ!!(>_<。)

 前にはいてたジーパンは2着とも自転車のサドルでこすれて破けました。そのたびに「今まではそんなことなかったのになあ」って少し不思議だったんだけども、これがどういうことなのか今日はよくわかりました。わたしは本当に本当に太って、ジーパンはサドルのこすれより横に引っ張られるのがつらくて破れたんですね、こりゃ。やっとわかったのは嬉しいんだが、まいった。


◇ とんかつ。

 人混みは嫌いです。譬喩ではなくいつもより酸欠に近づく気がするし、何より、子どもを蹴りそうになるからです。でも今日はジーパン屋さんからそのまま、ごはん食べにスーパに行きました。

 スーパの西側と南側、いろいろ大きく変わってました。オートバックスのすごいのができてたり、外大のヨコの道は拡幅が最終段階らしく、友だちによくおごってもらっていたお寿司屋さんだったこともある建物は跡形もなくなっていて、そこが道になってました。

 トンカツをいただきました。「高校生くらいかなあ、ここ可愛い店員さん昔から多かったよなあ、肌の張りがすごいなあ、15か16くらいかなあ」って、食べ終わってお店を出た後もいろいろ引きずって考えていてふと気づいたことには、わたしその倍なんですね、年。ちょっと参りました。


◇ 起動せず。

 で、おなかいっぱいになってフワフワと喫茶店に行き、コーヒー飲みながらノートを開いたんですが、スタンバイから復帰しませんでした。おや? 電源切ったかな? と思ってスイッチを入れましたが、やっぱり起動しませんでした。コレは深刻に参りました。

 電池切れです。ひょっとすると長時間スタンバイにしておくと電源って切れるんですね? 勉強になりました。何事も経験であります。(というか俺すごい無知?)


◇ こんなことが!

 本も持ってない、ペンもメモ帳も持ってないという状態だったので、仕方なくコーヒー一杯でおとなしく帰ってきて、洗濯物を取り込んだり、25日に帰省する荷物を少し詰めたりしました。

 よせばいいのに。

 部屋中に要る本・要らない本、いろいろあふれかえってます。今日は何を思ったか、それを少しずつ実家に送るというストイックな作業を開始することに決めたわけです。たぶん帰省の荷物から「詰める」つながりなんでしょう。

 こないだ大きめの段ボールをいっぱい買ってきてあったので、それを一つ組み立てました。んで本を着々と詰めました。試行錯誤しながら完璧にキチキチに詰め、ガムテもはって完璧にできたので、コンビニに持っていこうとしたら、

持ち上がらない!(>_<。)

 うんうんやってたら辛うじて持ち上げることはできました。しかしコンビニに行くのは絶対的に不可能。何キロあるんだろう? と思い、本の山を崩していたら中から発掘された体重計の上に乗りました。

 わたしの今の体重は75キロ。重いな。持ち上げて乗ったら105キロになりました。今まで何度も何度も本その他の荷物を実家と東京 or 京都の部屋とでやりとりしてますが、こんなことは初めてでした。あんまりデカい段ボールに本詰めたらあかんのですね。

 その後、クロネコのホームページに行ったら、「3辺長さ合計160センチ以上、または25キロ以上のものは宅急便ではお届けできません」って書いてありました。ってことは無理して持っていってもお互い困るだけなので、ハコをバラしました。そして小さめのハコ二つに詰め替えて、二回に分けて持ってって、送ってきました。

 多少部屋が広くなっても良いんですけど、そんな実感は皆無です。しかし本と服とその他のもので構成されている山がちょっと低くなったかもしれません。見晴らし良好です。

 今気づきましたがベッドの上がすごいことになってます。うん、対価交換の法則ってやつですね。どこかからモノがなくなるってことは、どこかに同じモノが保存されているってことですから、これは当然であります。いやいや。

 BSで『十二国記』を再放送してます。ぽーっと、しかも途中から見始めたんですけど、これ面白いですね。一日で4つ見られます。しかし連日『映像の世紀』もやってるので、それとかぶっていて15分見られません。NHKのプログラム同士でこういうふうに見たいモノがブッキングするのはあんまり類を見ない、気がする。

 そんな感じで荷物をいっぱい持ったり運んだりしたので、いま腕と腰が痛いです。おとなしくコーヒー飲んでベッドの上のモノを頑張って床などに移動させて眠ります。

 ではでは。

2003年12月22日(月) 12月22日(月) 21:40 +0900

◇ 梱包。

 今日は、深草界隈にひっそり建っている至心館で、引っ越し・梱包の手伝いをしました。壁からはずしたり箱に詰めたり緩衝材で包んだりしたモノは、 ‥‥ 『解体新書』の安永三年版5巻セット(これはさすがに直に触りはしませんでしたが)、『往生要集』の建長五年本6巻セット、『須彌三界図』、『算用記』、『安立器世間掌菓図』、『一休骸骨』、『釈迦如来三十五仏画』、『二河白道図』、などなどです。

 こうして並べてよーく見てみると、なんかすんごいラインナップですねえ。次に展示されるのはいつなんだろう。。


◇ 濃いぃな。

 という感じで、今は喫茶店でコーヒーを飲んでいます。注文したときに「濃くて少量のコーヒーですが、よろしかったですか?」と聞かれました。ハイ、と答えて、ホントに濃いぃエスプレッソを飲んでおります。

 本場の流儀としては、砂糖をどどどどっとスプーン2杯くらい入れて、かき混ぜずにちびちびすすり、最後は下にたまってる砂糖をスプーンで少しずつすくって食べるという(オレオCMの「Scoop!」は「すくう!」に聞こえて仕方がない)、そういうのが一応正しい味わい方なんだそうです。

 そんなん知りません。わたしとしては、これはやっぱりスプーンで混ぜたりカフェオレ作ったりして飲んだ方が美味しく味わえそうな気がしてなりません。

 苺のショートケーキがあったら砂糖いらないな。

 さて、帰ります。

2003年12月21日(日) 12月22日(月) 17:00 +0900

◇ 寝過ぎた。(+_+)

 日曜日は寝過ぎました。土曜日がんばって起きてたので(しかし何もしてない気がする)、そのせいもあったと思います。あとはちょっと本気で風邪気味なので、カラダがどうにも睡眠を欲しています。

 スマッシュヒットに変なユメをいっぱい見たはずです。しかしすべて忘れております。残念だ。


◇ 駅伝‥‥。

 京都で走ってる駅伝を少しくらい見られたらいいなあと思っていましたが、そんなわけでまったく見られませんでした。京都滞在歴結構長いのに、駅伝は一回しか見てません。まあそんなもんかもしれません。

 似たようなイベントである祇園祭のヤマボコなども一度も見てません。人混みは苦手です。お盆の送り火も見てません。これはこの時期、確実に実家にいるからです。これは言い訳ができます。


◇ モバイル使いっぽく。

 という感じで、日曜日の日記は、月曜日、大学のロビーで更新してみています。卒論や修論の提出が間近なので、先生方がすんごい人気者になってます。春、科目履修登録のためにごった返してるのは少し殺伐とした雰囲気で微妙ですが、こういうので活気があるのはなかなか良い感じがします。

 ‥‥もちろんこの上↑は月曜日に書いたのです。

 さてさて。

2003年12月20日(土) 12月21日(日) 2:18 +0900

◇ 寒いぞな。(>_<。)

 今日は飲み会が予定されていて、そのことを考えると自転車でバイト先に向かうべきではなかったので、バスで行く予定を立て、いつもより早起きしました。

 雨の音がするなあ、と思いながら身支度を調えて、「なんか激しく降ってるみたいだなあ。自転車で行くつもりしてなくってちょうどよかったよ。」と思いながらアパートを出ようとしたら。

 そと、真っ白。 (・_・)

 「うわぁー」って声が出ました。早起きして&自転車で行く予定を立ててなくて本当によかったです。「でっでもこんな雪の中をバスは動いているのだろうか?」と不安になって予定より更に早く出ました。

 ‥‥杞憂。京都バスは強かった。そして道路には厳選された猛者ばかりが車を出していたようで、案外スムーズに流れてました。結果としてはいつもより早いくらいの時間についてしまった。びっくりでした。

 雪の大宮学舎はキレイでした。


◇ 飲み会は流れた。

 その後、今日予定されていた飲み会は中止となりました。さみしかった。でもこーんなに寒い中で飲んで帰ってきたら、酔いが重たかった場合は倒れてそのまま凍ってしまうかも知れなかったので、そのことを考えても、朝の出がけのことを考えても、ともに良かったのかも知れません。


◇ 遺伝子差別。

 「遺伝子差別は防げるのか」という、議論ではなく対論をBSでやってました。

 SF映画に『ガタカ』というのがあります。遺伝子操作がアタリマエになった世界が描かれた、静かで荘厳な感じの作品です。もちろん遺伝子操作にはお金がかかるから、『ガタカ』の中では「差別」というより「階層」の問題になってるようでした。で、出世も何も望めないはずの主人公にはお金だけはいっぱいあったようで、彼のいろいろな努力や周囲との人間模様が中心軸になってる映画です。わたしは好きです。

 BSの番組、終わりの方しか見られなくて残念でした。どういう問題が話されていたのかよくわからなかった。でも推測するに、番組ではきっと、出産前診断などについて話していたのかなあ。映画のような遺伝子操作に基づく差別は、ゲノム解析が終わったばかりの現在ではまだ考えにくい気がするから。それに多分、遺伝子操作で最初出てくるのは潜在・顕在能力に基づく差別ではなく、遺伝子操作された人が数的にマイノリティに位置づけられるという、そういう差別になるんだろうし。

 ある発言者は「SMAPに『世界に一つだけの花』という歌がありますよね ‥‥ 」というまとめ方をしてました。そして別の発言者はそれを承けて「さらに、同じ遺伝子から別々の成長があるわけですから ‥‥」みたいなことも言ってました。最後だけで判断することはできないけど、なかなか良い番組だったっぽい。。かな。。

 ともかく寒いです。


◇ サムライの遺伝子?

 『ラストサムライ』のCMでそういう言い方をしてたかな? 日本には昔サムライという集団が慥かにいたけれど、あれはほんの数パーセントでしたよね。なので、もしそんな遺伝子が実在するとしても(いや、遺伝子とは言わず「血」と言っていたか? ‥‥いやいや、その後確認できた範囲では【サムライの遺伝子を引き継ぐすべての人へ】って判然と言ってますね。)、引き継いでる人は少ないんだろうなあ、と思う。

 誰かが「日本人は道で他者とすれ違うとき左側へよける傾向がある。これは武士であった頃、刀が触れあうのを防ぐために左側へよけていたのが遺伝子に残っているのである」と言った、というようなことを昔誰かから聞いたんですが、あれもあんまり当てはまらないんじゃないかと思う。というか経験が遺伝子に刻まれるっていうのはそもそも定説ではなかった気がする。

 いろいろ夢がないなあ。

 全人類が狩猟生活をしていた頃の名残か、雨の日は眠い(雨の日は狩猟が出来ないので眠る眠る〜)というのはありますな。。。いつも適当に眠い(−_−)っていうのが本当のところです。夢ばかり。

 ではでは。

2003年12月19日(金) 12月20日(土) 0:35 +0900

◇ 遠いなあ。

 スクールバスのない時間に深草から帰らなくてはならなくなりそうだったので、自転車で行きました。時間に余裕があったのでゆっくりゆっくりこいだのに、やっぱり汗だくになりました。

 遠いんだろうなあ、やっぱり。


◇ しかし。

 会議の終了は思っていたより遅くならなくて、最終便で帰ってこれる時間に終わりました。雨が降った後の道路を自転車こいでいたら、雪がちらついたり、雪がちらついたり、雪がちらついたりしてました。とても寒かったです。ノンストップで帰れば体は暖かかったかもしれません。でも耳が痛くなってどうしようもなくなったので、大宮で停まって暖かいコーヒー飲みました。

 大宮から帰るのは、深草から大宮へ向かったときよりは寒くなくて、よかったです。


◇ ブラジルってば。

 サッカーのワールドユース選手権で、日本は 2nd.ステージの初戦は韓国に 1-0 と辛勝し、準々決勝ではブラジルに 1-5 と大きく負けました。

 なんにもチェックしてなくて今知ったんですが、そのブラジルは日本時間20日の1:45からスペインと決勝を戦うんだそうです。じゃあそんなに、負け方そのものは非常に悪かった気がするけれど、最悪な悪さではなかったのかもしれません。かつ、1st.ステージで日本が唯一負けたコロンビアはアルゼンチンとの3位決定戦に出てるみたいです。ということは、やっぱり U-20 もそこそこ以上に強いみたいです。

 アルゼンチン代表とコロンビア代表では、やっぱり「バティゴール」の衝撃があるのでどうしてもアルゼンチンの方を応援してしまうな。日本以外のユニフォームをあんなに集中して見ていたことはそうそうないから、それもありそうです。同様に、紺と白の横縞ってのもそこそこ好きですよ。赤黒は別格、というか好きとか嫌いとか「格」とかじゃないから。もごもご。

 しかし、うまいところと強いところがやってるのは面白いな。


◇ 豪華な夕食。

 昨日食べるはずだった大豆を戴きました。ただ黙々と煮て潰し、コンソメその他で味付けしてスープみたいだけど得体の知れないモノを作り、ごはんは鮭ごはん。さらに分厚い鶏肉をオリーブオイルとニンニクで焼き、酒蒸しして、非常に美味しくいただきました。

 味付けはなんとでもなるもんなんだなあ、っていう思いを最近非常に強くしております。今日だって、大豆はコンソメの顆粒をゴソゴソ入れたら美味しくなったし、鶏肉は「あ!下味も何もつけてないや!」って思って蒸しながら上に塩をぱらぱらかけたら絶妙にうまくなったし、鮭ご飯はもう、鮭だけで美味です。

 まあ、朝や昼あまりしっかり食べなかったから夜だけ豪華になったわけです。

 おいしいごはんは大好きです。寂しいなあ寂しいなあって思っていても(つまり風邪?)、ごはん美味しかったら少し幸せ度が増します。なんか樂ちんな性格かもしれない。

 明日はたぶん飲み会です。ではでは。

2003年12月18日(木) 12月19日(金) 1:35 +0900

◇ パソコン送付。

 甥にあげるパソコンを近くのコンビニから実家に送りました。「最終便は15:00に出てしまいましたけど良かったですか?」って聞かれました。腐るもんじゃないから明日の便で全然良いけれど、でも最終便が出てしまう時間が異様に早いと思って、それは良くないなと思いました。

 ‥‥そんなふうに「コレは明日の便で良いけど最終便の出る時間は不満だ」みたいなことを正直に言っても困らせるだけだろうと思ったので少し大人っぽく「良いですよ」とだけ言ってお願いしました。北海道は遠いので21日に届くそうです。凍らなければ良いな。というか、今の北海道内はわざわざ頼まなくても何もかも「クール」便っぽいですね。


◇ 一往復。

 明日の会議の資料作成のために大宮へ行くことになりました。ついでに、友だちに貸すと言っていた『イングリッシュ・ペイシェント』のビデオと『サイカノ』全巻も持って行きました。資料はきっちり印刷できたし、ビデオと本も置くべき場所に置けて良かった良かったと思い、帰りました。


◇ 大豆を煮るんだ。

 前の日から水にうるかしておいた大豆を煮るつもりで、近所のスーパにトマトと鶏肉を買いに行きました。牛乳やヨーグルトその他いろんなモノも買ってきました。さてさて、圧力鍋をセットするか。風邪っぽいから暖かいモノを戴かないとね。というか、さっきは鍋焼きうどん食べたいって思ってたんだけど ‥‥ ま、いいか。


◇ 二往復。

 ‥‥と思っていたら、電話がかかって来ました。すっかり忘れていたけれど、今日は勉強会があったんでした。わたしがいてもいなくても滞りなく進んでいく勉強会ですけど、つまりその後の飲み会です、真に大事なのは。なので、さっき大宮行ったところだよー!というか行って帰って来たところだよー!勉強会の日にちくらい覚えておけよ俺ー! (>_<。) と思いつついきました。

 着いたらちょうど勉強会(というか今日は打ち込み作業)が終わり、忘年会らしきモノからの参加となりました。ある特定宗教教団の何とかいうお祝いのためのバージョンになっているチョコレートケーキを戴いたり、ひさびさにピザをいただいたり、ボジョレーヌーヴォーをいただいたり、とても美味しかったです。


◇ ヲタク。

 萌え系のオタクな後輩がいます。筋金入りです。『ハサミ男』に出てきそうなくらいオタッキーなにおいがします。今日聞いたところでは、リーフというところから年賀状をもらってしまったことがあるそうです。すごい、すごすぎる。

 なので彼にオタク、オタク、と言っていたら、僕はオタクじゃありません!と言い返されました。酔っぱらいは自分が酔っぱらいであることを否定するもんだよなあ、と思う。しかし、その後の話で彼が攻殻機動隊もAKIRAも見たことがないことを知りました。その瞬間わたしは「お前なんてオタクじゃねえ!」と言って、連綿と続くオタク道を黙々と、いや、きゃっきゃっ (≧▽≦) と歩んでいる若者の自尊心を傷つけてしまいましたとさ。

 たぶん、オタクにもいろいろあるってことなんでしょう。わたしは萌え系も宮崎・押井・大友なんかの映像系もどっちも好きですが、ゲーム系は『AIR』以外まったくわからない。彼は逆にゲームが主。でもラーゼフォンも見る。押井や大友は好まない。

 ともかく萌え系でつながっていると、そういうことやね。「萌え」もいろいろあって、フツウに女の子に萌えるのも萌えだし、攻殻機動隊やavalonのオープニングのクレジットで気持ちよくなってしまうのも萌えなんだろうし、王蟲の動きにセル画の贅沢を感じるのも萌えだろうし、 ‥‥ まあまあ。うん。

 ともかく最近寒いです。風邪に気を付けます。

 明日こそは大豆を煮ます。

2003年12月17日(水) 12月19日(金) 0:50 +0900

◇ 水曜日は。

 水曜日は、大宮でバイトでした。バイト終了後は友だちと飲みました。焼鳥が食べたいなと言われたので大学からいちばん近いところにしたら良いんじゃないかと思ったんですが、そこは狭いので他の客が話している声がよく聞こえる。そして大学から近いだけに、誰かがどこかで絶対的に真宗の話をしていて、それが気になってしまうから違うところにしようと言われ、比較的遠い方の焼鳥屋さんに行きました。

 そっちの店はそっちの店で、友だちの知り合いが働いていました。友だちは女の子でわたしは男の子(?対語的に言うとこうなるんだが)なので、「なんかすっごく誤解されそう‥‥」という危惧を抱きつつ飲んだり食べたり、でした。まあまあ、誤解したい人にはさせておけば良いと思います。ありえないってことは二人がいちばんよく知ってるわけだし。

 狭くて他の客の話が聞こえるというのは、そのお店も一緒でした。参ったなあと思ったのは、椅子の奥行きが中途半端で、まるでファストフードのすぐ立ちたくなる椅子みたいで落ち着いて座ってられないことでした。二つめは、他の客が話すのの邪魔になるくらい大声で話し、他の客が話すのの邪魔になるくらい大きな音で何度も手を叩き、あまつさえ、他の客を間に置いて店の端のテーブルと端のテーブルで大声で話すという、そういうことが許されているお店だったことです。

 どのくらい参ったかと言うと、特急の指定席に座って静かに眠ろうと思っていたら、隣の席と前の二つの席が家族連れで、何も言わずに椅子をくるっとまわしてにぎやかにトランプを開始したような、そういう感じです。

 内容がつかめない大声は苦手です。クラッピュアハーンもプリンスに言われたら絶対叩くし彼の拍手は大好きですが内容がつかめない拍手は澱のようにたまってしまいます。そして、傍若無人というのは何より大嫌いです。

 そんな感じで何時間かイライラしてたんですが、日本酒を5合くらい飲んでるうちによくわからなくなってきて、いちばん騒がしかった彼が「かなしいときー!」って叫びだしたときには、上機嫌、ってわけにはいきませんでしたが、案外へらへらしてました。聞いてると、前後不覚で理性もなにもなさそうに思えていたのはわたしの誤解だったらしく、実は彼には彼なりの恥じらいとか限度とかがあったみたいでした。しかし、わたしのそれとはあまりに相容れなかったなあ。ともかく酔っぱらいを相手に「正論」とかが吐けるほど偉くなくてよかったです。 (x_x)

2003年12月16日(火) 12月17日(水) 2:35 +0900

◇ 少し早起きさー。

 今日も早起きでした。

 そうそう月曜日はフセイン拘束の号外を見たんでした(書いてるのは水曜日 1:52 で、月曜・火曜を同時に書いております。お酒をいっぱい飲んで帰って来ました。いまアルコールが抜けかけですごく寒く、ちょびっと震えています)。裏のある号外を見たのは田中角栄氏死去の号外以来でした。

 拘束されたフセイン氏は、当然のように、英語で言ったかどうかはわかりませんが「No, Ofcourse not.」と言ったそうですね。いわゆる「大量破壊兵器」(定義は、石田が思うに、アメリカ政府が把握していない、核兵器以外の、大量殺傷兵器のこと。原爆やデイジーカッターは大量殺傷兵器であるにも拘わらずアメリカ政府がその全データや持ち主、使う場所、使われた場所(、使うべき場所)を把握しているのでいわゆる「大量破壊兵器」にはならない。)が出てこないならイラクアメリカ戦争の目的が間違っていたことになるわけですけど、アメリカ政府側についた為政者クラスの人間たちの多くは、いちばん大事なこの問題を問題にしないことによって首の皮を繋いでいる気がします。どなたかが「とんでもなく大きなウソは、案外受け容れられてしまうことがある、おかしなことだと思うんだけど、実際そうなんだよ、もうイヤになっちまうね」みたいなことを言っていた気がしますが、まったく同感です。

 フセインは、彼が国際社会の表に(と言えば良いのかどうなのか微妙だけど、とにかく「湾岸戦争」のあたりから)出てきたときから、そんなに「憎むべき存在」には思えなかったんですが、その理由は、たぶん、わたしが高校生の時にずっと通っていた塾の塾長に彼がすっごく似てるからだろうと思います。塾長はコンプリヘンシヴのバルザック(写真)にも似ていました。ニーチェの写真にも少し似ていた。

 オチなし。<(_ _)>


◇ いきなり歪解釈。

 自衛隊の飛行機では武器弾薬を運ばない、という明文があるのか、戦争の協力をしないから戦争のための機材を運ばない、というような文章があるのか、よくわかりませんが、TVで見た委員会の答弁で、首相が言っていたことに無茶があるような気がしました。

 これも月曜日の話かな‥‥。

 「武器・弾薬を運ばない」という明文があるならば、携行されているものであっても、武器・弾薬を運んでしまえば、それはその明文に違(たが)えていると思います。なのに「携行しているモノまで武器・弾薬と言いますか? いちいちチェックできますか? 信頼関係はどうなりますか? ‥‥だからそれは武器弾薬とは言わないのです!!!!!!」と言うのは単なるまちがいだと思う。歪。

 法律の機能や役割をもう少し大事にしたいなら、「単体で存在する荷物としての武器弾薬は輸送しない。ただし輸送される人員が常態として携行する別項に定めるような小銃等は人員とともに輸送する。」みたいなヤヤコシイ条文にすればそれで良いと思いました。

 特措法を定めている段階なんでしょ、今は。だったら、より正確に定義して解釈まちがいが現時点では絶対的に起こらないようにしなければならないと思う。決める前から(決まっているなら補足すれば良いと思う)ザル法になる要素を意図的に残すべきではないと思いました。それを問題にしているから質問しているはずなのに、野党にはどうもそういう意図があったわけではなかったように見えました。そういうことで、野党にはコンセプトがまったくないんだなってわかって、今更ながら少し途方に暮れました。

 「みなし」というのは便利かつ危険なもんだと思います。「○を×とみなす」というのは、とある条件下でしか言えない。ならば、その「とある条件」がなんなのかをウヤムヤにしてしまうよりは、厳密に厳密に定義した方が良いと思います。

 人間はコトバ以外のモノで動いていると思います。しかし、人間は人間の行動や動機や結果を、コトバでしか表現できないとも思います(含bodylanguage)。なので理性的に運用されるものの最たるもんである法律は、可能な限りなるべくすべての要素を言語化した方が良いと思います。ところが、国会や委員会の答弁を見ていると、逆になるべく言語化しないでやっていこうとしているように思えて、すごくしんどくなってきます。

 まあ、ニュースで見るだけだから時間的にはそんなにしんどくないはずです。しかしニュースを見た瞬間にボタンの穴くらい小さく、どっと疲れる。

 首相その他、政権が何をどうするかを絶えず監視しなければならない、というのは「常識」に近いと思う。それと同様、野党が何をどう考えて行動しているのかも監視しないといけないと思いました。現今の政権に不満があるから野党を支持するわけだけど、しかし、野党を支持する理由が「野党だから」だけではわたしはちょっと寂しいです。

 首相を首相たらしめているのも、野党を野党たらしめているのも、つまり有権者であるわたしなんですよね。そしてお浄土とか救いとか五劫思惟とかと同様、日本の政治もわたし一人がためにあるもんなんです。なので責任を感じつつ、やっぱり途方に暮れてしまいます。君が心に決めたことだから、という無根拠で確信できるような信頼をもって政治を見ることは、きっと一生できないんだろうな。


◇ 展観など。

 で、今日も展観の手伝いと、その前には講演会もありました。講演会はじーんと来ました。あるフレーズで「ああ、良いなあ」と思って感動していたら、一緒に聞いていた一人のおばちゃんの心の琴線にも触れたらしく、しばらくそのおばちゃん泣いてました。すごかったなあ。講演会で涙ぐんだり鼻をすすったりしているのを見るのは久しぶりでした。

 抽象的な話なのに目の前にありありと思い浮かべることができるお話もあるし、今日のように、すごく具体的な話を聞いているのに、その話が何かの作用で言語の水準を突き抜けて言語化される以前の抽象的な領域をゆっさゆっさ揺さぶってくるようなお話もあるんですね。

 講演会の後は展観の手伝いでした。知り合いの肉親の方は、そうだとわかる前の方が話しやすいような気がします。わたしのココロにはモードが何種類もあって、人と場所と時間と自分のココロの状態によってそれが微妙に切り替わってしまうようです。無分別にはなれますまい。

 そろそろ眠ります。明日は、お聖教を探すのにいろいろひっくり返しまくった部屋のカオス度を少しでいいから下げようと努力してみます。努力できたら良いな。

 ではです。

2003年12月15日(月) 12月17日(水) 1:30 +0900

◇ 月曜日。

 日記を書いている今は火曜日も終わって水曜日の0:44以降です。

 月曜日はバイト先にノートを持っていくか行かないかで少し悩み、「持ってって何するの? 見せびらかす? やな感じー」みたいなところまで煮詰まったので持って行かずに済みました。

 で、月曜日もパドマの展観案内をしました。先週の月曜日に展観に来た学生の中には、説明をしているうちに男女二人でフッといなくなろうとした人たちがいました。講義の時間中なので不思議に思って(というか名利人師を好む人なのでムカついたんです)「どこ行くの?」って聞いたら「トイレ」と。

 男女二人から真顔で「トイレ行く」って言われたら、どう反応します?

 わたしはとりあえず「ど、どうして?」と聞きました。先週の彼は「なんとなく」とおっしゃいました。ふうーーん。なんとなくか。もう放っておきました。というか連れ込みトイレなんてものは無かったと思います。すっごく不思議でした。

 もっとサックリ笑って「あー、そう、いいね! ^▽^」くらい返せるように ‥‥ なりたくないです。


◇ 先週はそんなだったんですが。

 先週はそんなふうに腰がくだけてしまった展観案内ですが、今週は、文化財とか文化財とか文化財以上国宝未満の物体とか著しく保存状態の良い5巻セットの解体新書初版安永三年版とかに興味のない人は知らないうちにいなくなってしまって、興味のある人が少数精鋭で残ってくれていたようで、「どうもいまいち伝えたいことの核心部分を今の俺は伝え切れてないんじゃないか?」と思いつつ話していたのに、すごく静かに、すごくこちらに気持ちの良い反応をしてくれて、とても嬉しかったです。

 なんて言うのか、うん、やっぱり青木さんに近づきたいです。須彌山儀の説明を聞いていて、「なんでこんなにこの人の説明は説得力があるの?」と思って不思議に思っていて、もらった論文を後でじっくり読んでみたら須彌山儀と縮象儀のカミングアウトを、言ってみれば総合プロデュースされた本人だったということがわかって、「ふふふかなうわけないやん」と少し寂しくなった、それが青木さんなんですが、でも少しでもああいう感じになりたいです。ああいうふうに楽しかったら、先週の二人もトイレなんて行かなかったはずなので。礼儀とか義理とか立場とか時間とかの正論が通じない人には、感覚で訴えるしかありませんもの。


◇ で、月曜日は。

 昨日はねえ(註:書いてるのは水曜の 1:11 です、今は)。何したんだっけ。お聖教が一冊行方不明になっていて、火曜日には出先でノートにいろいろ打ち込もうと(そのときは)思い、探し、探して、探しまくり、やっと出てきた !(^▽^)! と喜んで部屋を見たら探す前の1.5倍増くらいできたなくなっていたのでいろいろなものを足で側へ押しやって、ぶつぶつ言いながら眠りました。

2003年12月14日(日) 12月15日(月) 5:00 +0900

◇ 早起きさー。

 明日は若干早起きな日です。それは水曜日くらいからわかっておりました。でももうこんな時間です。3時間くらい眠れるからよしとしましょう、うん。

 一昨日あたりから断続的に記しておりますように、いま手元にあるパソコンはデスクトップが一台にノートが二つです。で、中古屋さんに売ろうと思ってもまず無理なノートを甥の練習機にしようと考え、いろいろお金をかけずに快適にしようと思って、HDDの空きクラスタをすべてゼロで上書きするという、そういう素晴らしいソフトで上書きしています。

 これがすっごい時間かかってます。たかだか10ギガのHDDなのに、CPUやメモリがビッグバン直前の宇宙なみに小さくて重たいからでしょうか、5時間くらいかかってるような気がしてなりません。。。

 XP機の方でやったらどんなんなるか、そのうちためしてみます。

 ソフトは、開発者のコメントを読んだ限りでは世界的に有名な「復元」です。【こちら】にあります。名前だけ消えてデータは残ってるファイルを復元することが第一義的な目的で、HDD完全ゼロ上書き機能は「その他の処理」です。

 終わったら眠ろうと思っていたんだが、( ´△`)アァ−ー。終わる前に眠るかな‥‥。きっとそのへんで6000円〜30000円くらいで売ってる同処理のソフトは無茶苦茶早かったりするのかな。


◇ 天皇杯とトヨタカップ。

 市立船橋がすごく強く見えました。見始めたときはすでに 0-2 になっていて、見てる間に2点とったから余計にそう見えました。その後に見たベガルタとアルビレックスも延長になったし、トヨタカップも延長だったし、個人的に今日はいろいろ時間超過が多かったです。クラスタ整理も思ったより時間かかってるし、きっとラーメンにお湯を注いだりしてたら、1分くらいで電話がかかってきてすっかり忘れ、20分くらい経ったモノを食べることになっていたのだろう。

 それにしても寒いなあ。

 昨日『頭文字D』を見ていて、いつもはそんなに気にならなかったのに、昨日に限って対向車が来そうに思えてすごくドキドキしました。

 こないだココのインスタントラーメン(味噌)をサークルKで買っていただきました。「十勝とんこつみそ」か何かそういう名前だけあって、わたしが食べたがっている味噌ラーメンに非常に近い味でした。食べ慣れた味っぽいのは嬉しいです。

 個人的にはラ王よりうまいと思います。値は張りますけど。

 美味しいラーメン、大好きです。帯広で昼夜二食続けてラーメン!というのを味福と北京亭でやったときは至福でした。あとですごく喉が渇いたけど、それはラーメンの塩辛さより、夏だったのと、自転車を30キロこいだのと、あまり水を飲まずにいたことが原因なのだろう。

 たしか中学生の時の修学旅行で、札幌の方から峠を越えて十勝に入ったすぐのドライブインにおみやげとして売られていたのが、わたしが最初に見た冷凍乾燥麺だったんだろうと思います。買って帰って全然おみやげじゃなく自分でゆでて食べたら「乾麺なのになぜ生麺の味になるの??」ってすごく不思議に思った記憶があります。もっと不思議だったのはその後全然見たことがなかったことです。あの頃のはゆでなきゃ駄目だったからかなあ。

 今売ってるのは全部カップみたいです。

 地元で頑張ってる人の応援でした。

 そろそろ眠ります。

 ナーガリー、正しくは、こんな感じです。


 Nさんありがとう。ちょっと加工しました。

2003年12月13日(土) 12月14日(日) 5:15 +0900

◇ 一変を夢見て。

 「かどや」というところを見てきました。島原口をずーっと西へ行って、つきあたりの少し前を左折、と聞いて行きました。まったくそのままのところにあった。というか、あそこならわたし過去に何回も、それと知らずに通って、そのたびに「ココなんだろうなー?」と不思議に思っていた、そういうところで話は変わります。

小林さんの話が出たけど、昔からわかりやすい回答を求めている層がいるわけです。ユダヤ人が悪いとか。本当はこんなに複雑な社会で、わかりやすい回答なんかあるわけがない。僕は憲法を改正したほうがいいと思うけど、それは答えではありえないわけです。いくつもの手段の中のひとつなのです。でも、それを声高にいう人たちは、憲法改正を目的だと思っている。憲法さえ変えれば、日本はパッとすると思っている人たちがいっぱいいる。p.160
香山リカ+福田和也『「愛国」問答』中公新書ラクレ87 2003年5月

 「あとがき」で福田氏本人もそれとなく言っていましたが、本の内容は少し薄っぺらな印象で、勢いだけの対談っぽいところも少なくない。でも何カ所か気の利いた着想があって、ここもその一つです。何か一つ変えたら物事は素晴らしい方向に進むんだ、という信仰のようなモノを少し感じる(無根拠)。

 こういうことって何にでも言える気がします。ケータイを持つようになったら自分の生活は一変するんじゃないかとか、結婚したら自分の性格すっごく変わるだろうとか、‥‥もっと軽い新しいノートが手に入ったとたんに文章の奇妙な閉塞状況は打破されるんじゃなかろうか、とか。

 何か一つのきっかけですべてがうまく回り出す瞬間も、そう短くはない人生で皆無なわけではないけれど、日常をじーっと眺めれば、それは圧倒的に少ない。なのに、 (‥‥ いや、「だから」?)そういうほとんど有り得ないこと(一瞬の一変)に期待してしまうのかな。

 冷静になればそういうのがオカシイってのはわかるのに、わたしの場合はやっぱり部屋をひと思いに掃除したら何かが根本から変革されるような気がしてなりません。そのくらい毎日が台風一過で取り返しのつかないカオス的な発掘調査です。

 ノートはお聖教を持って歩くより軽いし、電池全然もつのですごく重宝すると思う。でも文章が一変するなんて、そんなことにはなるまい。

 ともかく帰省するまでにいろいろ整えます。それにともない、今まで使っていた、たぶん売ろうと思っても500円くらいになれば御の字だろうと思える旧ノートは、HDDの中身をキレイにしてから甥の練習機になります。


◇ イノセンス。

 ナウシカのDVDのハコの裏面に細かい字で書かれている内容をよーく読んでいたら、押井監督がいま作っている『イノセンス』というアニメ作品の予告編が入ってるって書いてありました。宮崎と押井、二人仲が良いのは有名だけど作品でつながるのはちょっと想像つかなくて、びっくりして、予告編さっそく見てみました。フラッシュがあまり苦にならない方はどうぞこちらも参考にしてください。【公式サイト】

 ここのサイトもなかなかすごいです。予告編もすごかったです。予告編でこんなに感動or脱力したことは今までありませんでした。なんかこう、変なため息が出ます。期待しすぎてるだけかもしれないんだけど、とにかくすごい予告編だと思う。前作をふまえつつ、どこまでも遠く高く行ってくれそうです。と言いますか来年は宮崎・押井・大友が三人とも公開ですごい幸せかも。


◇ ヒロインそろい踏み。

 同じDVDにナウシカの劇場予告編やプロモが入ってました。それも見ました。

 わたし、1984年のナウシカ公開当時は12歳でした。だからTVで流れた予告編くらいは覚えていても良い気がするのに、まったく覚えてなかったです。というか、予告編のナレーションがメーテルなんですよ。そのくらい記憶しておけよ俺、必要以上に焦ってしまうじゃないか。

 わたしアニメ・マンガのキャラクタではナウシカとメーテルが別格で好きなんです。いや、ちぃやちせも好きですよ、もちろんパシフィカや久遠、綾波、ナディア、そのへんも好きですよ。でもちぃは「好き」というより「萌え」です。ナウシカは逆に、対外的な宣言としては「萌え」ですが、事実としては「好き」です。

 とにかくナウシカとメーテルは別腹です。おなかいっぱいでもいくらでも入ります。なので個人的には強烈すぎる予告編でした。

 安田成美の歌も、予告編には発売されたのとは少し違ったVer.が使用されていたように思えました。前奏が少し違和感あったし、歌も正式な奴に輪をかけて「のっぺらー」とした感じでした。箸にも棒にもかからず、ふるいにかけたら全部落ちていってしまう。

 日曜日はうまくいけば洗濯して、部屋の中とパソコンの中との両方を掃除したいです。どうもトヨタカップらしい。今知りました。危なかったです。

 ではでは。

2003年12月12日(金) 12月13日(土) 18:35 +0900

◇ やっぱり間違い。

 昨日訂正した「ナーガリー」、その訂正もやっぱり間違っていたようです。訂正してくれた人はもちろん、lnluser さんからも訂正指摘をもらいました。

 うーん( ̄〜 ̄;)、いろいろやってるんですけどうまいこと表示されないし、どうすれば良いのかわからないので、うまく表示できるようになるまで諦めておきます。ということで、一昨日のも昨日のも空欄にしておきます。

 昨日書いたように、「うろ覚え以前、何もわかっていないモノを書くというのはとても危険なことなのでした。」


◇ 焼鳥。

 ひさしぶりに焼鳥をいただきました。以前と変わらずおいしかったです。でも、寒かったし1杯めだけビールで、すぐ日本酒を飲み出したからか、なんかいつもとすこし勝手が違った気がします。

 いつもは焼きたてのでかいのが乗っかってくる鮭茶漬けが、焼いてとっておいたのをほぐしたのが乗っかってきて、それがすこし残念でした。美味しかったから良いのですけど、気分的に少し‥‥。

 ではでは。

2003年12月11日(木) 12月12日(金) 11:35 +0900

◇ 間違い。

 昨日の日記に書いていた「ナーガリー」が、もろもろ間違っていたようです。指摘をもらいました。

 TSフォントxdvng
無量寿amitAyus
無量光amitAbha
Aem:t:aB:

 正確にはこうだそうです。うろ覚え以前、何もわかっていないモノを書くというのはとても危険なことなのでした。どうもすみません。ありがとう。

 なお、「TS」と「xdvng」のフォントが入っていないパソコンでは「amitAyus」「Aem:t:ay:Us:I」みたく表示されていると思います。文字化けとかではありません。石田が不親切なだけです。


◇ 発掘。

 部屋の床が少しずつ、亀の歩みよりまだ遅いゆっくりゆっくりなペースで見え始めております。しかし「片づいたな!」という状況になるためにはきっと本当にまだ2年くらいかかるんじゃないかという気がし始めています。

 しかしやっぱりすばらしい勢いでいろいろなモノが発掘されています。ずっと前から失せていた、坂本龍一の『Gruppo Musicale』とか、U2の『POP』とか、エヴァ映画版のシングルCDとか、購入した覚えさえない、森巣博『非国民』とか、いろいろ本当に。

 しかし最近発掘されたものでいちばん大きな発見だったのは、やはりコレなんじゃないかと思っています。

 発掘違い、というかホンモノ。すごいなあ。


◇ 間違い2。

 とある会議がありました。開始時間になっても全然始まらないのでおかしいなと思い、壁にはられていた予定表をよくよく見てみると、深草ではなく大宮開催でした。

 開始時間が変更になったのはチェックしていました。しかし場所が大宮だったのは予想外、というかチェックしてませんでした。あーららーと思いながら大宮に行って、でもどこの教室でやってるのかがわからない。参加してる人の携帯にかけてもつながらない。

 途方にくれつつ、会議終了直前に何回目かの電話をかけたらつながりました。まあもともとわたしがいてもいなくても滞りなく進んでいく会議なので、お互いに実害はゼロ。わたしが途方に暮れつつ自身の代替可能性を自覚し寂しくなっただけです。

 とにかく、いろいろ確認して生きていこうと思いました。

 では。

2003年12月10日(水) 12月11日(木) 4:35 +0900

◇ 自衛隊。

 イラクへの派兵、地元の新聞である 【十勝毎日新聞】 のサイトを見たら、陸自は旭川からだけでなく地元の師団からも50人派遣されことになってるんだそうです。TVだけ見てたら知りそこねたまんまでした。危ない危ない。

 どこかの局の何かの番組で、どこかの自衛隊員に無理矢理話を聞いてるシーンが写って、リポータが「不安はありますか?」と聞くと、隊員は「不安もありますが、それは仕方ありません。仕事ですから」って言っていました。

 違憲・合憲自主的・押しつけ、九条(ねぎ)の是非、イラクのためか否か、何のためか、「テロ」の定義、戦闘地域・非戦闘地域、「国益」、‥‥そういうのを全部ほっぽり出しても、とにかくあの隊員はすごく格好良く見えました。格好良く見えたから「良い」と言いたいわけでは全然ありません、念のため。むしろ「なぜ自分はあれを格好良いと思ったのか」が問題だと思います。

 あまりにいろいろなことが決定される前の「見切り発車」状態、いやそれ以前で線路がないところを行かせられる列車のようなことになりそうで、わたしとしては彼らが気の毒でたまりません。しかし、彼は全然じたばたして見えませんでした。わたしが彼を格好良いと思ったのは、それが理由なんだろうと思います。どういうものであれ、過去の自分の選択を否定しない生き方ができている人は格好良く見えるもんだろうと思う。

 ‥‥というか、さっきごはん食べながら何かすっごく気の利いたことを思いついたはずなんですが、すっかり忘れてしまいました。わたしのことなので、きっとそう大したことを思いついたわけではないんだろうと思う。でも釣り損ねた魚は常に大きいし、どこかに失せてしまった着想ほど重大なモノはそうありません。残念です。


◇ 注文。

 パナソニックのサイトでパソコンを注文しました。メモリが心配な気も少しするけど、まあまあ、動かしてみて駄目だったらなんか考えることにします。DVD見ながらネットで重たい動画を落とすとか、そういう無茶なことをせん限り大丈夫なのではないかと思う。ということで、HDDを60ギガにした以外は何も変えませんでした。オプションで天板の色が変えられるけど、見た目に7500円もかけるのはどうかと思ったので変更しませんでした。

 一休さんは「人間、一皮剥けば全部ガイコツよ!」みたいなことを言ったそうです。可愛いコも一皮むけば骨だ、なんてアタリマエのことをそのまま言われても反応のしようがない、というのが正直なところです。「うん、それはそうだよ。でも俺には可愛いようにしか見えないんだよ。困ったもんだね」としか言いようがない。「ぽかーん」です。

 そんなふうにUltimateに愚かなわたしですが、パソコンは見た目じゃないと思っています。どんだけソトマワリが「スタイリッシュ」な感じに見えても動きが悪ければ話にならんと思う。

 「パソコンパソコンって言うなあ! ○○には○○って名前があるんだ!」って本気で言えるくらいビジュアルにこだわったパソコンが発売されるようになったら、わたしもパソコンの見た目にもっとこだわるようになるかもです。

 なんて言いながら、「パームレストカラー」は「ガンメタリック」を選びました。無料で変わるなら変えるという、つまり貧乏性なだけのようです。


◇ サンスクリット。

 わたしのパソコンでサンスクリットが軒並み表示できるようになりました。印刷する時とか、とても便利になったと思います。どこかのサイトで表示している梵語も表示できます。梵語その他のフォントが入ってないパソコンではまったく見られないと思うので、それは不便かもしれませんが‥‥。

 たとえば、フツウに「amitAyus」とか「amitAbha」とか書いてフォントを「TS」に変更すると amitAyus とか amitAbha とかって表示されるようになりました。

 間違いました とか amitAbha なんて表示させることも、「xdvng」というフォントを選択すれば可能になりました。 意味はわかりますが、わたしにはまったく読めません。 (x_x)

 jarA-maraNa ←コレは「生死」、らしい。

 それもこれも、このフォント(TSフォント)がどこにあるかを教えてくれた人がいたから可能となりました。本当に本当にありがとう。(ひらがな表記がいきなり梵字になるという無茶なサイトも教わりました。http://ueno.tv/~moji/php/kana_dvn.php

 ということで、これらのフォントをインストールするための方法を受け売り‥‥というか伝達されたままお伝えしますと、以下のようになります。

 壱.ダウンロードする。

フォントダウンロード先
TSフォントhttp://suzuki.ypu.jp/
http://suzuki.ypu.jp/download/
xdvnghttp://www.sibal.com/sandeep/jtrans/
一番下にある「3.Xdvng fonts.」という項目の
三つめの「○ TrueType for Windows,‥‥」の
「xdvng.ttf.」を右クリックして
「対象をファイルに保存」を選択。

 弐.インストールする。

  1. 解凍する。
  2. デスクトップの何もないところで [F1] を押すとヘルプが起動する。
  3. 「フォント」で検索する。
  4. 「コンピュータに新しいフォントを追加する」の項目を参照して頑張る。

 スズキタカヤスさんが作ったフォントだから「TSフォント」って言うのかな。ともかく個人の方の作ったフォントのようです。

 底冷えにも慣れてきたのか、それとも今年は例年にない暖冬なのか、はたまた体のサーモスタットが壊れて何も感じなくなって来てるのか。今年はまだエアコンをつけずに頑張ることができています。

 わかったぞ。牛さんのCPUが暖房になってるんだ。

 ではでは。しかし今日は非常に寒いです。

2003年12月9日(火) 12月10日(水) 1:05 +0900

◇ 講演会。

 学部の、とある講義の時間が今日だけ特別に講演会になりました。主催?後援?備考?のバイトの一人として、その手伝いをしました。‥‥ いや、いちばん前の席に三脚置いてエラそにビデオ録ってただけです‥‥。

 講義の一環として行われてる関係上、喋る学生は何も考えずに機関銃のように喋るわけです。しかし今回は初めて音声をマイク音源から有線で録ることに成功したので、そんなに気にならなかったです。いやそういう問題じゃないんですけどね。

 それでも、講演の文脈とえらく逸脱した箇所で女の子の (^▽^) Ha! Ha! Ha! Ha!」 って高笑いが聞こえてきたときはどうしようかと思いました。ビデオで定点撮影しつつデジカメ持って撮影にまわったので、そのときに静かにしてもらうように言いに行ったら、ことのほか可愛いコでした。惜しい。太宰チックに言えば「バカじゃしようがねえな」って感じです。(参考:『御伽草子』の中の『カチカチ山』)

 有線で録ったので完璧だったはずの音声は、その後で確認したらなぜか音が割れてました。でっ、でも内蔵マイクでぼんやり録ったのよりは抜群に良いはず!

 そのような感じでした。そして来週もこんな感じです。


◇ お通夜。

 1995年に京都に来て、いちばん最初にお説教を聞かせてもらいに行った大阪の方のお寺でお通夜がありました。友だちに連絡を取ったら行ったり行かなかったりという対応でした。なので自分はどうしようかなあと思い、実家に電話して相談したら、わたしだけでなく、親やその友だちたちも今まで大変お世話になってる方なので、時間が合うのならぜひにぜひに行ってほしい、と言われました。

 しめやかでした。

 寂しいです。

 お通夜・お葬式で何がさみしいのかって思うと、それはやっぱり、誰のお葬式であっても、豪勢か否かという違いがあることもあるけれど、それは非常に些末なことで、誰のお葬式も、淡々と、他のお葬式と同じように、滞りなく、勤修されてしまう、それが寂しいです。あたりまえのことがさびしい。

 一般的には異常な感覚なのかも知れませんが、わたしにとってお葬式は「とむらい」では全然ありません。そんな気は全然しません。そもそも誰が誰をとむらえるというのか? ただただ、主人公が亡くなったことを参列者一同で確認する、そういう儀式だと思ってます。だからこそそれぞれが「唯一」のお葬式は、淡々と、他との区別なく、滞りなく、おこなわれなければならないんじゃないかな、と思っています。ちゃんとやればちゃんとやるほど必然的にしっかりさびしい。そしてこの寂しさがきっと大事なんだと思う。

 当事者?になるとまた違うんですけども。


◇ Avalon 返る(予定)。

 『Avalon』 のDVD(もちろん廉価版の方)をちょっとした‘はずみ’で貸し続けることになってしまってた人と、今日、偶然、すごく久しぶりに遭遇しました。なので「久しぶりです!元気そうですね!Avalon!」みたいな、挨拶の後に合言葉を言ったような変な発話をしました。

 たぶん来週返ってきます。元気そうだったのも何よりです。しかしAvalon嬉しいです。ずっと以前にたしか『マンガ夜話』を見ていたとき「宮崎駿の偉大なアンチテーゼとしての押井守」みたいなコトバを聞いたことがあります。なので作法としてはどっちも大事にしなければなりません、というか両方とも大切です。

 では。

2003年12月8日(月) 12月9日(火) 3:30 +0900

◇ 大学選手権。

 ラグビー大学選手権の組み合わせが決まったそうです。

 緒戦に勝てばあと3回は確実にやれるみたいです。どんな感じになるのかわくわくです。けど、選手は無茶苦茶しんどそうです。

 出られたところは確実に強さが増しそうな気がします。


http://www.butadon.com/

 十勝毎日新聞のサイトを見に行ったら 【ブタドン.コム】 というモノがオープンしてました。すごい勢いで十勝全域の豚丼取扱店一覧が出てきます。お店からの公式な紹介コメントつき。豚丼発祥の地である「ぱんちょう」は別格なのか、ちょっと違う場所に紹介記事は見つけられたんだけど、「一覧」みたいなやつには出てこない、ようです。

 僕は「たんきち」の豚丼が好きです。しかし「たんきち」は味噌ラーメンもうまいです。最近ぜんぜん行ってませんが、行った場合はたいてい後者をいただいてます。どっかのラーメン屋さんには「味噌は味噌らしく」って書いてありますけど、北海道の味噌ラーメンっぽくない味噌ラーメンというのはおみそ汁っぽくないおみそ汁、ビールっぽくないビール、かりんとうらしくないかりんとう、みたいなもんだと思ってるので、やっぱりあの店の「平打ち縮れ麺」の味噌は味噌らしくない味噌だと思います。

 個人的な感想ですが、豚丼は、誰一人失敗せずに作れる地方の有名料理のひとつだと思います。豚肉と 【ソラチ】 のたれさえあれば京都で作っても、んまいです。


◇ U20 日韓戦。

 と、ひとしきり地元自慢のあとで。

 地上波では二時間遅れくらいで U20 日韓戦が始まりました。【「Jcalcio」最新FIFAワールドランキング(FIFAランキング)&サッカー日本代表応援サイト】 はほとんどリアルタイム更新なので、ココに行ったら録画中継を見る前に結果がわかってしまいました。

 どうしよう、明日早いし寝ようかなと思いつつ。先制されたのだけ見て眠るのもつまらんなと思いつつ。とりあえずココを更新して、それから考えようと思っております。たぶん見続ける気もします。

 では、また。。。

2003年12月7日(日) 12月8日(月) 4:44 +0900

RahXephon

 前の人のレンタル期限である6日土曜日の夕方にTSUTAYAに確認に行っても、RahXephonの多元変奏曲は返却されていませんでした。土曜日の夜遅くに電話で確認しても、やっぱり返却されてないということでした。もうこれは今日は無理だろう、と思い、昨夜はあきらめて眠りました。

 今日になって電話したら、返却されていて、かつ誰も借りていないとのことでした。なので「おとりおき」というのを頼んで、それでやっと借りることができました。 (T−T) 3週間かそこら、いや、へたすると2カ月くらいかかったのかな。

 中身はまあ。ひとつわかったのは、映画版はTV版を見た後で見るべき内容である、ということです。少なくともわたしはそう思いました。友だちも、TVも映画もどっちも見てないわたしに「TV先に見た方が良いよ」とアドバイスしてくれましたし。ありがとうでした。


◇ 早明戦を見そびれるなんて。

 「おとりおき」してもらうことができてフワフワしすぎたようです。気づいたら早明戦は残り20分くらいになってました。1992年くらいから自覚して見始めた早明戦、初めて、当日に、その存在を忘れていました。ぼんやりしすぎです。

 良い方にとれば、今の明治は今の早稲田の敵ではない、だからわたしはあんまり心配してないという、そういうふうなことなのかもしれません。たしかに地力を比較すれば敵じゃないのは完膚無きまでに事実です。勝つのが明らかなのだからガタガタ騒ぐんじゃない石田! みたいな。でもでも、明治の敵じゃなかった頃の早稲田も一度じゃなく明治に勝ってますから(たとえば1995年12月の14番のトライ)気は抜けないわけです。だから見なければならなかったわけです。

 上の文章、「だから」の前と後ろに因果の関係はありません。日本語学的にはこの「だから」を「《とにかく》の《だから》」と言います。酔っぱらいや熱弁ふるう人がずぅーっと「だから!だから!」と言ってるときの「《話題かっぱらい》としての《だから》」に似てます。なお上の「日本語学的には」は「石田が個人的に考える日本語学的には」という意味です。「日本語学的には、現代日本語の変化の様相を《抜きコトバ》よりも正確に写し出しているのは、必要のない箇所に《》を入れる《差しコトバ》である。《死ねる》《持てる》の類である」というときの「日本語学的には」も、同様です。

 ものすごく脱線しています。
 とにかく奥大使のこともあったので見たかったです、早明戦。


◇ バナ。

 昨日ちょこっと書いた「書評の鉄人」のバナは「書評」のところに置きました。誰にも関係ないと思いますがせっかくなので一応自慢を試みますと、シリアルナンバがついてるのでわたししか使うことができません。 ( ̄ー+ ̄)

 偶然にも、鉄人認定はちょうど48個めの投稿でかないました。真宗の信者としては最高のタイミングだったと思います。いやもっと欲を言えばシリアルナンバが48とか18とかの方が良かったんですけども。もすこし言えば18個めの投稿‥‥。いえ、言い出すとキリがありません。やめときます。

 というか明日も早いんでした。もう寝よっと。

2003年12月6日(土) 12月7日(日) 3:33 +0900

◇ 雨でした。

 京都ではお昼に少しまとめて雨が降りました。ほかの時間帯は、たまに「ぱらり」「ぱらり」と、数えられそうなほどの粒が降りました。

 週間予報などで「土曜日は雨です」ってずっと言われてた割に、降水量は少なかったのではなかったろうか。はたまたそれはわたしが屋内にいる時間のうちに多くの雨が降ったから勘違いしてそう思ってるだけなのか。ともかくわたしは全然濡れずに済んだ雨降り土曜日でした。


◇ ふつうに。

 昨日の午前中に届いたナウシカDVD、今日の夜にやっと見ました。こないだ、いちばん最近VHSを借りて見たときもそうでしたし、今日もそうでしたけど、映画の冒頭で絵巻っぽい布が映し出されただけでわたし泣きそうになってました。

 本編の途中には何カ所か計画的に配置されたスイッチがありますよね。わたしそのスイッチで確実にめろめろです。ツボには弱い。そして最後にもやっぱり巨大なスイッチがある。

 わたしは宮崎の仕掛けたそれら一つ一つのスイッチで、ごくふつうに、ごくごく自然に、流れに身を任せてしっかり泣いておりました。

 パブロフ犬の条件反射に近いモノが多少ありそうです。


◇ 鉄人。

 そういうのがあるんだ、へえ、どういうふうに選んでるのかな。結構数出してるけどなんで俺なれないのかなあ、と思っていた「書評の鉄人」にやっと選出してもらうことができました。 【bk1】 です。想像していた以上に嬉しがってるわたしがおります。

 「鉄人」は個別にシリアルナンバ入りのバナがもらえるんだそうです。大きな大きなバナなので今のところ「リンク」のところくらいしか置き場所が思いつきません。でもそのうち気が変わって嬉しそうにトップページに飾ってたりするかもね。

 眠いな。寝ます。

2003年12月5日(金) 12月6日(土) 3:33 +0900

◇ ナウシカの前に。

 昨日の朝に発送が完了したということなので、ナウシカのDVDコレクターズBOXは、たぶん今日の午前中の早い時間に届くのではなかろうかと思い、眠った時間と合わせて考えると信じられないくらいすっごい早い時間に目覚ましをかけました。

 でも、それ以前、思わぬモノに起こされました。


◇ 火事!( ̄□ ̄;!

 サイレンに起こされましたです。。

 猛烈に眠っていたので、いつごろ聞こえ始めたのか、消防車が何台停まったところで起きたのか、まったくわかりません。しかし気づいたときにはスピーカから「ハイどけてどけて」という声が聞こえたり、断続的なクラクションが聞こえたり、つまり、近場で火事が起こったとき特有の音がいっぱい聞こえてました。やっぱり確認って大事なので、屋上に見に行きました。そしたら、

20031205_a_fire_037.jpg すぐソコが燃えてました。

 火事って、もくもくっとした煙を遠目に見上げて見て「あ、あんなとこが燃えてるのか」と思ってちょっと焦るのが王道だと思います。それが今日は、アパートの隣にあるゴミ置き場をアパートの屋上から見て「ソコが燃えてる!」という感じで、視線を下に向けて火事を見るという、あまりない見方をしました。

 延焼の恐れはまずなさそうに思えました。少し安心。しかしやっぱり火は怖いです。

 下に降りたら、まさにその瞬間にこういうテープが張られました。なんとなく「現場」っぽかったです。路駐ってほんとに百害あって一利も一理もなんもないですね。このクルマがなければ消防車入って来れてたのかもしれません。


◇ 理由!( ̄□ ̄;!

 火事の理由は‥‥

 アパートのヨコに、大家さんの会社のゴミ置き場があります。で、そこでたまにドラム缶に入れてゴミを燃やしてるんですね。あきらかに違法だと思います。しかしドラム缶=焼却炉の横手にゴチャゴチャに積まさっている建築廃材みたいなのは、陶器とか鉄とか、あんまり燃えそうにないモノばっかりに思えてていたので安心してました。

20031205_a_fire_011.jpg 今日までの実害は、晴れた土曜日や日曜日に屋上で洗濯物を干してたらゴミ燃しの煙が漂ってきて洗濯物が少しくさくなる、という程度でした。

 今日はしかし、ソコがおんおん燃えてました。

 ← 水が一瞬止まったとき。

 あんなにおんおん燃えてるのになんで水かけないのかなあって不思議に思って見てたら、水が来てないだけでした。「早くつなげ早くつなげ!」とか、「そっちじゃないそっちじゃない!」とか、完全な「ボヤ」だったから落ち着いて見てられたけど、家とか燃えてたらかなり不安になる動きでありました。

 やっぱ路駐はあかん。

 びっくりしたことには、知ってか知らでか、隣の部屋のヒトか向かいの部屋のヒトは、アパートのヨコで火事なのに悠々とシャワー浴びてました。すごいなあ。ガスの検針に来たおばちゃんも、まったく気づかずに黙々と業務をこなしてました。わたしが屋上から降りてきたらおばちゃんちょうど帰るところで、「えっ? 火事ソコだったの? 避難しなさいとかって言ってきてなかったわよね?」って、すんごいびっくりしてはりました。

 燃えてた場所のすぐヨコに、大小の消化器が全部で7本転がってました。きっと誰かが気づいて消そうとして、でも消えなくて、それで消防車を呼んだのでしょうね。

豪華化粧箱! 被害は恐らく「建築廃材の焼失」くらいだと思います。あと、あそこでは二度とゴミを燃やせなくなったと思うので、それだけ非常に嬉しいです。しかし、非常にびっくりしました。


◇ ナウシカ到着。

 火事のドキドキが去らない中、「ナウシカDVDコレクターズボックス」VWDZ8050「1個入」という、王蟲なみに巨大な箱が届きました。

 コレはハコを二つ開けた中に入っていたハコです。段ボールがいちばん外側のハコ、白いのが二つめのハコです。ハコの言うことにゃ「ジブリがいっぱい」なんだそうです。このハコを「豪華化粧箱」と言います。

 ハコの周囲にある黄色い綿のような模様は、恐らくムシゴヤシかヒソクサリの胞子なのではないかな、と思います。なんとなく、いやホントになんとなくですけど、ハコのたたずまいは PG の RX-78-2 が入ってるハコに少し似てる気がします。

トルメキア戦役 ← 豪華化粧箱の上には、あの有名な「トルメキア戦役」という絵が置いてありました。これもハコに入ってましたが、それを出したらこんな感じです。

 もちろん宮崎氏の直筆画であるわけはなく、単に印刷された絵が入ってるだけなんですけど、目を近づけてちょっとじっくり見た感じ、かなり綺麗な印刷です。ひょっとすると何らかの写真なのかもしれませんね。紙も通常版 DVD の表紙の紙と比べると数十倍は良質の紙のようです。

 この「トルメキア戦役」額装オリジナルアートがやたらでかいのです。横545 x 高430 ミリ。コレを無理矢理ハコの中に入れてるから、届いたハコが巨大だったのです。

3点セット 「豪華化粧箱」の中にはいろいろなものが入っていました。

  1. DVD
  2. ナウシカ
  3. 王蟲

 DVDは通常版です。いまTSUTAYAあたりに並んでるのとまったく一緒です。ただ、巨神兵バージョンのソフトケース(布張り)に入っています。これはコレクターズボックスのみの特典です。しかしこれ本当にDVDケースなのかな。いろいろ挟めるようになっているので、これにピッタリなシステム手帳がそのうち出回りそうな気が少しします。

 ナウシカのフィギュアは、映画公開時に少しだけ出たらしい陶器製フィギュアの復刻です。

 王蟲は、ゆがいてむいたら食べられるんじゃないか? と思えるほどリアルな、しかしまだ成体になってない感じの、映画やマンガを見た方にはおなじみの、あの王蟲です。

 見たいですか? と聞くこともないまま、写真を撮ったのでぜひにぜひにご覧いただきます。ゴラン・イバニセビッチ。

 ハコがあまりに巨大で、京都のこの部屋には置いておけません。ハコをバラして中身だけとっておくというのも不作法です。なのでDVDとDVDソフトケースを除くすべてを実家に宅急便で送ってきました。

 そもそも実家に着くように注文して、実家からDVDだけ送ってもらえば送料2000円もかからなくて良かったのかもね、という気も少しだけします。しかし届いたときの送料が無料だったので、まあ良いか、という感じで、決断は早かったです。それにしても、送料がかからない本って、すっごいトクした気分になります。

 火事にバイトにナウシカに、今日は濃かったなあ。

2003年12月4日(木) 12月5日(金) 3:10 +0900

◇ そういえば。

 今日は郵便受けを見に部屋からはかろうじて出たものの、アパートからは一歩も外に出ずに一日を過ごしております。

 たぶんTV見てるといろんなところの風景がウソでも見られるから、それでさほど異様に思わないのかもしれませんね、外に出ないの。友だちから電話かかってきて話したり、メールもらって返したりしてて、一人暮らしなのにそれで一応会話もできてるし。


◇ 仏旗

 こないだ迷惑かけたI法衣店に、「仏旗」を説明したビラ?が置いてあったので、もらって来ました。その紙を発行している 【財団法人 全日本仏教会】 によって、わたし今までちょっと勘違いしてたのを知りました。

           
 
 
 
 

 ずっとこう↑だと思ってたんですが、実は本当は

           
 
 
 
 

 こうなんだそうです。タテ幅は同じなんだそうです。知らなかったなあ‥‥。そういえば 【棚原さん】 のところもそうなってますね。。。なお、仏旗はタグで簡単に書けます。欲しい方がもしいらっしゃいましたらどうぞ持ってってください。わたしはわたしで棚原さんからもらったのを変えてたわけですし。。。


◇ ナウシカ発送

 アマゾンから、ナウシカのDVDを発送したむね、メールがありました。嬉しいです。そこらへんでいっぱい売ってるのをヨコ目で見ながら待っていた日々ももう終わりです。ふふふふ。

 付録の額装アート「トルメキア戦役」をどこに飾ったかとか、陶器のナウシカはどこに置いたらどんなふうに割れたかとか、たぶんコイツの生産(培養?)が間に合わなかったために発売が延期になったのであろうFRP製王蟲がどんなにカワイイかとか、そういう報告をそのうち写真入りでしようと思ってます。【参考】

Q.「鬼に金棒」と同じ意味のことばはどれか。
  1. 石田にミッフィ。
  2. 石田にトロ。(≧▽≦)
  3. 石田にちぃ。
  4. 石田にナウシカDVD。
A.該当なし。

 理由:「鬼に金棒」は「〔ただでさえ強い鬼に金棒を持たせる意から〕強いものがさらに強さを加えること。」(三省堂『大辞林』第二版、ネット検索)という意味らしい。だが石田にこれらのものを与えるとそれぞれどろどろになってしまい、それ以前にもまして弱くなる。

 ますます弱くなる石田であります。嬉しいです。


◇ Gatewayのカタログ本

 床の上その他に散らばってるものをいろいろ片づけ始めています。もう2年もいただくことができれば完璧に仕上げられると思います。

 本棚に、大事に大事に取ってあったらしい、1999年春版の Gateway のカタログ本がありました。日本から撤退した会社から何か買えると思ってたのか、それとも貴重なモノになったからとっておこうと思ったのか。

 掃除 = 捨てるべきモノを容赦なく捨てること

 しっかりしよう俺。久保は立派だったぞ。

2003年12月3日(水) 12月4日(木) 16:10 +0900

◇ あわあわ。

 龍大の先生方の中では、講義を取ってる学生100人とか200人とかに「次回の講義ではパドマ展示室を見学に行きます!」と言って学生の目がキラキラ輝く(展示室の内容を知って期待しているわけではなく教室の外で講義があるということがそもそも嬉しいらしい。A先生談)のを見ることが少し流行ってる、みたいです。

 今日は午後から250人くらい来るということだったので、一人じゃ裁ききれないので手伝いに行きました。で、手伝いに行ったヒトの方があわあわしたという。

 二つ展示室があるうち、同僚のやってるもう一つの方はすっごいあっとほーむな感じだったみたいです。しかしわたしの説明している方は、何をそんなに焦ったり緊張したりしなければならないのかと不思議なほど説明者があわあわして一方的に喋りまくるので、どうもしらけております。

 しかしやっぱり「そっちに『解体新書』の初版のホンモノがあります」とか、「その百万塔陀羅尼、百万塔も陀羅尼もホンモノです。ちなみに陀羅尼は現存する世界最古の印刷物です。」とか「須彌山儀の動くのは日本に二つしかありません。縮象儀はまだ動きませんが日本で一つしか「発見」されてません、ということは恐らく世界で唯一の現存です」みたく言うと、みんなそっちを見ようとしたりそっちへ近づこうとしたり、すごく顕著に反応があるので、やっぱりコトバよりモノに語ってもらってる部分が大きいです。そういうのも含めて貴重文化財と美術品とはすごく近いところにあるようです。実際「貴重だな!」の前に「美しいな!」って感動がありますし、それにどっちも「art」ですね。


◇ 解体新書の初版

 先日、京都の教育大で解体新書の安永3年版、つまり初版が発見されました。TVで見た感じでは虫食いもそんなになく、すばらしい状態のようです。

 それを伝えるTVニュースを見ていて気になったのは、「こんなに良い状態の解体新書初版が5巻そろって発見されるのは極めて珍しいことです」と言っていたことです。つまり、「極めて珍しい」は唯一ではない、ということを改めて知りました。

 京都新聞の記事を見るとちゃんと「国内では20部前後しか残存しない初版本と見られる。」って書いてあるんですね。さすがだな京都新聞。とってないけど。

 龍大の図書館では、須彌山儀や縮象儀は「再発見」されましたが、『解体新書』安永3年版は5巻とも、一度も「発見」されてない(はず)。だって、存在が一度も埋もれずにずっとずっと伝わっていたから、そういうのは発見されようがない。きっと他にも何件かそういうふうな、「発見」されずに伝わってきている初版の解体新書は日本中にあるんだろうと思います。

 うちでも最近お米券がいっぱい発見されております。とても嬉しいです。失せものが出てくるとボーナスもらったような気になりますが、そのヨロコビは「なくす」という悲劇なくしては有り得ないわけで、複雑です。

 きっと教育大の『解体新書』も誰かが「なくした!(>_<。) どこにやったかわからんくなった! あんな貴重なモノを! どうしよう!」と言って焦りまくって探し続けたりしてたのかなあ。だとしたらひとごとじゃないなあ。。展示が始まったらぜひ見に行こう。龍大がパドマで展示してるのと(今年度は一応2003年12月19日までですのでお早く)どちらがよりキレイなのかも知りたいし。と言って自分のモノでもないのに自慢を試みる。

 ともかく京都の伏見には解体新書の初版のすごいキレイなやつの5巻セットが、少なくとも2つはあるということですね。おそるべし、伏見。お酒がおいしいだけじゃないぞ。

 そんな感じで。

2003年12月2日(火) 12月3日(水) 4:10 +0900

◇ 大敗。

 サッカーの世界ユースを見ました。日本代表 1 vs 4 コロンビア代表。

 うーん。今日は非常に変な負け方してるように思えました。ちょっと心配です。こないだ緒戦で勝った相手のイングランドユースは、こないだの日本と今日のエジプトを相手に二連敗してるってことは、実は弱かったってことなのかもしれませんですね。

 それにしても、今日は日本代表の対戦相手であるコロンビア代表が状態とても良く見えました。日本のほうは、 ‥‥ いや、ご苦労さま。わたしにはできないことをやってくれてると思います。で、で、やってる人もわかってたはずだと思うけど、そして最後の4点目の失点なんか特にそうだったと思うんだが、全体的に足が遅く、かつ足にボールが全然ついてない状態に思えました。散々だったと思います。

 体調の差かなあ。モチベーションの差かなあ。

 という感じで、箸にも棒にもかからない、まったくシロウトの愚痴でした。


◇ くせ。

 TVその他、こちらは相手の言動を一方的に見ているだけという、一方通行的なコミュニケーションがあります。双方向じゃないそういうふうな場面では、自分が相手にどう見られているのか・どう感じられているのかを気にせずに、こちらからあちらへ、無責任な品評ができてしまいます。

 で、今日いろんなヒトに対してそういうことをしていて、自分はどうも、いろんなヒトに必ず一つはあるクセを発見して、それをわざわざ嫌おう嫌おうとしていたような、そういう気がしてます。

 なんなんでしょうね、自分でも容易に気づけるこの攻撃性は。肉体的な暴力衝動を精神的な攻撃衝動にすりかえて(昇華させて/動かなくして)、心の中で激しく悪態を吐き、それで均衡を保とうとしているのかな。

 最近のわたし、「思えばわたしも年をとったものです」とつぶやくヒトの気持ちが実地でわかりかけてきてまして、自分がそういう状態になって来ている、つまり老いて来ているということを切実に自覚し始めたあたりから、自分の攻撃的な性質を「緩和できたらいいな」と思っているだけ、という状態から、実際に少しでも緩和できる方向にいってます。少なくとも自分ではそういうふうに自覚しています。自分のことを「どーしよーもない奴」って完全に諦めてしまい出してるのかもしれませんけど。まあそれはそれで「あきらかに」「ありのままに」見ているわけだから、めでたいことでもある、かもしれない。

 ええと。

 ヒトのフリ見て我がフリなおせ、というコトバがありますが、自分にもたぶん肉体的に具体的なひどいクセがあるんだろうと思います。でもそれはまだよくわかってません。

 いま辛うじてわかってるのは、自分には精神的にとてつもなく変なクセがあるということであり、そのクセと言うのは、とっても攻撃的なソレであるという、そういうことです。あと文章が長いというのもクセと言えばクセですね。そしてクセは時間と労力を惜しまなければ確実に変えられる、それもわかってます。

 ↑オチを用意せずに喋ったり書いたりするというのもクセですね。いやコレは悪癖とか性癖とか言った方が正確かな。

 ともかくも、ヒトのクセに気づいても、それをわざわざ嫌わずにいられるような、そういう落ち着いた、冷静な、冷ややかで静かな精神状態でいられるヒトになりたいです。だって、怒ると心臓に要らん負担かかって(るように思えて)精神的にすごくしんどいんだもん。長生きしたいとは正直思ってないけど、早死にしたくないと思ってるから。。

 ではでは。

2003年12月1日(月) 12月2日(火) 2:30 +0900

◇ 輪袈裟。

 宗学院で公式に定めている輪袈裟を買いに行きました。先輩から「I 法衣店で扱っています。」と言われていたのでソコに行って買いたい旨を伝えたら、 ‥‥ 「9番に出てください」という連絡が広い店内を行き交ったり、お店の方が急ぎ足でぱたぱた歩いたり、待っている間どうぞと言ってお茶をいただいたり、情報を持ってそうな店長さんがやっと出てこられてお話ししたり、いろいろしました。が、結局、輪袈裟は出てきませんでした。

 こりゃわたしきっと何か間違っちゃったんだろうな、と思いながらお店を辞して、こっそり先輩に電話したら、「I 法衣店? 違う違う、S法衣店だよ?」とのことでした。S法衣店に行ったら「ハイただいま」と言って、輪袈裟はすぐに出てきました。

 I 法衣店には悪いことをしました。(ー_ー;)この場を借りて、ごめんなさい。あまりに恥ずかしいので、ココに書くことは出来ますが、謝りに行くことはできそにありません。

 そういえば、昔、T急ホテルとH急ホテルを間違って、しばらく気づかずロビーでずーっと檀家さんを待っていたということもありました。もう少し落ち着いて冷静に生きたいものですね。


◇ ハローワーク。

 村上龍がでかい本を出してました。『13歳のハローワーク』。A4サイズくらい。
 書き下ろし。本屋さんはこちら。→ 【Amazon】 【bk1】
 12月2日発売。1日の生協にあったのでちょっと立ち読みしました。

 中学生が自分の職業や将来を考えるときに参考にできるような、そういうのを願って書かれた本らしいです。内容は、世の中にある職業を大体網羅して、興味が出るようにジャンルごとに分けて配置し、その詳細な説明を村上龍が書き下ろしています。最後の方には「どの職業にも興味が持てなくて、〈なんだー、やっぱりどうやって生きていけばいいのかわからないや、龍の本だから期待してたけど、やっぱりコレでもだめなのかー〉と思ってがっかりしている人へ」的なタイトルの章もあって(もちろんこんなに長くはない)、そこにも結構ページ数が割かれているようでした。とはいえ全然読んでないので詳細なリポートはできません。

 ともかく、この本のキィワードは以下の3つでしょう。

  1. 村上龍
  2. 中学生
  3. 職業

 ‥‥ この3つから真っ先に思い出したのが、最近ひさしぶりに読んだ龍、『希望の国のエクソダス』 【bk1・ハード】 【bk1・文庫】 です。多分あれは ‥‥ あんまり言うと読んでない人つまらなくなるからよう言いませんが、 ‥‥ 「いま」の中学生が「いま」の自分のことを冷静に見つめて「いま」行動しはじめると「いま」の日本がどうなっていくのかを、龍なりによく考えて、しかし龍っぽくかなり楽観的に描いた物語だと思います。

 ということで、手に取る前に帯を見て、そんな龍の態度にとても一貫したものを感じたし、やはりとても一貫した期待感のような優しさも感じました。表紙が暖色系であることもあり、とても暖かな雰囲気です。とはいえ表紙の絵はあんまり好きじゃないな、いまのところ。


◇ 僧侶とは。

 その本の中、ある一つの「職業」として、「僧侶」という節がありました。その直下には「神主」という節もありました。神主さんの方がどういう職業かはよくわかってないんですが、そっちより「僧侶」の方をとりあえず読みました。そうすると‥‥‥

 「僧侶の仕事は、まず第一に、お経を読むこと。」
 「他にはお葬式を取り仕切ったりもする。」

 みたいな感じのことが書かれていました。「僧侶」については全部で400〜800字くらい書かれていたけれど、そこだけ読んでがくがくっと崩れました。単純すぎる。

 つまり、三省堂の『大辞林』的な作りのようです。一つ一つの職業のもともとの意味や言われ、発祥などを云々しても、それは今現在実際に行われている職業の説明に役に立たないことが多い、ということなのでしょう。

 いやはや。

 龍は全然悪くないと思う。でもお経が読みたくて僧侶になる人ってあんまりいないと思う。でもたしかに僧侶が日々やってる仕事的時間の内容を分析したらお経を読んでる時間がいちばん多くなると思う。

 世の中どっか確実にものすごく圧倒的に不可逆的なまでに真底から完膚無きまでにおかしい! と、思ってることがよくあるわたしですが、その時の「世の中」には今まで自分が入ってませんでした。しかし僧侶の現状を冷静に考えるに、やっぱりわたしが悪態を吐く対象としての「世の中」には完璧にわたしが入っているべきである、と思います。


◇ 判決なき執行猶予。

 わたしが実家に帰らず恐るべき長い期間をモラトリアムで過ごしている理由の大部分は、実家に帰ってお経の配達人として、つまり龍(や「世の中」)が僧侶の最たる仕事と認める仕事をして一生を終えるのがイヤでたまらなくて、それで帰りたがらないんだろう、というのがよくわかって来ました。

 それがイヤだから、そうならないだけの何かを手に入れて帰りたいって思ってるんでしょう、わたしは。あるいはそれはお経を読むことに何か積極的な意味を見いだすということなのかもしれません。お経をいただくことが仏恩報謝であることは間違いないんだけど、でもそれって実際に自分にとってどういうことなの? というのを考えてからでないと仏恩報謝はできないわけで、その辺を考えてるようで実は考え切ることがまだできずにいて。

 判決なき執行猶予なんて有り得ない。だからわたしのモラトリアムはモラトリアムに見えてるだけで、実際には公判中に他ならないんですね、きっと。なるほどね。最終弁論なんてまだまだ「遙か久遠の」先なわけか。


◇ ブルッキーのひつじ。

 そういう感じで、中学生のための職業訓練読本を少し読んで自分のことを考えるきっかけを突き付けられてわたしは現在すこし困っているのかもしれません。ぼちぼちいきます。

 ぷるぷる。(>_<。)

  『ブルッキーのひつじ』という本を、BS の番組に出ていた Do As Infinity のボーカルの女の子が薦めてました。 ‥‥ M.B.ゴフスタインという人の本だそうです。薦めてたというより「わたしこれ好きー」という感じでしたが、なんか非常によさげでした。 【bk1】 。本屋さんで実際に見て、それで決めようと思います。

 ではでは。


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