Just a Little Bit of… の日記
バックナンバ 2002年7月

2002年7月31日(木) 8月2日(金) 02:35 +0900

 バイトはなく、飲み会 & 鍋大会がありました。おいしく楽しかったです。

2002年7月30日(木) 8月2日(金) 02:35 +0900

 バイトに行きました。たしか、異様に暑かった。
 ものすごい夕立があった。そりゃすさまじかったです。知り合いは「くるぶしまで水没した!」って言ってました。カミナリもどかんどかん。夏だなあって感じでした。
 ‥‥わたしはその時ちょうど屋内にいたので平然としてます。


◇ 一神教の誕生

 加藤隆『一神教の誕生 ユダヤ教からキリスト教へ』【bk1】を読了しました。bk1のナビゲータによる書評、かなりオカシイ・アヤシイと思う(読了・理解する前に書いてることを確信。内容を要約してだらだら書くのが書評なのか? そーんなバカな話聞いたことないんだけどなー)
 しかし自分自身、何を書けば良いのかわからないくらい衝撃を受けたので、読了から即日での書評は書けずじまい。採用されれば即300ポイントという制度が7月末日で終了ということもあり、今後も書かない可能性大。しかしこの本はとても良いと思う。よって、やはり書くかもしれない。

2002年7月29日(月) 8月2日(金) 02:35 +0900

 バイトに行きました。たしか、とても暑かった。
 ふみゅ。

2002年7月28日(日) 7月29日(月) 01:45 +0900

◇ DAKARA

 ダカラのCM、変なバージョンありません? あれは一体われわれ消費者や購入者、その予備的な人間たちに対して何を訴えかけているのでしょう? 少し以上に不思議でならないのであります。

 と言いながらアパートの下にある自販機で買ってきてぐびぐび飲んでるんだから、まあこっちの負けなんだと思います。

 潜在意識に対してと同時に、圧倒的に潜在意識にもはたらきかけてくる、きっと良いCMじゃないかと思います、パフィの歌を使ってるバージョン。


◇ これはイメージです。

 中学校か高校が舞台で、友達が「心配すんなよ! がはは!」と言って抱きしめてくれてるCM。いや、実際になんて言ってるのか正確にはわからないながら、なんとなく「いのちの電話」系の、AC系のCMなんだろうと勝手に思っていたCM。ああいう暑苦しい友達、友達の友達に一人くらいいても良かったかなあと思わせてくれるCM‥‥。

 実は、ココ の「おたすけ電話サポート」というサービスなんですね。

 Gatewayのパソコンを買うときに決め手の一つとなったのが、夜中に「わからんなあ」と思って嘆いても、Gatewayのサポートセンタに電話すれば何とかなる、しかもフリーダイヤル。ってことでした。

 いつでも大丈夫♪ しかも無料♪ っていうのは、ほんとにやれるのかどうかドキドキしてたわたしには魅力でした。

 ということで、新サービス、売れるんじゃないでしょうか。

 といいつつ、今も実はサポート充実のGateway(ちょっとした証拠)、現在の日本では購入不可能ですね。客のことを思えばそれで売れるのかと言うと、どうもそうではないみたい。

 よくわからないやぁ。ヽ( 'ー`)/


◇ とにかく。

 ポスターまで貼ってしまったわたしにコワイものなど何もないのです。
 くすくす。(^_^) やはり、乗りかかった船は一蓮托生。

 がんばります。

2002年7月27日(土) 7月28日(日) 06:23 +0900

◇ エアコン漬け

 贅沢なコトバだなあ↑。 千枚漬けよりお金かかってそうだなあ。

 土曜の午後、エアコンがガンガン効いてて寒いぐらいのところで、不自然な格好で(机に突っ伏して)眠りこけてしまいました。結果として、エアコン漬け・しかも浅漬け、みたいな感じのわたしができあがりました。

 こう、肩や背中やくびが痛いわ、なんか色んなところ固まってるわ、ずっと閉じてたはずなのになぜか目が乾いて痛いわ、とんでもなかったです。電力がおそらく浪費されてるという点で贅沢と思われるし、それを抑止するために何か着たりするのはもっと贅沢だと思われます。

 とにかく、うーん。暑いですね、エアコンのないところの多くは。

 でも、部屋の中を風が回るようにしておけば、まだエアコンなしでもギリギリやれるかやれないか、みたいな感じの気候かなあ? とも少しだけ感じています。


◇ ちぃ

 すみませんです、三日続けて「ちぃ」が題名になってる。

 『ハサミ男』【bk1】を無理矢理読ませたら、読む前は耳を押さえてイヤイヤしてるイメージだったのに、読了後は顔を輝かせて「殊能さんってすごーい♪」って言うようになった女の子(彼女の名誉のために言いますがわたしの恋人じゃないです)に、バイト中に今度は無理矢理『ちょびっツ』の6巻を読ませてみたら‥‥。

 ぶーぶー言いながら読了してしまった。(^▽^;)

 なんだろうなあ。なのにやっぱりこういうオタッキーな感じの「SF」はいやなんだそうです。(まちがってもSFはありえないっしyo。これはファイブスター並NI、おとぎ話だと思うYO。)‥‥なぜ素直に「面白い!」と言えないのかなあ。(ぼそ)

 彼女には、「夏休み、ひまっしょ?」という文脈(やはり無理矢理みたいな感じ)で、ル=グウィン『ゲド戦記』【bk1】を貸しました。
 少し不安です。しかし『ゲド戦記』を一冊でも読んだことのある人で『ゲド戦記』を「つまらない!」と評価した人を寡聞にしてわたしは今まで知りません。だから大丈夫かなあ。

 そういえば、わたし、『ちょびっツ』のアニメを初めて見た時はやたら酷評してるのになあ。それがどうしてこんなに、マンガを生協で注文したりするまでになったのだろう? やっぱ人間って成長するもんなんですね。(違う。)


◇ 寡聞・寡黙

 寡聞にして私は知らない。

   となっているべき箇所が

 寡黙にして私は聞いたことがない。

 って(おそらく)誤植されてる文章を見たことがあります。やたら喋る人が書いた文章だったので余計におかしかったです。わたしが「俺って知的だよな」って書くつもりで「俺って痴的だよな」って誤植してる感じでしょうか。

 自分でも信じてない自分の可能性を無理に言語化しようとして意気込むもんだから、キィボードを打つ手がすこしずれてしまう、変換を一個間違ってしまう。

 うん、誤植はコワイです。しかしDMを中心に名前を間違われるなんてしょっちゅうです。‥‥基本的に、笑える誤植は好きです。


◇ くろくろく

 『『クロック城』殺人事件』【bk1】というのを買ってきて読みました。最近の講談社ノベルスがキャンペーンでやってる「密室本:密室で事件が起こる推理小説、袋とじの推理小説」の原型になってるのかなあ、これ。
 帯には「本文208頁の真相を他人に喋らないでください。」って書いてあるし、193頁以降は部分的に袋とじになってて見えません。

 感想は‥‥‥

 なんやこりゃ。ああ、うう、 (^▽^ケケケ。

 いろんな意味でだまされたなあ。書評書く気に全然なりません。たぶん、ある方面からは高く・あるいは熱烈に評価されるべき本なんだろうなあ、とは思います。が、わたしは個人的には誰にも勧めようとは思いません。

 作家自体は、きっとそのうち無茶苦茶おもろいのを書きそうです。うまく言えませんが、なんとなくそんな予感がします。でもこの本は‥‥ むぐう。

 ではです。

2002/07/26 日記消失につき‥‥

 あらあら。コピー&ペーストしたはずなのに、26日の日記が消えてしまいましたわ。
 内容的にはですね。思い出しますと、「ちーい」というタイトルで‥‥。

 ある特殊な状況下で一緒の班にふりわけられ、それ以来交友関係を保っているAさんが、わたしが25日の日記で書いた「Chih-i」についての文章を読み、アメリカからメールをくれました。そのメールから刺激を受けて少し調べモノなどをして書いたのが、26日の日記の内容だったと思います。

 中国語をローマ字で表記する方法には、大きく分けるとピンインとウェード式の二種類がある。英米ではウェード式が主流だし、英米の仏教研究論文も多くがウェード式で書かれているが、ピンインでの表記法も次第に多くなってきている。アメリカで両方の表記法について知る機会を得たAさんも、正直、少し困惑しているそうです。
 英語のサイトを紹介してくれました。参考1 (>_<。)

 とにかく、天台や智ギは、

  ウェード式
Wade-Giles
ピンイン
Pinyin
天台 T'ien T'ai Tian Tai
智ギ Chih-i Ji-yi

 このように表記するそうです。

 で、石田が「そうかあ、ピンインとウェード式、二つの方法があるんだなあ。勉強になったなあ」と思いつつネットで調べたら、‥‥どうも二つだけじゃないみたいなんです。

 参考2によると、とりあえず六つあるらしい。しかも冒頭には

これ以外にもフランス語で用いられるEFEO式や、ドイツ語で用いられるLessing-Othmer式、声調記号を簡略化したCWPピンイン方式なども有ります。

 なんてことも書いてある。ってことはもっとあるんだー。

 道は長く険しいのかもしれません。。。

 ふたつめの話題。

 これもAさんから聞いた情報なのですが、『千と千尋の神隠し』は『Spirited Away』という題名で、でずにーが映画にして世に放つらしいです。
 「日本の」八百万の神が、一神教を一神教と自覚し得ない人間の多いあのクニで、一体どのように受容されるのか、されないのか、個人的には非常に楽しみです。

 はい。

 (もし26日の日記の内容を持ってる方がいらっしゃったら、タグごとください。)

2002年7月25日(木) 7月26日(金) 06:15 +0900

◇ 耳をすませた。

 先日ココに書いた『耳をすませば』@ジブリ、見ました。

 煙草が吸いたくなった。 °°°(・o・)y− ~ ~

 で、煙草は一応やめてることになってるし今は部屋にホントにないので、
 ‥‥そう、宣言通りワインを買ってきて飲んでます。サントリーから出てる少し高めで見たことのなかった「お試し価格」のワインです。なんか、まったりと、真夏の夜の夢の後の汗のように濁った甘さ、とでも言いましょうか。

 そしてスーパーカーのストロボライトを聞いています。

 なるほどねえ。こりゃ女の子がハマるわけだよ。たしかに相手の男の子が格好よすぎると思うし物語もカワイイし、かつ主役の女の子が『ロミオ+ジュリエット』のジュリエットなみにカワイイし(コラそれは誉めすぎだろ)、お父さんの立花隆がぶっきらぼうで説得力あるようなないようなだし、江川がどこに出てきてたのか全然わっからへんし、まあとにかくこりゃ良いです。

 ‥‥大学・学部の時に先輩が先輩と

「そしたらあいつさあ」
「うん」
「『だって女の子の気持ちわからないもん』って言ったんだって」
「‥‥けっ」
「ほんと『‥‥けっ』だよなあ」
 みたいな会話をしていたのを思い出すに、やはり、いや、うん、いややはり、

 女の子の気持ち、わかるけどわからないです。
 じゃ。二人仲良くやってくれたまへ。


◇ ふと思ったのは、

 「この映画を良いと思った女の子って泣き虫になるのかな?」
 ということでありました。無根拠ですよもちろん。

 あと、「ほほう? キミはドワーフを知っているのか?」って、
 ‥‥‥
 なんでもないです。うん。いい子だね、雫って。


◇ ちーぃ?

 勉強会で

“Truth in T'ien-T'ai Philosophy”

という英語の論文を少しだけ読みました。英和辞典を持たずに英語を読むのって、すごく汗が出ます。

 石田 「 "T'ien-T'ai" ってなんですか?」
 先輩 「天台のことだよ? °°°(・o・)y− ~ ~」
    (だって今この勉強会では天台をやってるでしょ?)
 石田 「あ、あっ。そ、そうなんですか‥‥」

 どんな論文なのかをかいつまんで言うと‥‥‥
 日本の大乗仏教の基礎みたいな感じの天台宗と、その根本的な真理である「円融三諦(えんにゅうさんたい)」についての論文です。
 (‥‥世界の仏教研究では、いま天台が熱いのです、ハンパじゃなく。ほんとです。エンゲージドブディズムくらい熱いのです。そうじゃなくても、天台を研究している外国人の書く英語の論文はずっと前からいっぱいあるんだそうです。)

 「諦(たい)」とは「あきらめ」ではなく「真理」のことです。「三諦」とは「三つの諦(真理)」ということです。
 具体的には、「空(くう)・仮(け)・中(ちゅう)」が「三諦」です。

 従来(乱暴に言えば天台以前。)

 三つの諦は別個に存在している。かつ、「空」と「仮」をアウフヘーベンして成立する「中」というものの中身がわかったら「空」と「仮」は捨て去ればよいのだ!

 みたいな理解が行われていたんだそうです。
 でもそれは浅薄な理解であるということに気づき、新たに「円融三諦(えんにゅうさんたい)」という考え方を提唱したのが、天台の世界観なわけです。

 石田の勝手な解釈をもとにして、むちゃくちゃ乱暴に言うと、

 「円融三諦」とは、「空」・「仮」・「中」の「三諦」が完全に別個のモノとして独立しているのではなく、 かつ、「空」と「仮」の上に「中」があるというピラミッド構造なのでもなく、大きなマルの中に「空」・「仮」・「中」の三つがピッタリはまっているという、真理をめぐる世界観のことである。

 と言えると思います。


◇ ちーぃ?

 隔歴三諦 = 「空」・「仮」が底辺、「中」が頂点のピラミッド構造(?)
 円融三諦 = 円のなかに三諦が融けている(!)


 で、そういうのの基礎となる世界観を世界で初めて明確に文書化した偉大な仏教者であり、現在に至るまで、仏教者に多大な影響を与えているのが、かの有名な ちーぃ(538-597) なわけです。

 (大久保良峻『新・八宗綱要』【bk1】や安藤俊雄『天台学』【bk1】(どちらも日本天台を日本天台の側から研究している書、と言えるかもしれません。)の116頁あたりを読み、通り一遍以上の知識を得てから語ってはいるわけだけど、さっき先輩から「僕は(だまされないから)良いけど、他の人はきみのことを一応は『一応は仏教系の大学院を出た人』として見てるわけだから、可能な限り資料をあたり、それから書いた方が良いんじゃないか?」というキビシくも暖かいツッコミをいただいた‥‥のだけど、何を当たったら良いのかわからないので『新・八宗綱要』だけ見てます。

 とにかく、おさえるべきは、わたしが上の

 「従来(乱暴に言えば天台以前。)は‥‥」

 以下で示した理解は、天台以前の仏教全体の流れの中に位置づけられるモノではなく、天台以前の中国仏教、かつ、中国撰述の偽経とも言われる『瓔珞経』を受容した流れの中に位置づけられるモノである、ということです。

 いま天台が熱いのや、天台についての英語の論文があるのや、「隔歴三諦」「円融三諦」という対立概念が考えられているのや、そういうのはたくさん事実なわけだけど、だからと言って、仏教の根本真理を指示する「諦」というコトバを用いていても、「円融三諦」がすべての仏教から見て完璧に正しい真理であるなんては全然言えないし、「隔歴三諦」「円融三諦」という対立のさせ方だって一説に過ぎない、ということもおさえておくべきである、ということでもあります。

 難しいこと書いてすみません。というか I さんいつもすみません。ありがとうです。

2002/07/26 16:08 追記 )

 ちーぃ? 【参考】

 そう、英語で表記すると「Chih-i」。
 漢字で表記すると、智ギ。(ギ=豈+頁)。天台大師・智ギ。

 孔子を英語で言うと「Confucius:こんふゅーしゃす」
 ニッポンを英語で言うと「Japan:じゃぴやーん」
 そんな感じで、
 智ギを英語で言うと「Chih-i:ちーぃ」

 まじめにまじめに読んでいた英語の仏教学論文の中でいきなりちぃ(Chih-iだからほんとはちぃじゃなくちーぃ)と対面して、しかもその場にいるのはちぃなんて絶対に知らない人たちばかりだし、石田は非常に困りながら、まじめな顔で話したり聞いたり訳したりしつづけたのでした。

 ヒデキと遊んでるかたわらで、ちぃって実は天台大師智ギだったんですね。
 知らなかったなあ。(Chiga-u)

 じゃあ、おやすみなさいです。
 そして26日は第6巻が発売になる日なのです。

2002年7月23日(火) 7月24日(水) 16:55 +0900

◇ 耳をすませば

 ジブリの作品でいちばん好きなのは何?

 って聞いたら、‥‥年齢層がわたしよりも少し下になると、でもって女の子にそういうことを聞くと、ほとんどの人が『耳をすませば』と答える、らしい、ってことがわかりました。「いちばん」って聞いてるのにベスト3を挙げたりする場合にも、ほぼ2位以内に入ってる。

 どういうことかなあ、と思って、借りてきました。

 こないだTVでやってたのをおそらく見逃した人が、あるいはビデオに取り損ねた人が多いらしく、なかなか借りられなかったけどやっと借りることが出来た。一週間の猶予があるので、そのうち必ず見ます。

 これが実際に大好きだと言う女の子に聞いたら、
 ‥‥なんか、相手役の男の子が格好いいんだそうです。へぇぇ、世の中そんなに単純なのかい、オレは『ロミオ+ジュリエット』大好きだけどそれは女の子が死ぬほどカワイイからなんてのが理由じゃないし、


◇ 何がなにやら‥‥

 『イングリッシュ・ペイシェント』が死ぬほど好きだけどそれにしたってキャサリンが絶世の美女でかわいらしくてエリカ・ブルンヒルドみたいだからってのが理由じゃないし、『エヴァンゲリオン』が好きなのだって綾波が何考えてるのかわからなくてミステリアス?だから、ってのが理由なんてわけじゃないのに。

 案外単純な理由なんだなあ。

 と思ってますが、見たら見たで「ああ、こりゃ仕方ないわ。こりゃすげえや」なんて感想になって、「まあ、そりゃそうだよ。世の中ほんっとイヤになるくらい単純に出来てるんだよまったく」って投げやりに言ってワインの1本や2本苦もなく空けて眠りこけたりしてしまうのでしょう。


◇ とにかく (随想らしい)

 太陽が黄色くて人を殺してしまう気持ちが少しわかる、かもしれない。だって自転車こぎながら

「暑いなあ。うん、まあ暑い暑い思っていても涼しくはならないんだし、冷たいタオルで汗を拭いて他のことを考えよう。
 ‥‥それにしても暑いなあ。うん、まあ暑い暑い思っていても涼しくはならないんだよな。そうだ。この冷たいタオルで汗を拭いて他のことを考えよう。
 ‥‥それにしても暑いなあ。まあそうそう、暑い暑い思っていても実際なんも涼しくならねんだし、さっき濡らしたこのタオルで汗を拭いて他のことを考えようよ。
 ‥‥それにしても暑いなあ。‥‥」

 という無限ループにいつのまにかおちいっていて、もうニヤニヤするしかなくなってしまってるから。


◇ 顔と、ひと突きと。

 暑いから顔がゆるむのと太陽が黄色くて人を殺すのと、何が違うのだろう。

 「うひゃあ(≧∇≦)」と言いながら赤信号の交差点で自転車を止めた時、対向車線に停まった自動車のフロントグラスごしに誰かがこっちを見てるのがわかり、その人に向かってにっこりすると、そこには他者が想定されていると言える。反射がまぶしく銀色の板に向かってニコニコし続けるだけなら、そこに他者はいない。
 同様に、
 黄色い太陽の下で何かをする場合、その何かをしてる対象が何であるのかがわかっていれば他者が想定されてることになるだろう。(その行為を「正しい」と規定すべきか「否」と規定すべきかはおく。今はその他者感覚にのみ注目する。)

 それがなく、まるで京都学派系列の一部がウニャウニャ言ってるように「何かをしている時はその『何かをしている』になりきるんだ! それが絶対云々の絶対彼云だ!」って言うだけでやっちまうんだったらば、そこには一切の他者感覚がない、と言えると思う。‥‥たとえば、「自動小銃を持って引き金を引いている時には『自動小銃を持って引き金を引いている』になりきるんだ!」みたいな。その銃口の向こうに人がいるのかいないのか、いるとしたらどういう人が、いや、どう「規定」された人がいることになっているのか、そして銃口のこちらにいる自分ってのはどう規定されてるのか、何がどう違ってるからこうなってるのか。

 京都学派のアレって、哲学なのかもしれない。でも何かねじ曲げて受け継いでる人がいるのか、そもそもアレには限界があるのか。
 とにかく彼らには、自分が何であり、他人が何であり、‥‥その表面に注目して「自分って何?」「他人って何?」を考えていくだけのココロの余裕がみじんも感じられない。何も考えずに規定するのは規定じゃなく「仮定」だろう。じゃあそれで考えてどこかおかしくなるのなら別の観念を持ってきて仮定し直し、それでやってみたら良いじゃないか。‥その可能性に気づかずに同じ事を何度も同じ角度から言うだけで他の考え方や感覚を排除するなんて、ナンセンスもいいところだ。何が哲学なもんか。とオレは思う。主観的には大キライだ。

 他人を見ながら、そこに自分しか見られなかったり、他人と自分の違いをひしひしと感じてる時に、その断絶を「即」や「即非」というコトバだけでつないで「だからきみとぼくとはひとつなんだ」とひらがなで叫んだり、「超」というコトバで超えようという演技をしつつ実際には埋没していったり。

 虫酸が走る。


◇ ゆらゆら

 自分が世界の中心にいることなど、自明だ。
 ただ、
 どうも自分だけがそう(自分が世界の中心にいる)感じてるわけじゃないようだということに薄々気づいたり、どうもこの世界は自分を試すために存在してるだけで他の人間たちは全部ロボットみたいなもんだと思ってたけどどうもそうじゃない可能性だって想定しなければならないようだぞ困ったなと少し思い始めたりしたら、

 そっちに素直になってゆらゆらしても良いと思うんだ。うん。

 暑くて少し脳がゆるんでるようです。がんばります。

 というか、一体どういう文脈でオレはこんなことを喋ってるんでしょう。 ‥‥ああ、そうか。こないだの勉強会のことがほんとにアタマに来てるのかな。 ‥‥というか、今こういうことを喋ってるオレは自分には他者感覚があると思ってるわけだけど、十分なのかどうなのか。とにかく。

 暑いのに暑苦しくてごめんなさい。(>_<。)

 見た目だけでも、少し涼しげにしてみようと努力しました。

2002年7月22日(月) 7月23日(火) 05:05 +0900

◇ 俺の時間‥‥

 勉強会のような、研究会のようなモノがありました。
 ぼくの時間が湯水のように浪費されました。


◇ 信条は‥‥

 正直です。


◇ とにかく

 わたしが嫌いなモノは少なくありませんが、というかこの世の中にあまりに多く溢れてるので、どれから言及すべきか迷ってしまうくらいなのですが(なんか違うな)

 とにかく、マスターベーションを他人に見せびらかして「どうだ僕ってすごいだろ? ふふん? ふはは。 ああ、そういえばこういう本もあるんですよ。これもみんなに読んで欲しいなあ」と言って本の内容を一切紹介せずに表紙だけ見せてニコニコするあんぽんたんはキライです。

 時間を決めて自分以外の人間も集まってるところで何かを発表する場合、内容がどれだけ興味深くても、時間は超過すべきじゃないと思います。超過してももちろん良いんですよ、でもそれって、受験の時にやりませんでした? 100字以内で書けと言われたら80字以上書かないとやばい、って。逆も然りで、100以上マスがあったりする場合には120くらいまでに抑えないとやっぱりやばい、って。

 「大は小をかねる」とか、「大きいことは良いことだ」とか、「遅いより速い方が良い」とか、そういう変な価値観ってありますよね。でもほんとにそれが「良い」ことなのかどうかを掘り下げて考え始めると、よくわからなくなってきてしまう。

 だって、スコップで耳掻きはできないし、月が今以上でかく重たくなるとおかしなことになるし、好きな人と二人きりで過ごそうと思うならそんな時に乗ってる電車が速い方が良いなんて俺は思わない。

 自明だと思っていた価値観や世界観を疑うことの重要性を自覚できる瞬間って30年もムダに生きてきてるとそうそうなくて、だからそういうのを気づかせてくれるコトバや経験は嬉しいです。

 今日も「足るを知るって、大事ですよね。」とか「新幹線、250キロも出れば良いと思う、速ければ良いってもんじゃないよね」みたいな話が出て、参加してるみんなで「うんうんうん」って頷いていたと思うんだけど。

 今日の発表をした先生、質疑応答で頷いたり、そういう発言を促すような発表したりしていたわりに、自分が何をしてるのか全然わかってないみたいで、とにかく「時間を多く使えば濃いぃ発表になるのだ」とか「文字数が多ければそれだけで良い発表なのだ」とか、 ‥‥そんな単純バカなことを考えてるヒトじゃないってのは100も承知なんだけど、 ‥‥だって大学の内外にすごく著名な方だからねえ、そんな馬鹿野郎なワケはないと知ってるんだけど、先生の親心と言うか、そういう、俺には馬鹿野郎としか評価のしようがないと思えることをなぜ聡明なはずの先生が敢えてしてるのかを俺がまさに洞察することを先生は望んでると思うんだけど、俺にはその洞察ができなくて、まあ同じゼミになったことのない先生なのでそういうのを感じるのはたしかに難しいし講義も不幸いにして一度も受けたことがないし親しく話したこともないからココロの機微はなかなかわからないってのはあるんだけど、なぜ先生がそういうことを一切ふまえないでいるという演技を敢えてして馬鹿野郎で無駄な時間を演出しているのか、この時期に、このプロジェクトで、この会議室で、このメンバーで、そのような演技を見せる必要があると考えているのか、

 それがほんとにほんとに僕にはまっっっっっっっっったくわからなくて、
 そういう自分に腹が立ってしまう研究会でした。


◇ アメリカン・ヒストリーX

 という映画を見ました。すごかったです。主演のエドワード・ノートンすばらしい。『ターミネーター2』の男の子も演技やっぱりうまいねきみは。
 ネタバレになるのでこのくらいにします。とにかくすごかった。見たことある人としばらく黙ってずーっと一緒にいて、それから少しずつ、ぽとん、ぽとん、と語っていきたい映画です。
 同時に借りてた『アムステルダム・ウェイステッド』という映画も見ました。これはこれでまた、思っても見なかった方へ展開していって、思っても見なかったときに思っても見なかった音響効果で、テクノで、ドラッグで、セックスで、バイオレンスで、メイクラブ to you 以外にも確実にラブで。

 これまた良かったです。


◇ 少し

 今日も少し、わからない感じに語ってしまったかなあ。
 とりあえず無意味に正直にいってみました。

怒りや憎しみは何もうまない

 と、親鸞さんの直接の師匠である法然さんのお父さんが敵に討たれて子供の頃の法然さんの目の前で亡くなるときに言ったそうです。
 そうそう。だから。
 俺も俺の時間が砂漠の砂のように浪費されたことであの先生を砂漠ようなことをしてはいけないのです。怒りや憎しみは何もうまない、のだから。
 とは言え、難しい。
 しかし「俺ってバカだし我慢も足りないから怒っても仕方ないのさへへへそれを許していけばいいのさへへへ」なんてふうに言って自己正当化していきたくはないですなあ。難しくても前に進みます。

 じゃ。前向きに。

2002年7月20日(土) 7月21日(土) 03:55 +0900

◇ わかんね

 「わかんね」でサーチしてうちに来られた方がいらっしゃいます。
 案外上位に来るようです。
 なんでしょうねえ。
 しかし「わかんね」でサーチって。。何があったのだろう。。


◇ どうも

 どうも最近のみすぎな感じがします。
 いや、きっと気のせいです。

 とにかくもっと強くならなきゃなあ。酒に。


◇ ビデオが‥‥

 ツメを折ってできた穴にテープを貼って塞げば録画出来るようになるはずなのに、そこを押して折れてるかどうか確かめる部品が敏感すぎるみたいです。
 録画予約して眠ってたら、ビデオが「がしゃこん。がしゃこん。うにうににに。」みたいな大きな音を立ててなぜか再生を開始しました。テープは貼ってあるのになあ。
 ‥‥まあ、それで起きて見れたし貼り直したら録画も出来たから問題はないんだけど、でもどうしちゃったかな。こんなことは初めてです。
 いや、うん、新しいのを買うお金なんてないからどってことないんです。困ったな困ったな、テープをもっときっちり貼れば良いのかな? それとも何か「敏感」と言うよりおかしくなって来てるのかな? という心配で身が細ってるだけです。

 ほんとに日記的な内容でした↑。
 あ、ちなみに予約してまで録画しようとしたのは『ちょびっツ』です。


◇ ううむ。

 しかし今日(20日)の京都は暑かった。こんな日に鍋なんて、ねえ。
 とてもとても美味しくて、しあわせでありました。

 ちょっとテキストがうまく書けないな。
 ビデオに起こされて寝起きで書いてるからかな。


◇ おや。

 試写会の案内をしてる『トータル・フィアーズ』【Yahoo!】という映画、映像や火薬の使い方が派手なので最終戦争か何かの話なのかと思ったら、スーパーボウルの会場で核爆弾が爆発し、その原因を若きジャック・ライアンが調査をして‥‥、って言ってるってことは、トム・クランシー『恐怖の総和』【bk1】のことなんですね。

 (というかbk1のこの「書評」、内容も分量も何もかも非道すぎると思うんだが。核兵器の作り方で終始してるわけじゃないじゃん。)

 見ても良いかなと思いつつ、しかし原作が緊張感に満ちてて面白いのに対して映画はどこまで近づけたのかを考えると「そりゃやっぱり無理じゃないか? だって『愛国者のゲーム』(小説)なんていうウィットに(少し)富んだ作品が『パトリオット・ゲーム』(ハリソン・フォード主演の映画)なんていう超超超駄作になっちまうんだぜ?」と思いつつ、「しかしあんなストーリィを今頃映画化してハリウッドは一体何がしたいのかな。政府のご用機関みたいな感じに成り下がってるのかな?」と思ったりです。
 というのは。
 「アメリカ万歳!万歳万歳!」をコンセプトにラスコーのような洞窟壁画に仕上げます。それを油絵に模写し、それを正確にスケッチします。そしてそれを正確に文書で表現したら、 ‥‥‥
 トム・クランシーの代表作、ジャック・ライアンシリーズになります。
 (うまい表現だと思ったけどダメですねコレ。)

 以前書いたと思いますが、ライアンシリーズのある作品には、飛行機に燃料を満タン積んで重要なビルにぶつけて大混乱を引き起こすという、そういうアイデアが出てきてたりします。
 そういう驚天動地のアイデア、読んだ人は「こんなこと起こり得るのかな? 起こり得るとしても軍人にもこのシリーズの愛読者はいるに決まってるし、ってことは、この本が出たことで、国内制空権の対策は万全になったはずだな。」と思ったんじゃないだろうか。クランシー自身そう思ったに違いないと思う。
 でも真似されちゃったねえ。あれは不思議だったなあ。

 どーしようもない点を気にしなければライアンはホントに面白いっす。

 しかし、カタカナのタイトルを聞いて、映像を見て、それでも自分の読んだ小説を思い出せないってなあ、ちょっとまずくないか俺。

2002年7月19日(金) 7月20日(土) 08:15 +0900

◇ 少し追加。

 大学生の友達が作ってるサイトにあって面白かったので、大学生に100の質問 というのをアップしました。
 「管理人とは」の下の方、でも写真の上から行けます。よかったらどうぞ。

 「お坊さんに100の質問」とかあっても良さそうだよね、って話してました。ひょっとすると作っちゃうかもしれません。いや、しかし時間内か。
 というか、やっぱ100なんかじゃない。誰が作るにせよ、作らないにせよ、無理矢理にでもきっと108でしょうな。


◇ ハク

 『千と千尋の神隠し』DVDを予約して買ってる人を見ました。同時にハクのおにぎりももらってました。いいないいな。
 わたしはその後ろに並んで、ちぃのストラップや、ブラックちぃのストラップや、ちぃのマウスパッドを買って、「AP」というのをもらっていました。

 あのお店はいつ行っても人がいっぱいだなあ。


◇ Xbox

 があまり売れてないようです。ココ
 下方修正かあ。大幅だなあ。

 なんとなく「へへんたまに売れないとショックだろマイクロソフト! いい気味だ!」って感じちゃったんだけど、これでマイクロソフトが「不況」にかこつけて会社やめちゃったりすると非常に困るんだよなあ。何があるか最近よくわからんので、独禁法と関係ないところでも少し注意が必要なのかなあ。

 とはいえ、やっぱりマイクロソフトが傾くことなどあり得ないと考えてしまう。
 だって、あのクニ、地震ないところは全然ないんだもん。(趣旨違い)


◇ では。

 まあ、そんな感じなのですよ。
 洗濯物干してから眠ります。
 部屋に干せるんですよ、最近。こりゃ良いですね。

2002年7月18日(木) 7月19日(金) 03:15 +0900

◇ 金枝篇

 世界的なフレイザーの世界的名著である『金枝篇』【岩波書店】を生協の書籍購買部に注文して、購入しました。
 どういう本なのか実は全然わかってません。でもとにかく

  • 世界的名著である
  • たまに売り出される(いつもは売ってない)
  • そんな感じだから古本で買っても高い

 ということは10年くらい前から知っていたので、こないだ先輩に「売られてるよ!」と聞いて速攻で注文しました。「文庫三冊以上買うと15%引き!」というイベントが終了した直後に入荷・購入というのが少し悲しいです。

 さ。たのしみたのしみ。うふふ。


◇ 研究会

 『宗教と環境 キリスト教者から仏教者への提言』という研究会に参加しました。
 始まる前は何となく「講演会のようなものだろう」と勝手に考えていたんですが、‥‥会場が会議室なのもあってか、もう全然、不可逆的なまでに「研究会」でした。
 ゲストのコメンテイタである先生(基調となる話をしてくれた)や、いろんな学部・学科から来られた教授や、学長や、‥‥そういうメンバーが、まるでゼミのようにわらわら意見交換してました。学生もいっぱいいたんだけど圧倒されて全然話せなかった。
 自分の意見をぶつけてレスポンスをもらい、深めていく、っていうのができなかったけど、先生が先生と話してるのは聞いてて非常に面白いことが多い。今日はその最たる感じでとてもよかったです。
 あと、研究会が始まってすぐ基調となる話が始まるんじゃなく、まず20人くらいの参加者全員に“所属と現在の興味と参加動機”を話させて、それを承けるよーな感じで始まりました。
 それもかなり良かったです。先に何か話すと心構えも変わって来ると思うし、“話す”ってのは物理的・身体的にきっと良いのだと思います。うまく言えませんが。
 とにかくすごく良かったんです。


◇ シンポジウム

 去年もあった「靖国」関連のシンポジウム、今年もありました。17日でした。
 なんか、今年はぱっとしなかったかなあ。
 去年のシンポジウムで話し合われた内容を、全然前提として承けることができなかったような気がします。また、個々のパネリストからせっかくいろんな話題が提出されたのに、討論ではそれもうまく承けることができてなかったと思う。バラバラでした。「バラバラでいっしょ」というスローガンは好きです。しかし、「バラバラでバラバラ」ってのはココロに良くないです。(いや、俺らが「バラバラ」だと思ってても、それを上から見れば「いっしょ」なんだ、それはわかってる。今のわたしはそんなことを問題にはしてません。念のため。あえて言えば「いっしょのハズなのに、それでも感じるこのココロのすきま風はどうしたことだ?」って感じのことを考えています。)

 ある中心課題に関して意見が対立している者同士で議論する場合には、お互いに相手のコトバを批判(≠非難)しあい、それを承け、真摯に説明し合う必要があると思います。なぜなら、それによって何を共有しているのか・していないのかがお互いにはっきりするからです。
 そして、その困難な段階を経ることによって、議論が開始される前に自分や相手が別々に持っていた“前提”に変わる“新たな前提”を共有し合うことが可能となる。
 少なくとも、そのような、“共有される新たな前提”をともに模索し合おうとしていなければ、議論なんて永遠に出来ないんじゃないかと思います。
 というのは、

  • 説得無効
  • 非難無効
  • 無理解無効
  • 話題のすりかえ無効

 上のような事実を把握していないと、我々の前には“議論”だと勘違いされた“言い合い”しか現れてくれないと思うからです。

説得無効
:自分が相手から説得されたくないと思ってる以上、“相手はこちからか説得されたがってる!”と考えるのは不可能じゃないでしょうか。

非難無効
:批判は有効です。

無理解無効
:その後に「だから説明してください、わかりたいから。」と言うなら、「それはわからないな」と言うのは有効です。しかし「お前の言ってることなんてわかりたくないんだよ!」というコトバのかわりに言い、自説を主張するだけなら、「それはわからないな」とは言わない方が良いと思います。
 換言すると、こちらが相手の主張や前提を理解したくないと思っていて、それを押し通そうとしていて、議論を開始する前と後とで何も変わっていたくないなと思うのなら、‥‥相手もそう考えてるんじゃないかと考えた方が良いと思います。
 もっと換言すると、そんな狭量な考え方を携えてるなら議論しようとしない方がよい。それは単なる言い合いをしたがってるに過ぎない。議論じゃない。
 もっともっと換言すると、「そんなこと思ってないってば!」と言う前に、自分が何をしているのかを自分で外から見なければならない。それをサボって「そんなこと思ってないってば!」と言っても、それは駄々に過ぎない。思ってなくてもやっちまってることってのは多いんだ。

話題のすりかえ無効
:ひとつひとつ解決しないと議論になりません。すり替えて説明しないなら、議論になりません。

 「たくさんの意見が聞けたから良かった」とは、たぶん言えます。しかし、それだけでした。あんなものはシンポジウムでもなんでもない。

 自分の考えてることを喋るなんてのは、たやすいのです。
 しかし、
 コトバという不完全きわまりないツールを使って、それでも相手の考えていることを理解しようとするのは、相手と自分の考えてる結論が異なってる場合にはすごく難しいんです。 (>_<。)

 という感じの、消化不良と言うより料理まで到達できなかった感じのシンポジウムでした。アンケートには上に書いたようなことを書きたかったんだけど、でも怒りまくってて全然書けなくて、かわりに不平不満をぶちぶち書くばっかりになってしまって(汗)、だから提出せずに持って帰ってきてしまいました。

 少しだけ、反省。


◇ いや、まてよ。まてまて。

 そのときの、怒りにまかせてアンケート書いてた俺や、今の俺って、全然相手の言おうとしてることを聞こうとしてなくて、押しつけようとしてるだけなんじゃないか?

 彼らは、ほんとに議論したいと思っていたのか、どうなのか。

 彼らがどうしたがっていたのかを俺は彼らに聞いて確かめてない。彼らは異なる意見に耳を傾けることなんて全然したくなく、ただただ無駄に自説を披瀝したかっただけなのかもしれない。なのに、彼らがしたがっていたのは議論だと勝手に考えて、んで「議論とはなんぞや?」を説明して悦に入ってる、今の俺。そいでもって、彼らがココのページを見ることはほとんどないわけだし。

 ということで、少しだけじゃないですね。
 実は、かなり反省しなくちゃならない。(>_<。)。
 ながながすみません。

 彼らは何をしたいと考え、何をしたくないと考えているのか。

 とりあえず上に書いたのをもう一回整理して書いて彼らのところに持っていくか、ちょくちょく会う主催者と話すかしてみます。

 じゃ。またです。


◇ あ!! \(^∇^)/

 今気づきました。
 上、サイト二周年の話題として適切だったのでしょうか。

 ええ、長さはいしだっぽくて適切きわまりありません。(爆)

2002年7月15日(月) 7月16日(火) 04:44 +0900

◇ 滂沱(T−T)

 『龍の仮面(ペルソナ) 【bk1】、月曜日に読了しました。
 さきほど、作者である佐々木さんのサイトからメルマガが届きました。
 間に合わなかった。。(>_<。)。
 そうか。14日までだったのか‥‥‥‥。

 いや、
 「もし映像化する場合、件の小説のヒロインを現実の人間にやらせるとしたら誰が良いですか? まじめにまじめにまじめにまじめに考えて応募してください」

 っていう感じのアンケートが実施されてたんです。
 読めば大体イメージできるだろう、って思って考えながら読んでいたんだけど。
 完全に読み終わったのが15日じゃなあ。仕方ないよなあ。応募できなかった。イレギュラーでダメダメな応募なんてしたくなかったし。

 わたしはちなみに『初恋の来た道』のヒロインを思い浮かべたり、今までの生涯においてターニングポイントともなった、過去に好きになった特定の誰かを思い浮かべたりしながら読んでました。

 佐々木さんの条件を満たすためには実在の女優でないとならんわけだけど、でもって『初恋の来た道』の女優さんじゃ絶対にクリアできない決定的な条件もあるわけだけど、

 女優じゃなくても良いのなら、『初恋』の女優さんがクリアできない、彼が最低条件として縛りをかけた条件もクリアできる、付随的な要素としての条件も完璧に(!)クリアできる、 ‥‥っていう女性を一人知ってて、そのヒトをイメージしながら読んだわけだから、もし「女優でなくても可」だったならば、そういう想像でもあながちハズレではなかったんだなあ、と、勝手に考えています。

 また何がなんだかわからないことを書いてしまったぜ‥‥‥。


◇ うぅ うぅ いぇぁ。

 後輩でもある友達でもある同志(!)■『ちょびっツ』■のマンガの方を貸してくれました。既刊5冊すべてをです。読み切りました。

 結論から申しますと、

俺も買うわ。まじで。

 に尽きます。

 天台学とか、ある情報筋から「再版された!」と聞いた金枝篇とか、そのへんでとうに1万円は超過してる今月の書籍費なのでした。

 しあわせです。ちぃは秀樹のものですが。(謎)

2002年7月14日(日) 7月15日(月) 02:55 +0900

◇ うわ

 次世代旅客機の実験、変なことになって失敗したそうです。
 写真は■ココ■

 写真だけだとわかりにくいんですが、失敗を伝える映像がド派手な割には、記事を読んだりニュースを見たりした感じ、大丈夫みたいです。ロケット(スペースシャトルで、外部タンクのワキに二つついてるような固体燃料ロケット・ブースターに非常によく似たロケット。詳しくはココの絵。)にエンジンのない小さな実験機をくくりつけておいたはずなのに、ロケットだけが勝手に飛んでいったようです。

 ニュースには「またも日本の技術力が問われています」的なコメントがあったけど、‥‥めちゃくちゃな凡ミスだと思います。乗用車の免許を取るための実技試験で、エンジンかけようとしたら「ぶるん」と言ってエンストした、くらいなもんでしょう。あせらずに「うひひ」と笑ってもっかいかけようとすれば良いんだと思う。
 ま、お金や時間は異様にかかるけど‥‥‥。
 やったことないことやるんだから、変な失敗もするさ。最初にでっかい失敗しておけば、きっと大丈夫だと思います。うん。


◇ 著作権

 NHKスペシャルで著作権の話をやってました。公式HPは■ココ■ですね。

 モメてるのの発端は、アメリカが著作権の有効期間を従来の75年から95年に延長したっていうことのようです。番組で大きく取り上げられていたのは上のリンク先、「揺れる著作権」の中で読めるエリック・エルドレッドさんの意見です。彼、「知の共有」という観点から他人の書いた本をインターネットで公開しようとしたのに、それが今回の「延長法」でますますできなくなってしまった、って言って怒ってるように思える。

 別のリンク先、「人類の創造性をめぐる激論」ってところでは、ミッキーマウスのことを話している。要約すると‥‥‥

ローレンス・
レッシグ

こういうの、別名、「ミッキーマウス保護法」です。
過去の作品の著作権を延長して文化の進歩を促進できるのか?

ジャック・
バレンティ

ミッキーマウスの著作権を千年間に延長したとして、
それがなぜ文化の進歩を抑制することになるのか?


 ふう。(−_−;) まったくの素人考えですが、多分かみあってないんだと思う。
 水掛け論というのかなあ。お互いに相手の話を聞いてはいるけど、理解しようとしてないでしょ。理解して「ほう、なるほど、キミの主張はそういうことなのか」と言った瞬間に、相手が「だから○○です」と言ってる内容まで受け入れなければならなくなる、っておびえてるようにしか思えない。

 「過去の作品の著作権を延長して文化の進歩を促進できるのか?」と問われてるんだから、「是非」で答えればよいと思う。答えきらんところは一緒に考えていけば良いんじゃないかと思う。「こういう場合はできると思うし、こういう場合は出来ないと思うなあ。‥‥僕がこういうふうに思うのって、何が原因なのかな?」ってふうに。

 「ミッキーマウスの著作権を千年間に延長したとして、それがなぜ、文化の進歩を抑制することになるのか?」と問われてるんだから、こっちもやっぱり「是非」で答えれば良いのだと思う。「いや、そうだねえ、ミッキーの著作権はディズニーが永遠に持っていてもいい感じがするねえ、たしかに、ミッキーはミッキーだよ、あのフォルムは維持しなければならないでしょう」ってふうに。

 そして、二人の間で、何が合意できて何が合意できないのかを詰めていけば良いのだと思う。手前の局所的な意見が認められなかったらすべての意見が認められなくなる、なんていう馬鹿なことにはならんのじゃないかなあ。自分のすべてを否定されるのがコワイくせに、相手のすべてを否定しようとしてるように思えます、特にバレンティ氏。こういうのにオール・オア・ナッシングはあり得ないでしょう。


◇ 議論したいのかしたくないのか

 と言うよりも、封じたいのか封じたくないのか。
 いきなり「理解できない」「ワカラナイ」「それは違う」「問答無用!」で、それで話を放り出して良いのかよ! ‥‥と思います。
 議論しようと思うなら議論すれば良いのであって、お互いの主張を披瀝して羅列して、多数決を取ってそれでおしまいにしてはいかんと思うのだが。

 NHKもNHKだと思う。多数決を促してるかのような不毛なやりとりを紹介するだけで番組を終わっていいのかよ。こんな楽チンちんな作りの番組でさ。

 しかも、こういうふうにすると「二大勢力」があるように思えてしまうけど、ほんとに二大勢力で二分されてるのかというと、別にそんなことはないわけだし。そして数が問題なわけでもないし。


◇ 私論・私案・思案

  1. まず、もうけが優先のモノと、そうではないモノを分けるべきだろう。おそらく「知」には二種類あるのだ。(学術的な論文にも著作権はあるべきだが、たくさんの意見がその論文を根拠にしてくれた方が(出典の明示は必要)、著作権でもうけるよりもその研究者には遙かにプラスになることが多い。)
     
  2. もうけが優先である場合も、「本人・遺族がどのくらい長くそれで恩恵をこうむるべきか?」と「その権利を購入した赤の他人がどのくらいもうけるべきか?」を分けて考えるべきだと思う。
     
  3. その後で、ミッキーマウス等、誰かがそれを顕在化させなければ永遠にそのキャラクターが存在し得なかった「創始されたキャラクター」の問題を考えれば良いのだろう。(たとえ著作権法の保護期間が切れても、ミッキーはディズニー以外が描いたり3D化してはいけないと思う。)

 以上、素人考えでした。反論や批判は掲示板かメールへどうぞ。
 (あ、もったいないから投稿しようかな。)
 バレンティ氏は言葉が多すぎると思う。彼は一言「気にいらんのじゃボケ!」と言えばそれで済むことを、長々と・論理的を装って無駄に喋ってるに過ぎないと思う。

 わたしは複数の他人に似た感じのことを言ってますが‥‥‥

  • 自分が相手から説得されたくないと思ってるのなら、違う意見を持ってる相手を説得しようとするんじゃないの! 絶対的に無理なんだから!
  • 相手に理解して欲しいと思ってるのなら、同じ内容を・同じ角度から・同じ強さで、何度も言いなさんな!
  • 相手に理解して欲しいと思ってるのなら、自分がまず相手を浅く深く、狭く広く、様々に理解しようとすべきなんじゃないのかい!?

 彼に対しても、誰かがこういうふうに言わないとならんのじゃないか。
 ‥‥‥あ、俺自身が「同じ角度」から言ってるかも。まいったな。むずいな。

2002年7月13日(土) 7月14日(日) 05:30 +0900

◇ どうしたものか。

 言いたいことが半分くらいしか言えない。
 でも 言ったら言ったで
 ×120%くらい、一言以上多い。
 どうしたものだろうな。


◇ ご、ごめん。

 韓国土産を頼まれていた‥‥ような感じの人がいます。だから大量の海苔を買ってきていました。8切りにされ小袋に入れられた、日本でも一般的な「味付海苔」タイプ・おそらく食卓常備用のが27袋と、おにぎりを作るときによさげな、大きめの、日本では「全形」と呼ばれてるタイプのが5袋と。

 それが、‥‥その、「おみやげお願いね」と言ってた人に渡す前に、気づくと底を突いていました。

 原因は、そんなにいっぱいおみやげをわたすべき知り合いがいないという事実を過大評価し、「ほら、おみやげだよー (^▽^)」って言って渡しながらわたしも一緒にあむあむ食べていた、ってことだと思います。自分用に買ってきたキムチを持っていって一緒に少し食べれば済むような、あるいは免税店で買ったマルボロを持っていけばそれで済むような飲み会の席にまで持ってって、「あむあむ」って食ってたし。

 いや、でも美味しい海苔でした。(こらこら。)
 ごめんなさいです。

 「俺に言ってるのか?」「わたしに言ってる?」と思ってる人。
 そうです、まさに。


◇ くるりくるり

 NHKで、くるりのライブが流れてました。

 いやあ、やっぱいいですね。今回MCを初めて聞いたけど、いやあ、そっちもおもろいなあ。爆発的に売れる前に知ることが出来て良かった良かった、みたいな。

 大阪のどこかの学校が彼らの『ワンダーフォーゲル』に酷似した曲を使ったCMを流してます。CMを最初に見た(聞いた)時は
 「似てるなあ」
 という感想でしたが、さっきもそのCMが流れ、聞いた感想としては、
 「‥‥似すぎてるけど、別の曲だな。誰のなんて曲なんだろう?」
 です。ご存じの方がいたらお知らせください、って、わたしがどこのCMかわかってないから同定しようがないですね。すみませんです。


◇ 龍の仮面

 佐々木敏『龍の仮面(ペルソナ)』徳間書店【bk1】という、非常にブ厚い小説を読んでいます。内容をわかりやすく言うと、国際関係です。(わ、わからねえよ。)

 作者の方、以前紹介した■ココ■の管理人さんで、韓国代表が下手すると決勝Tで決勝まで進むなんてこともあり得るぞ、と予言してた方です。

 こんな人の書く小説が面白いわけないな(失敬な!)、しかも徳間書店じゃん(これはわたしとしては妥当な判断かも)、と思いつつ、書評をいっぱい書いてbk1のポイントが4000以上いってたので、まあお金かからないし‥‥ という不純な思いを携えて注文して購入し、読んでます。

 たまに清涼院の6掛けくらいで筆が滑ったり(つまりたいした滑り方ではない)、地の文に平気で「オジン」などという死語が出てきたりするものの、

予想に反して面白い!
しかも大幅に!\(^∇^)/

 小説なのであまり内容を言うとネタバレになってしまうので言えないんだけど、なんてのでしょ。この本に書かれてる中国を中心とした近未来予測は、結構当たりそうに思えます。

 なんとまあ。良い買い物をしちゃったかもしれません。


◇ 書評、増。

 左にあるリンクから行ける書評(本の紹介)が少し増えました。
 アーノルド・ミンデル『昏睡状態の人と対話する』、生駒孝彰『私の臓器はだれのものですか』、E.W.サイード『戦争とプロパガンダ』の3冊(正確には4冊)です。よろしかったら読んでやってください。

 今日の日記冒頭にも書いたように、最近書くもの書くもの、言うこと言うこと、どうも一言多い。書評も説教臭くなってた。ので、なるべくそういうふうにならないように気を付けて書いたんですが、どうでしょ。わかりやすい紹介になってますでしょうか。

 多大な不安を感じつつ、今日はここまで。

2002年7月11日(木) 7月12日(金) 04:20 +0900

◇ とてもすごい

 6:40追記 下も少し変わった部分アリ。
 さきほど、ちひに、初めて「黒と白」で勝ちました。いつ、何度やっても負けてばかり、嬉しそうにほほえみながら「いたい?」と言われてばかり、角を三つくらい取られてばかり、よってそれがホントに痛いもんだから「むかむかむか」としてばかりだった身としては、嬉しくてたまりません、非常に。
 しかし戦略がよくわかってないので(つまりまぐれ)、きっと二度と勝てまい。
 というか、眠ってるところを起こしてすまんかった、ちひ。


◇ コラーゲン

 コラーゲンが多く含まれている食品は、鶏の手羽先、軟骨、豚肉、などなどでございます。たしかに健康に爆発的に良いコラーゲン、でも効果的に採ろうとすると難しゅうございます。そこでこの食品でごじゃります。この粉末は○○を××的に△▽したものでありまして、世界でいちばん効果的にコラーゲンを経口摂取できるとしてナサのお墨付きを得ているものなのでございますことよ。

 的なコメントを想像しながら、「コラーゲン」というテロップが出た直後に「鶏の手羽先」や「軟骨」がアップになったり、得体の知れない粉末の入ったクスリの包み紙みたいなやつに「collagen」って書いてあるのがアップになったりする、そういう深夜のTVショッピングを見ていました。

 コラーゲンか。
 そんなん、天下一品に行こうよ、天下一品に。コラーゲンを経口摂取してるのが実感できる食品なんてそうそうないだろ。あのどろどろまったり・しつこい・毎日はやっぱりキツい・それでいてなぜかクセになって通(かよ)ってしまうこともある独特のスープにはコラーゲンがいっぱいです。美味しく無理なくコラーゲンを摂取するなら、‥‥もし天一が嫌いでなければ、天一がおすすめです。

 似非まわしものめ!! ほんとに好きなのは杉千代のくせに!!


◇ 学会変

 「学会編」と書くべきですが、なんとなく芥川の『地獄変』にあやかってみたくなりました。だから「学会変」というタイトルなのです。決して学会が変だという意味ではありません。

 昨日の日記、学会の感想をほとんど書いていませんでした。書いていても、外回りのことばっかりだったと思います。だから遅ればせながら ‥‥長くなりそうなのでなるべくサラリと‥‥ 書いてみます。

 と思ったけどテキスト力(てきすとりょく:自分の思っていることをテキスト化、つまり文書化する能力のこと。石田の知り合いの一部では標準的な語彙だが、他の知り合いには全く通じないため、一種の方言であると推測される)が枯渇してしまってるので、今日はやめにします。
 テキスト力のない時の常套手段として箇条書きにしますと、

  1. わたしの発表にも質問がついた! 嬉しかった。。。
  2. 有名なバトル、今年も健在! 楽しかった。。。
  3. 有名な困ったちゃん、今年も健在!
    非常に迷惑だった。。
    なぜそんな失礼な質問をするのかねキミは。
    まるで茶飲み話水準じゃないか。
  4. なんとか言う中学生の吹く笛は見事でした。
  5. なんとか言う人間国宝のしゃべりも素晴らしかった。
  6. しかし、懇親会の開始、後ろにズレすぎだと思いました。
  7. 化巻についての発表が三つ続いたのは驚きでした。
    主催者も全く意図せずに組んだでしょうに。偶然って、あるんだなあ。
  8. そういえば今年の学会費まだ納めてないような気がします。
  9. 文献学的アプローチが主流ですね。
    倫理の方の問題を追うのは、もはや古いのでしょうか。
  10. 天台関係のすごく良い本を輪読してるんです、ある勉強会で。
    帰ってきて、その本の著者の先生が学会に来ていて、
    わたしの前を何回も通ってた、ってのを思い出しました。
    ああ、本持ってってサインしてもらえばよかったなあ。

 なんか、やっぱり外回りのことばかり書き始めてる自分がいるような、そんな気がしてならないので、もう箇条書きでもやめにしとこうと思います。とにかく、学術的な興味もいろいろ刺激を受ける、有意義な学会であったと思います。
 舞台となった東国大学の関係者みんなに、ありがとう。


◇ しかし

 暑いですね、今年の夏も。
 頑張って乗り切っていかないと、だよなあ。韓国土産の海苔を食べながら、輪読会でみんなで飲んだ ☆三ツ矢サイダー☆ のうまかったこと。甘い炭酸水などあまり飲まない先輩が「なんか今日はサイダー気分」と言って ‥‥ たしか20年くらい前に見た、サザンの「サイダー」CMを思い出しました。歌詞の途中・途中に「サイダー」という単語がまったく文脈を無視して織り込まれた、まるでサリンジャーチックな歌にのせ、サザンの面々が海ではねてたような、そんな記憶があります。夏っぽくて、サザンぽかった記憶が。
 しかしアサヒのCMによくありがちな欠点を備えていたのでしょうか、あれだけ「サイダー」を連呼していたのに、三ツ矢サイダーがアサヒ飲料の商品であることを知ったのは、‥‥10年前くらいです。
 とにかく、サイダーは三ツ矢サイダーが好きです。

 ううむ。わたしは変なことばかり覚えてるよなあ。
 というか、ほんとにあのCMは三ツ矢サイダーのCMだったのかどうかすごく不安なので公式ページを見たのだけど、全然そういう情報がありませんでした。しかしまあ、あややのCMがメディアプレーヤーで見れたので、まあ良いか、ってことにしておこうと思ってます。
 ‥‥うみゅみゅ。( ̄〜 ̄;

 じゃ、今日はこのへんで。

2002年7月10日(水) 7月11日(木) 00:10 +0900

◇ 初韓国。でした。

 まあ、そんなわけで、5日(金)に韓国に行って、8日(月)の夜遅く、正確には火曜日の01:00頃に帰ってきました。長い間 更新せずにすみません。
 韓国、その首都ソウル(musicの方のソウルです)にしかほとんどいなかったわけですが、その感想として‥‥

  1. 空港に降り立った途端にキムチの香りがするというのはウソです。
    (日本は味噌汁の香りがするとか言うやつ。)
  2. インチョン空港は、キレイでした。そんなに大きく感じなかったけど関空より規模がでかいらしい。へええ。
  3. 暑かったけど湿気はそんなになく快適でした。台風で雨が降ったときはそりゃ湿度100%でしたが‥‥。それ以外は京都より涼しく感じました。
  4. 地震がないせいか、建物の床が薄いと思います。高い建物も多かった。地震国から行った身としては見ていて微妙に不安でした。
  5. 煙草は軽めが多く売れているようです。友達がマイルドセブンなみのを探して苦労してました。彼がホッと一息ついたのは、帰りに空港で免税店に入り、マイルドセブンをワンカートン買うなり開けて喫茶店で吸った後でした。
  6. W杯の熱から全然さめてません。
  7. キムチ、日本に輸出してくれてるのは現地なみの結構おいしいやつだったんですね。ありがとう。‥‥でも韓国で食べたやつの多くは日本で食べるやつの多くより辛くなかった、‥‥ような気がします。少し矛盾してるかな?
  8. 焼き肉うまいっすね。まじで。(^∇^)
  9. 「目の覚めるような美人率」(女性)は、‥‥日本と同じくらいでしょうか。
  10. 「格好いい男率」は、韓国の方が高いんじゃないかな?
  11. ホテルの朝ご飯がむっちゃうまくて、わたし太ってしまったわ。
  12. 学会、朝からごった返してました。ホテルと大学を結ぶ直行バス(朝は大学へ。夜はホテルへ。)が出て皆んなそれに乗って移動したからでしょう。学会の他に行けない環境っていうのは良いですね。
  13. 会場となった大学(東国大学)、やたら坂や階段が多くてしんどかったです。街も階段が多く、エレベータが少なかったです。バリアフリーの概念があまりないのかなあ。
  14. 案外日本語が通じて快適でした。ありがとう。
  15. ハングル、やっぱり読めないままです。すみません。

 有意義で、しかも楽しい・おいしい学会でした。


◇ 偶然

 ミョンドン(明洞)という繁華街を男3人で歩きながら、ガイドブックで見た焼肉屋さんを探していました。そしたら、前を歩いてた友達が、現地の、同年代っぽい男性から「煙草の火を貸して」と言われたらしく、火を付けてやっていた。
 その後もなぜか韓国語で話しかけられ続けて、困った彼はあわてて「あいまじゃぱにーず!」と言ったら、「あ? ごめんごめん。韓国人だと思った。」と、やたら流暢な日本語で言われた。話しかけてきた彼は日本に4年間留学していたことがあったんだそうです。それもあって日本語がペラペラだったらしい。偶然ってあるんだなあ。
 ちょうど良いや、と思い、ガイドブックを見せて「この焼肉屋さんに行きたいんだけど、どう行ったら良いんだ?!」と言うと、‥‥親切なことに、そのお店を一緒に探してくれました。おお、なんて親切なんだ。
 でもそのお店は違うお店になっていました。でも(2連発)そばに別の焼肉屋さんがあったのでそこへ入りました。そしたら、別行動していた知り合いの集団がそこで食べていた。少しびっくり。
 一緒に来てくれた韓国人の彼は、最初の一杯だけ一緒に飲んで、名乗り、こちらの名前を聞き、握手して、そしてさわやかに帰っていきました。


◇ 偶然なのか?

 おなかがいっぱいになった我々は、そのお店を出て、近くのゲーセンに入ってみました。筐体はほとんど日本から持ち込んだようで、UFOキャッチャーも、バイクのゲームも、その他のゲームも、‥‥多くは日本語が表示されていました。あるゲームも日本で見たことがある種類が多かった、というか、日本にあるやつばかりだったと思います。
 エアホッケーもあったので、やっていた。
 そしたら、煙草の火を貸してくれ、と言われた友達が、別の韓国人の若者から話しかけられていた。彼もやっぱり友達が韓国人に見えた、と言ったし、日本への留学経験があって、日本語がペラペラだったし、最初の彼が「一杯だけ一緒に良いかな?」と言ったのとほぼ同様に、「記念に食事でもどうでしょう?」と言ってきた。でも我々はおなかがほんとにいっぱいだったのでそう言ったら、「じゃあ一杯だけでも一緒に飲もうよ!」って。でもおなかいっぱいで帰ろうと思っていたから、丁重に断りました。すると彼は‥‥
 片思いしていた大好きな女の子に勇気を出して告白し、あえなくふられてしまった男の子のように、すごく残念そうな顔になってしまった。
 ほんとに、あんなに落ち込んだ顔は久しぶりに見た気がします。


◇ ‥‥多分、

 最初はその、失礼ながら、「たかってきてるのかな?」と思った。でも最初の彼はビール一杯でほんとに帰ってしまったし、おそらく二人目の彼もそういうノリだったんじゃないだろうか。きっと美味しいところを紹介してくれて、一緒に楽しく飲んで、あとは我々3人だけにしてくれそうな感じがした。

 多分韓国では、W杯の熱がまだ全然醒めていないのではないだろうか。だから若者は、共催だった日本の若者と純粋に交流したいと考えて、だから気さくに声をかけてくれるし、我々が困っているなら(目当ての焼肉屋さんを探し当てられないとか)力になりたいなと思ってくれるし、もっと親しくなりたいな・一緒に飲みたいなって思ってくれるのかもしれないな。

 しかし、なんか不思議でした。韓国の男性の間では、日本人グループに声をかけて一緒に飲む、というのが実は流行ってるんでしょうか?

 なんかどこかでこういう話を読んだことがあるような気もするんだけど、どこで読んだのか全然思い出せない。いや夢だったかもしれない。なんせ昨日から今日にかけて見た夢にはフツーに倉木麻衣が出てきてフツーに言葉を交わしていたし。

 なぜ木村佳乃や中谷美紀、田中麗奈じゃなく、倉木麻衣なのだろう?
 わからないなあ、俺の夢は。
 というか、木村佳乃が何かのソフトをCMしてます。\(^∇^)/
 JDLの出納帳。☆ココ☆。うーん。保存できないらしい。。


◇ と、とにかく、

 とっととにかく少し不思議な経験をしました。
 しかし、ホテルに帰って同室だった先生に(ツアーで行って、無作為の二人部屋を希望した関係上)話して、それで上のようなことに気づいたのもあり、ワールドカップの話が全然出来なかったのが、今思い出してすごく残念です。焼肉屋さんのテレビでは偶然Kリーグもやっていたというのに。
 ‥‥友達は兵役について聞きたかった、と言って残念がってました。後悔先に立たずと言いますよねえ。
 そうそう。満員でしたよ、Kリーグ。すばらしく満員でした。そりゃウソでも4位だからなあ。

 とにかく韓国、わたしにとっては良いところでした。タクシーも親切だし、ご飯おいしいし、人は優しいし、あまりビビッドに「外国」って感じがしないから少しラクな感じがしてしまうし、‥‥北海道に帰るときよりも航空運賃安いし飛行時間短いのに国際便だから無理矢理食事出るしビールまで飲めるし、とにかく良いです、韓国。

 何もなければ、間違いなくまた行くでしょうなあ。

 ハーボックスが新しくなりました。うむ。

2002年7月4日(木) 7月5日(金) 05:10 +0900

◇ 初韓国。

 まあ、そんなわけで、今日中に韓国に‥‥たぶんついてると思います。パソコンは持っていかないので連絡を取ることは不可能になります。まあ何か変なことがあったらニュースになるでしょう。わたしは来週の月曜日まで多分ソウルにいます。ゲロンパのロックマイのソウルじゃなく、写真を撮らせてくれなかった方のソウルです(わかりにくいことこの上ない。きっとこないだからでずっぱりの先輩か、浦賀くんくらいしか気づくまい)。
 とにかく韓国の方のソウルです。
 韓国といえば、個人的には焼き肉よりもキムチキムチ! W杯中に韓国代表が試合をしたスタジアムは「まるでキムチをぶちまけたように」赤かったなあ。
 一応言いますと、カギカッコで括ったことに意味はありません。こんな表現するのはわたしくらいです。 ‥‥もしかして失礼になってたりしたら教えてください。そうは思ってないからあの赤さをキムチで表現してるんであります。もしそうだったら対処します。


◇ 帰ってくるのは。

 帰国は月曜日の深夜です。京都駅まではわさわさと帰ってこれるのですが、それ以降、わたしは一体どうやってこの部屋に帰ってくるのだろう。バスなんてないんだよな、その時間。タクシーに乗れるほどお金持ちじゃないし。
 誰か友達んちに無理言って泊めてもらうことになるのかなあ。
 ひとり思いつきました。大丈夫かな。


◇ レジュメが! \(^∇^)/

 ウソでも出来ました。ほしけりゃ言ってください。いくらでもあげます。
 無理矢理読ませたのに、数時間でレスポンスをくれることで決定稿の完成に多大なる協力をくれたIさんありがとう。Yさんありがとう。Nくんありがとう。その他プレッシャをくれた様々な方々、ありがとう。「無善邸」なんて言葉はあり得ません。ってか、いまも「むぜんてい」って打ったらやっぱりこのように変換されたのですが、どーなっちまってるんでしょうわたしのパソコンの変換?

 帰ってきたら、HTML化してすぐ上げます。

 内容的には、森岡さんの紹介に終始してます。

 立場とか、方法とか、テキストとか、分析とか、解釈とか、 ‥‥ナウシカの時からの継続課題であるそれらの分類作業に、はっきり言って大失敗した感じのレジュメになってしまってます。
 しかし今のわたしの実力では、これが精一杯です。
 馬鹿な小説家やそのタマゴのように「これが俺だと思わないでくれ!」なんてことは言いません。これがわたしです。コレが俺です。
 ワールドカップの直後にある学会なんだもん。仕方ない。これは事実だと思います。一か月間サッカー以外ほとんど何んにも集中できなかった。
 ‥‥って結局いいわけしてるんだな俺。いかんな。


◇ よかった (^▽^)

 ‥‥というタイトルでこないだ書いたの、一体何が言いたかったのでしょう。わたしにもわかりません。
 よくあるんだよなあ、そういう日記。後で読み返してみて

 「この倒置は何をねらっていたのだろう?」とか
 「この指示代名詞は具体的に何を指示しているはずだったのだろう?」とか
 「どうして固有名詞を書かずに『彼女』って書いてるんだろう?」とか、

 ‥‥万年筆でキコキコ書いてた大学生当時の日記には、そういう不思議な現象や意味不明な現象があふれています。

 またやっちまったなあ。

2002年7月1日(月) 7月2日(火) 05:55 +0900

◇ 昨日は

 昨日の日記の冒頭に書いてあった「おさかな」
 あれ、近所のスーパの中の、スーパが経営してるわけではない、テナントで入って繁盛してるお魚屋さんでのヒトコマだったんです。

 それはあたかも、北海道旅行の時にエビをびちびちつかみ取りしたあの大きな水槽によく似た魚屋さんでした、角度的に(?)。
 客の「おじさま」が店員の「お姉さん」に何をされて、それで「お姉さん」が「おじさま」に何度も「すみません!」と言わされているのか、理由が全然わからなかったくせに、それもあって、だから、やたらに「お姉さん」の方の味方になったのかもね。

 だって、10年くらい前の北海道旅行で、花咲ガニの食べ放題の後に食べた、つかみ取りのエビ、美味しかったんだもん。 (≧∇≦)
 びちびちハネていたのをつかみどりして、生きてるのをむいてもらって食べたエビ、多分おもいっきり「不殺生戒」を破ってます。
 もともと真宗は宗祖(開祖)の親鸞さんが肉を食い、異性とえっちしちゃってるので、そういうのはあまり気にしない宗派だと言われていますが、
 ‥‥‥「救いの妨げにはならない」というのをそのままイコールで「だからやるのが当然なんだ」という考え方と結びつけるのは、やっぱり不可能なんじゃないかと思います。でもそう言いながら、わたしは肉を食ったりえっちしたりしてるわけですよね、あまり罪悪感を感じずに。 ‥‥いや、正直に言うと、まったく罪悪感を感じずに。

 むしろ喜んで食ったりやったりしてるわけでしょ。(汗

 このへんのギャップ、
 ‥‥理念的にはこうだ、でも実際はこうだ、という、このギャップ。

 ココを何とかしていきたいなと思ってます。
 自分でコントロールするのは不可能だ。それはわかってる。でもなんか、ありのままに見て「へえ、どうにもならんな」と俺が思うのなら、その「どうにもならんな」という価値判断はどこから出てくるのか、そういうのに正直になって、‥‥見つめたり、考えたり、困ったり、途方に暮れたり、翻って何かわかったり、 ‥‥できたら良いなって思ってます。

 ということで韓国での発表もこのへん↑のことをしようと思ってるんですが、しかしそれがタイトル「真宗の生命観」で合ってるのかな。というかこんなんバクゼンとしすぎててアカンと思う。
 しかもそれに■森岡さん■の「生命学」を絡めようとしてるってんだから、これはもう、わたしが昔よく使っていた陳腐な譬喩で言うと、「よくまあそれだけ大きな水素気球を打ち上げたなあ。」(水素気球:安価でよく上がって目立つ。しかし事情をよく知ってる人から見れば危なっかしくて、とても冷静に見てられないことのたとえ)って感じですね。

 ぶるぶるぶるぶる。(>_<。)こわいよう。


◇ ということで

 昨日紹介させていただいた、エビを一緒に食べた先輩から教えてもらったサイト。その紹介にわたしが

 >一次リーグのことを「予選リーグ」って言うの、やめようや。

 と書いていたため、また先輩から電話がかかってきました。
 わたしはわたしで一面的らしかった。
 たしかに「決勝トーナメント」前のリーグ戦のことを「予選リーグ」と呼ぶのは大間違いなんだけど、でもだからと言ってわたしのように「一次リーグ」と言うのが大正解かと言うとそんなことはない、なぜならそれは「一次リーグ」の後に「二次リーグ」があり、その後に「決勝トーナメント」があった頃の話だからです。

 今は、「グループリーグ」という呼び方もある。

 ‥‥ということなのでした。
 個人的な話ですが、ドイツ大会からは、地区予選のことは地区予選、今回わたしが「一次リーグ」と呼んでいたリーグ戦のことは「グループリーグ」と、呼ぶことにしたいと考えています。
 その頃まで わたしがここに書いたことを覚えているのかって?
 多分(誰もしてないと思うけど)心配ないです。  わたしは、役に立たない、細かい話については比較的しっかりと記憶している方ですから。 ‥‥「アメリカ式旋盤」という超重要ターム@日本史を、受験の時にすっかり忘れていたことはありますが。

 つまりこういう↑こと(絶対に入試には出ない、「いしだは受験の時に“アメリカ式旋盤”が書けなくて本気で落ちたと思っていた」というようなこと)は比較的しっかりと記憶している方ですから。


◇ よかった (^▽^)

 ほっ。ひとまず。おつかれ。
 暑くなくてよかった。

 ‥‥おっと、レジュメレジュメ。

(メガネのように実体的な「レジュメ」ってやつが床に落ちてて俺はそれをアタフタ探せば良いだけ、なんて状況だったらどんなにラクだろう。 ‥‥メガネは相方が意地悪だったらパッキリ踏まれて、それはそれで寂しいか。)

 とにかくホッ。
 そしてレジュメがない。
 困ったな。
 とりあえず今日も学校にパソコン持ってって、だな。


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