!!!!! ご注意 !!!!! |
以下のレジュメには、 宮崎 駿 『風の谷のナウシカ』 (徳間書店) を一切の予備知識なしで読んだ時に得られるはずの感動を著しく損なう恐れのある記述が含まれています。なぜなら、このレジュメは作品の結末をふまえた上で書かれた文章だからです。 宮崎 駿 『風の谷のナウシカ』 (徳間書店) は素晴らしい作品です。超一級の文学作品に勝るとも劣らない物語がそれだけで素晴らしいのはもちろん、作品全体を貫いていると思われる世界観、そこから派生して読者一人一人の心に訴えかけてくるもの、読者一人一人に考えさせるもの、それらに目を向けてもやはり 「素晴らしい」 としか評価のしようがない作品です。 あなたがもし 宮崎 駿 『風の谷のナウシカ』 (徳間書店) を読んでいないのなら、あなたはとても幸せな人です。だってわたしには過去のものとなったあの感動をこれから味わうことが出来るのだから。 もちろん、わたしにもあの感動をありありと思い出すことは出来ます。しかし、もう二度と あの目眩を感じることは出来ないのです。 ですから、わたしには、あなたが非常に幸せな人に思えます。 そんなあなたは、感動を削ぐことすらあれ、読む前に読んでも絶対に感動を増幅させることのないこのレジュメを読まないでください。そして、 宮崎 駿 『風の谷のナウシカ』 (徳間書店) をぜひ読んでください。そして、もし気が向いたら、再びこのページに来てください。 ※ 映画しか経ていない方も同様です。漫画と映画は全然違います。 ※ カラーの漫画を読んだ方も同様です。それは 「フィルムブック」 というモノで映画を漫画の体裁に移し替えただけのものです。それは13年に亘って連載された長編 宮崎 駿 『風の谷のナウシカ』 (徳間書店) とはまったく異なる作品です。
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2001年暮れに、ナウシカの作品論と宗教を絡めて学術論文を執筆しました。出来映えとしては、以前から公開している「レジュメ」よりも数倍は学術的・数倍はコンパクト・数倍は読みやすい・数倍は(わたしにも恐らく読者の方にも)納得のいくモノになっています。個人的には「わたしが書いた初めての学術論文」と言いたくなるくらい気に入っています。しかし諸般の事情により、まだ公開できません。公開できるようになったらすぐこちらにアップいたします。‥‥それにしても、やはり、読んで戴くにはマンガ本編の読了が必須です。
(2002年1月11日付記)
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