Just a Little Bit of… の日記
バックナンバ 2004年2月

2004年2月29日(日) 3月1日(月) 9:00 +0900

◇ 送辞。

 火曜日、宗学院という、いま通わせてもらってる研究機関の卒業式があります。本当はそういうのは会長がすべきなのですが、彼は一身上の都合で来れないので、わたしが送辞 ‥‥ 卒業式ではなく謝恩会で読むので厳密には違うような気もしますがそれに準じたモノです ‥‥ を作り、読むことになっております。

 そういえば、一回だけ答辞を読ませてもらったことがある。むちゃむちゃ緊張した。最後に変なモノを懐から取り出して読んだもんだから、 ‥‥ 何を考えていたのか、自分なりにどういうことに気をつけていたのか、全然覚えてないけど、手が震えて紙もぷるぷる震えていたことだけは視覚的にはっきり覚えている、気がする。

 ‥‥で、それを作っておりました。

 まったく何んにも考えつかなくて困っていたら、会長が飲みながら「言うことは、構成は単純でしょう。先輩方、おめでとう。あなたがたがいなくなると、とてもさみしい。でもわたしたちは、頑張ります。先輩方の今後のますますの活躍に、期待しています。‥‥でしょ。大丈夫大丈夫。」というアドバイスをくれて、そういえば送辞というのはそういうものだったような気がし始めました。

 でも完全オリジナルで作るのはしんどそうだ。

 と思ったので、つらつらと、「卒業式」「送辞」「全文」でアンド検索をかけてみました。そうしたら、全国から9コの学校がわたしに協力してくださいました。それらを分析するに、たしかに構造は会長の言ったとおりでした。そして、それに時候の挨拶や社会情勢への危惧などが加わればもう完璧。 ‥‥最初はそれらを切り貼りしてみました。そして言葉を少しずつ換えているうちに換骨奪胎が極まり、まるでうちの牛さんのようになりました。つまり、デフォルト状態のモノは「送辞」というフルタワーのケースと電源、ブラウン管のモニタのみで、あとはもう、マザーからCPUからメモリからスイッチから、いつの間にかすべてが変わってしまっていました。つまりオーソドックスなタイプのオリジナル送辞ができた気がします。

 いや、高校や中学の送辞ばっかり真似しようとしたらそりゃ限界があるからねえ。‥‥ともかく、これで今日はゆっくり眠れそうです。

 送辞の冒頭は、渡辺謙のアカデミー助演男優賞と、平山が活躍してバーレーン戦に見事勝利するサッカー日本代表U-23への讃辞で、そのあとに「このような今日の良き日に」って続きます。はは。ははは。

 自分が卒業する身で、後輩がわたしの書いたこういう送辞を読むことを想像しても、内容は全然オッケーな感じがします。ただ、やっぱり真面目に噛まずに格好良く読んで欲しい気がするので、背筋をしゃんとして、滑舌よく読むように心がけます。練習します。


◇ にゃ。

 徹夜して書いたのに、あんまり眠くなりません。なんだろうなと思って気づいたことには、ちょいと一杯のつもりで飲んだコーヒーを「まあ大丈夫さ」と思い続けて800ccほど飲んだから、それだろうと思う。カフェインはたまに効きますね。どうしよう、中途半端だしお昼ご飯の時間くらいまで起きてた方が良いかな。


◇ 中心点。

 相談事の掲示板をちょっと見ました。そこの掲示板、キィワードを入れて検索すると、今までに同じような相談があったかなかったか、あったとすればどのように解決されたのかがタチドコロにわかるようになってます。

 なのに書き込みの大半は、すぐ下のスレッドでまったく同じ相談がなされ、無事に解決が展開されていることを確認しないままで書き込まれる傾向があるようでした。すこし解せなくて、すこし考えてみました。

 わたしの場合、知りたいこと、確認したいことがあった場合、いきなりヒトに聞くのは少し気が引けます。そこにそういう問題について詳しいヒトがうようよいることがわかっていても、取りあえず自分で情報収集をして、もし可能なら辞書などを使って調べて、それからヒトに聞くことにしています。まあ、よく、面倒になって親しいヒトにいきなり聞いて「いしだくんそれは失礼だ。もっと考えてから聞かないとぼくは答えないよ」的な回答をもらって赤くなったりもしますが。なんじゃそら。不徹底だな。

 ‥‥何か解決するためには、「自分はコレを知りたがっている!」という欲求を中心点にするんではなく、自分と、自分の知りたがっている内容との距離を、何か自分や自分の欲求とは別の視点から計測すべきなんじゃないかと思います。ほら、地球を中心にして天動説で天空の運行を見るといろいろズレて苦し紛れに「惑星」なんて言ったりする。でも太陽系の中の☆の運行は太陽を中心にして考えると恐ろしくスッキリ見えてくる。だから、何か二河白道的な状況に陥ったら、別の視点から眺めないといけないな、と思う。

 また、その掲示板に書かれている相談事は、他者に「〜ですよね?」と聞いて「はいそうですよ」と答えてもらうことだけを目的にしていることも少なくないようでした。そういう場合、その相談者は一応「客観」を求めていることになる。のだけど、「非・自分」というだけで「他者」の主観を「客観」と勘違いしてしまう、そういう危うさを感じさせる書き込みも多い気がしました。う〜ん、地球(自分)を中心に置いて考えるのがどうもうまくないからといって、火星を中心に置いてみても、やっぱりうまくないと思う。

 ‥‥うん、今はやっぱりコーヒーで起きてるんであって、フツウに覚醒しているわけではないようです。どうも言いたいことがスッキリ整理して言えません。明日また考えてみるか、忘れるかします。

 ではでは。

2004年2月28日(土) 2月29日(日) 23:59 +0900

◇ すみません。

 土曜日の日記ですが日曜日に書いています。最近ふと気づいたことには、どうも二日に一回の更新になってしまってます。なるべく一日一回で行きたいものです。


◇ (少し)地元が。

 ナイナイの番組を見ていたら、冬季限定の温泉!というのをやってました。雪が深すぎたので逆に北海道に思えず山形とか岩手とかあのへんだと思い、へえ、然別以外にもそんな温泉があるのか、と思って見ていたら、そういうのはそうそうあるもんじゃなく、やっぱり、然別湖でした。ナイナイの背の高い方が寒い寒い中湖上の露天風呂に浸かってました。

 然別湖[シカリベツコ]というのは北海道大雪山国立公園の中にある唯一の自然湖で、正確に言うとわたしの地元ではなく隣町、鹿追町[シカオイチョウ]のモノです。然別湖界隈の売りはなんといっても底がどうなってるのかわからないくらい濁っていて何が沈んでも浮かんでこないんじゃないかとも言われている湖と、その周辺にはそれしかない木訥なまでの雑木林と、冬の「然別湖コタン」でしょう。

 然別湖コタンとは? → 説明公式サイト

 見ましたか? やばいでしょ、寒そうでしょ。特に著作権がどうもうまくなさそうな巨大な雪の建造物があってちょっと気になってます。というかガンシップのキャノピーにピッタリだ。(まあ本格的に問題になったら宮崎さんを招待してしまえば良いんじゃ。春まで待てば溶けるし。)露天風呂は無料なんだって。すげえ。誰がスポンサなんだろう。きっと頭バリバリに凍るので注意が必要です。

 いつだったかはNHKで湖上露天風呂の作り方をやってたのを見たし、またいつだったかは芸能人その他が歩くスキーでくたくたになってるのを見たし、そして今回は何度目かの民放の全国放送(深夜だが)。鹿追やネイチャーセンタの人たちが昔からずっとコツコツやってきたことがいま大きく花開いてる感じで、他人事なんですけど妙に嬉しいです。

 ここんところ夏も冬も行けてないなあ。

 やっぱ6月くらいに行きたいなあ。

 ところで、豚丼[ぶたどん]の美味しそうなのを見たことはありますか? 【こちら】http://www.butadon.com/ で重たい?壁紙を配布してます。よくまあこんなもん作ったと思う。

 ではでは。(さ、今日(日曜)の日記を書こう。)

2004年2月27日(金) 2月28日(土) 3:00 +0900

◇ 提出。

 大学に行って、来年度も研究生として在籍できるようにお願いする書類を整えて提出してきました。わたしが今年度まで(一応カタチだけでも)ゼミに所属していた(ことになっていた)教授がめでたく定年退官されてしまうので、来年度からは違う先生のお世話になります。なので龍大教授サイトへのリンクをそのうち増やします。

 ‥‥い、いや、いま致します。

 いたしました。リンク増えました。
 ‥‥奥泉光氏のサイトもリンクしました。


◇ 本を借りた。

 こないだ深草に行ったときにも2冊借りました。今日も大宮で3冊借りました。がんばって読みます。

 ‥‥ 大宮図書館、コピー機の位置がまた変わってました。そして増えてました。わたしが使ったやつはなぜかカードを入れて「リセット」を押してコピーするといきなり122%になるように設定されていて、10円無駄にしました。どこをいじれば初期設定をそんな傍若無人なモノから脱却させることができるのか最後までわからなかった。いや、わざわざ100%に設定すれば100%でコピーできたからそんなには問題なかったんですけども。でもわからなくて少し悔しかった。

 閲覧室に『AERA』の2月23日号が置いてあるのを見ました。

 釘付けでした。

 悔しかった。だってきっとどっこの本屋さんにももうないに決まってるんだもん、一週間前のアエラなんて。わたしが何を悔しがってるのかわからなくて気になるという方は当該のアエラを見つけて表紙を見てみてください。きっとおわかりいただけると思います。ある作家が表紙になっているのです。


◇ 本を買った。

 先日の焼鳥・飲み会では、「印仏研さー、真宗と経済とを絡めて論じようと思ってるんだけどネタのレベルまで行ってないんよー、困ってます、えへへ」って言ったら、いろいろな本や概念を紹介してもらえました。そのうちの一冊が今日買った佐伯啓思『「欲望」と資本主義』講談社現代新書 1150 1993年 【bk1】 、です。「はじめに」で印象的だったのは、

 (前略‥‥)それは確かに急速に「ゆたかな社会」をもたらした。だが、歪みもまた大きい。しかも仮に「経済」の次元で成功したといえるとしても、「政治」や「文化」まで含めてみると、本当に「ゆたかな社会」なのかどうか、やはり疑問符を付したくなる。(P.5)
 そうするとこうなるだろう。仮に日本経済を、資本主義と呼ぶとしても、その資本主義的活動とトータルな社会は区別しなければならないだろう。資本主義社会などというもがあるわけではない。日本的資本主義が成功したとしても、日本社会がうまくいっているとは限らない。(P.5)

 こんな感じです。お金がゼロだと幸せにはそうそうなれないけれど、かといってお金が無尽蔵にあったり2兆円くらい資産があったりしても必ずしも幸せではないかもね、とかの話になりそうな予感もありますが、でもそういうのはエッセイで書かれることであって講談社現代新書で書かれるべき内容ではないと思う。ともかく期待中。

 本全体は作者によると「概念分析(コンセプチュアル・アナリシス)」みたいな感じなんだそうです。資本主義を悪者にせず、書いてあるように、資本主義と資本主義「社会」との概念を区別して考え込んでいくようです。


◇ 奥泉光。

 もう一冊買いました。奥泉光『ノヴァーリスの引用』集英社文庫 2003 【bk1】 (初出は『新潮』1992年12月号、初単行本化は1993年、新潮社)です。解説が島田雅彦だ! どうだまいったか! ‥‥じゃない。この人はこの本に「瞠目反文学賞」を授与した本人だから、そら文庫化の解説くらい書くに決まっている。。。

 【作品解説】 小説の構成から行くとすこしネタバレ。でもミステリ的ストーリィ展開から行くとまったくネタバレでない解説です。本人が書いてます。

 【バナール主義】 奥泉光の運営するサイトです。いしだはファンなのに今ココの存在を知りました。うう。ううう。

 「瞠目・反[アンチ]文学賞」というのは、島田雅彦が1993年かそこらに毎日新聞の夕刊(木曜日か?)でやっていた「瞠目新聞」という記事内の企画でした。そこらの文学賞は密室で決められてよくわからんのじゃあ!! ということを題材にした、「書いた本人、あるいは熱烈推薦者に売り込んでもらって、売り込みのうまいモノに賞をあげよう。もちろん本編が面白くないとダメです」というコンセプトの賞です。一回こっきりのものです。最終選考ではたしか筒井康隆と奥泉光ともう一人くらいが島田雅彦の司会のもと、どこかのホールの壇上で(つまり密室ではなく公開された会場で。清涼院流水は密室だというかも知れないがそれは蟲)争ったんですが、筒井さんは自分の推した作品がその賞を獲得できなかったことにショックを受け、その選考会の模様を文章化したときに自分の存在と発言を一切削除してくれるように要請したという、そういう賞。たしか会場の聴衆の拍手か投票かで決定されたんではなかったかな? 新聞の連載記事をまとめて単行本化された『瞠目新聞』はいま実家にあるのでよくわからん。記憶曖昧。

 ‥‥いまならネット使って大々的に投票してたかもですね。そうすると筒井が強かったかも知れない。でも当時はそんなものなかったし、たぶん奥泉は本人が出てきちゃったから熱烈推薦の筒井さんよりも強かったんじゃないかと思います。

 ちゃんと面白いですよ、『ノヴァーリスの引用』。修士のときに友だちがノヴァーリスそのものについての発表をして、その発表自体はどうということなかったんですが、それを聞きながら「反・文学賞」のことを思い出したので東京のことを懐かしく思い出したりしつつ瀬田の図書館から持ってきてもらって、それで初めて本編を読みました。ぶっとびました。超絶的名作だと思ってます。クラクラしました。そんな名作なのになかなか文庫化されてなかったのが、やっと去年文庫化されたというのを先日知ったので、買いました。うん。


◇ ブレンド。

 で、ひさびさ喫茶店で書いてます。今日は帰りに下のスーパで昨日から食べたくて食べたくて夢に見かけた蕎麦を買って帰ります。 ‥‥こないだ後輩から「ソバって〈麦〉って字が入ってるのに麦入れたり入れなかったりですよね!」みたいに言われて「いやソバという漢字にムギという漢字は入っていない、よく似た文字は入っているけれどね」って答えたわたしです。知ったかぶり極まれり。

 で、でもムギ入ってないソバの方がわたしは好きです。全ソバが好きです。って言い訳にもなってません。ごめんなさい。

 そしていま部屋に帰ってきていまして、大々的に書き直したりリンクを張ったりしてます。蕎麦、全蕎麦じゃなかったけどすばらしく美味しかったです。

 ではでは。

2004年2月26日(木) 2月27日(金) 6:35 +0900

◇ お茶。

 お茶を飲んでます。風邪が治ったのでポカリはもうやめました。お湯を2Lわかしてお茶を作り、400ccくらいずつ冷やして順繰りに空の2Lペットボトルに注いで保存してます。2Lのペットボトルは重いので500ccの小さいのに移して少しずつ飲んでます。ペットボトルってこうして布団の中でノート打ちながらでも下にこぼすことなく安全に飲めるので良いですね。湯飲みや缶から飲む場合は顔を「ぐっ」と上に上げないとならんから寝ながらだと体勢が苦しいけれどそれもないし、やっぱり革命的な容器だなあ。横着このうえない。


◇ 架空請求メールキタ━━(゚∀゚)━━!!

 半角カタカナなんて使ってすみません。「キタ」は「キタ」です。

 はじめて(だと思う)「架空請求メール」をもらいました。記念に全文引用します。同じメールをもらった方、だまされないようにしましょう。


あなたが支払いを延滞している下記サイト運営者より、あなたの氏名調査・所在調査及び集金代行の依頼がありました。この〈*****@********.ne.jp〉の電子メールアドレスから氏名調査・所在調査を行い、平成16年3月7日(日)までに正式な関係書類を持参の上、あなたの自宅に訪問致します。

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■依頼日時 :平成16年2月26日(木)23:32
■調査対象 :〈*****@********.ne.jp〉の電子メールアドレス使用者及び契約者
■調査理由 :自動延長システムによる利用料金の発生と滞納

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依頼者からの情報

■登録日時 :平成15年8月23日(土)23:43
■登録ID  :〈*****@********.ne.jp〉
■SITE名  :GALGAL
■商品名  :銀行振込後払い会員180日パック
■期間   :自動延長システム180日
■料金   :¥36,800
■延滞利息 :年利14.5%

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支払い窓口

■E-mail  :infosiharai@fastmail.gr

 ‥‥

 わたしはもっとマシなウソをつく大人になりたいです。

 そうか、これよく見ると一言も「請求します」って書いてないんですね。じゃあ「架空請求メール」以下で、ただのウソメールになるのか。わけがわからないからメールで確かめようとするヒトとか、こんなひどいメールは見たことないから返信してからかおうとするヒトとかを標的にしてるんですね。

 ともかくこの文面じゃ「時速80ノット」とか「銃爆撃機が空母から飛び立つ」とか「木で出来た鉄板」とか「日本海の黒潮」とか「格好良いいしだ」とかと一緒で、それっぽい言葉を何も考えずにちょろちょろって並べて決定的に破綻してるに過ぎません。わたしは「電脳コンピュータ」とか「生活ライフ」とか「少年ボーイ」とか「バイオレットすみれ」とか「バロン男爵」とか「証拠はエビデンス」とか「コンパクトCD」とか、そういう言葉のほうが無駄が多くて好きです。

 こういうの、何となく「こんなメールをもらうなんて、ぼくも一人前になったんだな!」と思えるので、ヘッダからなにから記念にとっておくことにします。

 昨日の日記も一応書きました。よろしければどうぞ。下です。

 ハーボットのちひが新しいゲームを覚えました。スーパーマリオを少しだけ彷彿とさせる、血湧き肉躍るワクワクなアドベンチャーゲームです。どうぞよろしく。クリアしたらどういうふうになるのかわかった方はメールください。

 ではでは。

2004年2月25日(水) 2月27日(金) 4:54 +0900

◇ やぶのなか。

 午前中、血液検査の結果をお医者さんに聞きに行きました。

 なんともないそうです。

 ‥‥もらったクスリを飲んでいるうちに体調がもどったので、なんにせよ風邪系だったのだろうと思います。こないだはのどが赤く腫れていたということだし、何があったのか正確にはわからないらしいんですが、本当に本当に扁桃炎みたいなもんだったようです。一安心です。

 検査結果の数値は見れば一目瞭然で、ほとんどが正常値の範囲内でした。だからひとつひとつの数値がどういう意味なのかを聞いても意味ないなと思う中、お医者さんはそれらの数値が何を調べるためのものなのかを順番に説明していきました。結論はすべて「正常」。みればわかる。

 中にたったひとつ、ヨコに H と書いてある数値がありました。中性脂肪の値でした。上限の推奨が149なのにわたしは 250 もあった。不安になったので聞いたら「これは食事の直後だったりすると高くなりますから一概には言えません」とのことでした。なるほどと思い、自分がそのとき食事の前だったか後だったか記憶をたどろうとしたら、お医者さんはソレをさっくり流して別の数値の説明へ移っていきました。

 安心しつつ不安がりつつ家に帰って来て「中性脂肪」を検索しました。お医者さんはなんでもないように言ったけれど、そしてなにも教えてくれなかったけれど、中性脂肪の測定値がべらぼうに高い場合は、他の数値とのかねあいもあるけれど、ともかく傾向としては糖尿病を疑うべきらしきことがわかりました。

 これってけっこう大事なことだと思う。たしかに風邪か流感かを調べてほしくてわたしは血液検査を依頼した。そして風邪でも流感でもないことがわかった。だからお医者さんはそこに注目して「なんの異常もなかった」と回答してくれた。だけど、結果を聞きにいったときは風邪(か何か)が落ち着いてスッキリしていたけれど、血液検査をしてもらったその瞬間は元気にフラフラしていた。そして計測結果を見ると異常値は中性脂肪のみ。‥‥ならばそこに何かがあったと考えるべきなのではないのかな。そこから何かを探ろうとするのが医者の務めだったりしないのかな。それを「いちがいには言えません」で流してしまったんでは‥‥。

 たしかにいちがいには言えないだろう、でも何か違う気がする。風邪や流感や扁桃炎の問題とは別に、糖尿病予備患者っぽい数値が出てるのなら「いちがいには言えません」のあとに「ちなみにこの値が高すぎるヒトは糖尿病の気が少しあると思ったら良いんですよ。どうですか? 身に覚えありますか?」くらい聞いてくれても良かったと思う。じゃない、聞くべきだろうと思う。

 石田がつらつら思うに、扁桃炎の気もあったんだろうし、水の代わりにポカリスエット系ばっかり飲んでたから、それで糖分過多になってのどがかわき、ますますポカリ系を飲み、そしてまたのどが渇き、‥‥という悪循環に陥っていたのではないかと思います。のどの違和感は扁桃炎プラス「かわき」だったのではなかろうか。

 EBがわからなかった時点で決定しているべきでしたが、今回の対応もちょっとわたしの求めているものと少し合いません。なので今後は彼のことを個人的に「ブッシュドクターM」と呼ぶことにいたします。Mは病院の頭文字です。頭文字M。「M」と言えばプリプリですね。なつかしいなあ‥‥。


◇ やきとり。

 あがれない麻雀、ではありません。

 夜はマリッジブルーの友だちと焼鳥を食べて飲みました。ひさしぶりに焼酎をいっぱい飲みました。風邪は治ったっぽいけど検査結果は「糖尿の気アリ」で、そういえば身に覚えがいっぱいある、毎日でもないけどずっとビール飲んでたし、と言ったら「じゃ焼酎にしましょう」と言われたから焼酎。

 そのときも言ったけど、やっぱり焼酎はスッスッと入っていくのでどのくらい酔ってるのかがわかりにくくて怖いです。日本酒は少しひっかかるので何となくわかるんですが‥‥。でも頑張って慣れます。焼酎おいしい。

 そのときに今年から印仏研の発表申し込みが少し変わったということを知りました。あぶなかった。ハガキだけ出すつもりしてました。そしてネタの整理・捏造も手伝ってもらいました。ありがとう。なんとか要旨みたいなモノがまとめられたので発表の申し込みはできそうです。発表できるかどうかはわかりませんけどエントリはできそう。せっかくだからしたいです、発表。

 ‥‥という感じで夜が更けていきました。楽しかったです。帰ってきてマンガ夜話の録画を見て泣きそうになり(というかほとんど泣き)、STAND ALONE COMPLEX の最終巻を見て泣きそうになり(というかやっぱりほとんど泣き)、充実した思いで、どうも悪酔いしたかなと思いつつ眠りました。次の日すこし辛かったです。そもそも飲み過ぎがよくないし、しかも病み上がりでした。でも楽しかったから今回はよしとしておこう。気をつけよう。

2004年2月24日(火) 2月25日(水) 6:00 +0900

◇ どうでも良いことですが。

 『Bowling For Columbine』のおまけ映像を見ていて、「大英帝国と日本とが同じような理解のされ方を一部でしてるんだなー」と思いました。どういうことかというと、おまけ映像その1でムーア監督が「イギリスではこうだ、アメリカではこうだ。」と話して相違点を際だたせていたのと同じ内容のことが、その2では「日本ではこうだ、アメリカではこうだ。」というふうに語られていたからです。具体的には、「道で誰か突然倒れたらどうするか?」という話でした。

 映画で指摘されてた・されてなかった外面的な共通点も大英帝国と日本では少なくなかったです。たとえば銃の規制が厳しいのと、銃による死者がアメリカと比較して劇的に少ないのと(アメリカと比較すればどの国も例外なく劇的に少ないんだけどそれはそれ)。それに加えて誰かが道路で倒れたら周囲の誰もが心配してしまうことも共通でした。映画では皇室があることには触れてなかったけど、それも共通です。周りを海に囲まれていることも共通だ。アメリカに比較してかなり長い明文化された歴史を持っていることも共通だ。

 ‥‥その文脈でイギリスと日本との比較をうにゃうにゃと考えてるうちに、全然ちがうことが気になってしまった。それは「離婚」についてです。

 たしか、イギリスは日本に比較すると離婚率が劇的に高い、と思った。皇室だって離婚しまくっている。

 ‥‥、そう、皇室の離婚‥‥‥。


Q. 日本の皇室は離婚できるのか?

 実際どうなのかわかりませんが、どうもできないような気が少しします。

 イギリスでは皇太子と元の皇太子妃が離婚して、たしか子どもは父親の方がひきとった(=国王になる可能性が残った)。で、日本はどうか。いまはそうそう考えられないことだろうと思うんだけど、もしかして皇太子と皇太子妃が不仲になって離婚しようとしたとする。仮定だよあくまで。仮定の話だけどそうなったとする。そうすると、‥‥やっと授かった子どもだけに、皇太子妃が皇室から完全に離れることになったときには、親権とか養育権とか子どもの「所有権」みたいなものを父親と母親とで本格的に争うことになるのではなかろうか? だとしたら、その争いはどういうふうな感じの争いになるのだろう? 司法の場で白黒つけることは可能なのだろうか?

 たぶん、普通の裁判の場合は「子どもにとってどうすることがいちばん良いんだろう?」が争点になるんだろうと思う。保護者となるべき二人の人間の収入の面とか、どちらの保護者が子どもと一緒の時間を多く取れるのかとか。でも皇室の場合、特に天皇の家族や皇太子の家族の場合は、いままでの日本の裁判の多くの判例なんかをひもとくに、ってぼくはあんまりそういうの詳しくないけれど記憶を少しだけたどってみても、「一対多」みたいな「利益」がからんでくる問題に関しては圧倒的に「多」を優遇して「一」に我慢をさせる、苦を強いることが日本の司法の歴史には非常に多いだけに、いま言ったような問題に関しても、子どもにとって何が良いか? より、日本のコクミンの大多数という実態のないモノにとって何が良いか? みたいなふうな話に当然のごとくなってしまうんではなかろうか? と心配になりました。

 ‥‥もしそうだとしたら子どもがすごくかわいそうだと思う。ふつうの離婚の場合は子どものことが中心になるのに、この仮定上の離婚の場合は子どもじゃなく、子どもとはまったく関係のないにんげんたちみたいなモノの幸せが第一になってしまうかもしれないわけで、かけがえのないその子の一生は、他人のために犠牲になってしまうように考えられるから。もっともそれがその子の幸せにならないとも限らないんですけどね、あてがい結婚のすべてが不幸な結末になるわけじゃないのと同じように。寺の長男に生まれて継ぐことをほぼ義務づけられた男の子の一生が必ずしも不幸だとは限らないのと同じように。‥‥だけどどっちがより好ましいのかと言えば、人の幸せは他者から規定されて押しつけられて「ほらほら幸せでしょうだってみんなからこんなに思われてるんだからさだからおまえ幸せだって言えよ!」みたいな裏側を強要されて「幸せです!」と言わされるようなもんであってはならんと思います。それに、あてがい結婚も、寺の長男も、本気でイヤだったらいくらでも抜け出す方法がないわけじゃない。

 ‥‥皇室典範にはロイヤルファミリーの離婚についてどのように定めてあるのだろう? ということがすごく気になりました。気にしても仕方ないことではあるんですけれども。皇位継承については第何位までかなり厳密に定めてあるって聞いてるし、いまのところ女帝はあり得ないと定めてあるとも聞いているけれど、そのへんの民事みたいなところはどうなってるんだろう? 普通のコクミンと同じなんだろうか? だとしたら再婚も全然あり得るわけで、そうするとよくわからなくなってきますね。逆に、もしかして皇太子の子どもの養育権の移譲とかについてすでに厳格に規定してあるんだとしたら、それはかなりな勢いで憲法違反?人権侵害?だったりするんだろうか? 大丈夫なんだろうか? ‥‥でも、それにしてもやっぱり「一対多」、一人の人権よりも「多」の利益のほうが強くて「公共の福祉」が体よく歪められたカタチで押し切られてしまったりするのかもしれない‥‥。

 などなど、無責任で野次馬な妄想がしばらく尽きませんでした。机上の空論と言うより白昼夢のような。

 うーん。自分に関係のないことでもそういえば気になることって、案外あるもんなんだなあと思いました。気にしてどうなるものでもなさそうですけれどね。

 あったあった。 【皇室典範】 http://www.houko.com/00/01/S22/003.HTM

 なんだ、問題なくできるんですね、離婚。^^;

 ‥‥でも、第11条2項によると、離婚して(元)皇太子妃が親王候補を引き取ろうとした場合、なんかフツウのヒトと全然ちがうしばりがいっぱいあって正確にはよくわからないけれど、やっぱりどうもそういうことはできないっぽいです。なぜだろう? 人権がないのかな?

 読めば読むほど不思議な法律だなあ。なんで20歳前に成人するんだろう? じゃあ皇族は18になれば合法的に喫煙飲酒ができるのか。それってすごくないか? どういう理由でそんなことになってるのかわからないけど、もしそこに何かとても良い理由があるのならすぐにでも一般に敷衍すれば良いと思う。

 選挙権や被選挙権が一生ないからその代償かな? だとしたらちょっと一般にあてはめるのは無理か。

 まあ、良いか。


◇ 元気かも。

 今日はそこそこ元気です。今日行くつもりしてたんだけど、病院に血液検査などの結果を聞きに行きそびれました。なんとならば、夕方に行こうと思っていて、ふと気づいたことには夕方の診療は月水金なのでした。行く準備を始めて「今日は火曜日だからプロジェクトXがあるな」と思って嬉しくなり、その直後に気づきました。明日の午前中にでも行くことにします。

 なお明日25日のBSマンガ夜話は業田良家『自虐の詩』です。必見だと思います。明日は飲むのでもうビデオをセットしておきました。呉智英と夢枕獏がゲストという、なんともすごい話になってます。

 ではです。

2004年2月23日(月) 2月24日(火) 6:35 +0900

◇ 16キロ。

 今日も自転車をトータルで16キロ以上こぎました。ろくろく食べずにそういうことをしたわりに(そういうことをしたあとでいっぱいいっぱい食べました)元気でした。のども元気みたいです。まだ違和感は続いています。検査結果は火曜日に出ます。楽しみです。

 スーパに食材を買いに行って、無性に食べたくなってたまらなくなったのでそばを少し買ってきていただきました。やっぱりそばはざるが好きです。そば粉が多ければ多いほどうまい。いつか手打ちそばのおいしいのを作れるヒトになりたい。


◇ いろいろ考えされられた。

 昨日20分だけ見た『Bowling For Columbine【サイト】 を最後まで見ました。余韻が残ったので「監督Q&A」と「監督インタビュー」も見ました。

 良い映画でした。

 以下、ルポルタージュ映画にそういうものが厳密されるとは思えませんが、一応「ネタバレ」と言えると思います。なので気になる方は次の見出しまで飛ばしてください

 ‥‥。

 ストーリィがあるようなないような。脚本を作らず問題意識とユーモア感覚だけを出発点に撮り始められたルポルタージュです。チャールトン・ヘストンは年を取ってもやっぱり美形だと思いました。心に残った言葉などを紹介しますと(ってもちろん英語じゃなく日本語でですけども)、

KIDS + GUNS = A DEADLY EQUATION
(子ども + 銃 = 死の方程式)

 作中のプラカードからの引用です。「DEADLY」の「L」が小文字で書かれていたためにしばらく「DEADIY」で検索し続け、それで意味を知ろうと無駄なことをしてました。「DEAD+LY」だったんですね。

彼らの動機は分からないが大人は忘れないことだ
10代は最低の時期で学校へ通うのも最低だと

 この言葉を見るまで(英語のヒアリング能力は皆無)、そういえばわたしにも高校生の時期があったということをすっかり忘れてました。大学を卒業して専門学校に通い出したら朝8時半までの登校を強いられることになり、高校生の頃の自分がいかに忍耐強かったか or 何も知らなかったかを知って驚愕したことも少し思い出しました。この世の中でいちばん我慢強いのはひょっとすると高校に通ってる高校生かも知れない。
 そういえば浪人してるときに友だちから「おまえ高校の時ずっと不機嫌だったろ、ずっと怒ってたろ」みたいに言われました。お酒飲み出して脳細胞いっぱい死んだ後だったので記憶がはっきりしなかったけど、たしかにそうだったと思いました。それも否応なく思い出されました。

銃は死んでも渡さない!
(英語では「‥何‥何‥cold dead hand !」と。)

 チャールトン・ヘストン、格好良い役者だと思いました。よくわからない人でした。ともかく『ベン・ハー』を見たことのない人は見ましょう。CGを使わずによくまあこんな映画を撮ったなあと興奮しまくることでしょう。

笑いという攻撃には誰もが屈する by マーク・トゥエイン
by マイケル・ムーア

 これは映画本編じゃなく「Q&A」に出てきました。わかるようなわからないような言葉なので検索してみました。そしたら下のような言葉がひっかかりました。

「笑いによる攻撃に立ち向かえるものは何もない。だのに君たち人間は、いつでも笑い以外の武器を持ち出しては、ガヤガヤ戦っているんだ」
これは、マーク・トゥエインの「不思議な少年」に書かれていることばです。
http://www.kyosai.or.jp/~river/wagan/ichi12.html

 うーん、やっぱりわかるようなわからないような。とりあえず

笑いに勝る攻撃はない。
─マーク・トゥエイン(作家)
☆問題が起きたら、笑顔で応戦しましょう。笑いにかなうものはありません。
http://www1.ocn.ne.jp/~iyasiro/kikou/meigen1.htm

 こういう解釈は間違ってると思う(わざとだと思うけどね)。「笑いによる攻撃に立ち向かえるものは何もない」という言葉は笑いに対して他のモノを持ち出しても対抗できないということを意味しているのであって、「何に対しても笑いが強い」→「笑いという無敵の武器で対抗しろ!」ということを言ってるのではないと思う。言葉は必要十分なイコールでないものも「〜は‥‥だ」の文脈でつないでしまえるので、解釈には注意が必要だなあとあらためて思いました。昨日・今日・明日は我身です。

それぞれはいい人間ばかりなのになぜ組織としてのアメリカ人は世界に害を及ぼすのか? そこが問題だ。内面にある“善”の部分をもっと引き出すことでアメリカ人は良くなれると僕は信じてる。

 これも「Q&A」に出てきた言葉です。マイケル・ムーアってあったかい人だなあと思いました。すごく陳腐な感想ですみません。

 ほかに、マリリン・マンソンという人がムーア監督と話してるところで「話すこと」より「聞くこと」が肝心だと言っていて、‥‥パンクはあんまり好きじゃないけど聞いてみようかなと少し思わされました。マンソンさん、顔まっ白に塗って真ん中に黒いヨコ線を入れるという、見た目すごく冷たそうな顔なのに、すごくあったかいことを言ってました。当然なことですが、ヒトを見た目だけで判断しきったつもりになってはいけないんだなあと思わされました。いやはや。

 全部見た後でU2の『RATTLE AND HUM 魂の叫び』を見たくなり、少し見ました。見たくなった理由は‥‥ 「Q&A」で、“キング牧師が暗殺されたという速報を聞いた大人たちが大歓声をあげるのを見て13歳のムーア少年はびっくりしてしまった”、という話が出てきたんですが、その話をしながらムーア監督が突然『Pride (In The Name of Love)』を歌い出したからです。「あなたは殺されてしまった。凶弾はあなたの命を奪ったがあなたのPrideを奪うことはできなかった」という内容の歌詞の直前の部分を高らかに、気持ちよさそうに歌い上げた。「‥‥ sky」の部分ですね。その気持ちよさげな歌いっぷりがセミ・オートマティックにボノを思い出させたからです。『RATTLE AND HUM』の中のボノは『Sunday Bloody Sunday』が歌えた後なので特に嬉しげ&気持ちよさげです。

 ‥今度U2はいつ日本に来てくれるんだろう。

 ‥殿下も ここんとこ ご無沙汰だよなあ。

 すごく真面目な題材なのに重たい方にばっかり行かず、全然飽きさせません。アメリカの現在を扱っている話なのでもちろん「経済」についてもいろいろ考えさせてくれました。

 かなり約めて言うと、アメリカは恐怖と消費を組み合わせることで成功しているんだそうです。

 ‥‥宗教みたいです。

 日本が、というかわたし自身がわたしの嫌いな方面でアメリカ化してるのもよっくわかってきて辛かったけど、そのへんもとても良かったです。わたしは見て良かったです。すごくおすすめだと思います。まだの方はぜひどうぞ。

 ではでは。

2004年2月22日(日) 2月23日(月) 6:00 +0900

◇ 暖かくしてます。

 クスリを服んでるので喉はラクです。でもまだ何かを嚥下するときに異物感があるし、頭蓋内もフワフワする感じがある。なのでやっぱりビョウキなのでしょうな。

 今回のわたしも喉が変ですが、先輩も風邪っぽいなと思ってわたしのように甘く見ていたら扁桃腺のあたりが腫れて腫れて腫れすぎて、食事が文字通り喉を通らなくなったんだそうです。そうするともう点滴でしか栄養が取れない。なので仕方なく入院したそうです。そういう話を後輩にしたら、彼の肉親もやっぱり喉風邪だと思って甘く見ていたらどんどん悪化して、予想外に長い間を伏せって過ごさなければならなくなったことがあったそうです。

 それらの話を総合すると、30越えると体はめっきり弱くなるものだ、という結論が導き出されます。ますます気をつけて生きていこうと思う今日この頃です。みなさまいかがお過ごしでしょう。いしだの風邪っぽい病気はある意味とても順調です。


◇ コロンバインなど。

 『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』の12をTSUTAYAで借りることができました。ついでに『ボウリング・フォー・コロンバイン』と『トリック disc2』を借りてきました。

 『機動隊』は一応あと4話・2枚でシリーズ完結ということもありなかなかすごい展開でした。あれあれあれ?という。2話入ってるので今日はまず最初のだけ見ておきました。楽しみは長引かせましょ。

 『コロンバイン』は、‥‥まだ20分しか見てないので解説してもアレですが、アメリカで1999年4月20日に、高校生が自分たちの通ってる高校で銃を乱射して何人も殺して自分たちも自殺した事件を真ん中あたりに据え、銃ってなんなんだろう? ということについて考え込むお話のようです。まえ誰かに聞いてたような気もしますが、『ベン・ハー』でシュワルツェネガーみたいな肉体を見せていた素晴らしくうまい役者のチャールトン・ヘストンは全アメリカの銃協会全米ライフル協会(NRA)(2004年2月24日訂正)の会長さんなんですね。『ベン・ハー』なのでなんとなく銃よりはナイフ使いのイメージでした。映像特典に予告編が入っていて、それによると彼は「銃は死んでも渡さない!」のだそうです。アメリカは土葬だから本当にそういうことができるのだろうな。日本の場合棺に一緒に入れると遺体は骨になるし銃も燃えてしまってあんまり一緒に埋葬しても意味がないような感じになってしまうから、あまりせんのでしょうね。面白そうな、つらそうな、変わった映画のようです。

 『トリック』は、うん、仲間由紀恵萌え!みたいな感じです。まだ見てません。

 なんとなく、『ナウシカ』DVDの特典ディスクの方から『イノセンス』の予告をピックアウトして見たりもしています。6分もあるのに見ていて全然飽きなくて、なのに映画の内容がまったくわからなくて、それでいて映画が見たくてたまらなくなるっていうのは希有な予告編だと思います。テーマ曲がほとんどずっと流れてるから、それがちょうど6分近くあるということでもあるんですね。

 なんにせよあと2週間の辛抱です。


◇ 唐揚げ。

 すごく久しぶりに、部屋から比較的近所にあるお弁当屋さんに行って唐揚げ弁当を買って、いただきました。最近のお弁当にしてはちょっと野菜が少なめな気がしたけど、やっぱり鶏の唐揚げは美味しいです。唐揚げといえば「小エビの唐揚げ」というメニューが浪人してた札幌界隈の「つぼ八」にありました。友だちがそれを注文したときに「小ユビの唐揚げ」と言ったように聞こえて、ちょっと固まりました。出てきたのはエビだったので、はあ、たしかにクルクルっと丸まっていて小指に似てるからそう言うのかな?と思い、しばらく聞き間違いが訂正されませんでした。

 ではでは。

2004年2月21日(土) 2月22日(日) 6:35 +0900

◇ 見るのは好きだ。

 U-23の日本代表戦@サッカーを見ました。すごかったですね。まだ2月だから平山はきっと高校生だと思うんだけど、どうも信じられないなあ。わたしから見て中東の選手は年齢不詳な傾向があるんだけど(失敬な)、たぶん外国のヒトは平山が今回のU-23だけじゃなくU-19にも入ってるのを見たら「ウソだろ!おまえU-23じゃねえか!」と思うんではなかろうか。きっと数カ月以内にA代表にも入るから(ねえ、きっと)、そうしたらますます「ウソだろ!」は増幅されるに違いない。だけど平山はたしかに高校選手権に出場していたし、あのときはこんなにうまくなかったし、ほんとに乾いたスポンジみたいな状態の、ちょっとやばめな高校生に過ぎないのだろう。

 サッカーが始まる前に、今日行こうかどうしようか少し迷っていた、花園でやってたラグビー日本選手権の結果が出てるのをチェックしました。そうしたら早稲田がひさしぶりに社会人相手に勝っててびっくりさせられました。日本選手権で大学が社会人に勝ったのは、昔々、社会人日本一と大学日本一が対戦するたった1試合が日本選手権だった頃、早稲田が東芝府中に勝って以来のことです。【ココ】 の1988年のところを参照) 大学が日本一になったのはあれ以降一度もない。今の日本選手権は大学1位と社会人1位が戦ってもいじめにしかならないのでスタイルが変わっていて強い方の大学とあんまり強くない方の社会人がぶつかるんですが、それにしても、ひさびさ社会人に勝てたのは嬉しいことです。

 勝ったのを知ると無理してでも見に行けば良かったかなあと思います。つくづく都合の良いやつです。でも今回はあかんあかん。喉が変なので絶対に行ってはいけなかったので、まあ。それに行ってたらLiveでサッカー見ることはできなかったし。

 しかしラグビー日本選手権は地上波でやらないんですよね。衛星でもやってるかどうかは疑わしい。うぅぅん。

 ‥‥TVのニュースでは関東学院大が勝つところばっかりやってました。早稲田も勝ったのに関学にばっかり焦点が当たっていて、こちらが勝ったのは字幕スーパで表示されてるだけでした。ちょっと悲しかったです。一位と二位だから仕方ないんだけど、でも映像少しくらい流してくれても良いじゃないか。。。

 そのうち 【ココ】 に詳細がアップされると思うので、それに期待です。


◇ ラーメン屋さん。

 何か栄養のあるものをいただこうと思い、近所のスーパに新しく入ったラーメン屋さんめがけて行きました。

 ‥‥でもそこはラーメン屋さんというより中華屋さんみたいでした。店頭のメニューにはラーメンじゃないモノがいっぱい紹介されていて、そして家族連れで満席に近かったので、スーパからもう少し行ったところにある、別の、ちゃんとしたラーメン屋さんに行くことにしました。

 目指すラーメン屋さんに向かって歩いていたら、手前にあった第一旭の看板が真っ暗になってました。あそこの支店は何時何度食べても味に改善が見られなかったから仕方ないだろなあ特にゆで具合がなってなかったよと思ってよく見たら改装中なだけでした。続いているらしい。場所が良いからかな。‥‥ヨコの方を見たら別のラーメン屋さんができてました。なので今日はそっちにしました。

 カウンタがいっぱいあって、小上がり席もいっぱいありました。わたし体調がやっぱり良くないらしく店員さんが大きな声で元気に挨拶したり注文を伝達したりしてるのが頭蓋に響きました。いや、元気なのは良いことだ。

 ラーメンは京都でよく食べるタイプの細麺で、スープはあっさり系というか、塩味が濃いめでうまみがそんなに強調されてない系、だったんだと思う。その上に背脂が浮いてました。無料でネギ多めに出来ました。なんとなくシナチクが余分に感じられるほど麺とスープがバランス良かったと思う。餃子はとても美味しかったです。経験則ですが、餃子の美味しいラーメン屋さんでラーメンがまずいことはほとんどありません。ココもすごく大丈夫でした。ただ、わたしはもう少しうまみの多いスープが好きなので、あんまり来ないかなあと思いました。あと、頭ががんがんしていたりして大きな声が聞きたくない時には違うところにするだろうなと思いました。逆に、なんでもいいから大きな声を聞いて元気を出したり泣いたりしたいときには来るかな、とも思いました。メニューに日に限定30食という「葱ラーメン」というのがあったので、次は早めに行ってそれを食べてみたいなと思いました。見かけてすぐ行けてよかったです。新しいラーメン屋さんはのれんをくぐるのに少し勇気がいりますので。

 ‥‥そういえばアパートの下の蕎麦屋さんに少し前からラーメンの張り紙が出てます。どうしたものか。ほぼ顔見知りみたいな感じになってるけど、このアパートに住みだしてからまだ2回か3回しか行ったことないので、行きにくいことこの上ない。でも新しくできたラーメンは食べるべき。どうしたものか。


◇ 都合よく。

 【「着床前診断」の医師除名へ、本人は継続も示唆】 YOMIURI ON-LINE

 この医師の記者会見のようすがTVで少しだけ流れてるのを見ました。どういう意図でそういう発言を行ったのかわからないんですが、蕩々と、着床前診断の安全性と人工妊娠中絶の危険性を比較し、前者が比べモノにならないくらい母体への負担が少ないことを強調する発言をしていました。

 着床前診断と人工妊娠中絶とを比べると女性の体への負担が少ないのは着床前診断の方だ、という判断はきわめて正しいと思う。しかしなぜこの医師は自身の行動、着床前診断の正当性を主張するために開いた今回の記者会見でソレを比較することが必要だと考えたのか、そこが気になりました。

 この医師の行動と発言とが同じ文脈上にあると考えると、この医師は男女の産み分けと染色体異常の診断とを同列に扱い、その思考に基づいて今回の着床前診断を行ったということになるわけだけど、着床前診断をやりたがる人は男女の産み分けと染色体異常の診断とをこの医師のように同列に扱う傾向にあるのかどうか。ないとすればこの医師は何かを都合良く混同してる。また、やはり文脈からいけば「女(男)が良かったのに男(女)だったから」または「染色体異常があったから」という理由での「着床前の受精卵の排除」と「人工妊娠中絶」とを同列に扱っているわけだけど(同列に扱わなければ比較はできないと考えます)、どこまでそれを自覚しているのか。

 恥ずかしいことのように思えますが、わたしの正直な感覚では、同じいのちであるとしても、受精卵のいのちの方が、ヒトに近いカタチをとりだした胎児のいのちよりも、どうも軽いように感じられてしまっている。これが良いことか悪いことかを考えると、わたしとしてはあんまり良いことだとは思えない、でもどうしてもそのように感じられてしまう。わたしには「自分自身が受精卵だったら」を思う想像力が決定的に欠けているのだろうと思う。‥‥だから(?)この医師もそうなんじゃないかと少し疑ってしまう。そして、胎児のいのちを終わらせることと受精卵のいのちを終わらせることとを、この医師は本当に「同列」に扱い、本当に「同列」のいたみを感じながらおこなえるのかどうかを疑ってしまいました。モノとして「同列」に扱っているだけに、全然いのちとして「同列」に考えられていないんじゃないか、って。いや、違うかも知れませんよ。でもいのちとして「同列」に扱ってるならあの発言で正当化することは不可能だし、正当化しようと思うことさえないんじゃないかと思えます。

 妊娠・出産の主人公を、この医師は、産むヒトに限定して考えていやしないか。もう一人、まったく別のヒトも主人公になっていることを忘れてないか。この医師は、自分の患者となったそのヒトの妊娠という事件が、着床前に診断されて排除されるか排除されないかの瀬戸際に立たされたその受精卵が主人公の事件ででもあることを忘れていやしないか。

 ‥‥というふうな感じのことが非常に気になりました。「気になりました」と言うか、現時点では「確信」に分類されてしまいました。

 ではではー。

2004年2月20日(金) 2月21日(土) 3:30 +0900

◇ いま病院です。

 昼頃に起きたら、関東の方にいる先輩から電話がかかってきました。いわく、

 変な日記書いてないで病院行けよおまえ!

 と。‥‥たしかに8日くらいからずっとだしやっぱり変だよなあと思い、外出する用事もあったし病院に行くことにしました。そのときは14:00くらいでした。以前EBウイルスにやられたとき最初にかかった病院が近所にあるのでそこに行ったら、午後の診療は18:00から開始との張り紙でした。用事を済ます前に病院かかるつもりだったのに少し誤算。

 ‥‥そして今はもう午後6時で、待合室です。用事は軒並み終わりました。別に近所の病院に義理立てするつもりはそんなになかったんですが、昼間に開いてる病院がなかったのでココにいます。

 この病院が特殊だから午後の診療が18:00からなんだろうと思っていたけど、どうもそんなに特殊じゃないかも知れない。大学方面からの帰り道にあるから見たことはあったけど一度もかかったことのない病院も午後は5:30からの診療だって書いてあったし、大学そばの(というか本願寺からいちばん近い)診療所は月曜から金曜はおおむね午前中のみの診療で水曜日のみが午後の診療、つまり一週間の半分しか開いてない感じ。「ふつう病院というものは月〜金の毎日、午前9時から午後4時まで開いてるもんだ」と勝手に思いこんでいたわたしの方が特殊みたいです。

 なので、18:00まで待たなくてもどこかで診てもらえるだろうと思っていたわたしは拍子抜けというか予想が外れてげしょげしょというか予定が狂い、とにかく用事だけは半分くらい終わったのでよしとして家に帰り、洗濯し、乾燥機までかけ、そして病院に出かけてきております。

 今は待合室です。証拠というかなんというか、とりあえず病院に来たので開いて打ってます。午後6時ちょうどに来たんだけど、もうすでにわたしの前に二人の患者さんがいらっしゃいます。

 では、直前の人が診察室に入ったのでとりあえずノートは閉じて、『萌え単』でも見ることにします。


◇ いまは家で書いてます。

 もう部屋に帰ってきてます。タマゴとシーチキンとネギをオリーブオイルで炒めた夕食もおいしくいただきました。

 わたしが英単語帳を開いている間、隣の男性は携帯でメールを打ってました。病院内は巡航してる飛行機の中みたいなもんだと思っているわたしは激しく衝撃を受けましたが、きっと病院内は原則携帯禁止、電源も切らねばらならない、という事実を知っていてそういうことをしてるのだろうと判断し、何も言わずにおきました。

 別の場所ですが、原付を運転しながら左手で携帯を持って話しながら坂道をふらふら上って行く人を見ました。すっごい大声で、すごい蛇行で、ブレーキなし運転で、真っ赤になった信号を右折して行きました。ぼくがああいうことをしたら3秒もたずに死ぬに決まってるのでああいうのを見かけるたびに「どうしてこの人は生きてるんだろう?」と考えます。だいたいそこで自分の心の中に攻撃性の高まりを覚えるんですが、今日は周囲の人々がその彼にひどく優しくしてやってるのがわかったので、なるほど、わたしもこういう感じで50歩100歩なのかなあと思いました。多分あれは右も左もわからないコドモのように扱われていたのだと思います。普段のわたしとすごく似てる気がする。

 はい、病院の話題にもどります。


◇ お医者さんが言うには。

 よくわからないみたいです。8日くらいからずっと患い続けているからにはインフルエンザではあり得ないそうです。とっくに治ってないとおかしい。それに高熱が出てるわけでもないならやっぱり流感はおかしい。咳が出てるならマイコプラズマも疑われるけれどそんなに出てないってことはそれもない。 ‥‥ 喉がおかしいのは案外ただの「扁桃炎」とか、そういうのが長引いてるだけなのかもしれませんネ、とのことでした。体や頭の奥がどよーんとだるいというのも、今は季節の変わり目だからだるいに決まってるとのことでした。以上の文脈を総合して延長すると「まあなんともないよただの風邪だよ処方するクスリ服んで寝ときゃ治るよお大事に」との結論が導き出されるのだろうと思います。

 でもわたしとしてはやたらな長患いなので「なんともないわハイお大事に」ではちょっと心配なわけです。昨日「もうほっとくことにします」的な日記を書いたんだしお医者さんにわたしの心の中を代弁してもらえたからには「あんた、名医だぜ」(デニーロふう)くらい言わなければならん。でも、決心して病院に行く人は何か病名が欲しいわけです。でっち上げでも良いくらいです。決心して宗教に行く人には何か救いがないと困るわけです。でっち上げれば良いわけです。決心して告白する中学生には何か返答が必要なわけです。丁稚が暴行したなんて言い訳に過ぎません。

 なので、検査はしてもらうことにしました。量はわかりませんが小さめの試験管に3本くらい血を採ってもらいました。針は刺さってるけど注射器の中が看護士さんの手で見えなくなっていて、ちゃんと採れてるか少し不安だったのでのぞき込んだら「大丈夫ですか?」と聞かれました。「え?」と聞き返したら「血を見て変になっちゃう方があるでしょう?」と。だから血が見えないように、わざわざ死角にしていた?のかもしれません。

 せっかく検査してもらうんだから、今はきっとどこかに異常な値が出ることを切に願っております。「咳があんまり出てないけどマイコプラズマ」あたりの病名が着地点としては望ましいかなと思ってます。


◇ あははははは。

 たぶんクスリが効いてるのでしょう、今はラクです。頭がずいぶんすっきりしてます。嬉しいので初めて『トリック』を見ました。仲間由紀恵かわいいですね。友だちが「品入」とか「許婚」とか言っていたのはコレなんですね。

 わからいなあと思ったのは、あんなに若く若く見える女の子(not仲間)にどうしてあんな大きな子どもがいたのかと、なんで子どもが死んだのを自分への罰だと考えてしまえるのか、でした。それほど世界は自分だけが中心なのか? 子どもは自分の付属物か? 考え方おかしくないか? と思いました。でもそのまま言ってはいけないわけで。婉曲表現って大事なんだなあと思いました。

 なお、わたしの報告論文は「今の興味はこういう方向です。今年度の学会発表はこんな感じでした」という内容で、「論文」よりも「報告」としての色彩が濃いぃです。

 ではでは。

2004年2月19日(木) 2月20日(金) 7:15 +0900

◇ アナライズ・ザット。

 『アナライズ・ミー』の続編『アナライズ・ユー』を見ました。原題は『アナライズ・ザット』です。正直な感想は、「ミーの方が数倍良かったかなあ」です。一箇所すごくカメラワークが下手なところあったりしました。そういえば『清兵衛』にも何カ所か変な感じの接続がありました。カメラ何台かで撮っていて、発言の途中で切り替えて、切り替えるだけじゃなくて時間とかも開いてしまったみたいで声の高さや大きさがバラバラになるっていうのは、世界的に流行ってるのでしょうか。わたしはあんまり好きじゃないです。映画館で気づくことはほとんどないから、DVDは映画館ほど集中できてないってことでしょうか。

 まあまあとにかくこれなら『マクロス・ゼロ』disc2の方がよかったです。こっちはこっちで無茶ですけどねえ、歌で細胞が活性化するのはまあ100歩譲るとして、岩が浮くのはやめてほしいです。巨人がびっくりするくらいで良いです、無茶はいけませんや。


◇ やっと書けた。壱

 明日までに提出の論文(原原案?)が、やっとあがりました。非常に嬉しいです。内容はあんまりですが、とりあえず提出できる、いや提出してしまえるカタチに一応なってくれたのが嬉しいです。というか本当に内容コレでいいのかな。と思ったらたいていダメなんですが、体調悪いし文章書けないしコレで押し切るしかないと思います。関係各位には迷惑をかけられたりかけたり、いろいろです。間違ってますが、それが世の中ってもんです。


◇ やっと書けた。弐

 大学で「研究生」を続けるために必要な「計画書」と、宗学院に提出する「報告論文」も、一応書けました。これらはもともとそんなに辛いもんではないので大丈夫だろうと思ってました。本当に大丈夫でした。前者、友だちには2年続けてまったく同じモノを出したと豪語してる輩がいますが、さすがにわたしはそれが出来ませんでした。してみると、あまり時事的なことは書かない方が良いってことですね、こういうの。


◇ やっと書けた。参

 「鉄人」になってから何も書けてなかったんですが、やっと、短いけど本の紹介が書けました。なので投稿しました。【こちら】 または 【こちら】

 先ほど見た感じではまだ反映のされ方が不十分でしたが、一応リンクしておきます。くれぐれも申し添えておきますが、絶対に買わないでくださいね、この本。今までいろいろ怒りにうち震えながら読んだ本ってありますけれど、この本は怒りも沸きませんでした。あきれただけ。わたしの修論よりも悲惨なモノを嬉々として出版してしまう人の気が知れません。どこか本格的に壊れてるんでしょうネ、きっと。『Midoさん』1月号の対談も対談相手の人が困ってるのに本人はへらへらしてて、すごく寒かったです。有名だけど賢くない人なんて世の中にはいーっぱいいるみたいです。この人はしかし、すごいぞ。昔読んだ学術論文も何がなんだかわからなかった。どうして誰も後ろからひっぱってやらないのか、それがすごく不思議です。このひとは友人に恵まれてないんだろうなと思う。論文はこっそり書いてこっそり投稿しても黙殺されるはずなのに(第三者の視点を経ないで発表される論文なんて論文じゃないと思う)、どうしてこの人の本は何喰わぬ顔で井戸の中まんまで出版されてしまうのだろう?

 誰か言ってやらないと。おまえはすごく恥ずかしいことをしているんだぞ、って。真宗のような顔をされるのはほとほと迷惑なんだぞ、って。あまりに変だから無視していたら、そいつがすごく大きな顔をしだすっていうのもよくあることなので、やっぱり誰かしっかり何か言って担保を取っておかないといけないと思う。そういう理由で一応書いたのだけど、そういう水準まではいってないと思うし、しかもかなりイヤラシイ書き方になってしまった。

 それにつけても悪口が止まらないYO。わたしはやっぱり下品(げひん)なんだなあ。


◇ そして。

 シチューのホワイトソース、今日は成功しました。わたしのシチューは名前が近いだけあってホントにやっぱり美味しいです。最高です。カレーは何度作ってもルウから手作りすると美味しくないのに、シチューはホワイトソースから作ると、作り方を大幅に間違えていたときから、ずっと一貫してすごく美味しいです。

 そして風邪が治りません。というか風邪じゃないんじゃないかという危惧は確信へと変化いたしました。でもまあ、もうだいぶ煩ってるし、インフルエンザかなんかなんでしょう。ってことはクスリ効かないから、解熱剤くらいで頑張るしかないと思う。ということで、やっぱり滋養のあるモノをいただいて頑張ります。

 では、少し眠ります。

2004年2月18日(水) 2月20日(金) 6:40 +0900

◇ 北海道人会。

 水曜日は北海道人会がありました。本願寺派関係です。お寺のひと(寺族)で京都に出てきている北海道出身者が集まって会食する感じの会です。今の時期、本願寺では「宗会」という、日本の国会よりも歴史の古い議会が行われておりまして、地方議員がわらわら京都に集まっていらっしゃいます。なので、各都道府県人会で、議員さんを囲んでのそのような会がたくさん行われているわけです。

 石田は風邪にも負けずその会へ。

 議員さんってすごく気さくな感じの方なんですがやっぱり話すと緊張します。オトナだから当然なのかも知れませんが、1年ぶりの人が多いのに、参加している誰に対してもすぐに正確に名前が出てくるというのは、すごいなあと思いました。わたしは全然まねができません。

 多少やばめの話もすこーし出ていたかなあ。これは議員さんがいたからというんじゃなく、いろいろなところでいろいろな噂や事実が飛び交うわけで、そういう感じでした。本願寺関係でやばめな話と言ったら宝島から別冊が出て本願寺そばの本屋さんでもものすごい勢いで平積みになっていたアレに載ってた話しかないわけですが(と言ってみたものの巨大組織なのでスキャンダルには事欠きません、というか江戸時代から脈々といろいろな水準、いろいろな場所でスキャンダルっぽいことがあるので座標で指定しないとどれなのかもはやわかりません)、面白かったです。頭が痛くなってきました。

 石田はその後、やっぱり風邪に打ち克ってカラオケにまで参加させていただきました。riaの『鳥の詩』が入ってる!とリクエスト本に書いてあったので二回くらい押してもらったんですが、何か不具合があったらしく、歌えませんでした。すごく残念でしたけれど、まっとうな人が多いあの会でそんな、ねえ、いくら大ヒットしたとはいえゲームの中で使われていた曲を歌っても、誰もわかってくれないと思うので、歌えなくて正解だったかも知れません。

 アジアンカンフージェネレーションの『君という花』は、落ち着いて歌ったら、歌詞もほぼタイミングを間違えずに歌えました。よかったです。困ったのは二回歌いたくてたまらんくなったことです。ジャーマンロック?のような確実に刻まれるリズムが心地よすぎます。こんなこと滅多にないなあ。

 そういう感じでございました。

 部屋に帰り着いてからホワイトソースを作りましたが大失敗しました。行く前に煮込んであったシチューの原料は、暖められるだけ暖められて、ホワイトソースが注がれることなく、その日を終えたのでした。

2004年2月17日(火) 2月18日(水) 4:00 +0900

◇ 元気です(うそ)。

 いしだは元気です。

 ウソです。

 どうしたんだろう? 風邪薬を変えてみたけどまだ喉がおかしい。なので風邪のような風邪じゃないような感じでふわふわ歩いてます。外出するときにマスクを着けたら喉の奥が乾燥しなくなってずいぶんラクでした。やっぱりマスクは病原菌云々で言うと健康な人が予防する意味しかなくて、病気になってしまった人がつける分には保湿効果しかないんじゃないかと思う今日このごろ。

 滋養のあるモノを食べよう食べようと思い、タマゴを買いに行きました。そういえばニンジンが余っていたからまたシチューを作ろうと思ってイモとタマネギ、鶏肉も購入。ポカリがなくなりかけていたので ‥‥ 探したけど見あたらなかったのでずいぶん安く売っていた類似品アクエリアス購入。ヨーグルトの飲み物も購入。なんとなくパンも買ってきました。

 タマゴせっかく買ったけど、今日は麻婆豆腐を食べました。滋養滋養! と思ってタマゴじゃなくタマネギをがしがし切って入れたあたり朦朧としてるのかもしれない。変だなと思ったのは、‥‥ まあ味は恐ろしかったけどそれはそれ ‥‥ タバスコや唐辛子をどんどん入れたのに、食べても食べても全然汗をかかなかったことです。いつもならだーだーなのに。サーモスタットのあたりを中心にどこか本格的に壊れたのかな。なんにせよ自分が思ってるよりも体調悪いみたいです。気をつけます。

 と言いながら水曜日はオマーン戦なのに北海道人会なので出かけます。あまり体に無理かけずに、早めに帰ってこられれば帰ってきます。

 ああ。麻婆豆腐、そういえばねぎを入れ忘れてました。(>_<。) いくらなんでも気づくの遅すぎです。ねぎを今あわてて食べてもおなかの中で混ざることはよもやあるまい。

 今日もうひとつ別で変だなと思ったのは、新品の貼るカイロが一つ全然暖まらなかったことです。消費期限まで全然余裕あったのにな。ちょっと解せません。使い終わると普通かちかちになるのにコレはならないし、ひょっとするとメーカで何か入れ忘れたんでしょうか。今は違うのを貼ってます。

 そうそう。

 どなたか、笑い男のスクリーンセーバ持ってらっしゃいませんか? 欲しいです。かなり昔にバンダイのサイトで配布していたような情報を得たり、Stand Alone Complex DVD の何巻かに入ってるらしいとの情報を得たり、なのです

 ではでは。

2004年2月16日(月) 2月17日(火) 5:50 +0900

◇ 長いです(1週間以上)。

 風邪が長引いてます。

 東京に行って帰ってきてからだとしても一週間です。でも、シロウト考えですけど症状が似てるので、たぶんその前の、実家から持って帰ってきたやつが完治してなかったんじゃないかと疑ってます。だとすると個人的な風邪歴では抜群に長すぎる。異常です。小学生の時に苦しめられた「マイコプラズマ」【参考 1 2 3 】という細菌性の病気に次ぐ長さだと思います。‥‥今回も風邪じゃなくてなんか変な病気なのかも知れませんね。

 ‥‥あれ? 免疫は一生じゃないのか(2)。じゃあ案外コレかもしれないな。‥‥それならつまり3週間もすれば勝手に治るわけですね。って、咳があんまり出てない(気がする)からこれでもないのかな。

 そういえば、携帯って電池が一度おかしくなるともう老い先短いですよね。一週間はもちますって書いてあるのに全然あかんくなる。ヒトも、っていうかわたしもあんな感じなのかな。ちょっと悪い風邪をひいたらもういくらプラスにひねっても火がつきにくくなる100円ライタのように。

 いやいや。とにかく早く治ってほしい。

 風邪にしろ何にしろ、肉体と精神は密接に関係しつつ絶縁してるので自分でどれだけ頑張ってもいかんともしがたいのが面倒でもどかしいです。まったくもう。いっそ勢い余って病気平癒のお祈りでもしましょうか、完璧に無駄ですが。暖かくして滋養のあるものをいただいているつもりなのに。そうそう、シチューを食べきりました。最後まで美味しかったです。

 病院行った方が良いのかな。


◇ Avalon。

 こないだ東京で話したら後輩が「映画はともかく音楽が良かったので買ってしまった」と言っていた『Avalon』のサントラ、東京でも京都でも、どこに行っても見つけられませんでした。ふと気づいたことには、わたしはあのサントラを何年か探し続けている。ってことはもうどうやっても無理っぽいので、Amazonで買いました。こちらは品切れにならない限り確実ですね。しかも3日で届きました。

 DVDは早くに買ったし、『灰色の貴婦人』を買えばミッションコンプリートだなあ、なんて思うこともあります。しかし映画を見ればぜったい『イノセンス』のサントラは欲しくなると思うし、少し打ち所が悪かったら「せっかくだから劇場で複数回見るべきだよね♪」とか言い出しそうな気もするので、あんまり変なものは買えません。押井さんはどこが萌えなのかいまいち自分でよく把握しないままで追ってるので、まあ本編と音楽があればそれで良いことにいたします。すっごい機嫌良く聞いてます。


◇ 長いです(4時間)。

 『マタイ受難曲』も、やっぱりCDを三枚も入れたり出したりして聞くのは面倒なのでMp3にしてPCに放り込みました。上からの続きですが、クラシックやシンフォニーを128kbpsでエンコードするのは不安なので、‥‥なんとなく限界ぎりぎり、320kbpsでやってみました。CDにはもちろん負けるけれどそこそこ高密度なので、不可聴領域の出来事ばっかりだとしても、きっと良い音なのだと思います。

 ではでは。ポカリ飲んで眠ります。

2004年2月15日(日) 2月16日(月) 3:00 +0900

◇ おいしいです。

 クリームシチューを作りました。とても美味しいです。今回の勝因は、豚ではなくを入れたことと、ホワイトソースがすばらしく良い出来だったことだと思います。塩加減もばっちりです。食べ過ぎないように注意していただいております。


◇ 風邪ですわ。

 で、今日は伏せっています。どのくらい伏せっているかと言いますと、土曜日帰ってきてからずっとです。そうそう、土曜日は出かける前にシチューを煮込み始めまして、煮込み作業がほぼ終了してから八尾南へ出かけ、帰ってからホワイトソースを作製、混ぜ、一口いただいてから伏せったのでした。日記も更新できず本も読めずの、とても順調な、どこに出しても恥ずかしくないほどの伏せり具合だと思ってます。

 今回の敗因は、直接的には昨日の雨だと思います。別口では、金曜日の夜に風邪っぽいなと思い暖まるために風呂に入り、上がってから元気っぽかったので「なんだ全然大丈夫じゃん?」と誤解したままふらふらしてたので、それだと思います。

 さかのぼれば、友だちんちで風呂に入れてもらって、その後すぐ寝ないでテレビ見たりしてたから、あれもよくなかったんだろうなあ。わたし体質的にどうしても湯冷めしてしまうヒトみたいです。気をつけます。

 今日は寝ながらでも日記が更新できそうなので良かったです。昨日はネタをこねながら、というかこねてるつもりになりながら何も書けずにヨコになっているだけでございました。


◇ おいおい。

 【これが日本のお寺だ】

 以前、先輩から聞いていたサイトです。全国のお寺をほぼ網羅しているデータベースだそうです。

 いきなりですが、わたしが非常に気に入らないのは、お一寺一寺からの掲載許可を得ていないっぽいところです。ウチにはまったくなんにも連絡がありませんでした。なのに載っている。いや、一寺が万寺ではないのかも知れませんが、しかしどうもそういう印象があります。先輩のお寺への連絡はなかったそうです。後輩のお寺も同様。なのに電話番号まで掲載されている。これはいかがなものかなあと思います。ネットに電話番号を載せるなんて、わたしは許可を得ずにやっていいことだとは思ってません。(なお、うちの電話番号めちゃくちゃに間違ってます。どこにつながるんだろう‥‥。)

 あと、検索に「御利益」がデケデケ載ってるってところも変な気がします。どこかのお寺に世俗的な御利益があるとして(仏教の教義に照らせばそんなもんどこのお寺にもあってたまるかってモノですが)、それを目的にするのは変だと思います。たとえばどこかの大学が入学者全員にパソコンを配布しているとして(もちろん学費に含まれている)、それを目的にして大学を選択するのは著しくオカシイと思います。そういう感じです。うーんと。DVD-R/RWドライブにはCD-R/RWドライブ機能もついてますが、それはおまけです。後者がほしいなら後者専用のを4000円で買えば良いのであって、なにも9000円も出すことはないと思います。ええと。お菓子のシールと同じで、本来の目的とおまけとが逆転してしまってるのなら、そこには何か、以前と今とで価値の転換があったということなのだと思います。そしてそれをイヤだと思うのなら、何か考えないといけないと思います。ということで、他者に向かって怒ってるつもりで書いていたのにトゲは全部自分の方に向かっていました。秋に山を歩いていたらつるんとした実が落ちていて、割ってみたら中に向かって棘の生えたクリだった、みたいな感じでございます。


◇ 帯広からイラクへ。

 地元、いろいろあるみたいです。

 【帯広市役所、「無事帰国願い」黄色いリボン 賛否交錯】 朝日新聞

 いろいろなところで見ましたし、【みすとさん】も言ってましたが(2月6日)、わたしもココになぜ「否」があるのか、それがよくわかりません。自衛隊をイラクに派遣することに反対することと、彼らの無事を願うこととは、まったく別のことだろうと思う。‥‥わたしは体細胞に由来するヒトクローン個体を産生する技術の運用には反対ですが、それで着床したと聞けば無事に生まれることを願ってしまいます。そういう感じにならない・ならずにすむヒトってどういうことなのかなあ。世の中にはまだまだわたしの知らないことがいっぱいです。

 【イラク派遣 それぞれの思い】 十勝毎日新聞

 花火大会で女の子が亡くなってしまったときもそうでしたが、ここの新聞、凡百の弱小地方新聞のフリをしておいて、ときどきちゃんと取材して調査して、しっかりした記事を載せます。今回のはいろいろ踏まえてさすがに「主張」する水準までいってないけれど、やっぱりなかなか骨太です。

 地元で頑張ってるといえば、友だちが友だちと仲直りできたようです。「いやー、こうこうこういう感じだったよー」という手紙体・報告体の文章ではなく、どうも照れくさかったのか、まるでエッセイみたいな文章がメールでぽんと届きました。

 内容はそういう感じで、仲直りできて良かったよ、これからが楽しみだなあ、という感慨がいっぱいでした。表面的な言葉を追っていて、友だちが友だちに向かって「おまえ面影ないな」と言った、というくだりですごく笑いました。やっぱり彼はちょっと太りすぎたと思うのだ。

 まあまあそういう感じでございます。下には土曜日の日記も一応あります。

 ではでは。

2004年2月14日(土) 2月16日(月) 1:30 +0900

◇ 八尾南。

 土曜日は月に一度だけ大阪の八尾南というところにご法話を聞きに行きます。なぜ月に一度しか行かないか? それはその会が月に一度しかないからです。次回は3月の13日です。ご一緒したい方はご連絡くださいね。

 友だちの家で待ち合わせて同伴だってJRで梅田まで行き、そこから地下鉄で行ってます。うちから友だちんちまでは自転車です。今日はその道中、雨が降ってました。参ったなと思いつつ、傘を差して不安定に自転車をこいでいたら、前から、なぜかこっちに寄ってくる自転車がいました。なんだろう?このままだとぶつかるんだけど? と思いつつココロもち睨みつけながら進んで行くと、 ‥‥ まあだいたいそういうときのお約束で、こないだ二人で7時間飲んだ友だちでした。やっぱり今日の雨は予想外だったようで、かなり濡れてました。無事に帰り着けたろうか‥‥。

 (ぶつからなくて本当に良かった。)


◇ 多い。

 そのお説教の会、毎回そんなに混まないんですが、今回はかなりヒトが多かったです。びっくりしました。ご法話はご法話でして、マックス・ミューラーが出たり、竺法護が出たり、タテにもヨコにもかなり広がってました。昼間か前日かに婦人会の報恩講があったんだそうで、ぜんざいをごちそうになったりしました。

 善悪の基準を自分の中にはっきりくっきり持つことほど自力っぽいことはないんだ、みたいな話が心に残りました。それを越えていくのが仏教なんだよ、という。あはは、あはは、俺逆、逆すぎ、そして生命倫理系の方でも何でもそういうことばっかり言ってるし、みたく思って、ちょっと落ち込みました。どうしたもんかのう。


◇ 並べるか。

 帰りの地下鉄の車内、売り切れ続出、かつ100万部突破というニュースにもなっている文藝春秋3月号のチラシがかかってました。【たつみさん】もおっしゃってますが、そら芥川賞を二冊とも収録したら売れるに決まっとるがな。あれは良いのかね。二冊別々に買うより全然安いじゃないか。そもそも芥川賞は既刊書の中から選ぶわけだから、あんなふうに全文収録してしまったんでは河出書房新社がかわいそうです(もう一方がどこから出てるのかは知りません)

 チラシには、綿矢りさの、そこそこ大きめの写真が載ってました。正面からのカットで、なかなかかわいかったです。電車に吊られてる広告を持って帰ってしまう人がいるっていう話をよく聞きますが、その気持ちが初めてわかりました。綿矢氏の写真の隣には『蛇にピアス』のヒトの顔も載ってました。こちらは昔懐かしの「だっちゅーの」のポーズに見えなくもなかった。まったく持って帰る気になりませんでした。多分カッターかはさみを持っていたら綿矢氏のところだけ切って持って帰ったかも。この二人を並べてはいけないと思います。かわいそうです。

 いやいや。

 綿矢氏の顔にしばらく見とれてから、同じチラシの中に畳輪袈裟をかけた御門主さんの写真も掲載されていることに気づきました。ハサミもカッターも持ってなくてよかったです。

 ではでは。

2004年2月13日(金) 2月14日(土) 4:20 +0900

◇ 寝ます。

 寝てます。一応、伏せってます。のど風邪。

 おりんさんちにおりんさんの結果があったので、そこからリンクをたどって、わたしもやってみました。脳の年齢や男度・女度などがわかるようでした。

 【俺って若いらしいよ。】 もちろん「若い」と「バカい」は同じ意味ですよ。そして「何か文章を書くと誤字、脱字ばかりになる」んだそうです。気をつけないとね。でもって脳は 【男と女のボーダーライン】 上にあるのだそうだ。

 結論。「ほっとけ」。あるいは「当たっとらん」。


◇ 痛い。(>_<。)

 さっき変なところに手をぶつけて(実はどこにぶつけたのか今も思い出せていない)、右手の親指の付け根の柔らかいところ、と言うよりむしろ人差し指の付け根の、骨がもはや「手の甲」を構成しているあたりのヨコが痛いです(ああ、言葉って不便)。人差し指が[B]や[N]を打とうとするたびに痛い。別の指がキィを打っても痛い。薬指が[Back space]あたりを一回押しても痛い。っていうか、わたしのタッチタイピング微妙に変かもですね。いや、しかしほんと、どうしてこんなところをぶつけたんだろう。何にぶつけたんだろう。

 ま、明日起きてみて深刻化していたら湿布でも貼ろう。


◇ 論文。

 「こういう論文を書いたら面白いだろうと思うんだけど、誰か書いてくれませんか。ははは。」みたいなことを言うヒトよりも、「こういう論文を書いたら面白いだろうと思うんだけど、まだ書けていません。ははは。」みたいなことを言うヒトの方が、わたしは好きです。

 前者も後者も自身の興味の範囲を開陳してるだけで、茶飲み話である点で同一だと思います。ただ、前者は仮想された論文の中身がタイトルから章立てからいちいちの議論から何から何まで、着想以外そのヒトのものでは全然ないわけだし、いや、着想だってもともとどこかに転がってたり誰でも思いつくものである場合がほとんどなので、少し長めに咳払いしてるくらいの意味しかなくて、その言葉を聞くこと自体が時間の無駄だと思う。イライラしてくる。

 それに比べて後者は本質的につぶやきであり、つまり自己完結している。それでいて、話者がそれを思い出すたびに感じているであろう切実なもどかしさのようなモノがこっちにも伝わって来て、冷汗や謎汗をかく瞬間のそわそわ感を共有できる。

 と思う。

 できたから何? っていうのを考えると、別にオチもなんもなくて困るわけですけれど。なんとなくわたしは前者より後者の方が良いと思ってます。

 ああ、そうか。

 論文の着想なんてゴマンと思いつくわけです。でも、いろいろ調べていくと全然つまんなくなって完成しない論文もあるし、面白いんだけど収拾がつかなくなって日の目を見ないものもある。着想だけを手ごねしてるときがいちばん楽しいし、いちばん無責任だと思う。そして着想を論文を呼ぶことはなく、書かれたモノをのみ論文と呼ぶのである。だから着想をそのへんに撒き餌のようにばらまかれてもなんか違う気がしていやな気分になるんだと思う。


◇ 折るなよぅ。

 なぜ近所のスーパの店員さんは目の前で九条ねぎを二つに折るのだろう? 折らないと持って帰れないと思っているのか? 折った方がうまくなるのか? そんなこと絶対的にあり得ないと思うが、もしそうだとしても、購入者に一言くらい断ってほしい。せっかく活きの良いのを選んで買ったつもりなのに、「フフン。あんたみたいなシロウトの買った九条ねぎの活きが良いわけないじゃない、活きが良くないから、ほら折っても全然いたまない。だから折るのよ」って無言で言われてる気分にさえなってしまい、がっかりする。

 はい、すごく誇張しました。

 とにかく折る理由が全然わからない。手をかければかけるほど丁寧だと思っているのかな。でも野菜なんてなんもせんければせんほど新鮮なんだと思う。違うのかな。

 ハイ。こんなとこにうがーうがー書いてないで、今度「モシモシ」って聞いてみます。

 ではでは。

2004年2月12日(木) 2月13日(金) 1:33 +0900

◇ 寝ます。

 某掲示板で暴れかけてる人がいて、その人に、誰かに頼まれたわけでもないのに交通整理的な返信を書いてみました。しかし、今のわたしすごく酔っぱらっているみたいで、素面の、普段の俺がこんなにすらすら論理的なこと書けるわけないのに、今の酔っぱらいの俺がさっぱりきっぱりくっきり反論できたような気がしているから、危険だと思って、一晩寝かせてみることにしました。明日起きてもう一回読んで、それで推敲して、そして某掲示板に載せたいな、と思ってます。やっぱり他者の掲示板に投稿する時ってそういう配慮をすべきだと思います。というかお世話になってる先生(習ったことはないけれど倣おうとしている)の掲示板なので、余計に‥‥。

 というふうに考えると、つまりわたしは酔っぱらっているわけだから、日記書かずに眠ろうと思ったわけです。昼間に結構な分量書いてるし、まあ今日はいいか、みたいな。

 ではでは。この下が今日の昼間の日記です。

2004年2月12日(木) 2月12日(木) 14:00 +0900

 そりゃ細胞質が同一だからだろう。

◇ 体細胞クローン技術によるES細胞の培養に成功。

 こんにちは。いしだです。洗濯しながらネットニュースをチェックしていたら気になる記事が見つかったので、今日は真宗の勉強会があったりするんですけど、いつものわたしらしく真宗そっちのけ、かつ生半可で中途半端な生命倫理学的知識をもとに考えてみたいと思います。まず当該記事へのリンクはこちら。 【読売 On Line】(2004/2/12/12:31 読売新聞) 。

 わたしは、これはとても画期的なことではあると思います。それは認識しています。良いか悪いかはよくわかりません。いくら同意があると言っても女性のカラダをモノとして利用しているような気がかなりします。でも臨床医療は今までそういう感じで進歩・発展して来たものだし、わたしもその恩恵を受けているからこそインフルエンザでも死なず、タチの悪い風邪をひいても死なず、マイコプラズマでもEBウイルスでも死なず、はしかにもかからずに32年もの長きにわたっていっぱい食べてちょっと働くという生活を続けることができてるわけだから、コメントを求められたら、ガクジュツ的なところからはいろいろ言えても「じゃああんた今まで何をしてきたのさ?その立場から言ってごらんよ?経済と自分との関係から何か言うべきコトはあるのかいさ?」と問われると「もごもごもごブクブクブク」としか言えません。

 以下、前者の方で。 (^______^)

 「生命」の始まりがどこなのか? という議論は当然また出てくると思う。キリスト教の方面ではそのような議論が活発になるのでははないかなと思います。

 「悪魔の技術だ」と言って非難する輩は人間の自由意志を妨げる権利がどの人間にもないことがわかっちゃおらんのやねん!」的な似非「論理」のハリボテで武装して乗り出す変人とかも跋扈するんでしょう。

 けれど、現在の技術の限界点を言えば、‥‥この記事には

研究グループは、同意を得た女性から卵子と、体細胞(卵巣の卵丘細胞)を採取。核を除いた卵子に同じ女性の卵丘細胞の核を移植して作ったクローン胚を育て、ES細胞を採取することに成功した。

 とあります。これは、卵細胞の細胞質と体細胞の細胞質が同一だから成功したのだろうと思います。または卵細胞のミトコンドリアと体細胞のミトコンドリアが同一だから成功したと言い換えても良いと思います。わたしは、現在のコレの限界点はココにある、と考えています。

 以前こちらのサイトで粥川準二『クローン人間』集英社新書の紹介を書きました。 【こちら】 です。その本の中に、体細胞クローンを産生して臓器を取り出し元のカラダに移植しても拒絶反応の出る場合がある、という記述がありました。わたしに確かめるすべはありませんが、それが本当なのだとしたら、‥‥体細胞核の遺伝子だけが拒絶反応をひきおこすわけではない、ということになるんだと思います。別の核の情報、つまり体細胞の中にいる何か別のモノが引き継いでいる情報、たぶんミトコンドリアの遺伝子も、拒絶反応に一役買っているのだろう、と思います。

 ミトコンドリアの組成?か何かが著しく異なっている場合は、同一な核遺伝子である体細胞クローンであっても、拒絶反応が起こるのだろうと思う。

 今回成功した例は、同一の女性から卵子と体細胞核を取り出してES細胞を作ったわけだから、ミトコンドリアも同一なわけで、そりゃ拒絶するわけがない、と思います。でも1/242なんですね‥‥‥ では他にも何か要因があるんでしょうね、拒絶反応の。とりあえずわたしのわかる範囲では、それはミトコンドリアか、他の体細胞質の何かなのだろうと思います。ミトコンドリアは女性の場合ほぼまったく変わらずに引き継がれるそうなので、ひょっとすると減数分裂の時に体細胞質の何かが折半されるときによくわからないことが行われていて、それが原因なのかも知れません。

 ともかく同一の個体から卵子と体細胞核を取り出して掛け合わせたのなら成功率は飛躍的にアップすると思います。‥‥飛躍的にアップしてもまだ1/242。でもこれは画期的だと思います。

 対し、これが他の人の卵子と他の人の体細胞核だったらどうなるのか? ‥‥まだ成功した例はないようです。

 ここでふと「オスの場合どうなるのかなあ?」という疑問がわいてきます。周知の事実ですが、オスには卵を作り出す能力がありません。ってことは、この技術では成功率ゼロです。また、このままの研究を進めていって女性の1/242がもう少し高い確率になり、そしてES細胞を培養して臓器などを作り出す研究も今とは比較にならないほど進歩して、それを男性にもなんとか応用できるようになるとしても、 ‥‥ 女性の卵子を借りなければその技術を男性が使うことはできない ‥‥ という状況が続いているかもしれません。

 もちろん、将来的には卵細胞を使わずにやれるような道筋が確定されるのかも知れません。しかし人工臓器もまだ開発半ばだし、ES細胞で組織は作ることが出来ても心臓一つを「ころん」と作ることもまだ無理のようだし、 ‥‥まだ当分かかるんじゃないか、と思えます。

 でも、これは本当に画期的なことだと思います。使えるモノになるのかどうか、いつ使えるモノになるのかどうか、まったくよくわかりません。しかし、「アンシブル」や「タイムマシン」と同様、すばらしく画期的な発見だと思います。

 (中途半端で経済音痴的な余談 ↓ )

 これが韓国でなくアメリカなら、すぐにコレを成功に導いた諸技術の特許を各国で取得して、一気に囲い込んで一人だけウハウハ状態に持って行くところですけれど、さて、韓国はどうするのかな。 ‥‥ もちろん日本でもたぶんウハウハに持って行くと思いますよ。「負けるとすべてを失うゲームに参加させられてしまっている」(立岩真也『自由の平等』岩波新書)【立岩公式サイト】われわれとしては、多分そうせざるを得ないんじゃないかとも思います。たぶん誤解される向きはないと思うのですが一応断っておきますと、わたしが経済音痴であると言ってるんであって、引用文の方がそうだと言ってるつもりは毛頭ありません。また、そのように読める文脈でもないと考えております。

 はい。お昼の日記でした。

 これから洗濯物を干します。

2004年2月11日(水) 2月12日(木) 3:33 +0900

 やっと今日の日記。

◇ まだ喉が痛い。

 こないだの風邪もそうでしたが、今年の風邪は、わたしの場合は喉に来るようです。今も少し痛いです。でも風邪薬のおかげでかなり抑えられていて、ラクです。昨日麻雀を諦めて早めに帰ってきて本当に良かったと思います。不作法なことをしまくりでスミマセン。


◇ 買物。

 明日、借りていたDVD-R/RWドライブを返すことになっています。それをケースから取り外して ‥‥ 前に入れていたDVD-ROM CD-R/RWコンボドライブを搭載するのは何となく気が引けたので、駅の方に買いに行きました。後輩によると京都市内でも8000円台で購入可能だということだったんですが、駅のそばの一軒目にはありませんでした。後輩の話だとバルクっぽかったのに、HDDのバルクはいっぱいあったけどDVDドライブのバルク品は非常に数が少なかったので、これは店が違うんだろうと思って寺町の方に行って回ったら、見つかりました。念のためにネジも買って帰りました。もう設置しました。Gatewayのフルタワーケースと完全に同じ色で、とっても相性が良さそうです(見た目)。ちゃんと認識もしてくれたし。あとは今日明日で一枚二枚焼いてみて、それからです。

 駅も寺町も水曜日なのにやたらヒトが多いなあと思っていたら、今日は休日だったんですね。そういえばそうでした。だから10日もわたし東京にいれば良いじゃないかという話になっていたんでした。いやはや。曜日があんまり関係ない生活というのは、良いような悪いような、ですね。


◇ 萌え単。

 『萌え単』を買いました。‥‥いまさら説明は良いですよね? どうしても想像できない・わからないという方は【こちら】をどうぞ。見た瞬間に「わかってしまう」こと請け合いです。

 買ったは良いんですが、糊がついているべきではない部分に糊がついていて見た目が非常によろしくない、ということにいま気づいたので、明日さっそく取り替えてもらいに行こうと思っております。レシートも無事に見つかったし。夜には別の用事もあることだし。


◇ 暗い。

 風邪ひくと目にも来るのか、それとも最近とみに老いて来てる自覚があるから年のせいなのか、暗闇で、無灯火で走ってこっちへ近づいてくる自転車、今まではポオズとして「見えない」だったんですが、近頃では「本当に」見えません。危ないことこのうえない。もちろん、灯火の自転車も、無灯火で歩いてるにんげんも、ともによく見えます。

 まあどっちにしても、気を付けるに越したことはないです。

 そういえば、車を運転しながらの携帯電話使用は通話もメールもどちらもイホウになりましたよね。アレはそんなにがみがみ言わなくても良いんじゃないでしょうか、だって車はウソでも免許とってるわけだし、それにブレーキ踏むのは足なんですから。って薄弱な根拠ですね。やっぱりだめですね。

 ともかく、わたしは自転車に乗りながらの携帯使用を取り締まってほしいです。そっちのほうが車よりよっぽど危険だと思います。

 理由 ↓

  1. 自転車のブレーキは手でかける。携帯電話を持っているとブレーキは前後どちらかしかかけられず、危険がそれだけ大きくなる。
  2. とっさに携帯からハンドルへ持ち替える場合、つまり携帯を落として両手で安全をつかもうとする場合、車を運転しているなら車内に携帯を落とすだけですみ、落下距離は短く、下もほぼ絨毯的なふわふわであり、破損はほとんどない。だが自転車からでは落下距離も長く、しかも堅い車道や歩道に直接たたき落とすことになる。また、後続に踏まれる危険も大きい。それを考え、とっさの場合の反応が比較的遅くなると考えられる。
  3. 車より自転車の方が歩行者と距離的に近く、何かに気を取られているとぶつかる危険が大きい。
  4. 車は車道を走っており、車同士でぶつかる危険があるため話している人間にも相当な死のリスクがある。歩行者を巻き込むおそれがあるのは交差点のみである。だが自転車の場合は多くが舗道を走っており、車とぶつかる危険は異様に少なく、かつ自分と同等か自分より弱いモノを巻き込む危険だけが大きく、ぶつかっても全然安全であることが大きいという甘えがある。気がする。
  5. 自転車は免許制ではないので交通法規の周知徹底が不十分であり、比較的、車を運転しながら携帯を使用する者が自覚的に法を犯して携帯を使用している場合よりも安全に関する認識が低い。その分、危険も大きい。

 ‥‥なんだ、この程度か。1.と2.は好きなんですが‥‥。

 車ももちろんやめた方が良いと思います。なので、「そっちをイホウにするならこっちもイホウにしたら?」という、そういう、より緩やかな話にした方が良いかもです。


◇ 『自虐の詩』。

 NHKマンガ夜話【公式サイト】、今度は2月23日からだそうです。で、第三夜、たぶん2月25日はわたしの好きな業田良家『自虐の詩』なんだそうです。まだ読んでない方はぜひぜひこの機会にお試しください。わたしには、なんかとてつもなかったです。うははうははと笑いながら読んでいたらいつのまにか谷底に突き落とされてしまっていて、あとは主人公と一緒に歩むほかなかった、みたいな、‥‥うまく言えないや。西原理恵子の『ぼくんち』みたいな感じ、とでも言いましょうか。

 ほんと良いです。

 ではそんな感じで。

2004年2月10日(火) 2月12日(木) 2:00 +0900

 火曜日も辛かった。

◇ 帰京。

 本格的に眠くなって、体調も激烈に悪くて、困ったなあうーん、うーん、とうなりかけた頃に夜が明け、始発が走り出す時間になりました。なので友だちと一緒に高田馬場から東京の方へ行きました。「やっぱ今日の夜の麻雀は不可能です。後輩と先輩によろしくお伝えください」と言い残して、東京駅で見送ってくれた友だちに手を振って、6:36発のひかり301号に乗って帰ってきました。

 京都の直前で携帯の目覚ましが鳴るようにしておけば寝入っても大丈夫! と思ってセットしたんですが、音が鳴るのはマナー違反な気がして、そうするとブルブルで起きないといけないんだけど、試しにやってみたら全然起きられる衝撃ではなかったのですごく不安になりました。実際には断続的に起きたり寝たりを繰り返して、たまたま京都に着く前は起きていたので、大丈夫でした。


◇ 部屋に戻る。

 午前11時ころ、部屋に戻って換気扇のスイッチを入れたら、ぶるんぶるるるるんぶるるるん、みたいな変な音がしてから、劇的に静かになりました。たぶんホコリが変なところにひっかかってるんだろうと思います。その後も時々音が大きくなったり静音ファンみたく静かになったり、変です。後で外して見てみないといけません。

 「鼻うがい」をしたら、左の鼻は詰まったまんまで何も出てきませんでした。でも右はかなりしっかり通るようになって、息がすごくラクになりました。それはそれは劇的で、やっぱりつらくても鼻うがいするもんだなあと思いました。

 寝不足で疲れているし、風邪で体調変だしで、ともかく眠りました。眠れるだけ眠りました。何度めかに目覚めたら夜の9時過ぎでした。てっきり水曜日だろうと思っていたのでプロジェクトXを見ることもなく、近所のスーパに買い物に出かけ、インスタントラーメンにもやし・豚肉・ねぎ満載という豪華トッピングでご飯をいただいて、その後もどんどん眠りました。

 10日はそんな感じで終わりました。

2004年2月9日(月) 2月9日(月) 2:30 +0900

 うにゃうにゃ。

◇ 待ち合わせ。

 いま高田馬場の待ち合わせ先、大学時代ずっとお世話になっていた居酒屋さんの跡地に出来た居酒屋さんです。

 待ち合わせは19:00です。いま19:04です。なんとなくまだまだ誰も来そうにないのでこんなことをしてます。定期試験終了後の月曜日だからでしょうか、学生に見える客はあんまりいません。というか、わたしの他にお客さんが3人しかいません。全部学生ふうの男の子たちで、ひと組です。

 と書いていたら、新たにひと組入ってきました。こちらは女の子3人。学生ふうです。高田馬場は夜の始まるのが遅いってだけなのかな、ひょっとすると。

 ‥‥ちょっと混み始めたようです。新たに2組入ってきました。でも待ち合わせしてる相手たち(先輩・同輩・後輩)はまだ来ません。いま19:11です。まあまあ、こんなもんなのかもしれません。


◇ 風邪ひいたらしい。

 今日朝起きたらやたら喉が痛くて、まだ痛いです。のど飴をなめてるときはラクです。風邪かな? と思いつつ、理由があって病院についていったら、そのときに完全にやられたのか、その後すごくしんどくなりました。待ち合わせまでだいぶあったので早めに馬場の方へ出るのをやめて、2時間くらい寝かしてもらいました。

 ちょっと回復してます。でも ‥‥ コンビニでリゲイン買って来るの忘れました。飲み終わったら服むことにすれば大丈夫かな。ますます手持ちぶさたになってきた観があるので、少し閉じます。


◇ 付記。

 京都で書いています。2004年2月12日1時頃。

 月曜日は完全に風邪でした。居酒屋さんでノートを閉じてほどなく先輩から電話がかかってきて先輩が到着、その後すぐに後輩も来てくれて、高田馬場の居酒屋さんで「チシュウ、日本酒のんだら風邪なおるよ」と言われながら飲んだり、後輩に似たヒトを京都その他で何度も見ていたつもりだったのに髪型が全然変わっていたので彼ではなかったことを知ったり、土・日と泊めてもらっていた友だちから「泊めてもらうところ決まらなかったらうち来て良いよ」という電話がかかってきて、ひょっとすると泊めてもらえるかも知れないけれどダメだろうなあと思っていた友だちが、そもそも居酒屋にまったく現れないままだったのでわけを話したら「まだあいつ来てないの?」と言ってすごく笑ってくれたので言いやすくなって「スミマセンお世話になります」と返したり、してました。

 だいぶたってから友だちがやっと現れて、しばらく飲みながら話していたら「今日はカラオケに行って朝まで。明日の昼にどこかで眠れば回復するだろうから、そしたら、明日の夜はあさってまで打とう(麻雀)」‥‥という話になったので、さっき電話をくれた友だちに電話し直して、「やっぱりきみんちに泊めてもらわなくて良いことになった」と、断りの電話を入れました。


◇ よく覚えていない。

 飲みながら、わたしが10年くらい前にどこかでKという後輩を「おまえとYくんとはたしか同じ高校だったよなあ。じゃあ蹴る! だから蹴る!」と言って蹴りまくっていた、という話を聞きました。‥‥まったく覚えていません。酷い話です。なんでそんなことしたんだろう? と思って記憶を辿ったら、おぼろげに思い出してきました。まあ本当の理由はそんなんじゃなく、いろいろ思い出して鬱々としていたとき、たまたまKがそばにいたから蹴ってしまった、ということなのだろうと思います。理由なんてなんでも良かったんじゃないでしょうか。笑いながら蹴っていたんだそうです。それは覚えてない。ますます酷い話だ。ひどく痛かったんだそうで、その後、その後輩が飲み会でつぶれると、周囲にいる心ない方々が「K、チシュウへの恨みはどうした?」みたいに話しかけて、そうするとKは「チシュウゥゥ!」と言って(呼び捨てらしい)復活したんだそうです。うーん、やっぱり無闇にヒトを蹴ったらいかんということなんでしょう。(まあKなら良いかな? という気も少しします。いや冗談ですよ。)

 その後、先輩は翌日の麻雀をとても楽しみにされながら帰って行かれました。残った3人でカラオケに行きました。が、よく覚えていません。結婚式に行くみちみち・帰るみちみち友だちんちの車の中で聞いた、アジアン・カンフー・ジェネレイションの『君という花』という曲を入れてまったく歌えなくて友だちや後輩に歌ってもらったり、体調やっぱり悪すぎて寝っ転がったり、そんな感じだったのは覚えています。そうだ、そういえばU2の『With or Without You』は歌わなかったんじゃないかと思います。でもstingの『Desert Rose』を入れて唸っていたのは覚えている。歌詞わからんもん入れても歌えないっす。

 ソフトドリンク飲み放題のコースに、プラス焼酎のボトル一本、というふうにしました。後でいろいろ検証していたのを聞いた感じでは、どう考えてもそれが一番お値打ちだったようです。

 Kじゃない、一緒に飲んでボンジョビなどを歌っていた後輩も帰り、友だちと二人きりになってからもわたしは歌ったり寝っ転がったりしてました。寝ながら歌うと声が全然だめですね。やっぱり体起こした方が気道に良いんでしょうか。それにしても友だちは元気だったなあ。セプテンバーが聞きたかったなあ。

2004年2月8日(日) 2月9日(月) 2:30 +0900

 楽しい式でした。

◇ 結婚式。

 今日は京都からはかなり遠く、昨日から泊めてもらってる友だちの家からは自動車で1時間くらいのところの会場で、先輩の結婚式でした。

 招待状を出しても良いかね? という電話をもらったときかその少し後か、「いろいろ楽しい感じにすると思うよ」みたいなことをたしかおっしゃってて、まさにそんな感じの式でした。

 キリスト教式の、チャペルでの結婚式がまず良かったです。地元の友だちの時もそうだったけど、きちんとした牧師さんが本気で司婚するタイプのだったし、聖歌隊もついていたし、厳かで、本当に丁寧に丁寧に、練り上げて作られていた感じがしました。指輪のところとかちょっとうるうる来ました。「間/ま」って大事なんだなと非常に思いました。本当に涙を流してる参列者も少なからずいたし。

 挙式の後、チャペルの階段を降りると『耳をすませば』や『猫の恩返し』に出てきたアレっぽい街並みがあって、その中の一軒の「おうち」みたいなのに入っていくと会食の席が設けられていて、そこでパーティ、お斎でした。パーティは、「披露宴」から余分なものを排除して排除してブラッシュアップし、それをアレンジしまくってるうちに非常にアットホームなものになり、かつ、一般的な披露宴よりはもっと豪華なモノになった、という感じがしました。

 すっごく楽しかったです。新郎新婦がすごく楽しんでたし、こっちも楽しかったし、そしてほんとに全部丁寧で、よかったわあ。ハウスウエディングって良いですね。

 ‥‥職業病か研究者病か、ともかく「仏教関係者」の立場から感じたのは、「たぶんキリスト教徒でないのにチャペルで挙式する人たちが夢見てるのはコレなんだろう」、ということでした。「じゃあ仏教でもコレと同じコトをとりあえずやっちまえば良いんじゃないか?」とも。そうじゃなく、ただ式をチャペルで挙げたいっていうだけならば、非日常なものを求めているからチャペルに流れてるってことだけかなと思いました。だとすると仏教式の挙式もめちゃくちゃ非日常的なので、やっぱりとにかく頑張らないといけないんじゃないか、と思いました。

 神道式の結婚式は「伝統」みたいなもんになってしまってるので(たかだか50年で伝統か。まあサークルの伝統芸は20年で伝統芸になったけど、そのおかしさは把握していたつもりです)、そんなに遊べないと思う。仏教式の結婚式も、格式張った方法をとっているので、同じく遊べない。そこに残っていたのが、キリスト教式の結婚式だったんだろうかなあ、と思います。遊べる要素、自分でアレンジできる要素がないと、絶対楽しくないと思います。「型」にのっとりつつ、自分の独自色も出しつつ、やれれば良いんだな、みたいな感じです。

 先輩、花嫁のお父さんがお嫁さんをエスコートして式場に入ってくる、式のいちばん最初のところでニヤけまくってました。ちょっと普段は見なかった感じの顔だったんで不思議に思っていたら、やっぱり緊張しまくって突き抜けてしまい、何もかもがおっかしくて仕方なくなってしまっていた、とのことでした。

 いやしかし本当に良かったですよ、初めてお会いした新婦さんの人となりのようなイメージも一日でできあがったし、 ‥‥ 「自分もこんなふうにやれたらいいな」って思いました。

 だから「仏教でやるとしたらどうなんだろう?」という変な発想に行ってしまったんでしょう。わたしはどうやってもチャペルで挙げるわけにいかんので。別に物理的には何の問題もないんだけど、でもわたしがキリスト教式でやるってことはキリスト教の信仰・真宗の信心、両方への侮辱になります。かつ、良心に恥じる気持ちを一生引きずることになってしまう。

 もごもご。

 ではでは。今日はねます。もっと書きたいけどそれは明日のヒマな時にでも。そうそう明日も東京にいることにしたので、月曜日のうちに帰京する予定ですというのは綺麗になくなりました。(いま自分の書いた文章がすごく読みにくいということに気づいた。きっとこのカッコの内部もそうなのだろう。)緊急の用事がもしある方は携帯によろしくお願いします。

 っていま書いてもアップするのこの分では火曜日だから間に合わないね。

 っとっっともかく、おめでとうございます。おやすみなさい。

2004年2月7日(土) 2月8日(日) 8:00 +0900

 書き始めは新幹線の中です。

◇ 早起き。

 今日はわたしとしてはとても早起きでした。新幹線、指定席の時間に間に合うかどうかすごく不安だったせいもあるし、昨夜、先輩がひさびさ出てこられていたので一緒に楽しく飲めたこともあって(そういえば会計が不明だな?)アルコールが抜けるときに起きる感じで起きられたのもあると思います。

 ともかく予定の新幹線よりだいぶ早い時間に駅に着いたので、一本早めのに変更して乗りました。席が「E」から「A」になりまして、どうもこの席は南側で富士山にダイレクトな方向とは思えません。惜しいことをしました。次は気を付けようと思う。

 京都を出て20分くらいのところです。大きな山が見えます。


◇ 広くて。

 帰省のとき飛行機に乗ります。外から見ると小さなかわいい感じの飛行機で、乗ると当然すごく狭いです。席と席の間もすばらしく狭い。で、この新幹線は席と席の間が素晴らしく広いです。本当に久しぶり過ぎて、一体どういう列車だったか完全に忘れてました。もし十勝まで新幹線が行くようになったら、広さでいったら8時間くらいかかってもわたしはこっち乗りたいです。キィの打ちやすいこと打ちやすいこと。しかもこの肘掛けの理想的な高さといったらどうだ。(腰掛けて膝に置いて打って自覚できる左足と右足の長さの違い‥‥)

 いや、距離的に8時間は無理か。そらきっとリニアだ。そしてリニアの車内はなんとなく狭そうな気がする。 ‥‥じゃあやっぱり飛行機かな。

 それ以前に、青函トンネルを新幹線が貫く日は来るのだろうか。

 新幹線、待っていたら、東京行きの「のぞみ」が3分間隔で出ました。駅までの地下鉄は、前のが出た直後で15分待ちました。もちろん時間にもよるんでしょうけどJRってやるときはやるんですね。


◇ なんだろう?

 新幹線が新横浜駅に着いて、降りた人たちが階段へ向かうのをぼーっと眺めていたら、黒っぽい服を着た人たち5〜6人に囲まれて、後ろえりをひっつかまれて引っ立てられていく男性がいました。心もち目がイってるように見えたかな。なんだったんだろう?


◇ 変わったり変わらなかったり。

 東京に着く前に新幹線が品川に停まったので降りて、山手線で馬場へ向かい、東京に住んでいた頃ずっとお世話になっていたお寺へ、久しぶりに挨拶に行きました。

 高田馬場駅はいろいろ工事をしたんですね。山手線と西武新宿線の乗り換えがしやすくなってるように思えました。街は変わっていくもんなんだなあと思ってお寺に向かったら、そこの駅はなーーんも変わってなくて、お寺もあんまり変わってなくて、いろいろ思い出されました。

 東京の人は関西の人に比較すると雑踏を歩くのが上手な気がします。人が多すぎるから自然にうまくなるんだろうか。で、乗り換えに若干とまどいつつ、特急に乗るべきか快速で行くべきかいろいろ悩みつつ、夜は友だちの家にお世話になっています。子どもたちがにぎやかです。「暴れモード」ってすばらしい。奥さんが「ヤフーのトップに『森進一の新曲がGLAYを抑えて1位になった』って書いてあったよ?」と言ったのでいろいろ手を尽くしましたが本当かどうかよくわかりません。最後には、それは前にもあったように2系ではないか? という感じで落ち着きました。

 土曜日はそんな感じで暮れました。最後の段落だけ日曜の朝に書いてますが、他は「なんだろう?」まで新幹線の中でした。今朝の『アバレンジャー』の最終回は見ましたか? わたしは初めて最後の5分くらい見ました。よくわかりませんでした。『ブレイド』のオープニング、やってることはロボコップと何も変わらないのにどうしてそんなに格好良く見えないんだろう? 撮影方法かな? と思いました。

 ではでは。

2004年2月6日(金) 2月7日(土) 3:00 +0900

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 今日はがんばってます。

◇ バイト。

 バイト先の予算がほんの少しだけ残っていたので、 ‥‥ 全部使い切らないと残りが回収されてしまい、それはもったいないので ‥‥ 買い置きのできる消耗品を買いました。CDとかテープとか、そういう感じです。絶対的にわんさか必要です。どういうふうに買えばいっぱいいっぱいで買えるのか考えて、生協の人にいろいろお世話になりました。「今日が予算執行の最終日なんですか? こういう買い物をされる方が多いようですネ」とのことでした。

 残りは5円になりました。すばらしい。


◇ ひさびさ更新。

 去年の暮れから全然更新してないサイトがありました。ときどき思い出してファイルそのものは更新用のをいっぱい作ってたんだけど、それはまとめて4月に更新すれば良い感じでした。

 ‥‥ってやってるうちに、イベントが予定通りに終了して安心し、サイトに「終了しました。詳細報告は近日中にいたします」とだけ書いて放ってるモノがある、という指摘を受けました。

 そろってないモノはそろってないなりに、いちおう更新しました。きっとそんなにアクセスないんだろうと勝手に思っていたら、実はココなんて比べモノにならないくらいたくさんの方が毎日チェックされているという、そういうことも聞いて心底からびっくり Σ( ̄□ ̄;) したので、ちょっとだけ仕事したわけです。

 もう少しきっちりやりたいもんです。


◇ 牛丼。

 そうそう、牛丼食べました。いちばん近所には「なか卯」があるんですが、今回は吉野家でいただきました。入って一応「牛丼まだいけますか?」と聞いて、それから座りました。わたしが食べてるうちに後から3人来て、1人は何も言わずに注文して、1人はやっぱりあるかどうか確認してから座ってました。

 3人めの男性は、じっと立ったまま壁の掲示を見つめ続けていて、店員さんが「こちらでお召し上がりですか?」って聞くと「いえ、違います」と答え、「ではお持ち帰りですか?」って聞かれても「いえ、違います」と答えてました。

 ‥‥バイトの申し込みなのかな? でもそれにしてはストレートじゃないな? と思っていたら、「24時間営業ですよね?」って聞きました。そらそうだろー、と思ったら店員さんは「いえ、10時までです」って答えて、わたし止まりました。「24時間営業の店舗もありますが、こちらの店舗は朝10時から夜10時までとさせていただいております。」

 その会話を聞くまでまったく知らなかったです。たしかによーく見ると壁には相当な大きさの紙が貼ってあって、すごく目立つように「朝10時から夜10時まで」って書いてありました。わたしは「朝定食はすべての時間帯にお召し上がりいただけます」という掲示にばっかり目がいっていた。いつから12時間営業になったんだろう? ちょっとびっくりしました。そしてニュースでそういう話を聞いたことがあるかもしれない、という気分にもなりました。

 で、聞いた彼は「そうですか、わかりました」と言って、何も注文せずにそのまま帰っていきました。なんだったのかな。みそ汁を頼むべきかどうか?で毎回悩むほどではないけれど、少し悩ませてくれました。

 牛丼やっぱり美味しいです。食べられなくなるのは寂しい。でも遺伝子操作やクローンで無理に作ってもあんまりよくないと思うし間に合わないと思うので、やっぱりここは全頭検査の受け入れに期待です。


◇ という感じで。

 そのような感じで、土日は東京のほうへ行ってきます。日記は書くつもりですが更新はできないと思います。月曜日の夜には恐らく京都にいるんじゃないかと思うので、次はそのくらいの更新でしょう。しばしお別れです。どうぞお元気でお過ごしください。

 ‥‥新幹線なんて久しぶりだなあ。きっと富士山はスリバチ型で相変わらず綺麗なんだろうなあ。っていうか「窓側」はどっちの窓側なんだろう? 見れるんだろうか?

 ではでは。

2004年2月5日(木) 2月6日(金) 4:30 +0900


 今日は(今日も?)酔ってます。

◇ 先生‥‥。

 年賀状、当たりましたか? わたしは当たりました。普段からお世話になっている指導教授からいただいたはがきが見事に、レターセットです。なんかもう、「ありがたい」を越えて「申し訳ない」という気になってきます。

 そういえば、「ありがとう」と「申し訳ない・ごめんなさい・悪いね」との境界にはどのような線が引かれているんでしょうね。人によって違っていて、その異なり方が微妙すぎて、よくわからない気がします。というか、ここは当然「ありがとう」って返すんだろうと思っていたときに「ごめんね」って言われたことがありますか? わたしはあります。大好きだった(←過去形であることに注意されたい)女の子が芝居を打つたびにばらの花10本とかすみ草で作ってもらった花束を無理矢理渡して「いつもありがとうね♪」と言われていたのに、何回目かの時についに第一声で「ごめんねえ」と言われました。

 まあまあ、彼氏のいる女性に対してあんまり熱烈なアプローチはせんことですね。

 ではないではない。先生ありがとうございます。レターセット当たったの初めてです。


◇ 吹雪いてた。

 美容院で髪を切ってもらい、頭ちょっと寒いよぅと思いながら、こんど東京行くので新幹線の往復チケットを買いに駅の方へ向かいました。そしたら自転車をこぐ道みち、ちらりちらりと雪が落ち始め、おやおや寒いわけだよと思う間もなく強烈なフブキになりました。雪だけじゃなく風も強くて、駅そばの旅行会社が外に出していたパンフレットの棚みたいなやつが「どんっ」と言って倒れるのも見ました。 ‥‥ まあ冬ですから、吹雪いても不思議はないんです。でもちょっと突然でした。


◇ 桂花ではない。

 駅まで行ったこともあり、時間もあったし、京都駅の上でラーメンを食べました。

 昨年の暮れ、京都駅の10階にラーメン屋さんいっぱいの空間が出来ました。北は北海道から南は九州までのラーメンが楽しめるんだそうです。その中の「桂花」だけは別のところで食べたことがあって味がわかっていたので、友だちと話していてその話題になったときも「とりあえず桂花は大丈夫だと思うよ」とコメントしてました。

 でもこないだ食べた後輩は「ぼくはダメでした」と言ってました。「そうかあ、この味が口に合わないのかあ、残念だなあ」と思いつつ、そして何年ぶりかで食べるおいしさを想像しつつ桂花で食べました。

 こらわたしもダメだ。

 わたしの記憶の中にある、新宿店や熊本本店で食べたおいしい桂花と見た目のまったく違うラーメンが出てきて、味もやっぱりぜんぜん違ってました。

  1. ‥‥ターロー少なくしたでしょ!
  2. スープどうしたの? アミノ酸どこ?
  3. なんだこの麺? 風邪?

 ‥‥‥‥

 暴れていい?

 ‥‥

 自分の好みだったラーメン屋さんが自分の好かない方向へ進んでしまうことほど悲しいことはないと思う。というか、味がこんなに変わるってのは初めて経験しました。大好きだったのに。何があったのかわからないけど、もう少し貫いてほしかったです。

 Nくん、こんなもんを「大丈夫だと思う」なんて言ってごめんなさい。これは僕の知ってる桂花ではありません。こんなもんわたしは熱心に勧めたくない。ほんとごめん。

 京都店だけだったら良いんですが‥‥。


◇ アクセス激増。

 先日、日本時間で月曜の朝に催されたスポーツイベントを見ていたときのことを日記に書きました。そうしたら、昨日今日はその検索で来られる方が非常に多く、ユニークアクセスが連日100件を越えてます。怖いです。「どちらの珍事もちょうどコトが起こった時間は寝てしまっていた」って書いたのになあ‥‥。

 来てくれた方、お望みの画像がなくてどうもすみません。

 あ、なんかネット史上最多の検索なんだって(ロイター)。ほほー。そりゃ間違ってうちに来る方がいらっしゃっても不思議はないですね。というか、おっぱい星人って世界中にあふれてるみたいで、素晴らしく親近感です。

 ま、いくらアクセスが増えても日記がこういう内容だということはわたしも把握しておりますので、勘違いしないように生きていきます。これでも一応「つまんない日」を減らして「まあまあ許せる内容の日」を増やすように努力しております。これが言い訳じゃなくなる日は来るのだろうか。

 ‥‥来ます。いつか来させます。ではでは。

2004年2月4日(水) 2月5日(木) 2:00 +0900

 今日は(今日も?)少しぎすぎすしております。スミマセン。

◇ 2カ月? 3カ月?

 先日、攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX の Vol.12 DVD を借りようと思ってTSUTAYAに来ました。入荷日を見たらレンタル開始からちょうど2カ月と1日か2日経っていて、新作から旧作に変わりかけ、もしくは旧作化直後のように思えました。でもジャケットにはしっかり New! というシールが貼られた状態。後に来た高校生の男の子2人もそれを不審に思っているような感じの会話をしている ‥‥ わからないので店員さんに聞きました。そしたら端末で確かめてくれて、「3カ月ですねえ」とのことでした。

 その翌日から旧作レンタルが半額になるキャンペーンが始まりました。「3カ月ですねえ」という言葉を聞いたわたしは他に借りたいものもそんなにないし、全然あわてずにいました。が、「3カ月」まで20日以上あるはずの「Vol.12」は今日来てみたらキッチリ「旧作」になり、もうすべて借りられていて、ありませんでした。

 そういうものなんでしょうか。

 ちょっと腑に落ちないなあ。わざわざ聞いたのに嘘を教えられた気さえする。というか、高校生たちはその後すぐ旧作半額レンタルになるモノをわざわざ新作の正規料金で借りていったわけだ。

 今日、『雪風』の Vol.3 を借りるとき店員さんにそのへんのことを聞いてみました。回答を総合すると、新作が旧作になるには2カ月から3カ月くらいかかり、人気商品の場合はもっと遅くなることもあり得る。ともかく次の日から旧作になるとしても店員さんにはそれを確かめるすべがない。また、それがわからないのは店側の不手際である、とのことでした。わからないなりにすごくよくわかった気がしたので、お礼を言って辞して来ました。

 そういうものなのですね、きっと。


◇ 荷物。

 そんなわけで、いまTSUTAYAにくっついてる喫茶店で打ってます。

 いちばんいちばん奥にソファ席があってパソコン打つのにとっても良いなと思ったけど、誰かが荷物を置いて場所取りをしてました。なので別の席に荷物を置いて、並んで買って、‥‥そして席の方に行ったら、なぜかソファのいちばん奥のその席は荷物が置かれたまま誰もいません。さっきカウンタでコーヒーが出来るのをわたしの前で待っていた人がとっていたわけじゃなかったんだ。

 ‥‥あれえ? ってことは‥‥。

 普段はそこまであまりしませんが(いや?やってるかもだぞ)、TSUTAYAで正直ぜんぜんわかってなくて鬱屈していたこともあり、そしてその席の隣に座って荷物を置くだけ置いて書き物をしてるのがその筋の人には見えなかった(ココ肝心)こともあり、その人に聞いて、その席には誰もいないことを確かめて、荷物をよけてもらい、今そこで打ってます。

 ラテ系はヨーロピアンな濃い・苦いコーヒーで作るとうまいですね。

 ここまで書いてやっと気づきましたが、わたし大人げないね。

 彼が「仲間以外みんな風景」(宮台のターム)だとして、わたしは何なのかを少し考えてみました。「自分以外みんな ‥‥」だとすると、「‥‥」は、たぶん「敵」なんだろうなと、今は思います。いろいろあってもとどのつまり基本的に「敵」なんだろうなと思います。

 冷静なとき、自分の性格のどこがいちばん始末に負えないと思うかというと、それはアメリカ政府並みに敵をわざわざ作る方向に進んでってるように思える部分です。こういうふうにすべてを否定し合うような方向に行くんではなく、もちろんなあなあですべて肯定しあうんでもない、そういう方法があると思う。


◇ 「敵」。

 たとえばスターバックスの砂糖やミルク、スプーンの置いてあるカウンタが一個しかない。自分の後にもコーヒーを受け取ってそこに来る人がいることは、出来上がりを待つ方のカウンタで一緒に並んで待っていたことから自然な流れで明白だと思うのに、なぜそのカウンタで落ち着いて飲めてしまうのか? 集中力がないのか?

 そういうときは本当に「敵」に思えてしまう。防御したり、あわよくば攻撃しようとしたりする。

 そういうとき、わたしのように攻撃性を身にまとわず、嘆かわしさや悲しさを感じ、相手のそのようなあり方を良い方に変えようと躍起になる人がいます。わたしはそういう人と全く違うんだと思ってましたが、「好きの反対はキライではなく無関心」の路線で考えると、同系統な部分もありますね、「相手を自分の思う方向に変えようとしている」ということではまったく共通だと思うので。でも本格的に全然違うと思える箇所もある。それは、わたしが、相手を遮断しておいて変えようとするのに対して、遮断せず、受容して変えようとする点です。

 受容かあー( ´△`)アァー。

 他者の行為に非難/避難すべき点を見つけるのはすごく簡単です。自分はそんなことしないと思うのも簡単。そしてそう思ってる自分は実際そんなことはしてないんだろうと思う。

 でも他の面で非難すべき(傍らからは忌避すべきと思われる)行為は自分もやってしまってるんだろうなと思う、確信はないけれど。過去の自分のあり方がすっごくイヤだっていうことはよくあるから、たぶんやっている時の自分にはそれが非難すべきことだなんて思いもよらないことすぎて、自分でもそれを非難したいはずなのに出来ないのかなと思う。あとあとの自分にとっては今の自分も「自分以外」になるわけで、そうするとやっぱりわたしはわたしの敵なんだろうと思う。

 そういえば、『仏敵』という本があります。旧版は歴史的仮名遣いだったりして風情がありましたが、一昨年くらいに仮名や漢字を更新した新版が出ました。なんと読みやすいことか。内容変わらず獲信系で面白いです。信心と確信との関係について考えるためには読むべき本だと思います。こんなふうにならないとダメなんだと思った時期もありました。今はそう思っていない。

 『昨日の友は今日の敵?』というドラマもありますね。役者が玉石混淆で、ときどきハラハラさせられます。浅野温子はうまいのかへたなのかわかりません。おばあさんが2人とも素晴らしくうまい、と思う。

 まあ両方ともわたしが日々作り続けている「敵」の概念を考えるときにはあんまり役に立たないかもしれない作品です。でも、どちらも面白いです。


◇ ゆがみ解消。

 Opera だと日記のタイトルがゆがんで見える(日本語が行の下の方、アルファベットが上の方に行く)不具合を解消しました。改善策の候補を2、3試してる過程で、スタイルシートで書体を「Comic Sans MS」に指定した中に日本語を書くと Opera ではそのようになるということがわかりました。なので、いまはタイトル部分は文字の大きさと太さ、行ピッチを指定するにとどめ、色と、「Just a Little Bit of」部分の書体はフォント属性で指定することにしました。しかし、文字の見え方をスタイル指定する方法は複数あるので、どれが良いのか、もうしばらくしたら少し真剣に悩んでみることにします。

 ‥‥

 人間的なゆがみという不具合に関しても、原因を調査して、改善策の候補を2、3試すなどし、早急にパッチファイルを作って当ててやりたいです。

 今日も自分から悩み事を作ってじごじごしてる、変わった日記になりました。

 ではでは。

2004年2月3日(火) 2月4日(水) 6:15 +0900

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◇ おなか変? かも。

 やっぱり寝不足がいけないのかな。(結論)

 作らないといけないファイルが嘘でも完成したので、うふふにっこり♪みたいな感じでヨコになりました。嘘でも仕事が終わるって良いわ。それが朝6:00頃でした。

 昼ちょっと前に出れば全然間に合うのでそのつもりで眠ろうとしたら、‥‥世間では「さー起きるぞ!うん!今日もすがすがしい朝だな!」などなどおっしゃりながら皆さん起きる時間なわけです。わたしが数時間眠ろうと思ってヨコになったまさにその時にオーディオ機器のタイマが作動して音楽をかけ始める人がアパートのどこかにいらっしゃったようで、何をかけてるのかつぶさには聞こえてこないんだけど控えめながらも確実な重低音がどんどん響いてきて、ちょっと気になって、あんまり眠れませんでした。いろいろ考えてこちらでも『ハウルの動く城』イメージ組曲をかけたら、他の部屋のモノはそんなに気にならなくなりましたが、でもシンフォニーは油断して聴いてると突然大きくなるので、眠るのに向いてるような向いてないような、微妙な感じでした。まあ昔はU2をヘッドフォンで聴きながらぐっすり眠れましたから、いやプリンスならほんとすーすー眠れるし、要は慣れだと思います。

 で、学校の方へ向かうべく起きたら、おなかがどうもモゴモゴしてる印象です。昼間もそうだったし、コレを書いている今も少し重たいです。

 たぶん体内に蓄積された要因からくる「変かも?」ではなく、単純に大豆を食べ過ぎたからだろうと思います。大豆大好きです。この時期は磯豆も大量に売られていて、しかもおいしいし。変なもの食べるより大豆の方が体に良いべや! なんて思いながら、すばらしく食べ過ぎた気がします。でも明日も食べるんだもんね。

 去年か一昨年か、あんまり意見の一致することのない伯父さんと、ほとんど初めて意気投合したことがあります。「なあおい、体にそんなに悪くないらしいけど全然うまくないと思うモノをたくさん食べるより、うまいと思うけど体にそんなに良くないと言われるモノを少量食べる方が良いな、おい。」

 大豆大好きです。体に良いし‥‥。

 ここで思い知らされるのは、「体に悪いものでも良いものでもとにかく食べ過ぎは体に良くない」ということなのでありましたとさ。


◇ 節分に思う。

 近所のスーパのお総菜コーナ、特にお寿司のコーナにもんのすごい人だかりがしていたので、そこには寄らずに帰って来ました。土用の丑もそうですが、そこそこの出費を伴いつつ手軽に小グループ・大グーループのみんなで参加できて案外楽しめるモノはイベントとして定着しやすい、という傾向がある気がします。理由は問われないようです。

 節分ですね。

 自衛隊もたしかに節目だろうなあ。

 黄色いハンカチと恵方巻とが重なったってのも、不遜な言い方ですけど面白い気がします。今のイラクに自衛隊を派遣することには反対ですが、行ってしまった以上、みんな無事に帰って来てほしいです。

 スタンスとしては体細胞由来ヒトクローン個体と一緒です。着床させないでほしいけれど、着床させてしまったのなら無事に生まれてほしい。変なことを言ってる気もしますが、何も考えずに押し切る技術者への嫌悪感と、生まれてくる子どもへの歓迎とは別です。同様に、政府のやり方がちゃんちゃらおかしいことを指摘して何とかしようと思うことと、自衛隊の人たちの無事を願うこととは別です。こうなる前にわたしたちはもっとしっかりしておくべきであったと思うし、こうなってしまった以上、戻らずに解決しなければならないと思う。

 とはいえ、どうしたもんだろう。。

 ‥‥ともかく早く無事に帰ってきてほしいと思ってます。


◇ アップデート。

 Windows Update(スタート → すべてのプログラム → 上のほうの選択肢) をしました。たぶん【セキュリティホールmemo】http://www.st.ryukoku.ac.jp/~kjm/security/memo/ さんでずっと以前から指摘されていたIEの脆弱性を埋めるパッチなんだろうと思います、じゃないや、まさにそういうパッチなんだそうです。

 IEユーザでまだの方はお早めに。


◇ 応援したい。

 もともとそうですが、最近は特に情報収集能力が劣化しておりまして、上のサイトに行って初めて【悪徳商法マニアックス】http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/ さんが google検索から削除されてしまった! という事実を知りました。google八分 って言うんだそうです。

 たしかにgoogleで検索かけたらトップページは出てきませんで、わたしがやったときは「テストページ」が最上位でした。本来なら「index.html」が最上位に来るべきなのにね。

 わたしが検索したときの結構な上位に、悪徳さんに一文字加えたタイトルの、管理者が恐らく異なっていると思われる、なんともガックリなポップアップウィンドウの開くサイトが引っかかりました。それとエイプリルフール用のトップページを重ねて考えてしまってしばらく混乱してしまった。まだまだだなあ俺も。

 『世界が100人の村だったら』以前に、ネットは地球を大きな村にしてしまうモノだと思うので(ネットに参加できる人だけで村を作ってる気もする)、まさに google八分 という言葉で良いのだろうなあ。

 わたし検索エンジンについてはあんまり詳しくないです。「メタ」のところで「ノン」って入れない限り検索結果から漏れることはないと思っていました。でも、前にもそういうことがあったのをちょっとだけ知ってる気がしますが、検索エンジンの主催者が引っかからないようにしようと思ったら、そんなのすぐできてしまうんですね。

 ともかく、わたしは 【トピックス】 http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/topic/index.html の一部を読んでいて気分が悪くなってきました。それしか存在しない行き止まりのファイルって居心地が悪いです。

 あらためて「お金って強いんだなあ」とも思いました。お金と交換できないモノなんてほんと今はどこにも存在しない気がします。いま漠然と思っているのは、まだまだ完成まではほど遠いからすべてを網羅できてるわけではない「科学」の視点から検証が可能なものだけが存在し、目に見えないモノはとりあえず存在しないことにされがち。そしてお金がすべての物差しとして採用されていて、お金との交換レートがすべてのモノを誰にでも把握しやすく考えさせている。 ‥‥それが今の時代の特徴なんだろうな、と思います。

 フラットだからものすごくわかりやすくて、でも、それではものすごく味気ない気がします。

 たぶんこのままの価値観や考え方、今まで通りの優先順位でやっていくことは不可能だろうと思うし、このままだと本当に人類は滅びてしまうんだろうなあ。ぼーっと抽象的に考えるだけですが、抽象的な概念としては最近それがすごく輪郭はっきりと理解できるようになって来ております、うん。

 ‥‥こうして見るとすっごい陳腐な結論の日記でした。(^_^;)

 少し先のことになりますが、土曜・日曜は関東に行きます。掲示板に書くくらいはできるかもですが、日記はたぶん更新しないと思います。

 きっと東京は人が多いんだろうなあ。まっすぐ歩けるかな。

 そして今日も6時過ぎの就寝となっております。間違ってるよ。

 ではです。

2004年2月2日(月) 2月3日(火) 1:50 +0900

◇ そういえば牛丼。

 そろそろ本格的に牛丼が食べられなくなるんですね。今までは「うーん、お金ないし牛丼でも食べるかー」って感じでしたが、これからはそうもいかなくなるんだなあ。

 280円のうちに機会を見て食べておきます。

 それにしても、代替品の、豚をタマネギと一緒に煮るっていうのは‥‥。見た感じすごく牛丼に似てるけど 【なか卯】 、牛の肉じゃがと豚の肉じゃがは味ちがうし、色が似ていても牛乳と飲むヨーグルトは全然違うし、とりあえず最初は戸惑うんでしょうね。わたしは豚肉好きだから「うんうん」って言いながら食べられそうな気が少しします。400円するってのがちょっと悲しい。‥‥【松屋】 は牛と同じ値段か‥‥。

 どこかが500円くらいでいいからフツウの豚丼出してくれないかなあ。


◇ スーパーボウルを見た。

 もちろんTVですよ。

 アメフト正直あんまりよくわからないんだけど、すごく面白かったです。最初から最後まで全部見たのは去年のライスボウル以来でした(ハーフタイムの途中で寝入ってしまって、裸の男が飛び込んだりジャネットジャクソンの胸が出たりしたのは全然知らないし、第3クォータの途中まで見られませんでしたけど。)

 すごい試合だったなあ。

 最後すごく悔しかったけど良いもの見たなあ。

 ‥‥スーパーボウルつながりで、クランシーの『恐怖の総和』を少し思い出しました。映画がどうだったのかは知りませんが小説はなかなか良かったです。(ブッシュ以前に読んで良かったなあと思う。。)


◇ 少し書けた。

 喫茶店にノート持っていって文書編集したら、思っていたよりはかどりました。去年の10月上旬に煙草を吸わなくなって以降、文章がこんなに気持ちよく書けたのは初めてでした。

 もちろん言い訳に使ってるだけですけど、煙草を吸わなくなってからこっち、本当に頭が全然まわらなくなっております。関係各位には大変に迷惑かけております、すみません。

 なぜ煙草を吸わなくなると頭が回らなくなるのか? を「ためしてガッテン」でやっていたのを見た記憶まんまで語ると‥‥ まあ記憶は好い加減な方なのでコレ↓をそのまま信じないでくださいね。

 煙草を吸うと脳にニコチンが供給されます。煙草を吸っていないふつうの脳では、脳神経と脳神経との間のシナプス結合の間で情報をやりとりするために使われるのはアセチルコリンという物質なんですが、ニコチンが入ってくると、アセチルコリンが怠けるようになるんだそうです。また、アセチルコリンとニコチンとで仕事量を比べると、それはもう問題なくニコチンの方が働きものなんだそうです。

 だからニコチンを供給すればするほど頭は回るようになる。そして、アセチルコリンはニコチンに頼り切ってしまい、ニコチンが入ってこないときも全然仕事をしなくなっていく。だからニコチンが供給されているときしか頭は働かなくなっていく。

 で、休煙すると(禁煙なんかしません)、シナプス結合の間をとりもつ物質であるニコチンが欠乏します。で、アセチルコリンは「え? ニコチン今日来ないんだ? でもまあしばらくしたら来るんでしょ? 俺たちは仕事しないで良いんだよ、どうせ。誰も俺たちに期待なんてしてないんだよ、ふん。」みたいなことを言い続けて全然仕事しない。雑誌読んだりネットやったりDVD見たり飲んだくれたりOSの再インストールしたりしてずっと遊んでいる。でもいつまで待っても本当にニコチンが入ってこないので、「あっっれー、本当にニコチン来ないねえ。おかしいねえ。じゃあ俺たちが働かないといけないのかよー」みたいにぶつぶつ言いはじめて、何時間か何日か経つとやっと重い腰を上げて働くようになる、のだそうです。

 そんなもんだから、休煙すると頭がまわらなくなるのです。

 吸わなくなってしばらくはそういう感じで本当につらいです。だからあまりおすすめしません。でもそのつらさを乗り切ったらもう、何を食べても美味しいし、自分のクチがすごく臭いのもわかるし、朝起きて「むっ」って感じで咳き込みそうになることもなくなるし、月々1万円くらい出費が減るし、「へえ頑張ったねえ!」とか他者から言われて「えへへ」って、別に良いコトしたわけでもないのに褒められて少し得意顔になれるし、そういう意味では少しだけおすすめです。まあ、本当に良いと思うものはあんまり熱烈に勧めなくても伝わっていくものなんだそうです。

 いやいや。

 で、今日は煙草を吸わなくなってからずっっっっと感じ続けていたそういう辛さからやっと脱することができて、最近は滅多に感じたことの無かった「頭が冴えている!」という錯覚を感じることができました。すらすらすら、と文章が書けた気がしました。内容も面白い気がしました。

 まあ、しばらく経って点検したら、思っていたほどの分量は書けていなかったし、一部の言い回しが致命的におかしかったりしましたけれども、まあそれはそれ。論文もレジュメも習作も最近ほんっっとにサボっていたので、すべてにおいてリハビリは必要だと思います。

 がんばるぞー。

 さてさて。ではでは。

2004年2月1日(日) 2月2日(月) 6:50 +0900

◇ 洗濯。

 一週間ぶりかな。洗濯しました。

 洗濯機にせっけん入れたり服入れたりしながら外を見たら、そこから、近所の子どもたちが遊んでるのが見えました。どうもBB弾で何かを撃ってるようでした。アレは人に向けて撃ってはいけない! ということになってると思うんですが、ぜったいに届かない距離のクルマに向かって撃ってるのは良いんでしょうか、悪いんでしょうか。プラスチックをバラまくということではあまり褒められないけれど、それ以外では誰にも迷惑がかからないし誰も痛くないから良いのかな。でも「人に向けて撃つ」ということでいえば、クルマの中にも人はいるわけだから‥‥

 まあ、BB弾と実弾とは何もかも違うんだろうから、子どもだってそれはわかるから‥‥。

 あんまり楽しそうな顔に見えなかったけれど、心の底から楽しそうに笑いながら撃っていたらそれはそれで問題かなー。ああいう時の子どもって勉強してるときより真剣かもしれない。

 などと言ってみた。


◇ 大阪府知事選。

 隣の府の選挙、投票率がすごく低くかったそうです。また、すごい大差で現職が勝ったようです。それは別に特筆すべきことではなさそうな気がします。

 個人的に特筆すべき事項だったのは、去年の11月16日、友だちとその友だちと3人で「鳥せい」に行って楽しくごはん食べて「たれ口」を飲んだ、そのときの友だちの友だちが街頭でインタビュ受けてる映像がTVに流れたことでした。

 選挙の結果が大体出たのでその大勢を伝えつつ感想をもらうというインタビュで、3人くらいの人が受け答えしていました。なんか見たことある人だしなんか聞いたことある声だなと思ったら、そらねえ。案外わかるもんなんですね、知ってる人がTVに写ると。

 街頭インタビュってたぶん2種類あると思います。ひとつは模範解答がしっかり決まっていて、それをインタビュアもインタビュイも無自覚のうちにしっかり把握していて役割を演じるタイプのもの。もうひとつは、友だちとお酒飲みながらとかコーヒー飲みながらとか、リラックスして、相手の意見に同意したりちょっと違う視点からの意見を言ったりして、「ああ、そういうことも言えるよねえ」みたいな感じで話をどんどん進めていけるような、主題でありつつツマでもある、そういうタイプのもの。

 多分ひいき目なんでしょうけど、彼の語っている内容は前者じゃなく後者に思えました。また、インタビュを受けていたどの人よりもしっかりした受け答えができて、自分の意見がしっかり言えていたように思えました。かつ、新知事への諫言でありつつエールでもあるような、そういうあったかい感じにも思えました。

 ‥‥うん。褒めすぎな気がしてきたのでやめる。


◇ ご当地。

 おりんさんち 【ココ】 に行ったら、「ご当地の踏み絵」【こっち】 というのがありました。面白そうだったので、わたしも「ほっかいどう」でやってみました。

 北海道は本当に広すぎるからか、ローカル色が重なりすぎてわからん質問が多かったなあ。回答の意見も偏りまくって、わたしあきらかに何かの「回し者」になっています。しかし184問は長い。全部答えなくてもよかったんだろうよう。

 自己紹介のファイルからもいけます。

 ではでは。


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