Just a Little Bit of… の日記
バックナンバ 2002年2月

2002年2月26日(火) 2月26日(火) 11:00  今日は早起き

カレー。

 カレーがやっと全体に統一された味になって来ました。そこでわかって来たことは‥‥。「負けた」ってことです。
 最大の敗因は出来心でカットトマトを一缶まるまる入れちゃったことだと思います。フルーティすぎるぅー。 (>_<) 次回からは半分以下にして、残りはスパゲティに使います。
 チョコレートも入れ忘れたし‥‥。材料買いに行ったときに「なぜわたしはお菓子売り場にフラフラ入ってきたんだろう??」って思ったのに、潜在意識は顕在化しませんでした。ルウだけじゃなかったんですね、買い忘れたの。
 「インスタントコーヒーを少し入れると味がまとまる」、という説にここ10年くらい従ってるのですが、それも今やっと入れました。作るの久しぶりだったからなあ。忘れすぎ。しかしまあトマトだよなあ。
 嬉しいことに、まだ数日は食べられそうです。(うふふふ)
 しかし少し飽きてきたので(ああもったいない)、今日の夕飯は鮭の切り身と麻婆豆腐ですな。どちらも古くなりつつあるし。


Yahoo!路線情報

 来月、東京の方へ行き、そのまま帰省します。かつ、東京に行く前日から南紀白浜へゼミ旅行。「当日の朝に白浜を出れば何とかなるだろーと思うんだー。」‥‥という話をすると、少なくない方から「それで昼過ぎに東京の奥ってのは無理だと思うよー」と言われました。
 どうすれば集合時間に間に合うかなあ、ひょっとすると本当に前日に京都へ戻ってないと無理なのかなー、と思いながら、最終目的地から最寄りのJR駅を割り出していろいろ調べたら、【Yahoo!路線情報】 プラス 私鉄の時刻表&路線図等々で、白浜から朝いちの特急に乗ればなんとかなる‥‥かもしれないことがわかりました。ネットは便利っすね。ゼミ旅行って帰らなくて良いからつい飲み過ぎる傾向がありますが、それに注意すれば問題なさそうです。


指輪

 『指輪物語』【bk1】を少し読み始めました。すっごくシアワセです。こういうのを読むのに勢いは全然必要なさそう。しかし買うには若干の勢いがいると思います。(文庫で揃えても\6300かかる。)‥‥ってことで、まず1、2巻を買ってきて、1巻をさえ読了してないのに3、4巻を購入。そのまま2日後に残りをすべて購入。
 昨日、眠る前に少し読みました。やはりシアワセです。ナウシカ論文でに突き当たってしばらく経ってるのを忘れそうになるくらいシアワセです(とかくこの世は壁ばかり)。20世紀文学史上最大の収穫と言われるだけのことはあるなあ。
 映画の公開が終わる前には第一部を読了したいと思ってます。それから見に行って、また第一部を読み返して、それから第二部、第三部を読むという、今のわたしがナウシカで推奨してるのと同じような付き合い方をしたいなあ。


りさ

 bk1に、『インストール』【bk1】の綿矢りささんからメッセージがありました。
 【ココです。】

 なんか、すごい落ち着いた人みたいだなあ。(文章イメージ)
 しかもカワイイしー。(写真イメージ)
 なーんか、いいコだなあ。(全体イメージ)

 四月に早稲田へ入学予定だそうです。ふーん。がんばれよー。
 ‥‥なぜ一文じゃなく教育の国文なんだろう?
 ‥‥推薦かな? 面白い小説書けたら、そりゃ「一芸」だもんなー。

 ではでは。

2002年2月23日(土) 2月24日(日) 02:00  ガダマーは健在。

ガダマーは健在/顕在

 知り合いの「先入観をなくした方が良いのかな?」という文を読み、「そういえば、ガダマーは元気なのかな?」と思い、調べてみました。‥‥ガダマーは「自分が先入観を持っていることを恐れなくても良い。先入観はその都度更新していけば良いのだから、今の先入観に埋没することを恐れれば良い。」みたいなことを言ってるドイツの哲学者で、解釈学の大家です。1900年生まれ。(^_^;)‥‥ガダマーの言葉については、いしだの誤解も多少あるかも知れません。しかしわたしはこんな感じで受け止めています。誤解してたことに気づいたら、その誤解=それまでの先入観(?)を更新し、ガダマーについて新しい先入観を持てば良いのだと思います。(願わくは、これさえもが誤解でないことを‥‥^_^;)

 インタビュー:ハンス=ゲオルグ・ガダマー
 「終焉」ではなく、何度でも「始まり」を →

 元気みたいです。と言いますか、去年の9月25日には元気だったようです。でもって、やっぱり、上の緑字のような立場から語ってるように読めると思います。
 謙虚で、柔軟で、変わり続けようとする天才って、やっぱすごいや。

新しいラーメン

 木曜日に杉千代に行った、とココに書きましたが、その時カウンタの不自然な位置に不自然に市販のインスタントラーメンがおいてあるのに気づきました。帰るときに確認しようとして、すっかり忘れて帰ってきました。
 今日、カレーを煮込んでます。昨日からです。そろそろルウを入れようと思い、でもスーパが閉まってる時間になってしまったのでコンビニで買ってこようとしたら‥‥コンビニに、ルウが何種類もあるわけない。甘かった。
 帰ろうとして、杉千代のカップ麺を発見。一応買ってきました。

 メジャー化の影響で「味が少し落ちた」と嘆く向きもありますが、まあ、スープは限界量がありますもの。仕方ないのかもしれません。というか、全然メジャー化してから通うようになったわたしは全然わからないから少しシアワセかも?
 ‥‥地元の北京亭も代替わりしたときやはり「味が少し落ちた」と言われたようですが、代替わりしてずっと後に行ったわたしには何がどう落ちたのかわからなかった。だってむっちゃうまいんだもん。‥‥やはり少しシアワセ?

 何んにせよカップ麺はどんな味になってるのかなあ。ロゴは看板と同じ書体で色違いです。
 http://www.lawson.co.jp/の上の方にローソン限定って書いてあります。(24日2時。)
 数量限定でもあるそうです。あおってまんな。

2002年2月22日(金) 2月22日(金) 9:10  電子ブロック

 リンクが微妙に増えました。浄土宗のお坊さんのトコロです。


 「脳死」臓器移植の問題を扱った修士論文を公開されていますが(STUDY or 研究)、ページの内容はそれだけではありません。しかし読みでのある論文でした。あらためて自分の修論がすごく恥ずかしくなってきました。
 ‥‥でもわたしも公開は続けます。(こちらは後悔に近い。)

 水曜日は、北海道出身の人間が集まって楽しく食事会でした。ただいま本願寺派の方では「宗会」という、日本の国会より何年も先に成立した僧侶・門徒のための議会、その定例議会がもたれておりまして、良い機会だということで、毎年この時期になると教区(都道府県のようなもの)ごとに選出されてる「宗会議員」さんを囲んで、在京の本願寺派関係の北海道人が集まってご飯食べながら話すのです。(会費制です。各教区ごとにやってると思った。)

 去年、宝島から暴露本が出たし、議会は危機感を持って話し合ってる、という話を聞けました。‥‥社会的な信用ガタ落ちですからね、うち。

 「もともと宗教なんて信用してない」、という人もいるくらい、「食わず嫌いかのめり込み」(by上田紀行)の二極化が進んでますよね、宗教。政府関係の機関が「テロ」をふまえて宗教への関心を喚起することの必要性、みたいなのを出したようですが、どういう方向で、どういう感じで進んでいくのかなあ。‥‥神社神道やアニミズムの方ばかり強調する動きにならないように見てた方が、やっぱり良いかな。

 うん。

 水曜日はそんな感じでした。木曜日は近所のすっごくうまいラーメン屋さん(お察しの通り、杉千代です。)に行って昼ご飯を食べてシアワセに浸りました。でもその後に行ったいつものスーパが変則営業で喫茶店がやってなくて、せっかくパソコン持っていったのに、そのまま買い物だけして帰ってきました。


 興味のない方にはまことに申し訳ありませんが‥‥。

 学研から、往年の名機(?)「電子ブロック」復刻版が発売されるそうです。

 注文したい方はこちら。→ bk1
 学研を見たい方はこちら。→ 学研電子ブロック

あそびかた
  • 註:記憶に基づいています。
  • 付属してるたくさんの変な部品を確認します。
  • 当然ですが、電池を入れます。
  • 本体にはまってるブロックを全て抜きます。
  • 分厚い説明書の任意のページを開き、そこに描かれている通りにブロックをはめます。
  • スイッチを入れます。
  • あら不思議。ブロックなのに
    • ラジオになった!
    • 光に反応するブザになった!
    • ランプが点滅してる!
    • 踏切の音が早くなったり遅くなったり!
    • レーシングカーの音だ!

 ‥‥などなどの電気実験ができます。
 仕掛けはシンプルです。1cm立方くらいの小さなブロックの一つ一つに発光ダイオードとかトランジスタとか、いろんな部品が仕込まれていて、ブロックの種類と並べ方によってそれらの部品が一つの回路になり、スイッチを入れて電気を通すとその回路が作動するようになってるんです。学研の『科学』と『学習』の巻末にカタログが載ってました。‥‥ちなみにわたしは小学校6年間『科学』ばかり買ってました。‥‥理由? プラスチック製品の付録が多かったからだと思う‥‥。

 なお、シンセサイザ部品の付属した後期モデルでないとあまり様々な音は出なかったはず。その部品には9Vくらいの、小さな不思議な電池を入れなきゃならなかったと思う。

 復刻される「EX-150」には、見た感じ、そういう部品はついてないようです。なお、「150」は「可能な電気実験数が150であること」を示しています。むちゃくちゃ簡単な、ブロック三つくらいで出来る(しょぼいと言うべきか? 基礎的だからはずせないと言うべきか?)実験も数に含まれてます。

 わたしは小学校の5年か6年の時にお年玉を総動員して、たしか「EX-181」を買いました。「171」だったかな? やたら楽しく遊ばせてもらった覚えがあります。姉の同級生(男の同級生もいたわけさ、ちっちゃな小学校だったけどね。)の家に遊びに‥‥というか将棋を指しに行ったら、その前進機らしき、ブロックを組み合わせるのではなく、配線をつなぎ変えて回路を作る、よく似た、やはり学研の製品がありました。‥‥彼はそれで何かに目覚めたらしく、小学校の夏休みの工作なのにスピーカーを作ったり、惑星の大きさの比率が完璧な、動く太陽系模型みたいなのを作ったり、変なことをいっぱいしてました。

 ‥‥いや、しかしわたし変なことをよく覚えてますね。

2002年2月18日(月) 2月19日(火) 01:40  長いです。

動物化するポストモダン

 先輩から紹介されてた東浩紀『動物化するポストモダン オタクから見た日本社会bk1を読みました。2001年11月20日の発行で、bk1での書評数が現在8。こりゃかなり多いです、書評。つまり、読むと何か語りたくなる本のようです(?しかし中途半端な書評が多いなあ。全部理解せずに書いてるのがバレバレなものも混じってるみたい)
 この本ついて「ぱちっ」としたことを語るのは難しいのかな。でもわたしもやっぱり語りたくなってしまったので少しおつきあいいただきますと‥‥(「少し」と言いながら下までずっとこれです。すみません)

 一言で表現すれば、「オタク」「オタク系文化」について論考してる本です。わたしこういうのにまったく触れたことがなかったせいか、すごく魅了されました。「論理的展開はこれで十分なのか?」をゆっくり考えるヒマもないくらい一気に読んでしまった。表紙の裏には

本書の企図は、オタク系文化について、そしてひいては日本の現在の文化状況一般について、当たり前のことを当たり前に分析し批評できる風通しの良い状況を作り出すことにある。
 と書いてあります。

 また、タイトルにある「ポストモダン」は、時代区分のことではありません。著者は「近代(modern)」がまだまだ終わってないと考えているため(石田もですー)
現在の文化状況を、50年前、100年前の延長線上に安直に位置づけることはできない。たとえば、ミステリやファンタジーやホラーに支配されたエンターテインメント小説の現状を、近代日本文学の延長線上で理解しようとしても絶対に無理がくる。そのような断絶の存在は、専門家に限らず、多少ともまじめに現在の文化に触れている人ならば、だれでも感覚的に察知できることだと思う。現代思想や文化研究の分野では、その常識的な直観を「ポストモダン」という言葉で呼んでいるだけの話だ。(15頁)
 ‥‥としています。ちょっと学問的じゃない説明方法に思えますけど、学問の領域においては、「ポストモダン」というのは大体こんな感じで理解されていて、時代区分ではなく、理念や仮定として理解するのが無難だと考えられているんじゃないか‥‥と思います(わたしも学問的な説明が全然できてない‥‥)

「欲求」と「欲望」

 「動物化」というのは、「欲求」「欲望」の対比から出てきたようです。というのは、アレクサンドル・コジェーヴ(1902-1968)という人が、『ヘーゲル読解入門』の中で、
  • 「欲求」:欠乏 ― 満足で完結した回路。 動物にもある。
  • 「欲望」:欠乏が満足されても消えない。 人間にしかない。
 ‥‥的なことを述べているのだそうです。(126頁あたり)原語の意味合いが解らないのでわたし正確には把握できてませんが、なんとなく「なるほどな」と思えました。
 んーと。
 日本の文化的な場面では、今までは人間的「欲望」の方が、より即物的な動物的「欲求」よりも多く発揮されてきたが、ここんところ、どうも逆転の傾向にあるようだ。そしてその傾向は「オタク系文化」にも指摘できるのだが、著者の印象としては、何も「オタク系文化」に限ったことではないように思われる。

 ‥‥という感じです。
 去年の宗教学会でヒトクローンについて発表したとき、レジュメの、それを産生(厚生労働省等が使っている術語で、「製造」みたいな意味です。)しようとするヒトのココロを問題にした部分について、
あなたはここで「欲求」と「欲望」を使い分けて論じているように感じられるのですが、それは一体どのような使い分けなのですか?
 という質問を投げてくださった方がいらっしゃいました。慥かにレジュメには「欲求」「欲望」と、両方の言葉が混在していたのですが、わたしは全然そんな使い分けなんて意図してなくて、「わあびっくりした何ですかそれ?」みたいな変な受け答えをしてしまいました。
 恐らく、‥‥おそらく、あの方はわたしがコジェーヴを論拠にしていると考え、会場の参加者全員で「欲求」「欲望」の概念的相違を共有しようと考えて、いわば「助け船」的な質問を意図してくださったのではないか、と、今頃になって気づくわたしでありました。
 えーん、なさけないよー。

 ただ、この本、結論部が用意されてないような気がします。軸はしっかりあるし、展開もあるんですが、今ひとつ何か言葉や章が足りてない印象です。‥‥いや、それが著者の言う「大きな物語の崩壊」をメタで示してるのかも?

 引かれている「オタク系文化」にわたしは馴染みがあったので(ガンダムとエヴァの両方を体験し作品に対する自分の向かい方を比較したり、清涼院を読んで本を投げ捨てた理由をこの本に指摘されたり、、とまあその程度か)、それも集中力を維持できた大きな理由かも知れないなあ。

 あまり関係ないかもしれませんが、「オタク系文化」と「宗教」って、現在の日本の多くの場面では、それを消費する構造は大体同じようなワクにはめられて理解されてるのかな、と思いました。というのは‥‥どちらも、「食わず嫌いかのめり込み」(上田紀行『宗教クライシス』bk1の二分化された接近法以外はあまり試みられてない、という分析が可能だからです。
 いや、わたしが気づいたわけじゃなく、宗教については上田氏が、オタク系文化については東氏が指摘してるのを奇妙な相似として受け取って並べてみただけです。

 うーん。自分が何言いたいのかよくわからなくなってきた。今度もう一回書きます。

 と言いながら思い出したので。

キャッチボールと、タマ投げと。

 先ほど出てきた(人間的)「欲望」(動物的)「欲求」という論考を読んでる時にわたしが想起したのは、Web上やオフラインで他人と話している時、特に「議論」と近接した場面で他者と話している時の自分の経験でした。

 わたしは、他人と話している時、自分の考えていることを相手に理解してもらったり、相手の考えていることを理解したりすることを恐らく「欲望」しているのだと思います。それはお互いに相手の言葉を受け取って「ふーん、あなたははそう考えてるんだー」と言ってそこで「完結」するのではなく、そこから更に「じゃあ、××の方はどう考えてる? 僕はこう考えてるんだけど、あなたはどう?」ってふうにどんどん進んでいく性質を持っていると思う。‥‥わたしはこれが「議論」だと思ってます。別に「勝ち負け」は追究されるべきものじゃなく、無理解や無知はその都度「おっ、すまん」「あらありがと」的な謝罪や謝辞とともに克服されていけば良いのであって、それに伴って相互理解がどんどん止揚?されていくような展開を求めている。
 でも、そうは考えない人もいる、ということに最近やっと気づき始めています。前までは「コイツなんで俺の言ってる「議論」が解んねーんだよバッカじゃないのかなー」って、本当にそう思ってたんです。でも相手は別にバカじゃないんですよね。本気で、わたしが持ってるような「欲望」を持ってないみたいなんです。言ってみれば、「自分の言葉を十全なカタチで相手に届けたい≒押しつけたい」または「自分言葉を自分の考えているカタチで表現したい≒誰も受け取ってくれなくても全然かまわない」と考えているような気がする。ただ一方通行的なそれだけを「欲求」しているような気がする。
 ‥‥そして、「欲望」「欲求」との狭間で、戸惑っているように見える人もいるように思えます。

 球技で表現すると、わたしが考えているような「議論」、あるいは東の紹介したタームで言う「欲望」は、キャッチボール。わたしが憤りを感じた「議論」、あるいは東の紹介したタームで言う「欲求」は、タマ投げ。

 わたしは相手に向けてタマを放るとともに、相手がそれを何とかして受け取ってくれることと、相手なりに精一杯にこっちに投げてくれることを期待してる。わたしはこっちもむこうもグローブを持ってるはずだと思ってるし、向かい合っていると考えている。しかし、相手はサンテナに200球くらいタマを入れてきてて、グローブを持たずにこっちに向かってどんどん投げ続けている、または、嬉しそうにあさっての方向に向かって投げ続けている。そんな感じがします。

 たぶん都合の良い誤解もあるんじゃないかと思いますが、東氏『動物化するポストモダン』を読んでわたしがいちばん収穫だと思ったのは、実際にそういう人がいるということを自覚できた、ってことだと思います。今まで「なんか変だ?」って思ってたことを、うまく言葉で表現して貰えた感じです。

 ということで、東さん、ありがとう。

 ではでは。

2002年2月16日(土) 2月17日(日) 04:50  真珠湾。

 『パーフェクト・ブルー』という映画を見ました。1998年の映画ですが、未だに公式HPがあるのか‥‥。
 「アニメ初のサイコスリラー」ってことです。最初は妙にオタッキーな人や謎汗をかくような描写が満載で借りたことをちょっと後悔しましたが、なんのなんの、軸がしっかりしてて、オーソドックスに、ちゃんと面白かったです(一瞬、原田知世の『時をかける少女』を思い出しました)。キャラクタデザインの原案が江口寿史なのかー。うーん。そんなモノをよく動かしたなー。

 一緒に借りてきた『パール・ハーバー』も見ました。

祝! ラジー賞ノミネート!

 ‥‥‥という映画です。以下、多少のネタバレに注意です。

 ★ラズベリー賞 過去の受賞詳細 → 駄作の殿堂
 ★今年のラズベリー賞ノミネート → CRAZY for HollyWood

 ホンモノのゼロ戦が3機くらい出てきて、すごく元気に飛び回ってます。素晴らしくキレイ!! やっぱゼロ戦のフォルムはシンプルで格好良い! しかしCGで350機に増やすってあなた‥‥‥。
 その他の戦闘シーンも‥‥もちろんCGは使ってるんですが、実写にかなり予算を割いてます。ホンモノの戦艦の上で本当に石油や火薬を爆発させたり、スタントマンじゃない役者さんにもその中で演技させたり、とんでもなくチカラ入ってます。「戦闘シーン長すぎて間延びしてる」という意見もありますが、わたしにはそう感じられない45分間でした。旧日本軍は強かったんだなあー、なんて思ったりもできました。なんせ射撃命中率がすばらしい。いや、映画ですけどね。あんなに命中してるわけないと思う。あれじゃどうやっても無敵です。負けるわけない。

 そういう素晴らしくも酷いシーンの直後に、旧日本軍が「奇襲成功!」と言って喜んでるシーンが流れます。きっと制作サイドとしてはあれで旧日本‥‥あるいは他の、「アメリカ」を攻撃する人間たちへの憎しみをかきたてようとしてるのかも知れないのですが(実際、映画は報復としての日本本土空襲へと推移する)、わたしは、ヒロシマや長崎に原爆を落として何万人がとんでもなく悲惨なことになってるヨコでアメリカ軍や政府の上層部では「投下成功!」と言って喜んでた人もいたのだろうなと思ったり、他人を殺して喜んでしまう、喜ばざるを得ない、そういう行為や状況って一体なんだろうな、と思ったり、いろいろフクザツでした。
 パールハーバーとヒロシマを同列に扱うことはもちろんできません。亡くなった人の数が違いすぎるし、目的としている効果も違いすぎるし、それが実際にもたらした効果もまったく違います。
 しかし、一方の側から見れば大戦果、逆の一方の側から見れば大戦禍、そして、それら二つの極点を冷静に眺めれば、「避けるべきモノ」以外の何モノでもない‥‥という、いささか乱暴な見方は成立すると思います。

 そういう意味では、あの45分は無駄じゃないと思います。もし制作サイドが観客に対して、

 この戦闘シーンを見ることで、実際の自分というものを我に返って考えて欲しい。「平和を願う! 希望する! 希求する!」と言いながら、でも、「他人が数え切れないくらい死にました!」と同義の報告を聞いて心底からそれを喜ぶ自分の姿が一方にある‥‥かもしれないことに気づいて欲しい。
 それに気づき、我に返り、そのような行為に走らずに実現できる「平和」を考えたり、「平和のための戦争」などという言葉が実際に可能なのか、その時の「平和」はこちらの思いを相手に押しつけようとしている怠惰なモノに過ぎないのではないか、「相手は殲滅されて然り」と考える自分の中に何かおかしなものはないのか、それをもう一度考えてみるべきではないか。
 とにかく、グローカルに考える視点を持って欲しい、この映画の狙いは、それに尽きるのだ。

 ‥‥と考えているのなら、映画の中で旧日本軍の「御前会議」シーンにクソも金がかかってなかったり、内容も実際とは全然違うであろうことがわたしにもよく解ってしまったり、ゼロ戦がハワイの市街地を攻撃したりしてるのも、許せます。もしも、もしも、そういう高邁な反戦思想にのっとっているのなら。

 しかし、制作者は戦闘シーンを描きたかっただけでしょうね。

 だって、映画を貫く一本の軸と言うべき3人の男女の紡ぐ恋愛ドラマはめちゃくちゃ雑なんですよ。3人とも独りよがりだし、自分の思いを相手に理解して欲しいと考えて訴えかけて挫折することや、なぜ自分の思いが相手に届かないのかの理由を相手の言葉から推測して立ち向かい、お互いに努力していくことよりも、独りよがりなままの自分の主張を相手に納得させようとするばっかりです。言葉のキャッチボールが全然できてない。投げるだけじゃないだろ、キャッチボール。相手が投げる球を受け取らないとダメだろ。

 人間ドラマも非常に雑です。「俺はこう思う。それをどう受け取るかは君たち次第だ。」的なシーンが出てきたんだけど、そうじゃないと思う。
 話者は「俺はこう思う」を言った以上、どのような「君たち次第」的見解が来るのも手を広げて待っていなければならないのではないか。‥‥その態度を一切見せずに自分の主張を述べるだけでは、ちょっと非常におかしくないか。「君たち次第」と言いながら、それがとてもスバラシイ唯一の態度である、という思いを押しつけてるのと同義ではないのか。しかも映画はそっちへばかり進んでいくし。
 思い出して書いてるうちに岡村靖幸『どーなっちゃってんだろ』のタイトルがアタマを駆けめぐってます。‥‥いや、実際に聞いてるのは宇多田ヒカル『traveling』なんですが。

 DVDについてた「特典映像」を見る限りでは、監督などの制作者は「史実に基づくからにはいろいろなことに気を配った」と言うだけで、全然責任を発揮できてない自分たちの姿に気づいてなさそうです。まるで、体験者の証言に基づいて個々のシーンを再現できたらそれでおしまい、と考えてるように見えてしまった。激甘だと思います。戦闘シーンは好きですが、他は非常に気に入りませんでした。

 映画を見たり本を読んだりしていると、作成者の世界観や倫理観が自分のソレと異なってることによく気づきます。私刑を容認していたり奨励していたりするのが最近(?でもないのかな?)比較的多いような気がして、少し不安です。「殺してやりたい!」と叫ぶのと実際にやっちまうこととの間には、日本海溝より深い溝があると思う。だから。

 しかし『パールハーバー』の場合は、「ひょっとして‥‥何も考えてないんじゃないか? (^▽^;)という不安に駆られました。

 楽しんで映画を見たい方にはまったくお薦めできませんが、この映画を酷評したい人にはお勧めです。なんせ見ないことには批判できません。ってことは絶賛も非難も、どっちもできませんもの。


 木曜日は「マンガと宗教研究会」でした。わたし、すべきことの時間配分と優先順位の付け方を間違って遅れましたが、楽しかったです。テキストは白土三平『カムイ伝』でした。「ガロ」連載だったのか‥‥。

 金曜日は、とあるものの面接に行きました。面接官は4人いらっしゃって、事前にわたしが提出していた論文に対して、順番に、様々な角度から批判してくださいました。あんなそうそうたるメンバにわたしの論文を読んでもらえたこと、しかも忌憚なき意見をもらえて今後の研究の方向性に関して莫大な財産をもらえたこと‥‥、非常に嬉しいです。
 たとえ面接の結果が「不可」であったとしても、ある意味では実りある面接だったと思います。しくしくしく。
 修士論文の口頭試問が同じ日だったので、それの終わった後輩二人と一緒に夕ごはん食べました。なんか、三人とも放心状態でした。でもとんかつは美味しかったです。食前の一杯の梅酒も美味しかったです。


※※

 変ドラを紹介してくれたの、思っていた後輩と少し違いました。(言い訳にすぎませんが、飲み会で聞いたために記憶が歪んだのだと思います。)後輩は後輩でも、年上の後輩でした。

 キンモクセイ『二人のアカボシ』って、村下孝蔵がオフコースの詞を現在の曲調で、かつ少し古めのアレンジで歌ってるような奇妙な雰囲気で面白いです。パッケージは、とあるラーメンに思いっきり敬意を表してますね。

 という感じで、失礼します。

2002年2月14日(木) 2月14日(木) 11:11  リカバリ。

 ノートパソコンに付属の「リカバリディスク」を使ってまっさらにし、さまざまなソフトをチキチキ入れ直しました。Windows98の再インストールらしきモノにすごく時間がかかりましたが、もう今はInternet Explorer 6.0も入れたし([スタート]→[Windows Update]からどうぞ。)、2月12日までに公開された修正パッチも入れたし、Zone Alarmも入れたし、その日本語化パッチも入れたしAVGも入れたし、Audioactiveも入れたし、あうとらも入れたし、+Lhacaも入れたし、
 ‥‥作業は大体おわりました。ひょっとすると熟練してきてます、わたし。CDをMP3変換してデスクトップの方に保存していた分から、よく聞く曲も300メガくらいノートにコピーしました。

 IEの6がものの5分でダウンロードできて、やっとADSLのすごさを実感できました。ISDNの時は30分くらい、モデム経由だと1時間くらいかかったはず。線が太いって良いな。注射も打ちやすいし。(?)

 なんか、今日はそれだけで力つきてしまいました。

 とりあえず、リンクの「実用系」→「セキュリティ」にZone AlarmAVGへのリンクを追加しました。‥‥わたし、まるで自分で見つけたような書き方をしてるような気がしてきたのではっきりさせとこーっと。どちらもたつみさんから教えてもらったところです。ちなみに、たつみさんはZone Alarmのデザインが「ほんとに危険!って教えてくれる感じがする」と言ってました。

 昨日髪を切ってもらいにいったら、店長さんはお休みでした。金曜までお休みってことなら、ま、仕方ないない。

 ものすごくいっぱい本を買ってきました。それについては、読みながらまた書きますね。浦賀くんの新作が楽しみです。

 うーん。

 日記の分量が少ないと、見栄えが悪いようです。

 ‥‥と思って少しずつ増やしていたら、なんとかなったようです。

2002年2月13日(水) 2月13日(水) 08:40  うむ。

 スピードスケート500m、清水さんは2位でしたね。他人事なのに案外くやしい。でも多分いまのチカラは出し切れたのでしょうし、本人すっごい良い顔してたし、マイク向けられて「正直すこし悔しいですね」って言ってくれたし、良いです。

 田中宇さんのページに掲載される記事のメルマガを購読してるんですが、アメリカやアフガンやエンロンの記事を読むと‥‥田中さんの分析通りなら、ブッシュ政権は腐ってるように思えてならないです。三つ並べて「う?」って夢想するような、B級映画も真っ青な「まさかっ」が、どうも事実のようです。
 田中さんの分析はすっごい的を射ている場合が非常に多いから苦しいんですが、事実じゃないことを期待してます。

 とは言っても、田中さん以外の方がデータが集めて得た分析ももとにしてるようだし、恐らくそういうことなんだろうなあ。

 ‥‥じゃあ、何とかしないとならないですよね、アメリカ市民、そういう情報を収集して、そういうアホな現状を打開するために。
 日本もアメリカと極めて親しい国家だし、同盟国だし、ハリウッド映画の消費量も尋常じゃないし、マクドもようけあるし、音楽だってアメリカからだいぶ輸入してるし、スポーツ選手の輸出も盛んだし、実質的にはアメリカの第51番目の州だし、わたしも準市民(言い切るんじゃない!)としてなんとかできないもんでしょうか。
 具体的にはちょっと思いつきませんが。しかし何はともあれ選挙権はじめ参政権がないから何ともしようがないのかなー。でも打開しないとならん事実は変わらないと思います。

 リンク、ちょっと増やしました。お薦めの項目は「実用系」、その中でも特に「セキュリティ」です。しかし友達に紹介してもらったところばっかりですなあ。
 ‥‥あっ。「趣味系」「変ドラ」を入れ忘れました(ここも後輩に教えてもらったのですけどね)。やたら評判がいいです。

 論文も、ひっそりと増えています。

 せっかく夜更かししたので、今日は髪を切ってもらいに行こうと思ってます。前に行った時に店長さんが紹介してくれたラーメン屋さんの感想などで楽しく会話できるか、それとも肉体的な欲求に負けて眠りこけるか。
 どっちかなあ。

 しかし、スポーツ選手を「さん」づけで記述するとなんか変ですね。
 きっと、もうしません。

2002年2月12日(火) 2月12日(火) 08:00  こわっ

 スピードスケート500m、清水さんがよさげな位置にいますね。長野では両日とも1位でしたが、今回は体調が万全とは少し言えないらしいし、ピークを最大にうまく持って来れれば勝てる‥‥くらいに期待してます。帯広の名誉市民、頑張れ。頑張りすぎないで。ちなみに帯広は大雪だぞ。ってことで。


 なお、勝毎(かちまい)は夕方に発刊されてる新聞です。十勝管内でよく言われているのが、十勝の景気がどれだけ悪くなっても、勝毎と、六花亭と、わたしが通っていた頃は「ちくれん」の略称で親しまれていた(?)学習塾の三つだけは絶対になくならないだろう、ってことでした。詳しいことはわからないんですが、きっと経営基盤や経営方針に問題がないってことなのでしょう(そのくらい誰にでも言えるぞ)

 実際、勝毎は一地方紙としては驚異的な黒字なんだそうです。理由?
 ‥‥十勝の「トレンド」みたいなモノをしっかり追ってくれてるし、地方政治で一般市民に直接的に関わってくる問題を赤裸々なまでに明らかにしてくれるし(図書館の移転問題など)、一週間に数回くらいのペースで一般読者が個人的に知ってるヒトが載るから隅から隅まで読んでないとおちおち眠れないし、‥‥きっと、だからだと思います。

 ただ、国政や世界情勢については、読んでると「TVから転載してるんじゃないか?」って思うくらい扱いが軽いです。他の新聞と併読するのが前提になってるんだと思います。でも牛乳に変な毒素が入ってしまった事件の時は(大樹の工場が実は十勝管内にあったため?)総力特集でものすごいゴツそうなリポートを載せてたようです。

 あれっ? スケートで書くはずが‥‥。(^_^;)

 黒岩さんの解説によるとスタータがちょっぴりチカラを発揮できてなかったような印象のレースもありましたが、わたしとしては、オザースプーンさんの転倒がすごく衝撃的でした。今日の日記タイトルはソレです。「どうだ清水の上か下か、いや更に上か?」だけに興味を絞って見てたのに‥‥。

 スタート直後で転倒なんてわたしにも覚えがないです。いや、わたしは異様に遅かったから転ぶヒマがなかっただけですよ、もちろん。小学生の時は露天の準天然リンクで半強制的にずっと滑らされてました。忍耐力と体力、特に寒さに強い体をありがとう、麗しの「スケート少年団」。この冬はエアコンを一度もつけずに過ごせそうです。(うーん。あまりよい例とは言えないなー。) 

 絶好調だったみたいだし、きっと本人がいちばんショックなんだろうなあ‥。「清水には調子を万全に戻して出てきて欲しい。だって彼が僕らみんなの目標なんだから。そして、僕はその彼に勝ちたいんだ。」みたいに言ってたし‥‥。

 うーん。

 ともあれ、明日も夜更かしか早起きです。

 あ、リンクを少し整理しました。政府関係のリンクが一部ダウンしてたので修正したり、<!------>でかこってたところを削除したり、です。増えず(逆に少し減ってます。優先順位と相談しながら今度増やしときます)

2002年2月10日(日) 2月11日(月) 06:00  こもごも

 また少したまってしまいました。

 水曜日は‥‥6日ですね。はて、何をしていたのだろう?
 木曜日・7日は‥‥あ、こないだ別のところに提出した論文をざっと見て誤字を訂正し、フォント違いを訂正し、大学に提出する論文に仕立て上げていました。読み直して面接に備えようって気にはまだなって来ません‥‥‥。

 金曜日は、大学にその論文などなどを持っていき、「満期依願退学」の申請をしました。来年は大学で「研究生」というのをします(そっちはまだ申請してませんが。髪を切ってから写真を撮ります)。たぶん学生の一種だと思いますが、事務では「学生」と「院生」を区別するようなので、それで行けばきっと「研究生」という区別のはず。
 ま、しかし、来年度も学生を続けられそうです。
 ちょうど卒論の口頭試問で大学はごったがえしてました。どこもかしこも人だらけ。うーん。こんなにいたのか。

 土曜日は‥‥風邪で一日眠っていました。風邪にはビタミンと水分、睡眠(惰眠)、そして風邪薬、ですね、って前に書いたような気がしてきました。
 ゆぴさんにそそのかされて(?)、ハーボットのちひにゲームを仕込みました。ホッケーと、オセロのようなモノと、ボーリングのようなモノができます。前から弥絵さんところで鍛えてるのでわたしホッケーは勝てるんですが、オセロはどうやっても勝てません。すっごい悔しい。勝った後で一言いうのがまた、すさまじく憎らしいです。絶対強くなってやる! ‥‥わたし誰とやってもオセロ弱いし一生無理かもしれないケド。

 森博嗣 『すべてがFになる』 bk1がゲームになる! というあまり嬉しくない情報も、友達から電話でいただきました。

すべてがFになる
 【!危険!】
 クリックすると、
 さらにとんでもないモノを、
 見てしまうことになりますので、
 「そっとしておいてくれ!」という人には勧めません。

 電話、最初は笑いながら聞いてたんですが、話してるうちにだんだん向こうと同化して一緒の憤りを覚えてきました。いや、まあ、森さんオタクだろうから良いのですけどね。しかしなぜキャラクタデザインを趣味丸出しにして萩尾望都に頼まなかったんでしょう? そこが解せません。そのくらいイっちゃってくれたらもっと諦めもついたのに。
 いや、良いのですよ、なんでも。

 よくも俺の萌絵を絵なんかで表現しやがったな‥‥‥‥!

 日曜日は、後輩がずっと前に修論を送ってきてくれたのを読みました。喫茶店にノートを持っていって。
 間違いなく何の役にも立たないだろうけど、一応感想を書きました。
 書き手の中でちゃんと対話や議論ができていて、それを読者にも紹介してくれる「知の冒険」のような論文って面白いですねえ。自分の修論と比較するなんて哀しいことはせずに、ただ楽しんで読めました。ありがとう。

 その後で、里谷多英さんが銅メダルを獲ったことを知りました。前回彼女が金メダルを獲った後、友達から個人的なヨロコビを表現したハガキをもらいました。彼は前々回のオリンピックからずっと彼女のファンなのだそうです。今回も来るのだろうか? ちょっと期待しています。。。

 ではでは。

 ところで、10000のキリ番を獲ったのはどなたなのでしょう? おめでとうございます。よかったら掲示板にでも書き込んでくださいね‥‥。

2002年2月5日(火) 2月6日(水) 00:30  つなぎっぱなし

 少したまってしまった。。すみません。

 日曜日は大阪の方でバイトの研修でした。その後はボーリング、飲み会。研修はびびったけど他は楽しかったー。 (^▽^)他の例に漏れず自分から求めて知り合ったわけじゃなく、みんなお互い「偶然」みたいな縁で知り合った仲間たちなのに、なんで一緒にいるのがこんなに楽しいんだろう。「類は友を呼ぶ」というなかなか素晴らしいコトバの通りなんだけど、すごく不思議です。「偶然」「必然」に感じられる時って、ありますよね。わたしは良いだけちゃらんぽらんな人間なんだけど、先輩や同輩、後輩にはすっごく恵まれてると思います。ありがとう。

 月曜日は、大学の自主的な勉強会に参加してる後輩の追い出しコンパで飲みました。修了する後輩2人にはその勉強会の中での後輩がいないため、なんとはなしに集まった先輩3人が「あっ。そういえば‥‥」という感じで2人に電話をして身柄を確保。突然の出来事に反応できるフットワークの軽さが魅力の勉強会です、ということにしておきます‥‥そういえばガルトゥング氏の勉強会も前日に話をふって4人参加ですし‥‥実際フットワーク軽いかもしれないですね、うちら。
 飲んだ後はカラオケでした。やっぱカラオケって他人の耳のことを考えていじいじしてたんでは失礼ですよね、逆に( ← 絶対勘違いだって)。ということで『月光』を歌ってしまいました。自分の声の高さでゆるゆる歌うことが出来て、思ってたよりはラクでした。(左手をひらひらさせるの忘れちゃった。まいっか。)『ゲキテイ!』も歌いましたが、なんで男が歌うとさわやかで華やかな原曲とは著しく違うモノにしかならないんでしょう? うーん。
 「ドイツ語の勉強だ!」と言って『ジンギスカン』を完璧に歌ってる人もいました。たっ、たしかにドイツ語です。カラオケで「ウムラウト」が見たくなったら『ジンギスカン』です。おおむね「モンゴリアンが笑ってるよ、 (^▽^) ha,ha,ha,ha! 」という内容の歌詞です、たぶん。しかし大学の時わたしドイツ語さんざんだったので全然わかりません。
 それはそうと、ジャーマンロックって「ドン!ドン!ドン!」って感じで良いですよね。どことなくバッハっぽい気がします(何か勘違い)
 『アミダばばあの歌』って、しょうもない歌詞なのにすさまじく良いメロディラインなんですね。後輩が見事に歌ってました。カラオケボックスが一つになった瞬間。「いや、もともとボックスは一つなんだけどね、物理的には。」by別の機会・別の後輩。とにかく桑田さんすごすぎる。

 火曜日は、午前中にNTTから電話がかかってきました。局内工事をするからあと15分くらい経ったら接続をADSLに変えてくださいね、ということでした。はーい。
 デスクトップの本体を開けて「LANカード」というモノを取り付けたり、ハコの中に少したまってたホコリを取り除いたり、今まで使ってたISDNのTAを撤去したり、あらためて部屋の非整理非整頓情況を一瞬だけ嘆いたり、‥‥そんなこんなで「新しいデバイス」の認識やソフトのインストール、「ルータ」という機械の設定はマニュアルに沿って完璧に完了。接続情況を示す発光ダイオードの点灯情況もオッケー。のーぷろぶれむ。
 しかし、インターネットに接続できてない。
 なぜだろう。。。
 マニュアルをもう一度見返したり設定をやり直したりしたけど事態は改善されませんでした。考えられる原因としては、まれにあるらしい「様々な原因による信号の滅衰」というのしか思い浮かばない。うーん、困ったぞ。うーん。マニュアルに書いてある設定は全部その通りにやったのに‥‥。しかしアパートのそばには幹線道路も空港もないってのに。ケーブルをアルミホイルで包まなきゃいけないのかな‥‥
 ‥
 ふと
 ‥
 画面上の
 ‥‥
 「接続」
 ‥
 というボタンの存在に気づく。
 ‥
 ‥
 ぽちっ。
 ‥
 ‥

 今はサクサクです。変なことでサポセンに電話しなくて良かったと思います。‥‥でもマニュアルも少し意地悪だと思うなー。接続するために必要ないちばん最後の詰めの作業の解説をさっぴいてしまうなんて‥‥。
 「常識っしょ。」と言われればそれまでなんだけど‥‥。

2002年2月3日(日) 2月3日(日) 11:30  (≧▽≦)

 ほんとにスティングのDVD 『...all this time』、買ってきちゃいました。見ちゃいました。(へへへへ。) 去年の10月31日に発売された、同タイトルで同ライブを収録したCDより数曲多く、しかし日本版に収録されていた 『Mad About You』 だけは少なくなってます(なぜかな?)
 ライブ部分の前に、同じくらいの長さで、ライブの完成に至る道筋がドキュメンタリーで紹介されてます。単にファンだからかなぁ。すっごい気に入って、すっごい泣きそうですわ。

 知ってる方も少なくないと思いますが、去年の9月11にあったんです、1999年に発売されていたアルバム 『Brand New Day』 ツアーの締めくくりとして、200人くらいしか観客を入れないで収録されたライブは。収録されてるのは、その日のライブと、そんな事情だから前日10日のライブでしか演奏できなかった数曲と、それらのドキュメンタリーです。2週間前からスティングの自宅に続々と集まってジャムしまくって音づくりに励んでるスティングとそのバンドのメンバーの姿や、プレッシャーについて告白する彼らの姿や、音楽との向き合い方や、ひとつひとつ細かくチェックされて完成されていく曲の数々。‥‥そういうのがどんどん紹介されてライブへの期待もどんどん高まっていく。

 そして9月11日のニュース映像を見る彼らの姿。

 「今だから何ができるのか。何をしなければならないのか。」 をその時のスティングと彼の仲間たちなりに考えた末のライブ決行。
 あの事件がなければ全然ちがうかたちのDVDになったんじゃないかと思います。でもあの事件があったから、その時のスティングとそのまわりを記録していた・記録してしまった・記録し得たから、こんなDVDになった・こんなDVDになれたんだろうなあ。

 ファンの世迷い言ですが、非常におすすめです。音も完璧っす。

2002年2月2日(土) 2月2日(土) 10:45  (^▽^)

 良い傾向か悪い傾向か解りませんが、論文の完成と同時にそこらじゅうボコボコ穴が開きまくってるって事実を自分で冷静に認識できています。‥今までは、出来た瞬間は「俺ってすごい?」みたいな甚だしい勘違いができてたのになあ。
 徹夜してしんどくて大変な思いをしても所詮この程度のモノしかできないなんてわかってるのに、なんでもっと早く始められないのかなあ。これから自分がどうやってこの部屋を掃除するつもりなのかもすごく謎だけど、このやり方しか選べない自分って、ほんとようわからん。
 と嘆きつつ、完成&提出祝いと称して、今日はたぶんスティングのライブDVDを買って来ちゃいます。商品券で買えるお店にあるといいな。


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