Just a Little Bit of… の日記
バックナンバ 2001年8月

2001年8月31日 9月1日(土) 02:00  不安です‥‥

 とりつかれたように本をたくさん買ってます。

中島義道 生きにくい…… 私は哲学病。角川書店
2001年7月30日
働くことがイヤな人のための本日本経済新聞社
2001年2月19日
ぼくは食人間新潮社
2001年8月10日
諸富祥彦カール・ロジャーズ入門
 自分が"自分"になるということ
星雲社
1997年10月10日
浦賀和宏彼女は存在しない幻冬舎
2001年9月10日
森博嗣スカイ・クロラ中央公論新社
2001年6月25日
正木晃はじめての宗教学
『風の谷のナウシカ』を読み解く
春秋社
2001年6月30日
伊藤益親鸞集英社新書
2001年8月22日
笠原一男親鸞講談社学術文庫
1997年7月10日

 買った時はどれも読むつもりで、しかも今日‥‥昨日中に残さず読めそうな気がしたのに、今はもう、書こうと思ってたメールも明日‥‥次に起きてからに順延したりなんだりしてて、ほとんど体力ないです。うーん。

 今日は昼間ともだちと会ってました。セカンドハウスで(わたしは)慣れないけどおいしいイタリア料理を食べながら親鸞さんの話をしたり、それにまつわる大量の解説書の話をしたり、‥‥思い出した。親鸞さんの主著である『教行証文類』の話をしたり、遠藤周作『沈黙』や倉田百三『出家とその弟子』にも言及したり、ロジャーズの話をしたり、互いの論文の話をしたり、一緒にやってるバイトの話のラクな点とそうラクでもない点について話したり、ホスピスやビハーラについて話したり、宗教的回心と真宗や親鸞さんとの関わり方を考えたり、etc. etc. ‥‥。

 ‥‥って書くとあまり面白くないですね。

 今ちょっとものすごくおねむです。だんだんわからなくなってきた‥‥。

 友だちと会って話してたときにもうすうす気付いていたのだけど、ほんとに有意義な時間を過ごせました。
 興味のおもむくまま、つれづれなるままに好きなことを喋ったり反応を返したりしてただけなんです。でもってすごく楽しくそれをしてました。
 いま気付くと、そういう反応や期待なんかを含めたのものが何かにつながってると思う。あまりに卑近なことを言ってしまうと、次の論文に使えそうだったり、使えなくてもとりあえず先行研究はおさえとかないとまずいよね、みたいな感じだったり、だね。

 ねむ。zzzzzzzzzzzz。
 からだの中と精神とが動き出してからだニャ♪

 なんか、今日の日記も語尾がはっきりしない。

2001年8月30日 31日(金) 03:00  Gateway‥‥

> えらいご時世ですなぁ。
> お悔やみ申します。
> 元牛ユーザーより
>
> http://www.gw2k.co.jp/

 わたしのパソコン師匠からこんなメールが来ました。
(師匠! よく考えるとコレ無断転載です。モノがモノだけに許してください。)

 師匠はかなり前から牛をメンテしたり拡張したりしてるうちに一台まるまる作れることに気付いて、それからほどなくしてマザーボードも本体も何もかも他で購入して組み立て、今では自作機を持っています。だから「元牛ユーザー」なんですね。

 しかし、牛ほどに大きな本体を持ってしまった人間は(しかもわたしフルタワーだし)拡張するのがさだめだと言えます。CD-R/RWを買ってきて内蔵するくらいのもんでも、中を一回見たら次からパソコン作ろうかと考えるのが一般的な流れかなって思います。だからGatewayはこんなことになってしまったのかも、って思う。師匠もそれ(自作機製作への布石)を狙ってわたしに牛を薦めてくれたわけだし。

 いつになるかわからないけど、わたしも次は自分で部品買って来て自分で組み立てようと思ってます。(思ってます。)

 だけどそれまでは牛さんと仲良くやっていこうと思ってます。(確定。)

 ‥‥‥‥っちゅうか、なんかやっぱ悲しいです。

 「今日は泣かせて〜っ」って感じです。

2001年8月29日 29日(水) 23:30  髪を切る

 今日はひさびさに髪を切ってもらいに行きました。ほんとにひさびさ。前回刈ってもらったのが‥‥カードを見ると6月23日です。今日は8月29日(カードには7月29日って書いてあるけどこりゃなんじゃろう)。とんでもなく長い期間、この髪たちとやって来たわけですね。ここ数年では2カ月以上刈らなかったことなんて、さすがになかったようです。45日ぶりとか58日ぶりとかはあるようですが‥‥(^^;)
 だから髪を刈ってもらうたびに知り合いが「さえきさん髪型変えたんですね」と言ってくれるんでしょうね。髪型を維持しようとして髪を刈ってもらうのに、いつも間に合わなくなってしまう。

 いつもは多分「店長さん」に刈ってもらってるんですが、今日一応指名したら「あーっ。オーナーは今日あいにく会議で不在です」ってことだったので、その情報をくれた店員さんに刈ってもらいました。同い年くらいかな。嬉しそうによく笑う方でした。僕めがね外すと異様に人相悪くなるので、あと目つきは普段からそんなに良い方じゃないし、だからかなんか「コワイ」じゃなく「イヤ」って思ってそういう反応なのかな、なんて思ったけど違ったようです。僕じゃないお客さんや店員さん同士で喋るときでもやっぱり笑いかけることが多いように見えました(見えました)

 髪を刈ってもらいながら、つまりめがね外して見てたときは同い年よりもっと若く見えました。それに、チカラ弱い感じで笑ったのもあって少し不安だったんですが、有線で何人祭かの『サマーレゲエレインボウ』がかかってさ。聞きたくもないのにフルコーラス聞いてしまったら途中で異様に早くなるんですねあの曲。しかしその店員さんのハサミのスピードは一定。追い抜かれても意に介せず。いや、プロは手元が狂わないんだなって関心しました。
 わたしもそういう日記使いになりたいものです。何があってもなくても意に介せず、淡々と、同じペースで日記を書き続ける。
 夢かもなあ‥‥。

 肩もみや洗髪はやっぱ女性の方がなんとなく良いんですけど、たまに男の店員さんにやってもらうと、女性に比較するとやっぱりこっちの方がチカラ強いってのを再認識できて良いです。その人は手際もすごく良かったです。そういえば、札幌にいた頃に通ってた美容院は今日の店員さんよりももっとガシガシ洗ってくれて、あれも気持ちよかったな。

 美容院から外に出たら自販機がありました。サントリー製品が全部\100。おお、と思い、とりあえずボスブラック購入。緑茶もあったのでそれも購入。良かった。と思いきや、ブラックはそのまま、緑茶はなぜかサンガリア。ダマされたと思いつつ確認すると玉露入り。しかもおいしい。だから許す。

 で、髪だけ刈って帰るのもなんかこう、芸がないというか何というか。芸なんてなんも持っとらんのだけどね。でもとにかくなんかもっと出歩きたくなってソフマップへ。メモリを見ました(見ただけです)。うちのデスクトップにすぐ付けられそうに似通った名前の、でも微妙に異なる値段のが大量にありました。うちの牛は最大で800くらい積めるらしいので、そのうち256とか買って来ようと思ってます。

 帰り、ジョーシンにも寄りました。何も買うつもりなかったんだけど、携帯ストラップ売り場で可憐な瞳をしたミッフィ発見(お願いだからそんな目で見つめないで‥‥弱いの‥‥)。クリップがミッフィ。ミッフィがクリップ。にっこりして\680払い、とりあえず家に連れて帰りました。もう完全になついています。
 オフで会える方にはゆくゆくお見せいたします。欲しくなること請け合いです & わたしの行く末を少し案じる気持ちになるかもしれません。

 でも、しかし。なぜミッフィはこんなにカワイイのだろう。

 ではでは。

2001年8月25日 25日(土) 01:30  あらあら

 日付間違って書いてました。だから再アップです。

 こんにちは。めでたく「怪獣ミソジー」に食われてしまった佐伯です。
 こんばんは。あたかも「妖怪味噌爺」を背負ったかのような石田です。

 ‥‥なぁんてアホなこと書いてるんですが、わたし本当に30歳です。まいったなこりゃこりゃ。ああほれほれ。わんわん。ざっくざく。

 こないだ結婚式を挙げた友だち、入籍はその少し前からしてました。「30歳になる前に結婚したい」と言ったとか言わないとか。
 友だち、言っときますが男です。女性が個人的にある年齢を適齢期と定め、それ以前に結婚したがる傾向がある、というのは、いつ頃から始まったかわかりませんが、現在のこのクニにもかなりの規模で厳然と存在している事実なのでまだ解る、ような気がしますが、彼は男です。「お前何やってんだ?」‥‥‥って思うのもセクハラでしょうか? って書いて確信です。「違います。」
 発言の方向性がはっきりしないし、ハラスメント‥イヤガラセではなく揶揄してるんであるし、何より、彼にはわたしのそんな言葉が全然痛くなかった、ってのも重要です。
 しかし上のわたしの言葉を読んだ方が何らかのイヤガラセを感じ、すごく気に入っていたわたしのこのサイトに二度と来たくなくなる、いや明日から二度と来るもんかとココロに誓ってしまう、などという許し難いそれでいて目立たないしかし歴とした「由々しき事態」に陥るのなら、それはわたしからその方への、そしてもちろんわたしからわたしへのイヤガラセであると思います。

 実際に起こり得る話としては‥‥

 ある女性がある特定の年齢を境界と考え、自分の加齢状況で結婚の時期を左右させようとしている、という告白をその女性から受けたその女性の婚約者が
 「そんなこと言わないで良いんじゃない? 僕はそんなの気にしないよ。いろいろ調整しなければならないこといっぱいあるから、もう少し後にしないか? 焦らずじっくりいこうよ」と優しく微笑むのは、セクハラではないと思います。

 でも‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 「そうだね。大事だよね。君の気持ちなんだから。云々」みたいに、打ってて歯が落ちそうなくらいにあばたもえくぼ的な発言をして奔走し出すのは、‥‥あるいはセクハラかも知れませんけど、上のやつより良いかもな、なんて思ったりします。
 「男と女はロジックじゃない」。‥‥リツコ博士の言葉でした。

 というわけで、本当に30歳なんです。ミサトさんを抜いちゃいました。

2001年8月23日 23日(木) 11:30  おひるの日記

 こんな昼間に日記をアップするの久しぶり、な気がします。実際にどうなのかはわからない。記憶かなり歪むからなあ。上書き保存し放題です。

 うちの方へ台風が近づいてきてます。釧路の方で大風が吹いてる映像がTVで流れました。‥‥家の周り、11時現在、けっこう影が濃いぃですねー。風もなく、雨もなく。正直言ってこりゃ快晴です。天候があまりに悪かったらどうなるんだろうと心配されていたデイサービスもあるようで、婆さんはいそいそと、バスに乗って出かけました。週一回のお楽しみ。楽しいってのは良いことですよね。憎まれっ子は世にはばかるのです。「はびこる」か? あれ? どっち?

 雨‥‥昨日わんさか降ったので、しばらく我慢してくれるのかな。‥‥長雨が続きそうだったから、だんだん良い感じになって来てるらしいマメ類など、農作物への被害も心配されたけど、‥‥台風(あるいは温低)本体がまだ来てないからまだ早いかな‥‥このままなら、すっかり「恵みの雨」で終わりそうです。でも秋の天気ってヒトのココロと同じくほんとコロコロ変わるもんね。やっぱりわからんです。

 そういえば、関西や関東の一部で深刻だった水不足は解消されたんでしょうか。台風は、河川が氾濫したりヒトや家畜やイエや車が流されたりしなければ、つまり飼い慣らされたようなのが来てくれて、水不足を解消して、畑に潤いを与えて、そろそろ傘を買い換えようかなって思ってる人の購買意欲を煽ったりしてるだけなら嬉しい‥‥。
 自然現象に人間の都合を言っても始まらないですね。ゴリラと会話するっていう企画がこないだNHKであったのを思い出しました(面白かったけど途中で飽きた。まるで機械みたく同じようなことばっかりさせてしまった。
 ‥‥なんだ、人間の言う「動物と話したい!」って、やっぱり「動物をアゴで使ってうちらラクしたい!」につながっていきそうだな、無理ないか。‥‥と考えて、少し寂しさを感じ、少し自分の傲慢さも感じ。かり出された子どもたちやゴリラが可愛そうに見えた。)

 雨雲や台風と話せたら便利でしょうね。‥‥話すだけで、こっちの都合を全然聞き届けてくれなかったら今よりもっと恨んでしまいそう‥‥。

 朝のNHKニュースにやなせたかしが出てきました。『さみしそうな一冊の本』(?)か何んか、うちでは結構はやってた時期があります、やなせたかし。『てのひらを太陽に』の作詞がそうだと知って、ちょっと違和感を感じたり。‥‥アンパンマンはもっと違和感だったなあ。だって全然、他の詩や絵と違う。

 でもアンパンマンは売れたからまあいいっか。バイキンマンはむっちゃ可愛いし。ちょっと年長の子どもに人気なのは、実はアンパンマンよりもむしろバイキンマンの方だ、って聞いたことがあったような‥‥でもスポーツ選手が中に入って何かするって企画では、年少さんだったからかなあ、バイキンマンが勝ちそうになると子どもたちみんな泣き出してたんだよね。おもろいね。
 まあ、俺が違和感を覚えてもなんでも、やなせたかし本人すっごい楽しそうだし、すっごい元気だし、それで良いです。

 しかし82歳にもなっていたとは!!( ̄□ ̄;)!!

2001年8月20日 20日(月) 23:30  結婚式翌日はいもの収穫。

 昨日は友だちの結婚式でした。彼はわたしと言う人がありながらキリスト教式で挙げるんだひどいよね、ってとこまではお伝えしていましたよね。うちの檀家さんではないんだけど、仏教徒であるようなことを言ってるのにな。

 と思っていたんですが、信仰に対する彼と彼女の態度をさしおけば、なかなか良い式だったと思います。感動まではいきませんが、厳かで、良く聞くような「お掃除のおじさんが神父さんの格好をして出てくる」なんてことはなかったようです。神父さんも聖歌隊も専属っぽかったです。システマティックかつたった一度の、って感じで、とても良かったです。

 神父さん、って書いてるのは、ハリウッド映画によく出てくる

「異議のある者はここで申し出よ。さもなくばその異議を一生心に留め置け」

 みたいなのがなかったからカソリックだったのかなって思ってるってことです。実際にどちらがこういうことを言うのかわたしはちょっと解らないんだけど。‥‥ハリウッドってアメリカだからプロテスタント系(神父さんじゃなく牧師さん)かな、って。

 神父さん(と仮定)の読んだ聖書や二人に送ったお説教のようなものを聞いてて感じたのは、やっぱキリスト教では神(主・イエス・聖霊)と人間がとっても重要で、他の動物や植物は人間のためにあるに過ぎないんだな、ってことでした。‥‥これは仏教から見れば傲慢以外の何ものでもない。いや、そんなものが簡単かつ明確に定義できるわけではないんだろうけど、アニミズム的な日本的価値観から見ても、恐らく傲慢だと思います。
 だけどこの「傲慢!」は違う価値体系から違う価値判断を見てるから気づく(と言うか感じると言うか)モノなわけで、キリスト教から仏教を眺めた時には、きっとやっぱり何かそういうふうな、俺が感じたような倫理的な甘さみたいなものが仏教の方にも確実にあるんだろな、って思って、

「じゃあお互いにお互いへの違和感を述べ合ってそれを理解し合えば(納得し合う、ではない)、今よりもっとそれぞれの特徴が際立って、倫理的に良い方に行けるかもね」

 みたく思いながら立ってました。

 しかし、昨日も今日も北海道(の一部)はすごく晴れてました。TVで見た九州や沖縄の方に申し訳ないくらい、すごく良い陽気。「日頃の行いが善いと晴れる」っての、やっぱり迷信ですね。じゃなきゃ奴の結婚式にあんなに晴れるのおかしいもん。‥‥それだけ奥さんの方の行いが善いのか? あるいは。‥‥まあ深く考えるのは止そう。

 家の前にあるいも畑を見てたら、トラクタがゆっくりゆっくり、薬を散布してました。いもの収穫が始まるようです。‥‥解説しますと、いもは放っておくといつまでも育つんです、多分。でも地下のいもは「もう充分大きくなった」と思えるくらいに大きくなってます。だから上だけ枯らすんです、薬をまいて。そして、上が茶色く枯れてるところを、後ろに器械をつけて人もいっぱい乗せて、家族総出+αで収穫するんですね、いもって。やったことはないけれど、見たことは何度も何度もあります。でも、そう言えばちょっと早いよなぁ。早稲なのかな。

 去年の冬から約束してた、アンケートで100人目のキリ番を踏んでくれた方に、やっとおいしいいもを贈ることの出来る季節が来ました。早稲であれなんであれ、北海道で、しかもわたしの見えるところでいもの収穫が始まったということは、お盆が終わったということよりももっと「秋です」を説得的に納得させてくれます。‥‥台風も来てますしね。あれって慥か秋の季語ですよね。

 でもきっと本州の方は残暑厳しいんでしょうね。気を付けてお過ごし下さい。

2001年8月18日 18日(土) 23:30  コスモス。

 まだ実家にいるさえきでございます。寒いので、連日ちゃんと布団を被って眠っています。本当ですよ。夏なのになんでこんなに寒いんでしょう、って言うか、もうコスモスが見事に咲き誇ってるので完璧に秋かも知れません、北海道、いや北海道の一部。まいったな。

 テープ起こしをしてます。全て講演会で三本あります。一本終わりました。「その」って言い過ぎるきらいのある方で、講演内容もあっちへ行ったりこっちへ行ったり、しかもあまり面白くありませんでした。共感できたのは、真宗をすごく重要に考えてくれているってことです。それがあればまあ良いんですよね。うん。そういうことにしときましょう。

 さっき二本めに入りました。

 間を空けながら訥々と喋る方なので、前のよりはテープを一時停止させる回数が減ってますが、突然長く喋り続けたりもするので油断は禁物です。いや、でも、そんなことは音質が最悪にくぐもってるってことに較べれば問題じゃない。あと致命的なことにマイクのすぐそばで誰かが時々咳き込んでまして、うん、何も聞こえなくなってしまいます。

 ちょっと困ってます。

 これと対比すると、前に起こしたテープの何とやりやすかったこと。内容が全然納得いくもんでなくても、しかも「行間」を強調するだけあって何を言わんとしてるのか「要するにですね」と言われてもそれでも全然わからないまんまで講演が終わったとしても、しかも最初からずっと異様に早口なのに最後で「時間がないのでちょっと急ぎますね」と言って更にもっと早口になったとしても、彼のテープはとりあえず何を言ってるのかが明確にわかる音質で録音されていた。意味不明瞭でも、講演会テープは、はっきりした音質で録音されてた方がいいですニャ。

 実家にいると太りますね、本当に。困ったな。(脈絡なし)

 実家にいるといろいろ予期せぬ事態(急に料理作らなければならなくなったり、急に掃除しなければならなくなったり、しかしその「急」はなぜか日常的に日に何度も訪れるんですが‥‥予期しろよさえき)が頻発しまして、それもありまして、日記の更新が滞りがちです。すみません。って最後言い訳かよ。

 いや、最後じゃないよ。うん。思い出した。

 甥がやって来て、ビデオを見たり、わたしを何十回も蹴ったり叩いたりして帰っていきました。ビデオは『遊戯王』。なかなか面白かったです。カードゲームの世界選手権に出場するくらいの実力の持ち主が世界一決定トーナメントに出てるのに、なぜ「ううっっ!」って言うくらい裏技に気づかないのかな、って、それがすごく不思議だったけど‥‥でも面白かった‥‥そのくらい奥が深いのかな、あのカードゲーム。永続トラップカードなんてすごく有名なんじゃなかろうか、実際には。まあ良いか。うん。

 ハインツの缶入りデミグラスソースを使ってビーフシチュウを作りました。ビーフチシュウじゃないです、シチュウです。おいしく出来ました。しかし一瞬家中を襲ったあの焦げ臭いにおい、あれはなんだったのだろう。外でゴミを燃していたからアレのにおいだったのだろうか? それともデミグラスソースだったのだろうか?

 料理のレパートリィが少し広がりました。よかった。

 明日は友だちの結婚式です。俺という仏教徒の友だちがいながら、彼はチャペルで式なんだそうです。忘れなかったらお米を5キロくらい持ってってばらまいてやろうかと思ってます。いや、でももったいないな。50グラムくらいにしようかな。

 だから明日の日記は、もし余裕があったら、わたしは初めてキリスト教式の結婚式を見るのでその体験記(?そったら難しいものにはならんのでは?)みたいなのを書きたいな、と思ってます。

 ではでは。また今度。今日もバラバラと長めっスね。すみません。

2001年8月15日 15日(水) 22:30  お盆でしたね。

 どうも。二日続けて眠りながら日記を書いてはいけないと思い、お昼からでもちょくちょく書いていこうと思ってるさえきです。少しずつ書いて、アップしたのが23:50ってことで‥‥‥。

 おとといから言ってるところ。「E-PAGE TOKACHI」
 http://www.ccrjapan.com/epage/
 ここです。見てみてください。さえきの育った十勝管内の、ネットで集められる情報が集積されてます。現在も増え続けています。
 十勝になじみのない人のために解説しますと‥‥十勝ってのは、北海道南部を南北に走る日高山脈の東側で、釧路のちょっと西側。北海道地図で言えば右下部分。関東平野に少し負けるくらいの大きさの平野が広がっていて、恐ろしいことにその全部が畑です。いや、住宅や牛舎、アスファルト、牧草地なども少しはありますけど‥‥。

 このページ、わたし実はまだ全然内容を見られてないんですが‥‥十勝に観光に来る人は、ぜひぜひ参考にしてください。十勝に暮らしている人も、もし良かったら参考にしてください。って、うん。作ってる人がすばらしい方なので、悪いようにはされないと思いますよ。うん。(変な紹介‥‥)

 北海道でいちばん大きな花火を毎年やってくれる「十勝毎日新聞社」へのリンクもありました。花火は13日に終わったところなので、綺麗な写真がアップされてそうです。とりあえず14日の新聞には写真が掲載されてました。

 昨日みたいな日記、個人的にはオッケーだと思います。罪のない酔っぱらいみたいな「罪のない眠い人」。しかし何を言わんとしてたのかは一日たつと本人にも解らない。そういう意味では非常に困ったちゃんですね。

 昨日モウロウとしながら書いていた問題について今のわたしが思うのは、

  • 政教分離の問題に絡めてコメントしている知識人もいるはずなのに、大新聞やTVなどメジャーなメディアを見てると、それが全然オモテに出てこない。近隣諸外国・諸地域の為政者・集団に対する配慮が主で、残りは「日本は戦争を始めようとしてるのか!」という30年前くらいからずっとこの時期になると流行るステロタイプで空疎な言辞ばかり(手前の言う「日本」に自分を含めないからおかしくなるのかも。あるいは、クニという言葉が、国土・政府・国会・郷里・国民などなどいろいろを意味してるのに、それを全部「クニ」や「日本」で言い切れると思って無邪気に混同するからおかしくなるのかも。「クニ」や「日本」という言葉を使うときは、自分が具体的に何を言おうとしてるのかを把握してないと、油断して同語反復や自家撞着を起こすでしょう、間違いなく)。メジャーなメディアほど、俺が最重要と考えるココロの部分に無頓着なのかもしれないなあ。
     
  • かつて「この国土を他国政府の支配下におかないため」と信じて戦い、命を落とした人に対して哀悼の意を表することを、俺は否定しない。だが、このクニにはさまざまな宗教が入り乱れているわけだから、たった一つの宗教のやり方をスタンダードなモノと位置付ける努力は、政府関係者であれ、他の団体であれ個人であれ、放棄すべきだと思うなあ。千鳥が淵のちっちゃいところをもう少し拡充するなりなんなりして、どの宗教の人も(含似非「無宗教」)他の宗教をおろそかにしないで済むようなやり方を模索すべきだよな。
    ‥‥その意味では、小泉首相の行為は、議論のきっかけになりそう。その点でのみ評価できると思う。全ての問題を解決してから15日を迎える、ということは不可能だったから、「何もしない」という選択肢を選べない人である以上、あのような結果になったのも、彼なりの妥協ではあったのだろう。‥‥とは言ってもだ。「何も解決しないままで勝手な行動をとった」という事実は残ってしまうわけで。事後承諾してくれる他国政府と、してくれない他国政府がある。自分が世界の中心だと本気で信じてる他国政府は、恐らく、「他の政府の全ては最終的な判断を下す前に自分に聞きに来い、じゃなきゃ爆弾でこらしめちゃっても良いんだよコラ」ってふうに思うかもしれないので、うん、やっかいな外交問題を抱えましたね。
     
  • 小泉政権発足時、朝日新聞の記者が閣僚全員に対して「ヤスクニジンジャヘノサンパイガウンヌン」って質問をしてたっけなあ。思い出したよ。あーぁ。さすが朝日だね、悪い意味で。
    記者の発言をカタカナにしてるのはバカにしてるから&戦中感を出すためですよ。中国のチベット侵略を正当化するだけのことはあるよね。彼は恐らく、自分の興味から質問したのではなく、中国政府にホーコクするための記事が欲しくて質問したのでしょう。
     
  • 過去の行為を「誤らない、しかし事後の思想」(加藤典洋)でもって断罪し尽くすことは出来ない。しかも、極東軍事裁判は史上まれにみる茶番裁判であった。だから、A級戦犯も何もないんじゃないか。結果的には間違ったことをいっぱいしてしまったと俺も考えてるんだけど、だけど、A級戦犯をのみ悪者にしてそれでおしまいに出来るほど、アジア・太平洋戦争におけるこのクニの行為は単純じゃない。
    俺らが俺らのものとして背負っていくべき・いかねばならない・他人のせいにしてはいけない負の遺産なのだから、その自覚をココロに新たにする意味を込めて、いずれ完成されるであろう国立墓地か国立墓苑には、彼らのための墓石なり納骨壇なり、モニュメントを作るべきではないだろうか。A級戦犯の選択した内容と、それに基づく結果を完全に容認することはできない。だが、A級戦犯がこのクニ(このクニは何かな。政府かな、国土かな。‥‥国土かな。)から生み出された以上、我々は、彼らの存在を認識しなければならない。行為を容認する必要はない。だが存在は消し去ることが出来ない。である以上、彼の戦争にかかわる故人をすべて追悼するという理想的な立場に立つのなら、そうすべきだとわたしは考える。
    中国政府が、日本と国交正常化をする時に言ったという明言、
    「許そう、しかし忘れまい。」

    ‥‥俺らがこれを自分たちや自分たちの祖先に対して言うためには、他にどうすれば良いのだろう。A級戦犯をそこから排除するという選択肢も選べないわけではないが、彼らは他人ではないと思う。弱い部分、否定したい部分を持っている相手をこそ、わたしは自分に通じる存在とみたいのだが。
    まあ、理想論かも知れません。
     
  • 他国の国旗に×をしたり、それをお葬式の遺影のように細工したりするのって、外交問題になりかねないよなあ。彼ら解ってやってるのかな。‥‥あれれ、そう言えば‥‥‥ああいうマスクをしてああいう踊りを日本への抗議行動と位置付けてやってるってことは、つまり、彼らはあのハタを日本の国旗として認めてくれているってことか。ふうん。彼らにとってそれは本意なのだろうか。不本意なのだろうか?
 今日はお盆です。納骨堂のお参りを少し手伝っています。って、それは二日前にも書いたか。うん。
 まだ引き続き手伝っています。うちのお寺の傾向として、毎年お参りの多いのが13日と15日です。14日はどういうわけかちょっと少なめです。‥‥12日、今年は日曜日だったせいもあり、ちょっと多かったです。

 お参り、終わりました。ほっと一息。たまってた論文系の仕事(趣味と言うべきかも?)に取りかかります。ではでは。今日は異様に長い長い日記なのに最後までお付き合いいただいて、ありがとうございました。

2001年8月14日 15日(水) 01:00  国旗ってさ。

 どうも、二日続けて日記を書くのが異様に久しぶりの管理人、いしだです。
 あ。そういえば、昨日のすごく使えそうなHP、まだリンクしてません。明日か明後日には必ず‥‥リンクしたいと思っています。

 小泉首相が靖國神社に参拝しましたね。13日、しかも玉串料はポケットマネーから。
 熟慮は、実際にしたようですね。してないとしても、他人の意見を少しは聞いたように思えます。‥‥宗教的には、これ以上のものを彼に望んでも、今は酷なのかもしれません。だけど人間の欲求、欲望、煩悩は限りがないのです。‥‥なんて開き直るのも変ですが、って言うか仏教的には完全にアウトですが‥‥靖國神社の程近くにある千鳥が淵のあのちっちゃいちっちゃいやつ。あれを沖縄「平和の礎」クラスの理念で作られた墓苑に改造して国立墓地に、あるいは新規に「平和の礎」クラスの理念で墓苑を作る。そのくらいまで望みたくなってきますね。っていうか、そのくらいしないと全然、ださださ(死語)に格好悪いんですがね。

 まあとにかく、宗教的にはほとんど問題ないです。個人の信仰はオッケー。仏教だろうと神道だろうとキリスト教であろうとイスラムであろうと。だから、小泉さんがポケットマネーで玉串料を納めてるぶんには関係ないです。

 近隣諸国への配慮は、どうなんだろう。「教科書」の時にも感じたのですが、まるで内政干渉の距離だな、っていうか、いつもすみません。‥‥今、うちの子どもを、隣の家のにいちゃんが面倒見てくれてた、というのを知ってお礼を買いに行こうとしてました、という夢を見たのです。
 眠いー。

 まあとにかく賛否両論というより否定しかぼくには見えないのさ。直後にバカボンパパが変な感じです。

 ちょっと眠い。

 韓国の学生が、日の丸を改竄するうなイベントをやってました。
 いいのかね。あんなの許して。

 本気で眠いので、今日はここまで。

2001年8月13日 14日(火) 01:00  お盆です

 どうも、ご無沙汰してました。佐伯です。元気でしたか?

 大体、日本全国お盆ですね。さえきの実家・お寺でもお参りに来る檀家さんが大勢います。
 ‥‥‥‥先日、お経をあげた後で檀家さんと少し話して、「ネットで広がる寺院の可能性‥わたしはこう思う」という提言を聞かせてもらいました。

 お寺へのお参りや読経もそうですが、口パクでしか歌えない似非歌手ででもない限り、そりゃライブが情報伝達・情報共有の最善な方法であることは疑いがないと思います。だけども‥‥。
 その檀家さんが提言されたのは、‥‥後でいただいたメールを見てみると4つあるのですが、まずはこういうことを提言してくださっています。

 現代人はさまざまな制約下にあり、ライブでのお盆まいりやお寺まいりが非常に困難な人も、すごく多くなっている。‥‥そんな時代にあっては、ライブにこだわらない、言ってみれば「インターネット墓参り」というようなものが出来たら、とても良いのではないだろうか。お寺というモノの性質を考えると、非常に失礼なことを言ってるような気もするが、しかし選択肢としては、あっても良いのではないだろうか。‥‥なきゃいけないかもしれない。

 うちのお寺、納骨堂があるのですが、ちょうど「バリアフリー」がブームになる直前に完成したんです。「だから」と言い切ることも出来ないと思うけど、それも理由の大部分として働いた結果、「階段はしんどいよ」と思う方に対して、非常に優しくない作りになってます。
 具体的には‥‥‥‥‥‥
 納骨堂が会館の二階にあるにも拘わらず、その二階まで「階段昇降」以外の方法で到達・離脱することが不可能なんです。1から10まで檀家さんが出資してくれた建物だから(さえき祖父もいくらかは出してるけど、いくらかに過ぎないです)話し合って決めたのだけど、エレベータがあればもっと良かったな、と思います。

 とは言っても、今日は車椅子の方がいらしたのですが、その方、両脇を抱えられて自分の足で階段を降りて行かれました。詳しいお話は伺えませんでしたが、わたしからはまるでリハビリか、それに準ずるもののように見えました。「自分で降りられた、良かった」、という感じです。
 つまり、階段は関門ではあるけれど、完全に悪い方向にしか作用しないわけではないと思います。
 しかし、ここからが重要だと思うのですが、「階段は悪い方向にばかり働くもんではない。だから‥‥」と言ってエレベータがないのの言い訳をして、それが正当性をもった言い訳になるわけでは全然ないんですよね。逆に、そんな言辞はどうやったって説得力を持ち得ない。

 階段昇降が「困難」な人は、選択肢が複数あれば、時には階段を、時にはエレベータを選択して二階に行けます。だけど選択肢が存在せずに唯一の方法しかなかったら、苦労する方法を用いなければ二階へは行けません。
 と考えると、やはりエレベータはあった方がよい。苦もなくできる人からは選択肢を奪っても、意識さえされないかもしれない。だけど苦を感じる人からは、奪ってはいけないと思う。四諦の中に「一切皆苦」というモノもあるが、だからと言って殊更に苦を作るのはばかげてるし、簡単な方法で、他人に迷惑も心配もかけずに取り除く方法がもしあるのなら、その苦は、ある程度は除いても良いのではないか。

 いやいや。とにかく。
 階段昇降が「不可能」な人は、一体どうすれば良いのか。
 先ほどの提言をされた方が、いちばん最初に配慮され、さえき実家のお寺に来ていちばん残念に思うのは、その部分であるそうです。

 うむむーーーー。

 親鸞さんの開顕された教えは万人に開かれている。法然さんが究極の地点にまで到達させようとしていた浄土教の流れを承けた親鸞さんの教えは、あらゆる困難を乗り越える契機を持っている。

 ‥‥‥と「言う」だけじゃなく、万人に開かれているモノは、実際に万人に開かれてるスガタにしてなんぼだと思います。
 慥かにそうです、真宗では本来お墓まいりを積極的には推進しません。浄土を考え、世界を考える契機として働かせることができるイベントであるから否定はしませんが、でも、どうも消極的な感じが見え隠れします。
 ‥‥いや、とにかくさ! 納骨堂にお参りしたいという気持ちを否定しては、その人にとって、その後に来るのかもしれない「浄土」とか「親鸞さん」とか、そっちまではもう、全然行かないわけでしょ。それって淋しいです。

 何か目の前に具体的な壁があるのなら、「その壁があるままで救われるのです」なんてほざかんと、取り除くように努力すべきだと思います。

 はい。その檀家さんにこのHPのアドレスが印刷された名刺を渡したので、しかもメールで「HP行ってみました」と言われたので、いつになく頑張って書いてみました。(檀家さんにお伝えしたの、これが初めてです。照れくさいとかハズカシイとかじゃなく、本気で焦ってます。)
 そんなこんなの理由から(?)、今回の内容は恐らく「いしだ」と署名すべきなのに佐伯が書いてみたのでした。って、本格的にアホかもね、わたし。

 Yさん。こんなわたしで良いのでしょうか。
 (ダメと言われても今のとこ困るだけで終わりなんですが‥‥^^;)

2001年8月9日 9日(木) 23:50  中島義道と白菜

 今日はお寺の定例(ジョウレイ:檀家さんも集まって、布教使さんの御法話を皆んなで聞くという、極めて宗教的・極めて談笑的な会のことで、特に、日を決めて毎月実施しているもののこと)でしたが、それにもめげず雑誌を買ってきました。『ダ・ヴィンチ』です。
 ほぼ毎号買ってるんだけど、数年前に突然 雑誌が想定している読者層と自分との間にジェネレーション・ギャップを感じてしまって以降、あんまり面白く感じることが出来なくなってしまいました。でも新刊情報はコレがいちばん良いと思う。気になる作家のインタビュー記事もたまにあるしね。

 で、今日買ってきた最新号に、‥‥驚いてしまった。中島義道が出てるではないか。この人、著作は多いけど、作家と言うより古今東西でも有数の歩く哲学者が片手間に、ほんま片手間に本を書いてるって感じの人です。いや、それはまあスタイルなんだろうけどさ。でもホント、こんな雑誌に彼が載ってるなんて予想外も予想外、たとえるなら‥‥初めて競馬に行った人がとりあえず自分の誕生日を馬連で記念に買ってみたら100万馬券になっちまったよしかも俺1000円買ってるよ、っていうリアルな夢のような感じです。

 なんせ嬉しかったのさ。そんだけなのさ。わたし書評めいたものも書いてるので、興味のある方はトップの左フレームから行っていただけると嬉しいです。どうぞ。

 忘れそうになっていた。白菜、白菜。

 8月7日の北海道新聞朝刊一面に「60歳 提供卵子で出産 日本人最高齢 米で体外受精」って見出しの記事があります。帰省してくる前に宝島の 『操作・再生される人体!』 を買って少し読んでいた、その冒頭の記事に

(前略)日本における閉経後の出産はこれだけではない。慈恵医大ではこれまでに三例を数え、山形大病院でも一例あった。今年の夏(八月)には日本最高齢の、六十歳の女性の出産が予定されている。(後略)
 ってあったの、まさにこの女性だと思うんだ。
 そういうのもあって気になってたのね。だけどスクラップなんて数日後にするでしょう、ね、する方。俺もそういう予定だったの。それで、今日新聞を探しに行ったのです、実家で古新聞をストックしておくところに。
 そしたら、6日8日9日のはあるのに、7日のが見あたらない。変な場所にあるのをやっと見つけたら、肝腎の一面から四面までがない。困った。そして僕は途方に暮れる。

 ちょうどそばにいた父親に「困ったな」とそのまま言ったら、「お母さんきっとハクサイでも包んだんだろ」と。ハクサイ? ‥‥白菜??
 なんのことやら? と思いつつ野菜置き場を見たら‥‥あれれ。まじだよ。
 夫婦って30年以上連れ添うと、このくらいは解るようになってるのね‥‥。

 数年前から海外でこういうのはありましたよね。だから、60歳男性が出産ってくらいの話にならないと、そう驚愕はしないです。‥‥って、驚愕するかどうかは問題じゃないですね。問題だ問題だと言う割に、俺って単に更なる刺激を求めてるだけなのかもなぁ‥‥。

 ごめんなさい。今日もオチないっすね。しかもだいぶ加筆しちゃった。

2001年8月7日 7日(火) 23:50  子ども

 今日もやっぱり寒いよ、北海道。晴れ間もそんなに見えません。夜に満月っぽい月が昇っていくのが見えたけど、それ以外はずっと曇ってたし、月も南中するはるか以前に分厚そうな雲の中に隠れてしまいました。

 ぼく、子ども苦手です。でも、今日は実家のお寺で「子ども会」でした。‥‥わかりやすく乱暴に言えば、お寺で近所の子どもを集めて、とりあえず阿弥陀さんに向かって手を合わせるのを習慣づける、という行事です。うちの宗派の子どもばかりを集めてやれば良いのでしょうけど、うちのお寺って住職(父)さんや坊守(母)さんの努力の甲斐あって妙なくらいに地域に密着しまくってるので、浄土真宗ではない宗派の家の子どもたちもようけ来てくれてます。

 ‥‥いや、話ずれちゃった。とにかく子ども会だったのです。(^^;)
 地域から子どもたちが集まって、住職・坊守指導のもと、七夕のかざりつけをして、みんなでカレーを作って食べて、七夕飾りを見ながら外で花火、最後は本堂で『今日の一日』を歌いながらローソクをつけたり消したりします。

 ぼく、子ども苦手です(さっきも言ったな‥‥)。でも実家に帰って来てる時は「子ども会」を手伝います、と言うより一緒に遊んでもらってるだけですね。ちょっとだけココロ開いたら、子どもって部外者に対しても案外人見知りしないで遊んでくれます。僕よりずっとオトナやと思う。

 で、ですね。そうなの。体力続かないのね、子どもと遊んでると。

 ぼく8月中に30なんですよ。まだ子どもいません。‥‥今この瞬間に子どもが生まれたとしても、その子が遊び盛りの頃に僕は35とかになってる計算になる。‥‥今でさえこんなに息切れるのに、大丈夫なんだろうか。

 甥(6歳)を今のうちに手なずけておいて、彼に遊んでもらえるようにしておこう、なんてふうには思わないながら、ちょうど来てたので一緒に花火をやってた彼の足をつかんでぐるぐる振り回したり、肩車をしたり、座布団で戦ったりしてました。もう30キロ以上あるのでちょっと大変です。しかし僕もホールデンくんくらいにはオトナになってるのでしょうか、子どもと遊ぶの、そんなに苦にならなくなってるような気がします。

 きっと甥の存在が良い方に働いてくれてるのかなあ。

 しかし、本当に寒かったよなー、今日。花火の時、子どももおとなも、皆んなみんな長袖・長ズボンだったもんなー。

2001年8月6日 7日(火) 23:50  習慣

 5日〜帰省してます。今日は5件だけお参りに行きました。うん。季節労働じみてます。なんか、こっち北海道は涼しいと言うより寒いですよ、はっきり言って。作物大丈夫なんでしょうか。かなり不安。そのくらい寒いです。とりあえず甲子園代表は早めに行って暑さに慣れておかないと‥‥

 いつも使ってるエディタをノートの方にインストールしてくるのすっかり忘れたので、今日はテキストファイルを使って書いてます。慣れ親しんだ真っ黒エディタ。リドゥもアンドゥもできないけど、テーブルやリストはしこしこ手で打てば良いし、HPのトップや構造を抜本的に変革しようなんて変な気を起こさなければこれで用が足りるのです。‥‥とは言っても、[Shift]+[Enter]で<BR>を打ってくれるっての実はすごくラクだな。恋しいな、エディタ。

 街の中やはずれ、落書って多いですね。いや、多くはないのかもしれないけど決して少なくないと思います。
 何年か前、京都から関空まで「はるか」に乗って本を読んでるうちに酔ってしまったので外を見てたら、どこかのお寺か何かの墓地の壁に落書を発見しました。一瞬でしたけど、達筆とは言い難い字で「ナモアミダブツ」とあったのがはっきり見えました。
 きっと悪ぶって・面白がって書いてるんだと思うんです。たまに綺麗な落書を見ることもあるけど、落書の圧倒的大多数は美しくありません。あんな読みにくい字で、しかもミミズっぽい線書きのみでは美観をそこねるだけですから(もし「美観」なんてのがあるとすればね)。

 はるかの車窓から一瞬見えた落書の表記はしかし「ナアミダブツ」。
 一般的に「ム」と書かれるところが「」になってる。

 たしか、真宗の本願寺派でしか「ナアミダブツ」とは言わないのです。

 きっとどこかのお寺か何かが、あの落書を書いた誰かに、本願寺派の方針に沿わせて手を合わせた時には「ナモアミダブツ」と言う、という習慣を身につけさせて、故にその誰かは世間を斜めに見るはずの時にもその影響下にある、みたいなのをその落書きに見て、にやっと笑いました。社会主義や共産主義、全体主義の国からそうでない国に政治亡命したした人が亡命後に為政者の悪口を言おうとして

 「にっくきうるわしの×××」

 って言ってしまう、そういう国では、一般国民は為政者のことを「うるわしの×××」としか呼んではいけないことになってるから、憎むつもりなのに、どうしても習慣付けされてるように「うるわしの」をつけて呼んでしまう、‥‥という実話に少し似てるかなー、って思いました。

 今日はいつもにもましてオチがない‥‥

2001年8月5日 5日(日) 03:00  帰省します

 5日〜27日、帰省します。今それでバタバタしてます。メール、ポスペで送る場合はポストマンに持たせてください。行方不明になってしまいます。
 こないだ『A.I.』見ました。主演の彼が素晴らしかった、だけかもしれません。脚本はあまり好きになれませんでした。でもなんか満足してます。ってことはつまり良い映画だったのかもね。どうでしょう。他に見た方います? ネタばらしにならない程度で掲示板に書き込んでくれると嬉しいです。

2001年8月1日 1日(水) 12:30  映画って

 どうも。今月末に怪獣「みそじー」に食われてしまういしだです。

 大学1年の頃に見て大感動し、涙が止まらなかった映画『ニュー・シネマ・パラダイス』を久々に見ました。
 1回目見たのは大学の図書館にあった「AVルーム」ってところです。もちろん「アダルト・ビデオ」の略。いやもちろん「オーディオ・ヴィジュアル」の略。
 受付でLDを渡してもらって、たくさんたくさんあったブースの1つに黄色いプラスチックの鍵を差し込んで、んでヘッドフォンをして見ました。後ろを通っていくヒトや前を通るヒトにモロばれな環境で、だーだー泣きながら見てました。
 そこで見た他の映像は、キューブリックの『博士の異常な愛情』や『2001年宇宙の旅』、野田秀樹の『桜の杜の満開の下』や『ゼンダ城の虜』、‥‥行くところに行ったらレンタル出来そうなものばっかりでしたねえ。

 2回目に見たのは早稲田松竹でやってた完璧ver.です。3時間くらいあるんだけど、やっぱり泣きそうになりながら見た。でも一緒に行った映画に造詣の深い先輩は泣かず「あー、なるほど」とおっしゃってました。その時は「なんて血も涙もないヒトなんだろう?」って本気で思いました。

 で、今回3回目見たのさ。
 全然泣かなかったわ。

 本もそうだけど、当然か。映画も見るべき時期があるみたいですね。二十歳の頃に観ておいて本当に良かったのかも知れない。‥‥それとも俺、ノスタルジーを解さなくなっちまったのかな。ちょっと意外だな。


参拝

 小泉さんの九段下神社参拝、元の幹事長まで疑義を呈し始めましたね。きっとこれだけいろんなヒトから「総理、やっぱあなた思慮不足が過ぎますよ、もうちょっと真剣に政教分離について考えてみてくださいよ」って言われ続けても、小泉さんは「戦没者に対する感情を押しとどめることは出来ない」という当然のことを主張し続けることが神社参拝の論理的な理由になるという単なる勘違いをその人たちにゴリゴリ押しつけてやっちまうんでしょうね。

 戦没者への哀悼の意の表明の仕方には何種類かあるわけです。

 総理大臣という肩書きそのまま・公人として、宗教にどっぷり浸かった地点でやっちまうのは、当然のことですが論理的にはまったくの憲法違反です。首相がそんなことをして良いわけがないとわたしなんかは思うんですが。

 哀悼の意を表することが正当な権利であるとしても、その手段を一切問わないで良いということには、まったくならんのです。その点に関しては、ほんと論理性のカケラもないヒトですね。まるで佐倉氏です。基底にあるのは「やりたいんだからやっちまえ」それだけです。佐倉氏の場合は表面的な部分だけですが、つまり中身の方をしっかり検証すると全然問題ありまくりなんだけど、でも表面的にはその前に「他人に迷惑をかけないんだから」ってのがあるのに、小泉さんの場合はそれさえもない。逆に、その迷惑に目をつむるよう、俺に訴えかけている。自分のしようとしてることが目をつむれる水準を遙かに通り越したモノだっていう自覚がないんでしょうね。誰もが知ってる公然の秘密を敢えて言いますが、あの人、アホですね。

 それなのに80%かー。悪夢ですにゃ。


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