2001年6月29日 30日(土) 05:30 できたっ
やっと、印仏研の発表レジュメが完成しました。今↑からちょうど12時間前、わたしが今向かってるパソコン‥‥の中と言うか外と言うかまあとにかく‥‥で原稿が完成。
そのままロビーの机に並べ、五枚セットにして折り出す。折る。もっと折る。かなり折る。 30分後くらいにやっと完成。一服。HTML化すべき、と思う。 12時間を経て、完成。それは、ここです。 そんな感じで、管理人は東京へ行きます。月曜の夜遅くかお昼か、そのくらいまで日記の更新はできません。その間、掲示板で遊んでやっていてください。よろしくお願いします。 <(_ _;)>
石田は今年の印仏研で発表します。クローンと真宗との関係、みたいな発表になる予定です。つきましては発表レジュメをHTML化いたしましたので、ご意見をお願いいたします。どのような立場からの意見でも待っています。
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2001年6月28日 28日(木) 07:00 うわっっっ
村上陽一郎の『文化としての科学/技術』岩波書店を読んでいました。科学史の専門家の方です。わたしが「科学」や「技術」に関して何かすごく良さげなことを言ってる場合は、ほとんどが彼の受け売りです(とんでもないことを言ってるときは、ほぼ全て間違いなくわたしの勝手な思い込みです)。 2001年6月27日 28日(木) 02:30 あちちち
京都は「殺人的」って言って良さそなくらい暑いです。元気ですか。佐伯も石田もバテ気味ですけど、なんとかやっております。 石田は今年の印仏研で発表します。クローンと真宗との関係、みたいな発表になる予定です。つきましては(?)、どんなことでもいいので、ご意見をお願いします。ご質問でもなんでもホント、よろしくです。全部(?)発表に反映させたいと考えています(甘いかも‥‥)! (これにかまけてて日記の更新が滞っています! スミマセン!)
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2001年6月26日 27日(水) 15:00 エディタ
たつみさんのところに行ったら、エディタを紹介されました。えっと。 |
2001年6月25日 26日(火) 11:00 途方
日曜日、ネットバイトのオフ会でした。普通の飲み会から参加したのですが、お昼ご飯のバイキングが1次会、その後のボウリングが2次会ということで、飲み会は既に3次会でした。で、その次の軽いカラオケは4次会、徹夜カラオケは5次会、その後の朝ご飯は6次会。 |
2001年6月23日 24日(日) 09:00 高校生。
「最近の若者は云々」って言葉って、まだ有効なんでしょうか。
1. 老若男女を問わず、アホな人間はアホであり、馬鹿な人間は馬鹿であり、アタマの良い人間はアタマがよく、賢い人間は賢く、傍若無人な人間は傍若無人であり、謙虚な人間は謙虚であり、言葉足らずな物言いをする人間は言葉足らずであり、文章のうまい人は文章がうまい。そりゃそうだ。 対象を「若者」や「17歳」で括って何か有意義なことを言おうとするなら、全称文の及ぶ範囲を逸脱してはいけない。自分の注目して見ている一部のソレとソレ全体を同一視し自分の見解に疑いを差し挟まないままで語り尽くせると信じ切るのは、怠惰だである。 ‥‥と言ってるこれも微妙に全称文かもしれません‥‥。 2. ネットでの会話は顔と顔を突き合わせて話す対面の会話とは異なり、身振り手振りや表情が伝わらず、ほとんど文字だけの会話になる(^^;)。対面ならば言いたいことを言いきる前に相手の表情を読んで言い止めたりもっと言ったりできるのに、それがまったくできず、互いに、言おうと思ったことを言い切ることしかできない。 だから(?)ネットでは、些細な誤解や甘えが作用することによって、文字で表現した心情や意見が不可逆的なくらい伝わらなくなることがある。だけどこれは対面での会話にも全然通底する事実だ。些細な誤解や甘えに基づくそれが積み重なれば、時には積み重なる間もなく、対面での会話や接触も、関係を粗鬆にする。 どの会話にも共通して必要とされるのは、有名無実に見えて実は確実に現象している相手のココロを現前に創造する想像力である。それを怠れば人と人との関わりは崩壊する。 ネットは意志疎通に不向きな無味乾燥な道具なのではない。ナイフとハサミには特異分野があり、かつ同じモノを切ることもできる。だが同じ切り方ではうまくいかないことが圧倒的に多い。特異な切り方があるのだ。それを理解して技量を磨けば、どちらでも切れるものはどちらでも切ることができる。それと似ているのではないか。 言葉だけで理解し尽くし合うことはできない。そもそも人と人とは理解し尽くし合うことができないのではないかと思えてならない局面が対面での会話にも存在する。対面であればすべてが可能であるとする幻想を捨て去るところから始めれば、ネットでの会話に必要などのような技量を磨けば良いのかも自ずと判明するのではないか。自分が不得手だからと言って、全ての他人に自分と同じように振る舞えと言うのは傲慢である。 ネットでバイトしてて、そんな思いをまた新たにしています。 しかし、上の文章の最後は苦しいと思います。おやすみなさい。 |
2001年6月22日 22日(金) 23:00 どうもこう、うーん。
最近どうもこう、うーん。 うまくないです。 |
石田は今年の印仏研で発表します。クローンと真宗との関係、みたいな発表になる予定です。つきましては(?)、どんなことでもいいので、ご意見をお願いします。ご質問でもなんでもホント、よろしくです。全部(?)発表に反映させたいと考えています(甘いかも‥‥)! (これにかまけてて日記の更新が滞っています! スミマセン!)
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2001年6月19日(3) 20日(水) 06:30 梅雨本格化
under20世界大会の一次リーグ見ましたけど、ちょっと悲しかったです。そこそこいけそうなのにオーストラリア何んか強いや。 2001年6月19日(2) 19日(火) 02:30 波乗りジョニー
サザンの新曲だと思っていたら違った。あれは桑田佳祐の新曲か。 2001年6月19日(1) 19日(火) 02:00 女満別 J-Sky の「このサービスを使ったら携帯でもっといっぱい文字が送れるよ!」って CM で、女満別 が全国区になってしまってます。「女」→「女満別」。読めますか。「めまんべつ」です(まめちしき)。北海道北見市の最寄り空港のある市です。留辺蘂の最寄り空港でもあります。なんかちょっと嬉しかったです。 留辺蘂。読めますか。「るべしべ」です(もっと、まめちしき)。 |
2001年6月18日 19日(火) 01:00 人間講座
NHKで『人間講座』ってのをやってました。猪瀬直樹が担当で、タイトルは「作家の誕生」。今日は第三回「サラリーマンとフリーライター」。 森鴎外は政府関係の高給取りであった。その片手間に作家をしていた。同時代の夏目漱石は大学教授で、やはり高給取り。彼は大阪朝日新聞に招かれ、年収を倍にし「小説記者」となった。‥‥二人とも固定給でリスクを負わずに作家活動をしていたという点では同一。朝日新聞は夏目漱石のおかげで部数を数倍に伸ばした。 いや、教科書的に書くと全然魅力的じゃないですね。だけどホント面白かったんです! 平塚雷鳥を説明するのに「この人は‥‥デヴィ婦人じゃないけどいろいろあったんですよ!」と言ったり、菊池寛と芥川龍之介の写真を並べて、菊池の方を眺めて「この人はまるっこい顔をしてるでしょ。うん、渥美清じゃないけど、こんな顔だったんですね。じゃぁこっち、芥川はほんといい男でしょ、いかにもモテそうな。」みたいに言ったり。 次回、第四回は、第三回の菊池寛つながりで『文藝春秋』創刊の話とか、日本初のベストセラー島田清次郎『地上』(新潮社)秘話などを語ってくれるそうです。『地上』は高校か浪人の時に『栄光なき天才たち』で紹介されてて、すっげ読みたくて、大学の時に探したけど読まず、京都に来て思い出してやっと院の図書館で借りて読みました。 うん。 昨日嬉しがって携帯に付けたティマのストラップ、なんかもそもそしてます。 なんか、早朝にサッカーがあるようですね。見なければ‥‥。 |
2001年6月17日 18日(月) 06:00 METROPOLIS
『メトロポリス』を観てきました。行くの遅れてしまって、オープニング部分にある(らしい)ちょっとした「演説」とタイトルバックみたいなのを見逃しましたが、METROPOLIS というタイトルが出た瞬間から最後まで、ずっと見ることが出来ました。 |
2001年6月16日 18日(月) 06:00 関西一週間
どうも。いしだです。ごぶさたしてます。(^_^)/~~ |
2001年6月15日 15日(金) 22:30 あれあれ
カリオストロの城をやってますね。うむ。良いモノは良いです。 |
2001年6月14日 15日(金) 22:30 ツチノコ
ツチノコ、みたいなものが見つかったらしいです。ココ です。 |
2001年6月13日 14日(木) 10:30 マンガ研究会講演会
水曜日はマンガ研究会の講演会でした。講師は原子力(はらこつとむ)氏、藤井寛清氏。面白い内容だったけど、つかみどころがなかったかもしれない。 |
2001年6月12日 14日(木) 10:00 手塚治虫展
火曜日、「手塚治虫展」に行きました。立命館大学の「国際平和ミュージアム」で5月25日から開催されています。今月の15日までです。
うわおーーがおー(我王)ーー! なんじゃこりゃーー!! すごすぎるーー!! 何十枚も何十枚も何十枚も!! 俺を泣かせるつもりかーー!!(>_<) ‥‥最初はなんともなかったんだけど、『ジャングル大帝』の原画を見てるあたりでマジで涙出てきました。あっれー。 もう13年か‥‥。ほとんどたった一人で「マンガ」を作って、ほとんどたった一人でそれを発展させて、後輩に優しくて、いろんな人を直接・間接に勇気づけて、「生きるって何」「人間って何」「世界って何」「自分って何」っていうのを問い続けて‥‥。 現在公開中のメトロポリスも、もちろん行かせていただきます。 ‥‥‥単なるファンの雄叫びカキコでした。 2001年6月12日 13日(水) 07:00 寝ます ごめんなさい。12日は立命館大学の国際平和ミュージアムで開催されている手塚治虫展に行きました。が、今激烈に眠い(35時間くらいゆっくり眠ってないのです。うつらうつらはしてますけれど)ので、起きてから日記書きます。でも今日は別の講演会を手伝いに行ったりするので、もっと遅くなるかも知れません。すみませんです。 14:45付記 もっと遅くなりそうです‥‥。 |
2001年6月11日 12日(火) 007:00 今日は何の日?
今日はネタを思いつかないな、と思いながら、古い古いCDをRealJukeboxに入れていました。再生YMOの『Technodon Live』です。「久々に聞くなー」ってインデックスを見たら、「1993年6月10、11日」って書いてあります。 |
2001年6月10日 (2) 11日(月) 006:30 ビンゴ
今日は友だちの結婚式二次会に行きました。僧侶の世界(って言うのかなあ何んて言えば良いのかな‥‥)というのは狭いですね。別に新郎新婦の友人がすべて僧侶関係者だったわけではありません、参加者の一部、一テーブルだけがそっち関係です。でもそのテーブル、大学院の友だちや、前に通っていた専門学校の後輩(期としてです)ばかりで、わたしと同窓でなかった人は皆無でした。なんてことでしょう。ほんまに悪いことできませんね。いや、そうじゃないか。(^^;) 懐かしい顔にも会えて楽しかったです。 2001年6月10日 10日(日) 10:00 こもごも 今日は友だちの結婚式二次会に出たり、コンフェデで日本が惜敗(と予測‥‥)するのを見たり、2001年を見たり、いろいろいそがしそうです。暑いね今日も。ほんとに平服で行っちゃいたくなって来る‥‥。 |
2001年6月9日 (2) 10日(日) 06:00 講演会ビラ
今日は昼から講演会に行きました。行ったことない大学。女子大。 ケータイ文化のなかの喪失と再生の可能性」 というタイトルでした。 あ、シンポジウムですね。すみません。 パネリストは、江川紹子氏・森岡正博氏・村瀬学氏、司会が中村信博氏でした。なかなかおもしろかったです。 江川氏と森岡氏はそのへんで本がすぐ手にはいるしTVでもよく見るし、特に森岡さんは実はココと相互リンクだし(アンケート結果だけですけどね)解説要らないですよね 村瀬氏も、中村氏も、同志社女子大学の教授です。村瀬氏はちょっとわからないんですが、中村氏は数年前に結成された「宗教倫理学会」のメインメンバだそうです(ってこっちもわたし実はよくわからないんですが‥‥聖書学などをなさってるらしいです)。 ノートを取ってきました。少しだけ。「携帯電話」は、シンポジウムのタイトル意図に沿い、すべて「ケータイ」としました。
「他者に対して責任を負う時にのみ人は個となる」 と言った哲学者がいる。‥‥ケータイは、個の在り方にどのように関わり、個の在り方をどのようなものにしていくのだろう。 ‥‥という課題を、みなさんにお持ち帰りしていただきたい。 そういうふうにして、シンポジウムが終わりました。 面白かったなあと思いながらの帰路、オソロシイことに気づきました。 来週の水曜日、「マンガ研究会」で講演会をするんです。その 講演会ビラ を100枚持っていってたんです、わたし。 計画としては、シンポジウムのパンフを配布してるところに置いてもらえれば置いてもらって、それで配布しようって考えていたのに、まっっっっっっっったく思い出さなかった。 何をしてるのかねえ。こんなんじゃイカンじゃないか。 しかし、長いねえ今日の日記。自分のことを全く書いてないからだねえ。 |
2001年6月9日 9日(土) 06:30 もっと間違った
『ブレードランナー』や『2001年』の放映時間や曜日を間違えてお伝えしていましたが、昨日あれから大学に行って、もっとマズい事実を知りました。
死刑も私刑もわたしはあまり好きじゃありませんし、そのような行為を肯定はしません。でもこれは理性がそこそこあって無味乾燥に机上の空論を吐いていられる地点にいるから下せる判断でしょう。わたしはもともと感情的な人間ですし、そういう場合は間違いなく感情的な部分が増進・助長されるでしょう。 だから、今言ったみたく冷静に行動できるのかどうか自信ありませんが。 でも、もしも冷静でいられるなら、わたしは、カメラの前で「奴を殺す」とは言いたくないです。本当に大事なこと、本当に本当に夢として携えていることは、他人に言えば言っただけ実現確率が減っていく、ような気がします。 ‥‥‥コトダマ信仰かよ。 責任能力が問えないのなら、責任と表裏一体で同意語である自由をも、彼に認めるべきではない、とも思います。でもそんな、彼が一生勝手に動けなくなったとして、それがなんだと言うのか。感情的なわたしは、その意義を見いだせないでしょう。 私刑でしょうね。 |
2001年6月8日 8日(金) 16:00 間違った
ブレードランナーの最終版は、7日の21:00からの放映でした。でもって、2001年は土曜日じゃなく日曜日の放映予定です。無茶苦茶に間違いまくってしまった。 |
2001年6月7日 8日(金) 16:00 エンゲージド・ブディズム
今日は大学で開催された講演会に行きました。ちくまから『日本人はなぜ無宗教なのか』等を出版したりしておられる阿満利麿氏。講演会の直前に会場の外で一服していたら、何が目的か少し不明確ながらキャンパスに設置されている大画面でコンフェデ準決勝、日本 vs オーストラリアが流れてました。 |
2001年6月6日 7日(木) 07:30 ブレードランナー
7日21:00から ブレードランナー の最終版がBSで放映されます。 『The Life and strange surprising Adventures of Robinson Crusoe, of York, mariner, who Lived Eight-and-twenty years all alone in an uninhabited Isiand on the Coast of America, near the mouth of the great River Oroonque, having been cast on shore by shipwreck, where-in all the men perished but himself. With an Account how he was at last strangely delivered by Pirates, Written by Himself.』で、訳すと 「遭難して他の船員が全滅した中で唯一助かってアメリカ海岸オリノコ河の河口近くの無人島で28年間たったひとりで生き抜いたヨーク生まれの船員ロビンソンクルーソーの生涯とその驚くべき冒険。海賊に発見されるまでの一部始終を彼自身が書き記した」なんだってさ! 参照したのは ココ です。多謝多謝。 昔々、日曜日の夜7:30から「象印 クイズ ヒントdeピント」「で」はひらがなだったかもしれません‥‥ってのをやってました。そのクイズの中に「16分割」ってのがありました。ヒントが16出て、ヒントを開けなかった数だけ得点になる。小林亜星が強かったなあ。やらせ一切なしで、むっちゃ難しかった。 ‥‥『ロビンソンクルーソー』の正式タイトルは、その問題の一つになってました。慥か1点か2点にしかならなかったんじゃなかったかな。懐かしいなあ。 最近のハリウッド映画はCGが全盛ですけど、そうじゃない、目がチカチカせずに安心して見ていられる(?)、モノをカメラでフィルムに焼き付けたスタイルの特撮映画の恐らく最高峰‥‥ですよね。 え? 何の話かって? ブレードランナー です! 佐伯も忘れかけた‥‥。 しかし、ブレードランナー も 2001年 も、なんであの時代にあんなゴツイのを作れたんだろう。すごいっす。‥‥ 2001年 は日曜日に放映されます。 現在、立命館大学で 手塚治虫展 やってます。どうぞ! 「手塚治虫展−世紀をつなぐ作品とメッセージ」 詳細な情報はこちら ↑ をクリック! |
2001年6月5日 6日(水) 09:00 新しい歴史教科書
ってのが販売されてますね。 「手塚治虫展−世紀をつなぐ作品とメッセージ」 詳細な情報はこちら ↑ をクリック! |
2001年6月4日 4日(月) 22:30 じゃばじゃば (^^)
「ジャバスクリプトよくわっからへん。」と嘆いたら、たつみ さんが 掲示板 で 「ジャバアプレット」 というのを紹介してくれました。ココ です。 「手塚治虫展−世紀をつなぐ作品とメッセージ」 詳細な情報はこちら ↑ をクリック! 実は うちの大学でも講演会を やったりしていて、今週二っつ良さげなのがあります。ひとつめは7日(木)で、講師は阿満利麿です。詳細情報は 「仏教の新しい潮流−エンゲージド・ブディズム」 こちらを ↑ どうぞ。 |
2001年6月3日 4日(月) 08:30 ビアホール (^^)
大阪の ビアホール に行きました。総勢14人。バイトの同僚たちです。なんとなんとすばらしいメンバーじゃないか。 |
2001年6月2日 4日(月) 08:30 たこ焼き (^^)
友だちが東京から出てきたので会いました。新大阪。うーん遠いかも‥‥。 「手塚治虫展−世紀をつなぐ作品とメッセージ」 詳細な情報はこちら ↑ をクリック! |
2001年6月1日 1日(金) 23:50 昨日はね & 手塚治虫展 (^^)
昨日はですね。 フランスで今30歳くらいになっている世代は日本のアニメやマンガの影響を色濃く受けているそうです。子どもの頃から『キャンディー・キャンディー』、『鉄腕アトム』、『グレンダイザー』、『うる星やつら』、『銀河鉄道999』などなどが放映されていて、『ドラゴンボール』も放映されていて、‥‥そして翻訳された原作マンガを購入することもあるし、輸入された原典(!)に触れる機会もある、らしい。 フランスでの日本のマンガやアニメの受容が常に順風満帆だったわけでもないらしい。性的に露骨な表現があったりするでしょう? やっぱり筒井康隆の『くたばれPTA』や永井豪の『ハレンチ学園』みたいなこともあったみたい。‥‥親は日本のアニメを子供に見せたがらなくなった。どっちかと言うと撲滅の方向へ。 しかし宮崎駿の映画が公開されてその情勢が一変。逆に親は子どもに宮崎はじめ日本の作品を勧めるようになった、らしい。 ただヨーロッパ諸国では、マンガは日本のような消費雑誌として受容されているわけではなく、また劣悪な紙に印刷されたモノトーンの姿で多くが受容されているわけでもない。色を付けた綺麗な芸術本の一つという感覚で読まれている、らしい。それがフランスのマンガの伝統。30代よりも上の大部分の人は、日本のマンガが入る前に脈々と受け継がれていたそのようなモノとしてマンガを受容している。逆に30代以下の人の大部分は、マンガは日本で読まれているようなスタイルのモノであると考えて受容している。 ‥‥その世代間ギャップを埋めたり薄めたりする努力も行われているが、なかなかうまくいかない、らしい。 でもそれって多分マクドやハリウッド的な「文化の破壊」かもしれないなあ。融合よりは差異を認識した共存ができれば良いと思う。 でも『AKIRA』はアメコミで色が付けられたのが行ったようです。 ‥‥日本の諸作品が日本と同様、エンタテインメントとして読まれているのは一緒です。しかし当然の事ながら彼らにとってはそれが外国文化と触れあう契機になってる。‥‥日本は逆っすよね。逆にこっちの文化に埋没していく契機になってるかもしれない。 また、日本のように、まるで普通の本のように読む‥‥楽しむために読んでいたはずなのになにがしかのモノが心の中に澱のように残り、それの影響を少しずつ受けていく‥‥ということは、まず「ない」、ということです。 そのへんがだいぶ違うかなあ。 例の如くその後は講演者も含めた参加者全員で居酒屋に行きました。彼がトム・クランシーのように「日本のビールは本当においしい」と言ったかどうかは伏せておきます。しかし、かなりかなりお代わりしていた事実は紹介して良いと思います。よかった、キリンで。 居酒屋の外に出たら半月で「おぼろ月夜」でした。僕や友だちは何となく「いいな♪」って思ったんですが、彼によるとヨーロッパでは満月と三日月くらいしか鑑賞されないんだって。友だちは「日本ではすべての月に一つひとつ「愛」が付与されている」みたいなことを言いました(秀逸な表現だと思う)。すると彼は「フフン♪」って、良い感じだとは思ってくれたみたいです。 月ひとつとっても接し方が全く違うんですね。文化は違う。 でもそういうのの上に乗っかったマンガやアニメが、まだまだ小さな市場ではあるらしいんですが、熱狂的に迎えられ、フランスでの世代間ギャップを語る際に不可欠な要素にまでなりつつある。それってなんか、ウレシイです。 フランス、実は日本に次ぐ世界第二位のマンガ消費国なんだそうです。‥‥ジダンは『キャプテン翼』を読んでいるかも知れない‥‥? マンガネタのついで。現在、立命館大学で 手塚治虫展 やってます。 「手塚治虫展−世紀をつなぐ作品とメッセージ」 詳細な情報はこちら ↑ をクリック! |